MayumiIさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

MayumiI

MayumiI

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父と暮せば(2004年製作の映画)

3.8

Gyaoにて。
原爆投下から3年後の広島。
原爆で家族を失ったミツエ(宮沢りえ)の前に亡くなったはずの父(原田芳雄)が現れる。

ほぼ、宮沢りえと原田芳雄の2人芝居。脚本は井上ひさし。
映画ではなく舞
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ジンジャーの朝 〜さよなら、わたしが愛した世界(2012年製作の映画)

3.2

冷戦時代のイギリスが舞台。ジンジャーとローザは生まれたときからずっと一緒にいる親友同士だった。16歳のジンジャーは核兵器の恐怖におびえるが…。
ジンジャー役のエル・ファニングも、ローザ役のアリス・イン
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幸せのちから(2006年製作の映画)

3.2

セールスマンのクリスは仕事が上手くいかず、妻にも逃げられ、息子のクリストファーと共に何とかその日暮らしでしのいでいる。ある日、クリスは証券会社のインターンシップに応募するが…。
ウィル・スミスが実の息
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ぼくのバラ色の人生(1997年製作の映画)

3.5

90年代のフランス。少年リュトヴィックの夢は女の子になること。
スカートをはいて初恋の男の子の誕生パーティーに行きたい、
大きくなったら初恋の男の子と結婚したいと願い、
男の子と心を通わせるのだが…。
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さびしんぼう(1985年製作の映画)

4.6

高校生のヒロキ(尾美としのり)は尾道にある寺の跡取り息子。ヒロキは毎日友達と遊んだり、カメラのファインダー越しに「さびしんぼう」と名付けた美少女(富田靖子)を見つめていた。ある日そんなヒロキの前に、同>>続きを読む

廃市(1984年製作の映画)

4.0

小さな運河の街で火事が起きたというニュースを聞いた江口は、十数年前にその街で卒業論文を執筆するためにひと夏を過ごしたこと、その夏に起きたある出来事を思い出していた。

映像がとてもきれい。
そしてヒロ
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白蛇抄(1983年製作の映画)

2.5

Gyaoにて。
うた(小柳ルミ子)は火事で夫を失い、続けて幼子も失った。失意のうたは若狭の滝に身を投げるが、寺の住職(若山富三郎)に助けられ、そのまま後妻として暮らしていた。その寺には高校生の昌夫(杉
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岸辺の旅(2015年製作の映画)

4.0

Gyaoにて。
3年間失踪していた夫(浅野忠信)が突然現れて言った
「俺、死んだんだ」
「みっちゃん一緒に来ないか。あの世とかじゃないよ、あちこちきれいな場所がいっぱいある」

岸辺の旅とは、つまり彼
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義兄弟 SECRET REUNION(2010年製作の映画)

4.0

北朝鮮の工作員として韓国に潜入していたジウォン(カン・ドンウォン)は、“影”と呼ばれる暗殺者に指令を受け、国家の裏切り者を葬ることに成功するが、国家情報員ハンギュ(ソン・ガンホ)に計画をかぎ付けられ包>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.9

TVにて。
ずっと見たいと思っていた作品。
だから期待しすぎてしまった模様。

スケールが大きくて、主役級の人がバンバン出てくる。
さすがにゴジラの襲来はないとしても、
今の時代災害も含めた有事に遭遇
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密偵(2016年製作の映画)

4.5

1920年代、日本統治下の朝鮮。
朝鮮人でありながら日本警察に所属するイ・ジョンチョル(ソン・ガンホ)は警務局部長のヒガシ(鶴見辰吾)から独立運動団体「義列団」を監視するよう命令を受け、義烈団のリーダ
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.5

黒人の写真家クリスは週末に白人の恋人ローズの実家に遊びに行くことに。
広大な屋敷に住むローズの両親と黒人の使用人たちはクリスを歓迎。でもなぜか違和感が…。翌日、年に一度のパーティが始まる。

なにも知
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アルバート氏の人生(2011年製作の映画)

3.8

19世紀のアイルランド。アルバートは極貧生活から逃れるために14歳から男性として生きてきた。ホテルで住み込みのウエイターとして真面目に働くアルバートは、ある日、同じく男性として生きるペンキ職人のペイジ>>続きを読む

パーフェクト・レボリューション(2017年製作の映画)

2.5

重度の身体障害があり、車椅子生活を送りながら、障害者の性についての解活動するクマ。彼と恋に落ちたピンクの髪の美少女ミツは、精神的な障害を抱えた風俗嬢だった―。

私はクマと同じく脳性マヒで杖と車いすを
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アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

4.0

TVにて。
3回目の観賞。
何回観ても疾走感あり、一気見。
次は誰がどんな殺され方をするのだろう、と不謹慎な楽しみにひたる。
つくづく無情(無常)。ヤクザの命はロシアンルーレットのごとし。
特に最後が
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誰も知らない(2004年製作の映画)

4.5

2回目の鑑賞。
実際に起こった巣鴨子供置き去り事件をモチーフにしている。
無戸籍児、ネグレクトの話。
とはいえ、問題提起というよりは、淡々と物語は進んでいく。
少し長い物語だけど、本当に自然で、子供た
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紙の月(2014年製作の映画)

4.2

銀行で契約社員として働く梨花(宮沢りえ)は夫と2人暮らし。何不自由ない生活を送っていたが、大学生の光太(池松壮亮)と出会い不倫関係に陥る。
原作未読。
面白かった。
梨花が何を求めているのかいまいちわ
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復活の日(1980年製作の映画)

3.0

殺人ウィルスが蔓延し、多くの人類が滅亡した地球。
マイナス10℃以下の環境下ではウィルスは生存できないので、南極ではかろうじて800人の人類が生き残っていた…。
パンデミック、世紀末もの。
制作は角川
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白ゆき姫殺人事件(2014年製作の映画)

4.5

Gyaoにて。
大好きな中村監督作品なので、ずっと見たいと思っていた。
長野県の公園内で、化粧品会社のOL・三木典子(菜々緒)が滅多刺しにされ、燃やされた遺体となって発見される。テレビワイドショー制作
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カムバック!(2014年製作の映画)

3.2

TOKYO MXにて。
天才子供サルサダンサーとして活躍していたブルース(ニック・フロスト)は決勝大会でいじめにあい、サルサをあきらめてしまう。
大人になり冴えないサラリーマンになったブルースだったが
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そして父になる(2013年製作の映画)

4.8

TVにて。
これで3度目の観賞。
何度観ても色々考えさせられてしまう。
私だったらどんな選択をするのかと思いつつ見ていくにつれ、そんなことはどうでもよくなってしまう。

是枝監督の描く子どもと家族が好
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あしたのパスタはアルデンテ(2010年製作の映画)

4.2

南イタリアで老舗パスタ会社を経営する一家。兄アントニオの社長就任のためにローマから帰郷したトンマーゾは、自分が作家を目指しており、本当はゲイであることを家族にカミングアウトするつもりであることを、兄に>>続きを読む

WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

3.5

大学に落ちた勇気(染谷将太)は美女が載っているパンフレットに惹かれて、「緑(林業)の研修生」になるが…。
GyaO!でやっていたので観賞。
染谷くんは、舐めた中2病の役が似合う!(←誉め言葉です)。
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共喰い(2013年製作の映画)

3.0

原作が好きで、菅田将暉も出てるということで鑑賞。 期待しすぎたかも。 閉塞感があって救いようがない設定は結構好きなんだけど、 あまりピンとこなかった。 仁子さん役の田中裕子があってないからか。 舞台は>>続きを読む

アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

4.7

TOKYO MXで放映されていたので久しぶりの鑑賞。 あらすじがわかっていても面白い。 キャストが豪華。 特に濱田岳、瑛太、松田龍平はまり役。 彼らの物語に飛び入り参加している椎名。 全ての点と点がつ>>続きを読む

転々(2007年製作の映画)

4.8

大学八年生の文哉の前に福原愛一郎と名乗る借金取りが現れて… Gyaoで流れていたので、本当に久しぶりに再鑑賞。 三木監督の作品の中で一番好きな作品。 特に後半の疑似家族のくだりが好き。 懐かしくて寂し>>続きを読む

セトウツミ(2016年製作の映画)

4.3

関西の男子高校生二人が河原でずっと話してるだけなんだけど、この2人の話、ずっと聞いていたい。 シュールでそこかしこにツボが…。 紙兎ロペをずっと聞いているみたいな…。 ドラマ化とかされないのかな。 ち>>続きを読む

黒蜥蜴(1968年製作の映画)

4.2

ひょんなことから鑑賞。 まさか鑑賞できるとは…。 今の美輪明宏は正直好きではないが、 当時の丸山明宏は何と美しく妖艶なのだろうか。 三島から寵愛を受けるのも頷けるし、 三島は丸山明宏のためにこの戯曲を>>続きを読む

翔べイカロスの翼(1980年製作の映画)

2.5

カメラマン志望の青年が、サーカスで共に暮らすうちに、ピエロになり、芸を覚え…最後は綱渡りで墜落死してしまうという実話を基にした映画。映画自体は??な出来なのだが、個人的に思い入れのある作品なのでつい何>>続きを読む

ポテチ(2012年製作の映画)

4.2

TOKYO MXで放送していたので再鑑賞。 震災のために緊急集結して作った短い作品だけど、きちんと伏線回収してるし、知ってて見ると改めてじわっと来る。主人公の正は濱田岳にぴったり。人の気持ちがわからな>>続きを読む

アナと雪の女王(2013年製作の映画)

4.3

いまさらながら…テレビでやっていたので鑑賞。 ディズニーアニメをちょっと舐めてたかも。 話はベタだけど深い。 コンプレックスやトラウマからこじらせてしまうエルザ。 エルザの気持ち、かなり自分勝手だけど>>続きを読む

イン・ザ・ヒーロー(2014年製作の映画)

2.0

戦隊もののスーツアクターの話。 下積み時代に実際にスーツアクターをしていた唐沢寿明が主演。 題材的にはすごく興味深いし、魅力的なんだけど…。 ベタすぎて、また思い入れが強すぎて私にはだめだったな。

しゃぼん玉(2016年製作の映画)

4.0

親の愛を知らず、犯罪に手を染めながら自暴自棄に生きてきた青年が、あるきっかけから老婆と出会い…。いたってシンプルな話なのだが、見てよかったと思える作品だった。 まず初めに市原悦子の存在感、かわいらしさ>>続きを読む

彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

11歳の小学生・トモは、母親と二人暮らし。だがある日突然、母が家出し、叔父のマキオとマキオの恋人でLGBTのリンコの3人での共同生活が始
まる…。 日本版「チョコレートドーナツ」。 トモの芯が強くてま
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砂の器(1974年製作の映画)

4.5

今更ながら、鑑賞。 リメイクされたドラマとかも見ているが、映画とは格が違うと思った。 丹波哲郎、緒形拳、加藤嘉、それから子役の男の子の演技が素晴らしい。緒形拳が警官で、丹波哲郎が殺された三木だったら…>>続きを読む

ぼくと魔法の言葉たち(2016年製作の映画)

4.0

自閉症により3歳の時に突然言葉を失ったオーウェン。彼が発するモゴモゴとした意味不明の言葉の正体が、彼が毎日擦り切れるほど見ていたディズニー映画に登場するキャラクターのセリフであることに気づいた父は、デ>>続きを読む