馮美梅さんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

桜田門外ノ変(2010年製作の映画)

3.0

作品は、決してハッピーエンドになるわけではないとわかっていても、逃げる関がこのまま逃げおおせればとか錯覚しそうになって、でも結局ハリウッド映画でもないからそんなことはなく、ほとんどの水戸脱藩浪士達は命>>続きを読む

それでもボクはやってない(2007年製作の映画)

4.0

もう本当にぐいぐいと本編に引き込まれるという作品でした。エンドロールのときに「やられたぁ~(笑)」って思いました。

観ている私たちは一応主人公の状況を最初から見ているだけに、取調べや裁判シーンでの
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カスタムメイド 10.30(2005年製作の映画)

2.0

はっきり言って、奥田民夫のライブと物語を融合させる必要性があるのかどうなのか?というのは疑問だし、何故カミサマに頼まれて天使候補の2人が主人公のまなもを奥田民夫のコンサートに行かせなければならないのか>>続きを読む

人間失格(2009年製作の映画)

2.5

まず、この作品を見ようと思う場合、太宰治の作品が好きな人が見ると「ふーん、そういう展開にしたんですか…」と思うだろうし、生田斗真さんや森田剛さんが好きな人が見ると「…なんだ?つまんない」と思うかも知れ>>続きを読む

母なる証明(2009年製作の映画)

3.0

母親というものは子供に対して、死ぬまで心配であり、自分が何とかしてあげなければと思うものなのか、それが障害を持つ子供であればなおのことなのか…。

悪い友人とつるむ息子(とはいえ本人はそんなことみじん
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

小説は未読。
クレーマーのように電話したり、レンタルショップで日々、何かイライラして過ごしている十和子。

そんな引きこもりのような毎日を過ごしている妹を心配する姉。そして、そんな十和子と同居している
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デスノート Light up the NEW world(2016年製作の映画)

3.0

Huluで特別ドラマも公開されてそれも見てウォーミングアップは完了!

まず、Lを崇拝している(または愛してる人)はそれを期待して見に行かない方がいいと思います。
あくまでも純粋に一つの作品としての興
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硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

4.0

もう、凄かった、完全に日本映画って感じでした。
まぁ、細かい事を言えば確かに変な部分はありましたが、別に差ほど気になるようなものではなかったです(可笑しいけど、私は気にならなかったですね)

とに
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父親たちの星条旗(2006年製作の映画)

3.8

映画自体やはり「硫黄島からの手紙」を見てこの映画は完結すると思うのでなんとも言えないけれど、戦争と言うのは敵味方、正義とか悪とかと割り切れるものではない、虚しくて、誰にとってもいいものなんてない。 >>続きを読む

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.5

単なる怪物映画(怪獣?)ではなくて、平凡な家族に突然起きる事件(事故?)に対して、それぞれが抱えている問題を、大切な人を助けるという目的の為に捨て身で頑張る。

でも、とってもシリアスなシーンなはず
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奇跡の夏(2005年製作の映画)

4.0

自伝を映画化したんだけど、単なる自伝ではなく、ファンタジーの要素もふんだんに織り込まれていて、でも違和感はなく、子供の純粋さと残酷さや、その家族たちのそれぞれの病気との向き合い方なども、しっかり描かれ>>続きを読む

SPIRIT スピリット(2006年製作の映画)

3.5

この映画で事実上マーシャルアーツの映画出演を最後にすると本人は言っています。

作品も19世紀末から20世紀初頭に実在した中国の異種格闘家「霍元甲」の物語。

自分の傲慢さから大事な家族を失って初
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墨攻(2006年製作の映画)

3.5

眉間に皺がよるくらい戦闘シーンは凄かった。
結構、中国の拷問ってえげつないよね~。
華仔(アンディラウ)も良かったけど、安聖基(アンソンギ)ssiの演技も本当に良かった。
しかし何と言っても嬉し
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愛のむきだし(2008年製作の映画)

3.0

客観的にみると4時間の長さを感じることはなかったです。それはある意味凄いなと思います。

クリスチャンの親子が母親を亡くし、静かに生活してるはずが1人の女性の出現により親子関係も歪んでいく。

意味も
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奴隷の島、消えた人々(2015年製作の映画)

2.0

とにかく、しんどかった。
事実をベースにしたドキュメント仕立ての作品だけど、みんな胡散臭すぎるし、記者も無謀すぎるよ。

もう何度見るのやめようかと思ったけど、最後本当の犯人が分かって、怖ってなった。
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家路(2014年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

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十三人の刺客(2010年製作の映画)

3.0

ウパシーーーーーーーーィ!
という感じで見ちゃいましたね(笑)

リアリティを随所にちりばめたりして…
照明を蝋燭の火とその揺らめき、そして女性のメイク。小さい子や外国の人が観たらちょっと怖くもあり、
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夢売るふたり(2012年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ささやかながらも自分たちのお店をもって2人で仲良くやっていた夫婦なんだけど、忙しさのあまり油断した隙にお店が火事になって営業できなくなっちゃった。

そんな所に常連客の女性と偶然鉢合わせ。
事情を聞い
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九龍猟奇殺人事件(2015年製作の映画)

2.5

眼鏡の刑事誰?と思ってよく観たら城城(アーロン・クォク)だった。
いかにもダサい雰囲気を醸し出してる。(昔からこの人の顔が苦手だけど、年を重ねて少しマイルドになったみたい?)

もっと猟奇的だったらど
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幸せをつかむ歌(2015年製作の映画)

3.5

久し振りに大好きなリックの出演映画(日本ではなかなか観れないので)ということで楽しみにしていました。メリルも好きだし、公開前からメリルがリックにギターを教えてもらったり、してる映像を観たりしていたので>>続きを読む

西の魔女が死んだ(2008年製作の映画)

3.0

親子で見て欲しい作品ですね。

親も子供もともに成長するためには忍耐も必要。
守ることは決してなんでもその子の言動や行動を許すことではない。

親も忍耐をもって向き合わなければならないこと。
相手を信
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イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

クリスはそれまでの何もかもを捨てて自分探しの旅に出た。

何故目的地がアラスカだったのだろう?

自分を極限まで追い詰める場所がアラスカだと思ったのだろうか?

人間というものは1人で生きていく努力を
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ある優しき殺人者の記録(2014年製作の映画)

2.5

日本人カップルが連れてこられたのはある廃墟の一室。そこには殺人を犯した男性がいて、ビデオを回しながら、神のお告げだからと言ってやりたい放題。

最初は、なんじゃ?とずーっと思いながら見ているけれど、サ
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若者たち(1967年製作の映画)

3.0

両親を亡くしている5人の兄弟の物語。
長男(太郎=田中邦衛)は親代わりになって工事現場で働きながら家族を養っている。個性的な5人兄弟。

兄弟それぞれが抱える問題、そのことで度々凄い喧嘩になったりする
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フリーダ(2002年製作の映画)

3.5

偶然、またも女性画家の物語。
でもこちらは、肉体の苦しみを抱えながらも、それを受け入れ、そして絵としてそれを表現して行った。そこには、どうしようもないけれど、夫であり、彼女の絵を評価するディエゴがいた
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ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

3.5

最初の夫のDVに耐え切れず逃げ出したマーガレットだが、働いた経験がなく、娘との生活のために絵を描くことに。

そんな時、ウォルターキーンという男性と知り合う。自分の絵を高く評価してくれ、娘にも優しく、
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オアシス(2002年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

とにかく、主演2人の演技が凄い!特にムン・ソリさんの演技は、本当の障害者?と錯覚するほどの迫真の演技で、ムン・ソリさんご本人も、この役のおかげで撮影後、長い間、背中などの具合が悪くなって、なかなか治ら>>続きを読む

インファナル・アンフェア 無間笑(2004年製作の映画)

2.5

やっぱり、ただで終わらないのが香港映画。やってくれています。本家「インファナルアフェア」のパロディ「インファナルアフェア笑間道」。

遡る事、「男たちの挽歌」のパロディ版「男たちのバッカ野郎」。
当時
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

3.0

主演の2人がキャラ被って見えるんです。判り辛いんですけど…。

あと、やっぱねぇ~、リメイクを作りたかったからアメリカで「インファナルアフェア」を大々的に公開してなかったんじゃないかと邪推な考えが浮
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インファナル・アフェアIII 終極無間(2003年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

いやぁ~最後の最後までどういう展開になるのか結末が見えてこなくてどうなるんだ?と思ったんだけど、わかった時の切なさが一気にどうわぁ~っと言う感じで涙が一気に溢れそうになりましたよ。

特に今回のお楽し
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インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

作品自体は2002年のものです。

テーマが凄いですね。「無間地獄」ですから(汗)生きていても地獄、死んでも地獄って…。同じ時に1人は警官にしてマフィアの潜入捜査官として、1人はマフィアにして警察官と
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ぼくは明日、昨日のきみとデートする(2016年製作の映画)

3.5

公開前から気にはなっていた作品だけど、劇場には観に行けず。
作品の舞台が自分の生存圏がたくさん登場するので、それだけでもなんだか感情移入しちゃいますが、切ないラブストーリー。

思いのほか、主人公たち
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光州5・18(2007年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

韓国のタイトルは「華麗なる休暇」

これはこのデモ鎮圧に向かう軍の作戦コード名が「華麗なる休暇作戦」と言われていたらしい。(どうしてこんな名前になったのかはわかりませんが…)

「50年後に会おう
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聖の青春(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

待ちに待った「聖の青春」。時間がある限り何度も観たいと思っております。
ヤフーのレビューの評価は??だけど、Twitterやその他のレビューサイトの満足度はかなり高いみたいで、なかなか面白い評価ですね
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カラフル(2000年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

実写版「カラフル」CS放送で録画したものを視聴しました。

原作を読んでないのでどちらがどうというのを比べることはできないけれど、基本的には同じですから。

ただ、こちらの作品は家族それぞれの問題をも
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カラフル(2010年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「おめでとうございます、あなたは抽選に当たりました」

大阪なまりの見た目は子供、天使か悪魔か何なのかわからない存在のプラプラに無理やり自殺未遂した「小林真」の体に載りうるつことになった主人公。

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