声の演技、演出って何だろう?
主人公役は松岡茉優さん。彼女は「劇場版聲の形」で主人公将也の小6時代を演じていて上手かった。ところが本作では松岡茉優さんの声がそのまま当てられてるかのような何も演出され>>続きを読む
物語の要請をことごとく無視して自分の思う道を突き進む主人公。
結果、彼女と出会った人物は運命の行方が変わったように思える。彼女がいなければ普通の予定調和の悲劇だった。彼女が事態に関わる事であらゆる出来>>続きを読む
意外なキャスティングで薬物依存症とはどのようなものか描きこんでいる。父と息子それぞれの本を原作としているが映画上は原作の違いは感じない。終わりなき戦いになる事を示している点が本作の最も大事な主張なんだ>>続きを読む
過去作見てなくても楽しめると思います。っていうか気に入ったら追いかけたら良いんですよ(私は「届けたいメロディ」、「リズ」、映画第一弾の順で見ていて最近ようやくTV版も見る事が出来たクチだし)。
「リ>>続きを読む
英蘭戦争の英雄デ・ロイテル提督の生涯を描いた作品。
オランダ内部での対立でデ・ロイテルが支持していたデ・ウィット兄弟が国民のリンチにあって殺されたのち、英国王となるオランダ総督ウィレム公の元で戦い続け>>続きを読む
長かった。潜水艦は興味があってノンフィクション本など集めてましたがリアリズムナッシング。
・ああいうメダルはある。あとSSN-800がアーカンソーなのも現実通り。
・米海軍の原潜艦長(本作では中佐)>>続きを読む
愛知県ロケ作品。シネマスコーレが出てきてメタ展開に微笑んだり(たまに行く名駅界隈名物のミニシアターです)。
「記者たち」見ていた方が分かりやすいと思う。クロスしている部分があるんですよ。
あと見る前にチェイニー副大統領、ラムズフェルド国防長官、ウォルフォフィッツ国防副長官、パウエル国務長官の略歴は調べておい>>続きを読む
プロット自体はまとまりがあるけど描写にまとまりがない。そしてそれ自体は脚本の不出来にあるんじゃないかという印象。戦争をまたやって負けたという割に反映している少し世界が異なる「現代」が舞台。社会風刺も多>>続きを読む
「LBJ」よりはるかにドキュメンタリー的な作品。イラク開戦を突き止めるミステリーにしてないし、9.11事件で衝撃を受けて入隊した青年の物語にもしてない。強いて言うなら事実を掴み報じたのにウッドワードと>>続きを読む
「ふたりの女王」を見て興味を持ったのでNetflixで観た。前作「エリザベス」続編。原作クレジットは両作ともないのでオリジナルらしい。
ケイト・ブランシェットは上手い俳優であるとよくわかる。
英国>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
原作でのタイトルに由来する設定が特異な作品。このため冒頭はその特異性を観客に飲み込ませるための展開が続く。このあたりコミック原作の実写化作品ではよく用いられるプロット展開メソッドになってますが、その分>>続きを読む
原題はOn the basis of sex(性別に基づいて)。
長いレビューを書いたけどなぜか登録されず消えた。なんじゃ、そりゃ。
という事で気を取り直して書き直し。
連邦巡回控訴裁判所(昔の名>>続きを読む
史実を元に映画化しておいて(映画自体は脚色が含まれるゆえにフィクションとしての再現になる)、事件の中であった差別は未だに生きていて現代につながっているぞという監督の問題意識も明確に伝えられた一作。
事>>続きを読む
冒頭主人公の繰り返しの日々の描写は良かった。バンブルビーとの出会いとコミュニケーションもいい。でも戦闘シーンはいらない。戦地から戻ってきて再び旅立つ兵士の物語をモチーフにした方が良かったのでは。この作>>続きを読む
女性は男性の聖域に来るなという主張に対して何回も何回も立ち上がり遂には打ち負かしたヒーローの誕生。エスピオナージュ要素などはいいのですが戦いは大味な感じはしますね。
スコットランド女王メアリーの苦闘を描いた作品。何をやってもうまいシアーシャ・ローナン。メアリー女王の挫折してもなお気品ある姿は見事でした。
歴史的には連合王国成立前でスコットランドは独立国。王位継承>>続きを読む
監督作としては普通。俳優としては緩い。
グラン・トリノ変奏曲。映画人としての継承をブラッドリー・クーパーに与えたように思える。
精神が弱ってる時に観るととどめを刺されそうな映画。
戦争映画らしいシーンはほとんど出てこない。誰かが一方的に殺られていく。偽大尉は実在で英語版Wikipediaで何をやらかしたのかおおよその所は出て>>続きを読む
小泉和子さんが昭和の戦後しばらくまでいた住み込み女中の本を読まれると1970年から71年にかけてのメキシコのある夫婦と妻の母、子供達と住み込みメイドの関係性は彼ら独自のものではない事がわかる。
5.>>続きを読む
原作ノンフィクション読んでるところですが映画が最後ああなるのはワシントンポストのリードが失われた為です。他紙も追うようになり新事実のスクープ、鉛管工グループは切り捨てに掛かられて相互不信が発生という流>>続きを読む
とんでもないものを見た。実写的なCGIとアメコミ的な表現を融合させている。そしてマルチバースを持ち出した上での孤独なヒーロー達の出会い、ヴィランとの決戦など典型的なスパイダーマンテイストの物語をやりな>>続きを読む
関東大震災での朝鮮人虐殺事案の裏であった奇怪な金子文子と朴烈夫妻の大逆事件(爆弾による皇太子暗殺未遂とされたがでっち上げだった)の予審から本裁判とそのあとの出来事を描いた作品。
関東大震災で起きた虐>>続きを読む
日本でも新刊の人気の高いルメートルの小説の映画化。監督とルメートル氏が脚本を作っていて最期は原作から変更されている事は監督もインタビューで触れている。
人気作家なのに公開規模が小さくさほど宣伝されて>>続きを読む
極端な事はあまり起きない。ただ62年南部を有色人種の人が旅するという事がどのような試練に会うかという事を時に笑い、時に怒りながら描いている。二人が相手の性格を理解して見抜く所がいい。
ラジオドラマ向きかな。映像だと情報が多すぎて想像の余地が乏しくなる。思わぬ展開があるけど説明したら発見する体験ができなくなるので書けない。尺に対してプロット、脚本の必然性がないのが弱点。1時間で見せて>>続きを読む
どうしてこうなるのか理解できない脚本。世界設定を活かせてないしシティボーイくんがうるさくて黙れ、ハープーンで心臓ぶち抜くぞと思って見ていた。脚本開発で致命傷をおっていてロンドンに捕まったのであろう。
6〜8分の短編オムニバス。女性監督たちがジェンダーにまつわるテーマで作り込んだ作品群は長編を短編化したようなものから短編としてのアイデアで成り立たせるものまで様々。ほとんどの監督が脚本も手掛けておりス>>続きを読む
タイトルは直訳の方がいいと思う。なぜなら恋人二人の物語というのはそういう時期があったにすぎないから。二人のその先のエピソードがあり、さらに未来がというところである悪意が引き起こした冤罪で全てが変わる。>>続きを読む
3D吹き替え版を見ました。原作1巻読むと原作要素を思った以上に尊重した上でオリジナルの改変を盛り込んでいる事がわかる。登場人物の改心の理由が見えない時がありそれが棘になっているのは残念。
上白石萌音>>続きを読む
祝!アン女王陛下ことオリヴィア・コールマンさん、アカデミー主演女優賞戴冠!
今年は英国女王映画の当たり年らしい。一本はヴィクトリア女王を描いた作品。そしてもう一本はアン女王。二人とも何気に実話に基づ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ハル・ハートリーは謎である。
ハル・ハートリーの監督デビュー作。この時から主演にエイドリアン・シェリーを起用していた。
ハートリーの映画は2本目。めちゃくちゃな繰り返し。ブツ切りで違和感の塊のシー>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
脚本家の人に興味があって観に行ってきました。
最初は世界観を簡単に紹介していきなり本能寺直行だったので???となりつつも最低限の情報提示はされており途中から出てくる意外な展開にひきこまれて脚本家の人が>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
原作の設定は一度検索して概要は把握。原作、アニメとも未鑑賞ですが第一次、第二次世界大戦の独、ソ連、アメリカあたり知っていれば何をモチーフにしたか分かるのでその点は特段問題にはならなかった。
本作を見>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
宝物探し、宇宙戦争、王位簒奪戦とこれでもかとなんでもやってみせた怪作。アクアマンやその両親などキャラクターは好きなんですが宇宙戦争まがいの描写を海中でやるとかちょっとねという気分でありました。