メッチさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

メッチ

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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

4.0

作中ほとんどセリフが無いため、かなり観ている人によってどんなメタファーがあるのか?そもそもどんなジャンルの作品なのか分かれる作品だったかと思います。

まず1つは「自然」でしょうか?自然を体現するため
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

4.6

「失意」と向き合うためにはどうすればいいか。それは自分の中にいる大切な人と語り合えば答えは見出せる。

どうしてもこの映画とアカデミー賞受賞作品の「ドライブ・マイ・カー」が重なって見えましたね。妻を失
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

3.6

男性でも女性でもどちらも、どこかしらの視点で共感するところがあり、そこから考えが深まるような作品。

この作品、生理描写も女性主観の子育ての要素がメインな作品だと思いました。だからといって、男性が観る
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

2.8

安定の面白さなのは確かですが、犯人が誰なのかというシリーズでは異例の構成なのと湯川先生と草薙に視点を置いていたお話だったので新鮮ではありましたが。。。

ガリレオのドラマは学生の頃にやっていたこともあ
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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.6

先入観は良くないということがまず言えること。それに運が良かった人の体験談をただ語っているわけではない。

この作品を鑑賞してまず頭に浮かんだのは、「フォレスト・ガンプ 一期一会」ですね。のんさんが演じ
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この子は邪悪(2022年製作の映画)

2.8

これはネット社会に耐性のある「Z世代」に対して、親からの価値観の押し付けを具現化させたお話なのでしょうか?親からの強すぎる愛を子供に与えるのは、ある種「虐待」ではないのかと。

お話としては至ってシン
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.5

本作のブラット・ピットは、肩の力を抜いてギャグに振り切っている。そんなところが観やすかったですね。

デビッド・リーチ監督とブラット・ピットだからかアクションは徹底的にしてましたし、フィッシュストーリ
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グリーンバレット(2022年製作の映画)

2.5

殺し屋の研修とは言えど、命の重さが軽すぎるw

1作目を鑑賞せずに本作を鑑賞しましたが、モキュメンタリーものであのシュールさは確かにハマりますね。面白かったかも。

ただ、不満点はありました。作中の後
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.4

面白い‼︎飛行物体の正体が何なのか判明していく見せ方や兄妹愛を魅せていくストーリー性。とても良い。

ジョーダン・ピール監督の過去2作(ゲットアウト、アス)と比べて、「黒人問題」というお話の核がありつ
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カカリ-憑-(2022年製作の映画)

1.0

単刀直入に、おしい作品。
本作は、フィッシャーズのリーダーのシルクロードさんが実際に体験した心霊体験を映像化したドキュメンタリーパートとその体験談を語りながら廃墟を巡るモキュメンタリーパートで構成され
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

3.9

本作も「学校の怪談」や「スタンドバイミー」に続いて、ノスタルジーに浸れる感じがありましたね。

作品全体的にカメラの構図が洗練されていたようでした。所々風景と人物の捉え方が印象的で、自転車を2人乗りで
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ブライアン・ウィルソン/約束の旅路(2021年製作の映画)

2.6

ドキュメンタリーではありますが、車内でのインタビューシーンが大半のためロードムービー(旅路)のようでした。

私はビーチボーイズの世代ではありませんでしたが、本作のポスターだけで鑑賞したためグループ名
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プアン/友だちと呼ばせて(2021年製作の映画)

3.3

思い出を「味」と表現したり、お話の構成をカセットテープのA面とB面にして表現しているところ。センスを感じました。

白血病で余命が短い友達の元カノに再会して行くロードムービーと至ってシンプルではありま
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L.A.コールドケース(2018年製作の映画)

3.2

事件がかなり難解でしたが、真実をうやむやにせずに正しいことを追求し続けるジョニー・デップの姿に見入っていました。

正直なところもう少し事件を分かりやすく纏めていただけると大変助かるのですが。。。とい
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女神の継承(2021年製作の映画)

4.0

前半はゆったりしつつも不気味さが目立ち、後半は怒涛のホラーラッシュが凄まじかった印象でした。

最近とある村のとある宗教のホラー映画が多いですが、これもまた逸脱して観れた感じがありました。話題になって
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

2.1

ロストワールドの恐竜パニック物というより、ジュラシック・パークのテーマでもあった「遺伝子」や「クローン技術」について考えさせる作品でしたね。

まずこの作品は、恐竜パニック物として観に行ってしまうと消
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キャメラを止めるな!(2022年製作の映画)

4.0

元の「カメラを止めるな!」を忠実に再現するというより、フランス版に仕上げた作品といった方がニュアンス的にもあってるかと思います。これはこれで面白い作品でした。

私は元の「カメラを止めるな!」を楽しめ
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

2.8

お話も作品も長い道のりの序章。

原作もまだ完結していないため、映画も映像化し続けられるのか今後について考えると不安になります。ですが、1作目同様で漫画原作ものの中では、作り込まれている作品であるのは
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ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

3.6

この作品は、崖っぷちのレストランの店主が怒涛の一夜を切り抜く末、沸々と湧き上がる感情や心身共に「沸騰」する様を描いていた作品でもあり、臨場感や緊張感がダイレクトに伝わってくる作品です。

私はレストラ
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.1

マイティー・ソーの1作目を観たときと同じ感覚で観やすかったですね。純粋に楽しめました。

去年までのMCUシリーズは、物凄い情報量と時間の長さありました。それに対して本作は、情報量は抑えられていたため
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神々の山嶺(2021年製作の映画)

4.8

Q.「なぜエベレストを登る?」A.「そこにエベレストがあるから」
この意味を知るための壮大な物語。

私は本作の原作は未読ですし、クライマーの知識も全くありません。でも、挑戦し続ける想いについて、私は
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X エックス(2022年製作の映画)

3.6

ホラーあるあるを平然とやって退けてくれるため、一周まわって清々しく観れたのは確かです。

本作はホラーでもグロい系の作品なので、その耐性がある方なら是非観に行ってもらいたいぐらいですね。あと、性描写は
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

4.1

「IT/イット」をシンプルに改良したような作品でしたね。求めていたものが本作にはあったので楽しめました。

本作を観ていて頭によぎったのは「IT/イット」でした。本作の猟奇殺人鬼が自称マジシャンの設定
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.2

この作品の監督は、人に好かれたくない方なのかな?でも、万人に理解されにくい感覚を描くのが上手いのかもしれません。

主人公が外科医から精神科医を学び、写真の才能があるのではないかと思い写真家になる。最
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.8

トキメキがどうこうというような単純な恋愛ものではなく、ビジネスパートナーと言えば良いのでしょうか?でも、そこまで遠い関係でもなく、ちょうど良い距離感の男女のラブコメものでした。

まず本作を観て思った
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.2

エルヴィス視点で物語が展開してくれればと正直なところありますが、自分らしさの生き方を描いた物語として観るのであれば良いのかもしれません。

私はエルビスで育った世代ではないので、思い入れはありません。
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オデッセイ(2015年製作の映画)

4.1

本作が伝えていることは、「問題解決能力」だということ。そして、私には「それが出来る人間は素晴らしい」ということが本作の魅力なのだと思います。

火星探索の任務中に嵐に巻き込まれ隊員たち、火星から脱出中
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.1

自分が好きなものについて、誰かと共有したい想いがあるからこそ、観ているメタ視点の私にも共感出来る作品でした。

私はBLに対して知識が浅いため語ることが出来ません。でも、この物語はあくまで「BL」とい
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.1

赤ちゃんポストへ預けられた赤ちゃんの養父母を探すロードムービーだけかと思いきや、監督の過去作「そして父になる」に通ずるものがありました。

本作には、親になるための責任とは何か?というのが本質にあるか
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.9

YouTuberの在り方や自分自身の存在意義を問う作品でもありながら、すれ違いや価値観の違いについて考えさせる作品だと思います。

YouTuberをやっていた経験は無いので、私にはそこまで共感するこ
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.2

犯人が誰なのか気にはなりましたが、この作品の本質は実際に起きた事件や差別問題を訴えかと思います。

とある町に住む少女が強姦のうえ殺害されるといった実際に起きた事件を題材にしたかのようお話だったので、
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.1

この作品をポスターだけ見てピンと来たら、なんの情報も得ずに鑑賞するのが良い作品でしたね。

この作品パッと見てジャンルをいうと「SF」ですが、同じ「SF」でも「少し不思議」の方ですね。でも「少し不思議
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ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

3.8

ゾンビ映画の始祖。ゾンビ描写を観るというよりは、感染していない人々の描写を観るものなのでしょう。

ゾンビ映画はそこまで観ていない側ですが、お話の殆どがとある家のリビング内で繰り広げられる。一見コンパ
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ハスラー2(1986年製作の映画)

4.7

若き頃のトム・クルーズとスティングのポール・ニューマンの共演作なので、私は勝手にポール・ニューマン師匠のお陰で、立派なハスラーになる弟子トムの物語なのかな〜と思いきや。。。勝手にやられました。

本作
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

4.0

自分が生まれた背景や自分の父母について、向き合わないと人は前進するのは出来ないのでしょうか?

呑み込むことで幸福感を得る主人公。異食症だということが判明してから旦那と義父母の看視が始まる。それは、主
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.4

自分の「家族」と「死」に深く考えさせられました。

今作は、死後の世界観がとても魅力的な作品でした。でも、それ以上に曾祖母と曾曾祖母と見捨てたのかと思われていた曾曾祖父の家族の想いが勝っていたのが今作
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