xyuchanxさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

3.7

アマプラ無料かけこみ。あと数時間。

「ポンヌフの恋人」のレオス・カラックス監督の集大成。過去作へのオマージュ、過去の恋人たちへの想いも散りばめた、ひとりオムニバス的な作品。

カラックス自身が迷い込
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ローラとふたりの兄(2018年製作の映画)

3.7

すぐ喧嘩するフランス人らしい兄弟と、その妹。

“何のための家族だ?!”

甘ったるいBGMと、ずっと口論してるのはいつものフランス映画だけど、なかなか爽やか、ほっこりな映画だった😁

意外にも3人と
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あなただけ今晩は(1963年製作の映画)

3.8

“That’s another story.”

むかし観たことがありそうな気もするビリー・ワイルダーの名作たちの中でも、まず観てなそうな本作を。主演はジャック・レモン、シャーリー・マクレーン。

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グリーンランドー地球最後の2日間ー(2020年製作の映画)

3.5

「2012」「Deep Impact」あたりを混ぜて少し現代版テイストでこじんまり纏めてみた感じ。

ジェラルド・バトラー演じる主人公と、「Deadpool」で覚えてた妻役モリーナ・バッカリンはやっぱ
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吸い殻の逆襲(2016年製作の映画)

2.5

ランチ短編 @ ブリリア

ストップモーション風。
3分と短いけど…みなくても良かったかも😁

ポイすてし続けてきた吸殻たちに復讐される男。灰皿の吸殻たちもまとまってくるので、よくわからなくなってるけ
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フェリーニのアマルコルド(1974年製作の映画)

3.6

フェリーニ、1974年の自伝的作品。
“Amarcord = I Remember”

「New Cinema Paradise」も影響されたらしいが、特に「Pain And Glory」や「The
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

”Here we go, Goose.”

まさに”大人のお子様ランチ”。初体験のScreenX@お台場にて。

ここまで完璧に近い続編ってあったっけ?

完コピに近いイントロ、素晴らしいキャスティン
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燃えよ剣(2021年製作の映画)

3.6

“これからどうなる?
ではなくどうするか、だ”

新撰組副長、土方歳三の生涯。

原田監督のは相変わらずセリフが聞き取れないこと多いなw そしてシーンの繋ぎにタメも一切なく、サクサク進む。でもまぁ
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ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

3.9

“何の恨みが?”😆

デンマーク・アカデミー4冠。
前にもこの監督の脚本作みてた。

妻をギャングの抗争の巻き添えで殺されたマッツ・ミケルセンと”3匹の子豚”こと科学者たちの復讐劇

…なのに時々、爆
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アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド(2021年製作の映画)

3.8

blade runner, her, eva, A.I., morgan, transcendence, ghost in the shell, ex machina, matrix...

AIもの
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待つには遠すぎた初恋(2018年製作の映画)

3.0

ランチ短編 @ アマプラ

バイリンガルな帰国子女カレン、友達のミカコの家にホームステイ中の留学生アレックスとの間で通訳的な存在になってしまってるが…カレンには秘めた思いが。

ねぇちゃん余計。

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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.5

あれ?このシリーズこんなにちゃっちかったっけ?笑

ヨーロッパのリゾートと言えばのマルタ島と、せっかくの豪華ロケ地のはずがコロナでかなり代替地ロケになってしまったらしい。

いろいろ雑すぎて前半は白け
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.8

アルプススタンドの端っこで繰り広げられる、ほぼワンシチュエーションの会話劇。

野球で挫折して男子、演劇部の女子ふたり、勉強だけが取り柄の女子。みんなで応援とか・・・普通にめんどくさいと思ってたなぁ。
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アンチャーテッド(2022年製作の映画)

3.7

3333本目のキリ番はザ・エンタメで😃

どうしてもPPに見えてしまうトムホと、いつも通り筋肉バカ兄貴ウォールバーグ。バンデラス無駄遣い。「ゾンビランド」や「ヴェノム」のフライシャー監督で!まぁ深みは
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.6

あなたはただの器?

役所広司うますぎる。あと「こどもはわかってあげない」の明るい母親役をみたばっかりだった斉藤由貴も、こちらでは闇抱えた役で改めて味のある役者だと思った。

基本ぬるっとシリアスなの
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夜叉 容赦なき工作戦(2022年製作の映画)

3.4

ネズミ、モグラ、スパイだらけw

ソル・ギョングはどんな役でも上手いな。
「イカ・ゲーム」のパク・ヘスと、池内博之もいい。

かなり日本語しゃべらされてて気持ち悪いけど、みんな結構うまいほうだと思う。
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ルース・エドガー(2019年製作の映画)

4.1

“アメリカ人になれたことが如何に幸せか”

価値観を試される作品。

文武両道の模範的な優等生ルース。アフリカ、エリトリアで少年兵として育ったが、アメリカの里親に引き取られ、激烈なトラウマを克服してき
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ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

3.7

アルモドバル監督の自伝的な作品。歳とって味が出てきたアントニオ・バンデラスと、歳とっても美しいペネロペ・クルス。このキャスティングでだいぶ美化されるよな。彼の作品の中では毒気は少ないが、映像や色使いな>>続きを読む

MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.9

ジョニー・デップ主演、水俣病を世界に知らしめた報道写真家ユージーン・スミスの物語。
社会課題を提起しつつ、史実とは違う演出も含め、よくまとまった作品だと感じた。

僕が生まれた1971年、故郷から天草
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名もなき野良犬の輪舞(2016年製作の映画)

3.9

期待通りのザ・韓国ノワール。

潜入捜査官とヤクザの若頭。
流石のソル・ギョングと新鋭イム・シワン。テンポよし、演技よし、映像よし、結末よし。

信頼と裏切りの狭間。
最後まで”どっちだ?”と。

レスキュードッグ・ルビー(2022年製作の映画)

3.7

なんとコレほぼ実話通りだった!
まさに神様の采配のような巡り合わせ😆

K-9=”イヌ科”

失読症かつ多動症ながら警察犬部隊にあこがれる警官。高価なシェパードを飼えないため、殺処分2時間前の保護犬を
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ジェシー・ジェームズの暗殺(2007年製作の映画)

3.1

2007年の作品、みんな若い!

ブラッド・ピット、ケイシー・アフレック、ジェレミー・レナー、サム・ロックウェルといまや豪華キャストと、それぞれ流石の演技力ながら、終始地味に淡々と進むストーリーに、眠
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

懐かしくて、可愛くて、楽しかった!

マッケンナ・グレースちゃんと、「Stranger Thnigs」のマイク役のフィン・ウルフハードが兄妹って😆

そしてポール・ラッド、キャリー・クーンのMCU組も
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ホテル・エルロワイヤル(2018年製作の映画)

3.8

宿泊客、全員、訳アリ😎

しかしそれだけじゃなかった。ジャケ写のB級感にあやうくスルーしそうになってたけど、じゅうぶん面白いじゃないか!

少しタランティーノ風な、軽めのミステリー・ノワール。ドランは
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オアシス(2002年製作の映画)

3.9

純粋な2人の切なく痛ましい出会い。
綺麗事じゃなく鋭く抉ってくる韓国映画らしい作品。

若き日のソル・ギョングが演じた、軽度の知的障害者で、出所したばかりの前科者。30歳ながら鼻を垂らした子供のよう。
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つみきのいえ(2008年製作の映画)

3.9

思い出の積み重なった家。

これは歳をとってればとってるほどグッとくる作品ですね。

ふたり分のグラス。
ふたりの人生。

——

死んだ後あっちに持っていけるものは無い。自分の一生の価値を感じられる
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V.I.P. 修羅の獣たち(2017年製作の映画)

3.7

チャンドンゴンどれ?

昔かまいたちがチャンドンゴンゲンってネタやってたな…😁

「新しき世界」や「The Witch/魔女」「悪魔を見た」のパク・フンジョン監督。

北朝鮮の大物の息子である殺人鬼。
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ボクの彼女の愛し方(2016年製作の映画)

3.4

ランチ短編 @ ブリリア

強盗した際、自分を逮捕した女性警官に惚れてしまったダニの運命の恋の行方は・・・?スペインらしい、どシンプルなコメディ。

しかし大迷惑だなw

ところでアバズレの母はタトゥ
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攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争(2021年製作の映画)

3.6

なるほど、明日からシーズン2配信なのか。

なにかの総集編らしいけど観てみるか、と軽い気持ちで見始めたが、3DCGの違和感はしばらく馴染めなかった。

産業としての持続可能戦争、全世界デフォルト、各国
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さがす(2022年製作の映画)

3.8

片山慎三監督の作品は気になっていつつも重いテーマが多いのでなかなか手が出なかったのだけど、これは推理サスペンスな雰囲気だったので。

ポンジュノの助監督やった経験もあるとのことで、エンタメ性と重み、構
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.6

詐欺師と心理学者。

ギレルモ・デル・トロ監督らしい映像、色彩はやっぱ好み。ただ、いつもほどグロさはない。ウィリアム・リンゼイ・グリシャム原作。

スタン(ブラッドリー・クーパー)、リター(ケイト・ブ
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.8

前半は、らしいところあるけと、エドガー・ライトにしてはシリアスで暗い。後半ほぼホラーだし、男性不信になりそう😂

しかし、やっぱアニャちゃんは別格。目の離れっぷりが強烈な個性に繋がってるな。トーマシン
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.7

”武士の青春”

女子校生ながら時代劇が撮りたいハダシと、その友人ビート板、ブルーハワイ。川辺の基地でいたずらに時代劇鑑賞にいそしんでいたある日。ハダシは時間が止まった気がした直後、自分の脚本にピッタ
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対峙するふたり(2015年製作の映画)

3.6

ランチ短編 @ ブリリア

テロで夫を殺された妻と、その実行犯…という序盤の見え方が、後半は

スペインの平等を守ろうとしていた夫を奪われた妻と、幼いころ(スペインという)国からの抑圧を受け暴力の道に
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

3.9

やっぱ沖田節!

邦画では飛び抜けて好みな沖田修一監督の新作。地味なのにとても味わい深い😃

タイトルが意味不明ながら、重いテーマを笑いを混ぜつつ軽やかに語りつつ、観終わる頃には登場人物たちが愛おしく
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