Omakeさんの映画レビュー・感想・評価

Omake

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ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

5.0

言わずと知れた名作なのだけど、最近になってようやく観た。
2023年の夏のことなので随分と時間が経ってしまったが、その衝撃は今でも変わらない。

映画にしても本にしても、なぜか見るべきタイミングで出会
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バービー(2023年製作の映画)

3.8

観た時からだいぶ時間が経ってしまった。
とても楽しんで観た記憶がある。

初っ端、「2001年宇宙の旅」のパロディで幕を開け笑わせてくれた。女性が進化するのかどうかはわからないけれど、母になり子育てを
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イノセンツ(2021年製作の映画)

4.0

鑑賞券が出てきたシリーズ。なんだそりゃ。

サイキック・ホラーみたいなジャンルなんだろうか?

怖いのあんまり見ないのだけど、怖いもの見たさで見てきたんだった。

北欧の郊外の団地ってだけでなんかもう
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

5.0

鑑賞した時のチケットが出てきた。

やっぱりトムはすごい。電車の車両で重力に抗いながら宙吊りのあの場面。
もう演技を超えてる。真っ赤な醜い顔(!)で必死に自らと仲間と、そして映画を助けようと踏ん張って
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まだ明日がある(2023年製作の映画)

5.0

イタリアにいながら普段あまりイタリア映画を見ていない。

というのも、セリフが方言のことが多く、映画でよく舞台となるローマやシチリア、ナポリやカラブリアなどの方言は私の住んでいる地域の言葉と違いすぎて
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フェラーリ(2023年製作の映画)

4.0

丘陵地帯の曲がりくねった道を、赤い車が疾走する映像を見て、まるで血流のようだと思った。

自動車産業はこの時代のイタリアにとって、国に活力をもたらすものだった。そして自動車レースはイタリア半島の動脈の
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.0

今年1本目の映画だった。監督作品を見るのも初めてだと思う。

秋にフィンランドに行ったことがあって、彼の地の生活と人々に興味を持った。

隣国はロシアなので、今起こっているウクライナとの戦争の様子が作
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

イタリア語の吹き替えで見た。
ここのセリフ、オリジナルはどんなかな、と想像しながら見た。

東京の、日常の美しい営みと孤独、と言って良いのだろうか。

主人公の平山はほとんど言葉を発しない。人との関わ
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.8

ー眠りに落ちなければ、目覚めることはできないー

とぼけた映画なのか、からかわれているのかというのが最初の印象。
帰り道、友達と、なんの話だったと思う?
と一緒に反芻する。

アメリカを特徴づけるアイ
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僕はキャプテン(2023年製作の映画)

4.5

ヨーロッパに住んでいると様々な国にルーツをもつ人々、文化や言語や宗教の違いを身近に感じるようになる。それもこれも人が移動してくるからだ。私もそんな移民の一人で、イタリアに住み着いてから長くなる。

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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

5.0

機内で観たシリーズ

これはもうキャスティングがいいです。マーゴット・ロビーのイかれた感じがサイコーで、他にもカッコいいおねーさんたちが大活躍するのです。


ヴィラン役のユアン・マクレガーもいいんだ
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シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

3.0

機内で観たシリーズ

一作目は割と好きだったのだけど、今作はスケールが大きくなってしまって、B級感が薄れていい話になっちゃって、ちょっと残念。うーん。

ミニオンズ フィーバー(2022年製作の映画)

5.0

最初になんかのオマケでやってたのを見た時からミニオンズは大好きなんだけど、これは特に好き❤️

こちらオープニングから笑わせてくれます。

シリーズものとしてはいわゆるビギンズっていうの?グルーがグル
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オズの魔法使(1939年製作の映画)

4.5

飛行機で観たシリーズ


観るきっかけが無く、本を読むような子供でもなかったので、内容をまったく知らずにいたのだけれど、主演のジュリー・ガーランドの伝記映画を少し前に観て、この作品のことはとても気にな
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

3.5

機内で観たシリーズ


なぜかジェーン・オースティンが苦手な気がして、手を出していなかった作品。

観てみてやっぱり苦手だと思ったし、いや苦手なのはジェーン・オースティンではなくて、’あの母親’みたい
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.6

コロナ禍で見られなかった作品の一つ。機内で鑑賞。

これを見る少し前にたまたま時間が戻る理屈について物理学者が説明している映像を見ていたのでなんとかついていけた感じかな。

そうでなければチンプンカン
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

日本では公開が見送られているという事。日本にとってはデリケートなテーマであるし、当時被爆した人もまだ存命であるし、過去の出来事として扱うには生々しい記憶もあるだろう。

また、現在ロシアとウクライナの
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

4.5

ほんとこれで終わりなんだな、と思ったらすごく寂しい。

でも、随分楽しい経験をさせてもらった。

ハリソン・フォードが演じた役ではやっぱりインディ・ジョーンズが一番好き。

今作は前半に過去のインディ
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.5

まだやっていて良かった。
漫画をデジタル版でたまたま読んでハマり、友達に話したらちょうど映画の公開という。

で、それを観に行った友達はそのあと3度も映画館に通い、漫画も読破したというから楽しみにして
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

5.0

日本に一時帰国してからほぼ毎日映画館に通って新作を見るという贅沢をしている。

この日も都内で用事を済ませて、観たかったこの映画に間に合いそうだと駆け込んで、上映時間ギリギリだけど入れますか?席ありま
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

映像クリエーターに向けての、あるいは戦後世代にむけての遺言のような作品だと思った。

母や大叔父の居る異世界から戻り、辛く寂しいことがあったとしても現実の世界で生きると決意した少年。

焼け野原を見た
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.5

芸術に人生を捧げたある指揮者の栄光と転落そして再生?の物語なのかな。

いろんなふうに見ることが出る作品だと感じた。痛い話?それとも不屈の精神の話?見終わって、これどっちかな?と反芻した

リディアの
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第七の封印(1956年製作の映画)

4.0

友達のおすすめで名作を観る週間。
たぶん、初ベルイマン。

1956年の作品で、カンヌでパルムドールにノミネートされていたらしい。2年連続だとか。

この頃はまだ映画って白黒なのかな?それともテーマが
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スパルタカス(1960年製作の映画)

3.8

こちら、「ベン・ハー」をかしてくれた友達に一緒にすすめられた一作。

1960年に公開されたの歴史大作で、当時大変な資金を投入して制作されたらしい。

監督はあの、スタンリー・キューブリックなのだが、
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うつせみ(2004年製作の映画)

3.0

友達おすすめのアジア映画を観る週間。
わかるようなわからないような作品でした。

主人公の男が存在するのか、存在しないのか物語後半になるとよくわからなくなってきて、これってマトリックスなの?それとも座
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Spoiler Alert(原題)(2022年製作の映画)

3.8

恋愛映画として普通に良かったな。話の結末が見えていることもあって、後半はティシュを握りしめてました。

ゲイの恋人の恋愛物語なのですが、実話を元にした原作小説があるようで、アメリカらしいリアルなエピソ
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花様年華(2000年製作の映画)

3.9

普段アジアの作品はほとんど見ないのだけど、映画好きの友達に託されて自分ではなかなか選ばない作品を見ているところ。

監督の作品におけるいわゆる「香港3部作」というものの一つだということだ。

知識がな
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2046(2004年製作の映画)

4.3

2004年にカンヌで賞を取っているのですね。

ほとんど情報を入れずに見始めたので単なる恋愛映画、あるいはSF映画なのかと思っていましたが、最後にニュースが読み上げられる場面でようやく気づきました。
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ベン・ハー(1925年製作の映画)

4.0

1959年版のベン・ハーを見た後にこちらを鑑賞。

無声のモノクロ映画で、約2時間半。
セリフのある時は文字画面に切り替わる作り。

古い映画は見慣れていないので、話に入るのに少し時間がかかったけれど
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ベン・ハー(1959年製作の映画)

4.5

無人島に持っていく1本を選ぶとしたら?
という話をイタリアの友人としていて、その人が選んだのがこの作品だった。

見始めたら引き込まれて3時間半ある映画を飽きることなく観た。

1959年の作品。アカ
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.7

なんかちょっと色々とびっくりしてしまった。

舞台が2010年なのにヨーロッパ中世の田舎みたいな生活をしている人たちがいたり、コミュニティの女性全員が文盲だったり、しかも実際にあった事件がベースになっ
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ブルー2 トロピカル・アドベンチャー(2014年製作の映画)

4.0

なぜだかとても好き。心が躍る。心が洗われる。

キャメロンには悪いけれど、アバターでなくても、この青い鳥たちで十分伝わるんじゃね?って思うのよね。

ごめん、キャメロン。でも私はあなたのファンです。

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