こめぐさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

5.0

以前は出だしからのバイオレンス描写がキツくてさわりしか観られなかったけれど、改めて通して観てみたらめちゃくちゃ面白かった。

特定のシーンが良いというよりはポップでダークでチャーミングな雰囲気、引き込
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パリの調香師 しあわせの香りを探して(2019年製作の映画)

4.5

落ち着いた穏やかさのある映画。
雰囲気もストーリーもとても好きだった。

映像作品なのに香りの強さだったり香りが分からない辛さが自然と伝わってきて凄い。
自分の匂いで鼻をリセットするというのには驚いた
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ラストレター(2020年製作の映画)

3.0

あらすじの印象は暗めだったけれど観てみると思いのほかライトだった。

裕里の家庭の雰囲気、夫婦関係が明るくて良い。
森七菜さんの演技も良かった。

キャストがとても豪華だったわりに、要素の多さや所々感
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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.5

何か奇跡が起こるわけでも、主人公が特別なことをするわけでもなくて、親、兄弟、祖父母、周りの子ども達、そのほか世間の中で一生懸命生きている1人の男の子にピントを当てた映画。

終始現実的な子どもの無力さ
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アバター(2009年製作の映画)

3.5

アイデアの面白さと映像の綺麗さ。
風景や生き物のCGに違和感がなくて凄い!

ただアイデアが面白いだけに説明不足だったり諸々あっさりしていた点が惜しいなと個人的に思った。
後半1/3くらい(特に戦闘シ
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犬も食わねどチャーリーは笑う(2022年製作の映画)

2.0

香取慎吾と岸井ゆきのさんのコンビがとても良かったので他の作品でもみてみたい。

ただ内容は、前半は良かったのに後半になると展開や演出が変な方向に行ってしまって最後まで観るのがやっとだった。
フラッシュ
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.5

「上手くできないけれど、毎日一生懸命なんとか生きている」という印象がとても強かった。
数学がアランとともにあって本当に良かったし、一方で数学が無かったらアランでありえなかったと思う。

ただ戦争という
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忘れじの面影(1948年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

1人の女性の生涯を通しての片思いの話だった。

幼い頃は可愛いかった一途な想いが時間が経つにつれリザ自身を苦しめるものになってしまっていて辛かった。
本人は本気で好きだと思っていたかもしれないけれど、
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キネマの神様(2021年製作の映画)

2.0

誰にも感情移入できなかったけれど
北川景子さんが綺麗で目の保養だった。

若い頃も現在も、ゴウちゃんはもう少し憎めないチャーミングさのある役者さんだったらもう少し暖かい作品になったかもな、と思った。
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.5

周りがおかしいのか、自分がおかしいのか、それとも両方なのか。考えるほど分からない。
疑うことすらなかった当たり前がどんどん不確かになっていく。
突然過去の記憶が蘇ってきても、それも本当かも分からない。
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或る日曜日の午後(1933年製作の映画)

3.0

「ある日何らかのきっかけで、ものの見方が180度変わってしまう」ということを上手に描いている作品だと思う。

映画として大きな事件の物語に発展させてもおかしくないところを小さな家庭内の出来事に留めたと
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極楽特急(1932年製作の映画)

3.5

お互いにお互いのものを取りあってふざける泥棒2人のシーンは定番の面白さ。

途中ヒヤッとする場面もあるけれど終始どことなく軽さがあって、結末も含めて気軽に楽しめる作品だった。

冒頭とラストはライトで
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

4.0

映画版だからと特別な事はなくて、これまでのドラマと変わらずにささやかな日常が温かみのある雰囲気で描かれていて良かった。

相変わらずお料理は美味しそうだし、それぞれの色々な立場での複雑な気持ちがクリア
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パンとスープとネコ日和(2013年製作の映画)

5.0

大好きな作品。
普段ドラマはあまり繰り返し観ないけれど、これだけは定期的に観たくなる。

ほのぼのしつつも現実的。
流れている空気と時間の流れ方がとても好き。

まさに余計な味付けのされていない、
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風雲児アドヴァース(1936年製作の映画)

2.5

子ども時代が長いのかと思いきや大人になってからが大半で以外だった。
色々と予想外の展開でなかなか現実的というかアドヴァースに甘くないストーリー。

魔法にかけられて2(2022年製作の映画)

2.5

1が好きだった分期待してしまっていたのも大きいけれど、内容もキャラ設定もライトで2というよりは番外編を観たような気分。 

ジゼルをはじめ登場人物の性格が最後まで何だかよく分からなかったし新キャラもあ
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ロザライン(2022年製作の映画)

5.0

ロザライン視点での作品、想像よりも明るい作品でコメディ要素もあってとても面白かった!
最近のディズニープリンセス映画のような雰囲気。

ロミオとジュリエットも良いキャラクターで、2人が亡くなったとされ
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ムーラン・ルージュ(2001年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

夜の暗闇の中に際立つ煌びやかな世界がくっきり描かれていて幻想的な美しさがあった。

ミュージカルシーン、どこも魅力的だったけれど序盤の伯爵にみんなでプレゼンするコミカルな歌と踊りが特に好き。
ユアン・
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わんわん物語 II(2000年製作の映画)

4.5

王道は1だけど2も面白かった。
レディとトランプの立ち位置の変化や、自立に向けたスキャンプの気持ちの動きが上手に描かれているなと思った。
トランプもスキャンプも素直な性質なので観やすい!

わんわん物語(1955年製作の映画)

5.0

数十年ぶりに観たけれどすごく面白かった。
犬の視線や動き方が鋭く観察・表現されていてリアルさとデフォルメのバランスが絶妙。

内容も濃厚で面白いし登場キャラクターも魅力的で、長年幅広い年齢層に愛されて
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青いガーディニア/ブルー・ガーディニア(1953年製作の映画)

4.0

タイプの違う女性3人の付かず離れずの関係性が良かった。

アンが精神的に追い詰められていく様子の演技が上手い。
結末も一捻りあって面白かったし、ラストシーンもチャーミング。
カラーで観てみたい作品。

哀愁(1940年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

結果法的には結ばれないし、まさに哀愁漂う終わり方ではあるけれど、終始お互いに揺るがず想いあっていたこと、幸せそうな瞬間がいくつもあったこと、義理のお母さんが真相を知っていてくれていることが救いだった。>>続きを読む

無邪気な妖精たち(2001年製作の映画)

4.5

説明が最小限なところが良かった。

テーマは複雑だけれど、登場人物たちの演技がとても自然で見入ってしまった。

観終わったあと邦題がしっくりきた。

マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

3.5

キムタクと長澤さんのコンビが相変わらず良い。
テンポは良いというわけではなかったけれど豪華キャストを見ているだけで楽しかった。

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

5.0

直接的な強い描写がないので子どもも観ることのできる戦争映画である一方、間接的に表現されていることが多いので大人向けでもあるなと感じた。

洋服などの色彩の綺麗さも2人のダンスも切ない。
ジョジョの言葉
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模倣の人生(1934年製作の映画)

3.5

細かい描写がないからこそペオラの辛さが伝わってきたし、幼少期と大人の間の時期が描かれなかったことで、より苦悩が強調されている気がした。

赤い靴をはいた男の子(1985年製作の映画)

3.0

アバウトさのあるコメディで気楽に観られる映画だった。
気の毒すぎた歯医者のシーンと、リチャードの自転車の扱いの上手さが印象的だった。

ファミリー・ゲーム/双子の天使(1998年製作の映画)

4.5

楽しくて平和な映画。
双子の可愛いさとお母さんの綺麗さが目の保養。

双子それぞれが魅力的で2人とも可愛いな〜と思っていたら一人二役と知って驚いた。
執事も面白くて好き。

イタズラのレベルと行動力が
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スペシャルズ! 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話(2019年製作の映画)

3.5

彼らの働きや生活の一部分を切り取った作品で、「終わり」のある物語ではなく、この先も続いていくし続いている生活・問題なんだということを感じさせられるものだった。

ドリーム(2016年製作の映画)

5.0

3人の存在を今まで全く知らなかったので、この映画を通して存在を知ることができてよかった。

キャサリンは言うまでもないけれど他のNASAの人達も並外れた計算能力をもっていることが伺えて、一体なにをやっ
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プロヴァンスの休日(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

プロヴァンスの風景がとても綺麗。
そしてジャン・レノが良いおじいちゃん。

こういう映画によくある誰かが途中で亡くなってしまったりといったことがなくて、多少事件はあったもののラストまでひたすら平和だっ
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

フレッドが助かって良かったし
一緒に他の猫も引き取っていたのがとても良かった。

子どもの才能を伸ばす手助けをすることと、保護者のエゴとの違いは難しい。
沢山話して子どもの気持ちを尊重することが大切だ
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ビッグ・ビジネス(1988年製作の映画)

3.5

姉妹それぞれがチャーミングで楽しい。
序盤と終盤の2組がごちゃ混ぜになるあたりが面白かった。

ラストの会議やカップルの最終的な組み合わせはコメディならでは(?)のかなりの大雑把さで色々と突っ込みたく
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大統領の執事の涙(2013年製作の映画)

3.5

それぞれの岐路でセシルがどう考えていたのか、口を開かなかったときの心情をより深く知りたくなった。

セシル側かつやや客観的な視点の作品だったので、奥さんや息子、同僚側から見るとまた大きく異なったストー
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.5

120分があっという間。
構成が綺麗で上手いなと思った。特にラスト10分くらいがとても好き。
主演2人の感情表現が抜群で、特にラストのエロイーズは圧巻だった。

彩度が抑えられた限られた数の色彩もとて
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ブルックリン(2015年製作の映画)

4.0

洋服や壁紙、インテリアなど色彩やデザインが美しい映画だった。

内容はとても人間らしさを感じるものだった。
ケリーさんのおかげ。