女がレア・セドゥだからこそ最後まで観れる。レアセドゥじゃなくても、物語を引っ張る唯一無二の強烈な個性と魅力があるオンナでないと成立しない話。
ヤコブの視点のみで物語が進むが故に、ヤコブにはこんな魅力的>>続きを読む
小説読んだ者としては大満足の映画化作品。あれを可視化したスタッフ陣と、主演の彼女に拍手。
亡くなった長く連れ添った夫の”呪縛”から逃れようとする主人公。孤独を埋め合わすために渇望する”抱擁”の温かさ。これこそが原題l’étreinte。なんだよ、回る春って。上手くもなんともないよ
人権無視極まりない。今となっては、テレビに出演し笑顔を振りまいてた頃を振り返れないでしょう。
しかし後半、あのお父さんのせい、のように演出されていて、父と不仲だからどうと簡単に結びつかせるのはどうな>>続きを読む
こういうロマンスコメディ的なの個人的にダメなんだが、ずっと観てきたHugo Gelin作品ということで鑑賞。結果、途中からずっと号泣。演者も演出も脚本も、全てが程良い。セザールノミネート納得の助演バン>>続きを読む
現代フランス映画界で3本の指に入るほど好きなギョームブラック。昔からその独特のセンスが大好きだが本作もその良さは健在。初期のクレールドゥニ作品のようなドキュメンタリー的な日常の中のシュールさと、エリッ>>続きを読む
後半、苦しくて苦しくて、冗談抜きで直視できなかった。これはキツい。突然訪れるいわゆる普通の死も嫌だが、ママンを愛しているからこそ、その瞬間が分かっている計画死もだいぶ嫌だ。最愛の人の死なんて自ら受け入>>続きを読む
フランスのトップ歌手クララルチアーニと曲をゼロから作り上げる過程を見れるなんて。囁くように発される低音かつ繊細な唯一無二の歌声と、一度聴いたら忘れられないメロディライン。ここが最大の見せ場で、あとはア>>続きを読む
地味ながら良作。個人的に好きだなーこういうの。人生を静かに淡々とありのままを写す。説教臭くなく、どんなことがあっても「人間だもの」と捉えることができてしまう、人生や家族を達観した視点。どこまでも人間臭>>続きを読む
今更ですが鑑賞。
映画の中だけでも、映画だからこそ、自分の好きなように過去を改ざんして明るい未来を描いたっていい。改ざんしてほしい過去なんてわんさかある。これこそが映画の醍醐味なのかも
このレビューはネタバレを含みます
かつてのヴァンサンカッセルを彷彿とさせる美しさと野獣さと冷酷さが共存する圧倒的魅力を放つダヴィド。彼を前にしたらアレックスだけじゃなく誰もが惹きつけられずにいられないだろう。ラスト、アレックスは自分を>>続きを読む
えぐ…
アメリカリメイク版を観ると、オリジナルの主演の彼の抑圧した雰囲気がいかに巧かったがよく分かった。
黒人文化に触れて育ちロックンロールを生んだ反逆のスターでありながら、兵役に就き共和党を支持した保守派のエルヴィス。大胆不敵でありながら、銃をつねに携帯し、寂しがり屋のエルヴィス。複雑性に富んだ彼のキャ>>続きを読む
見終わってみると、ゴズラン監督と主演ピエールニネのタッグの前作「パーフェクトマン」の姉妹編のような作品だった。ピエールニネを極限まで追い詰めるドSな監督と、これでもかと言うほど”自ら”悲惨な状況に陥っ>>続きを読む
なかなか良い。私は臆病だから直視出来なかったが、映画としてだいぶ尖ってて秀逸。万人受けを狙っていない胸糞加減が素晴らしい。