私の中の「ただの伝説的ロックスター、エルヴィス」が「一人の人間、エルヴィス」に変わった。オースティン・バトラーがここまで演技派だとは正直思っていなかった。優れた役者に、素晴らしい音楽に、いつものバズラ>>続きを読む
最近何にでも出てくるミミル役のアルバン・イヴァノフ。ほとんど同じようなボケ役だが映画としてはいわゆる”おいしい”役。こういうコメディアンがふと重厚なド真面目な役とかやってハマっちゃうもんだからフランス>>続きを読む
ラストに向けて「これは高得点3.8ぐらいはいくぞ…」と思ってはいたけれど、最終的に4.0に到達。同じフランスの学校生活ものの中では飛び抜けて上質な映画ではないか。主演の超ベテラン演劇人ドゥニ・ポダリデ>>続きを読む
美人だらけのミスの中で誰よりも輝いていたアレックス。オンにしたときの笑顔はじけるアレックスは男女の垣根を超えて異次元の美しさ。映画は置いといて彼自身に興味を持ってしまった。美しさだけではなく未経験とは>>続きを読む
改めて、日本の宣伝にがっかりです。
デプレシャンの映画はあまり好きではないが、これは好きな方。自らの出身地ルーベのありのままの姿を、治安の悪さを含め愛を持って描いているところに好感を抱いた。原題の通>>続きを読む
アルゴリズムなんて私には不要だし不快とさえ思っていたにもかかわらず、今ではすっかりお世話になっている。おすすめ映画にあがってくるもんだから、楽だし、まさに求めていたものばかりだし。でも、昔レンタルビデ>>続きを読む
リアリティのなさは言うまでもないが、普遍的な人間ドラマとして観たら良作の一言。主人公ビルの気持ちになると人生のやるせなさに心打たれ、ヴィルジニーの気持ちになるとどんなに心が揺れても許せないし許してはい>>続きを読む
この監督らに何度泣かされたことか。こういうデリケートなテーマを撮らせると上手いということが証明された。ヴァンサンカッセルが一周回って良い役者なのは分かったが、なんと言うか、”愛”が映画中に溢れてるんだ>>続きを読む
多くの女性とのピロートークを小説したというなんともフランス人受けしそうな内容だが、フランス国内での評価はそこまで高くない。少なくとも『レアセドゥの〜』な内容ではない。主演のドゥニ・ポダリデスはこんなグ>>続きを読む
こんなに面白いとは想定外だ。観ているうちに、監督脚本主演を務めるJPの人間的魅力にどっぷりハマってしまう。フランスエンタメ界に新たな才能の誕生か。
こんなに今を輝くトップスターたちが一堂に会する映画も>>続きを読む
つかみどころがない、とはこういう娘のことか。全体を通して登場人物皆がフランス人らしからぬ感情を抑え気味の仏頂面で、何が起きているのかよく分からなくなった。比較的ショックな事柄を淡々と話す様子は逆に恐ろ>>続きを読む
ヴィジュアルは『太陽が知っている』や『水の中のナイフ』を、演出はクロード、シャブロルやヒッチコックのテイストを意識したようだが、とりわけ『太陽がいっぱい』の影響を強く感じる。アラン・ドロンだとスタイリ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
多種多様な”歪んだ愛”が招く不幸なサークル。個人的にはあの警官ももう少し踏み込んでこのサークルに入ってくれたら良かったなと。ラストでのミシェルの微笑みの解釈は、全てを理解した上で改めてその世界に救いを>>続きを読む
まさにセラピー映画。観ているこちら側の気分も鬱屈としたものから始まり、セラピーや日々の出来事を通して徐々に明かされる深層心理を理解しながら爽やかな終盤に向かっていく。思いを口にすればするほど、心の奥に>>続きを読む
ジャック・オディアールがこんな作品を撮れるということに驚き。共同脚本の若い2人のおかげだろう。あまりにもリアリスティックな物語をモノクロ映像が美化している。とりわけノラの緻密な人物描写がよい。性の呪縛>>続きを読む
結婚当時、幸せの絶頂とはまさにこのこと。愛し愛され、これが永遠に続くと思っていた。がしかし、状況が変わればヒトも変わる。最後まで妻を否定はしない夫はすごい。ああなることでしか終わらせられなかったのかも>>続きを読む
観た当時は他人事だった。単に、大変だな〜と。子供が生まれた今、再度観てみたい。