恋愛モノが苦手で「寝ても覚めても」も何となく回避。濱口作品はこれが初めてだったのだけど、度肝を抜かれた。3時間が一瞬だった。今後も世界で活躍していくだろう映画監督の過去作も今の内に確認しておかねば..>>続きを読む
再見。映画音楽発展の歴史、さらには各時代に活躍した天才たちの作家性が、ペアとなった天才監督や現在活躍する音楽家たちによって解説される。
バーナード・ハーマン、ジョン・ウィリアムス、ダニー・エルフマン>>続きを読む
YIDFFにて鑑賞。
”障害と表現活動”という監督自身が抱えるテーマについて、聴覚障害を抱えている方、視覚障害を抱えている方へ、インタビューというよりも相談に近い様子が映される。その中で、身体障害を>>続きを読む
街に広がる有毒ガスから、学生時代に培った登攀のスキルを駆使して上へ上へと逃げていく。アーバンフリーソロというのかSASUKEというのかアサシンクリードというのか。最初は両親の古希を祝う結婚式場のような>>続きを読む
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アフガニスタンで戦死した長男の友人と名乗る男の登場によって、ある核家族が崩壊していく様を描く。「ハロウィン」と「ターミネーター」の合体が初期の発想とのことだが、病院を抜け出した殺人マシン(しかし、その>>続きを読む
スタジオライカ作品。孤独な探検家ライオネル卿は探検協会の仲間に入れてもらうため、何か功績をうち立てんと米国ワシントン州にBig Foot=サスクワッチを探しに行く。そこではサスクワッチのスーザンが孤独>>続きを読む
オカルティズムとは世界を非「正統的」な方法で世界を認識、再編する試みであると何かの本で読んだのだが、ナチスに関してはオカルト秘密結社トゥーレ協会が母体になっていたりの関連もあって、ナチズムを説明するた>>続きを読む
NPCが自我に目覚めヒーローになるという展開から、現実に何でもないモブキャラの我々一人ひとりだってヒーロー足り得る...みたいな読み解きが巷間なされている?と見聞きしたような気もするが、その部分には自>>続きを読む
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今まであまりパッとしなかったDC Extended Universe. 前作はDCっぽいどんより暗い作品で、スクワッドのメンバーもお行儀良くて悪人に見えず、期待を裏切るコレじゃない感でガッカリだった。>>続きを読む
1970年代の南アフリカ。白人が専用ビーチでピニャコラーダを飲んでいる時、黒人の子供は路上でウサギのように警官に撃ち殺されていた。肌の色による人種隔離政策が取られ、日常的に非道が罷り通っていたそんな時>>続きを読む
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第二次大戦の傷跡がまだ残る1960年代のポーランドが舞台。孤児として修道院で育てられたアンナは唯一の肉親である叔母ワンダから、自分がアンナではなくイーダであり、ユダヤ人であることを告げられる。出世の秘>>続きを読む
「ホームレスの命はどうでもいい」等という人心の劣化に触れ、ハタと思い出して鑑賞した。
舞台はシンシナティ公共図書館。寒波が押し寄せる中、街ではシェルターが不足し、行き場を失ったホームレス達は図書館に>>続きを読む
マスターに尽くすことがその存在理由でもあった道化師(=ハーレクイン)がそのマスター(=ジョーカー)を失うも、権威主義的な男を乗り越えることで自分らしさを取り戻し、この世界でも自立してサバイブできるよう>>続きを読む
久しぶりに再見。元々は深作欣二が撮るはずだったがビートたけしが撮ることになって...みたいなそのあたりの経緯は「黙示録 映画プロデューサー奥山和由の天国と地獄」に詳しい。
正にここから「世界のKIT>>続きを読む
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蜷川幸雄監督、二宮和也主演。※この並びを思い浮かべると「検察側の罪人」でニノと対峙した松倉を演じた酒向芳が蜷川幸雄に似ていたように思えてきた。原作は貴志祐介。
母親の再婚相手で既に5年も前に離婚した>>続きを読む
テレンス・マリックのファーストカットが8時間もあり、2時間に収めるためにベネチオ・デルトロ、クリスチャン・ベール、ヘイリー・ベネットらが完全に姿を消してしまった...ということで公開前から話題だった作>>続きを読む
名作再見。何がいいって全て良い。
全てのロケーションは映画的な空間として用意されていて、例えばトラヴィスとハンターが旅に出ることを決めるハイウェイの下、ドライブスルーのような銀行、ヒューストンの裏び>>続きを読む
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シュワ演じるブリーチャー(破壊屋)が率いるDEA(麻薬取締局)特殊部隊は荒くれ者の集団。マフィアから奪った1000万ドルの着服を企てるも、その金が行方不明に、被害者まで出てしまう大惨事となってチームは>>続きを読む
老境を迎えたアーティストが過去の曲を演奏しているに過ぎないのではないか...とDavid Byrneがなまじ好きだったからこそ警戒して観るまで時間がかかってしまったのだが、杞憂に終わって本当に良かった>>続きを読む
ジェームズ・マンゴールド初の大型長編作(大抜擢)。ミラマックス製作配給。マンハッタンに川を挟んで隣接したギャリソンという街が舞台。マンハッタンで働くNYPD37分署の警察官たちは、マンハッタンでのドラ>>続きを読む
ランボーが娘のように大事にしていた旧友の孫娘ガブリエラが、自分を捨てて出て行った父に会いに出かけた先のメキシコで誘拐され、薬漬けにされた挙句に死んでしまう。復讐のためランボーは自らの暴力性の蓋を開いて>>続きを読む
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誘拐されたピタ(ダコタ・ファニング)の復讐のため、デンゼルが関係者を一人ずつ血祭りに上げていく。警察内部にも深く繋がっているマフィア組織はメキシコではアンタッチャブルだが、そんなの完全にお構いなし。法>>続きを読む
カフェオーナーの部屋と店のTVが2分間の時差でつながったことから起こる騒動を長回し撮影で見せる。撮影とその準備がものすごく大変そうで、でも同時に楽しそう(大学サークルで映画を撮っていた頃を思い出したり>>続きを読む
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カルト教団に一族を皆殺しにされた少年コナンは、奴隷として製粉機を押している内にムキムキな大人へと成長。奴隷状態から逃げ出したコナンはコソ泥で捕まるが、処罰される代わりに王様の命を受けて姫を助けにカルト>>続きを読む
ドニー・イェンのイップマンシリーズ第4作目にして最終作。妻を癌で亡くし、自らの癌さえ発覚したイップマンは、サンフランシスコで行われる国際空手道大会に弟子のブルース・リーに招かれたことをきっかけに渡米。>>続きを読む
ドニー・イェンのイップマンシリーズ第3作。今作からは武術指導・アクション監督にユエン・ウーピンが参加。
1959年、好景気を迎えた一方で治安も悪化していた香港が舞台。前半は地上げで乗り込んでくるマ>>続きを読む
ドニー・イェンのイップマンシリーズ第2作。葉問=イップマンなわけだから、イップマンイップマンってどういう邦題なんだ...というのはまずあるが、本作は1949年の終戦直後のイギリス領香港が舞台。佛山から>>続きを読む
ドニー・イェンのイップマンシリーズ第1作。1937年の盧溝橋事件前後の佛山が舞台。史実とフィクションが混ぜられているが、イップマン邸が日本軍の司令部として没収されたのは史実らしい。ここの美術がまず素晴>>続きを読む
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フランソワ・オゾン監督。教会における神父による性的虐待を扱ったフランス版「スポットライト」とも言えるが、本作では真実自体は暴く必要がなく、証拠集めに苦労するわけでもなく、開始15分くらいで告発されたプ>>続きを読む
1970年代のハンブルクに実在した連続殺人鬼フリッツ・ホンカを描いた実話に基づくお話。自宅に招き入れた高齢女性をカッとなってはすぐ殺してしまい、バラバラにした上でその死体を屋根裏に閉まっていたホンカ。>>続きを読む
東宝創立30周年記念作品。4Kデジタルリマスターの2Kダウンコンバート版を鑑賞。
番組スポンサーであるパシフィック製薬の依頼でソロモン諸島はファロ島にテレビ局職員が”魔神”の取材に赴く。そこで出会っ>>続きを読む
清朝末期に実在した武術家であり医師であるウォン・フェイホン(黄飛鴻)を主人公にした”ワンチャイ”シリーズ3作目。西太后&李鴻章は列強同士を争わせるため、遼東半島を日本に割譲することで日露戦争を引き起こ>>続きを読む
清朝末期に実在した武術家であり医師であるウォン・フェイホン(黄飛鴻)を主人公にした”ワンチャイ”シリーズ2作目。本作ではアクション指導にユエン・ウーピン、敵役にドニー・イェンが参加。シリーズ屈指のアク>>続きを読む
清朝末期に実在した武術家であり医師であるウォン・フェイホン(黄飛鴻)を主人公にしたアクションシリーズ第1作。略してワンチャイ。英米の侵略、帝国主義の中で犠牲となる中国人を救うヒーローとしての活躍が描か>>続きを読む
韓国の三大未解決事件とも言われていた華城連続殺人事件。1986年〜91年という韓国の軍事政権時代(夜の灯火管制で犯罪が増えたという)に断続的に起こった事件だが、30年以上も経った時効後の2019年、科>>続きを読む
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セス・ローゲン主演コメディに、シャリーズ・セロンを迎えるという奇跡のキャスティングがまず何より素晴らしい。鳥串しゃがんで食べたり、ボイスメールのモノマネしたり、ゲースロを固唾を飲んで観ていたり、降臨さ>>続きを読む