さとみんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

偽りなき者(2012年製作の映画)

3.5

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胸糞映画と言われているが、確かにそうだわ。
幼稚園教師のルーカスが園児のクララに性的な悪戯をした。でもそれはクララの他愛ない嘘で、クララ本人が本当の事を
を言っても悪い噂が独り歩きし、ルーカスが追い詰
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あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

4.1

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福原遥見たさの軽い気持ちで行ったら激重で考えさせられる展開、決して軽い気持ちで観に行ってはいけない作品だった。

戦争の悲惨さは言わずもがなだが、特攻隊、「死地に活路を開け」なら百歩譲ってまだ理解でき
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キサラギ(2007年製作の映画)

2.5

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4人の男による1つの部屋でのサスペンスコメディ。
伏線の張り方等、良く考えられているとは思うが、いまいち乗り切れなかった。
それでも展開は悪くなかったのだが、プラネタリウムの辺りから不穏な空気が流れ出
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.9

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邦画でもサスペンス系は売れっ子頼みで外す事が多いが、今作はグロいシーンが多く、展開もエグく上出来。アクションシーンも素晴しい。

なんと言っても盲目の目撃者浜中なつめ役の吉岡里帆の演技が最高。盲目の役
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座頭市地獄旅(1965年製作の映画)

4.0

座頭市シリーズはどれも良いが、三隅研次監督は一作目「座頭市物語」の監督、「血笑旅」も素晴しく、他の監督とは一味違う。

今作「地獄旅」も些か強引な所はあるが、父親の敵討ち兄妹と自分が殺した男の妻子との
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.6

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監禁系スリラー映画はいくつかあるけど、悪人に監禁されいかに脱出するか、が大半。自分が唯一頼りにしている人:母親が元凶というのは斬新。

母親ダイアンが娘のクロエを手元に置きたいばかりに薬物を投与し身体
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ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

3.8

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有名な「ライ麦畑でつかまえて」の作者J・D・サリンジャー の半生を描いた伝記作品。

J・D・サリンジャーの名前は聞いた事あったが、今まで作品に全く触れてこなかったのだが、こんな人だったのか。
「ライ
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.2

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14世紀フランスの決闘裁判を描いた巨匠リドリー・スコット監督の実話ベースの作品。
暗く重苦しい色合いや凝った衣装、ディテールはさすがリドリー・スコット。

事実はどうあれ、神の意志なので決闘で勝った方
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.7

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戦中戦後の日本を描いた作品は多く観ているが、ドイツも負けず劣らず悲惨な状態。
今作、初めて観たが、コメディタッチだと戦争の悲惨さがよりリアルに伝わってくる。

10歳の子供までが武器を闘わざるを得ない
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俺たちは天使じゃない(1989年製作の映画)

3.8

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ニール・ジョーダン祭り開催中、「狼の血族」「ビザンチウム」に続いて3作目。 原題も「We're No Angels」でそのまま。
ハンフリー・ボガード主演同名作のリメイクだが、そっちは観ていない。
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南極料理人(2009年製作の映画)

4.0

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沖田修一監督 ・堺雅人主演の第38次南極地域観測隊の話。
原作者の西村淳さんが来てトークショーと握手の上映会だが、映画終了後ロビーに西村さんがいたのに、誰も握手に行っていないので、私も行けなかった。
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(2023年製作の映画)

3.5

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北野武が原作・脚本・監督で主要な役もやるという北野武による北野武の映画。
元々北野監督が好きでないし、過去「座頭市」しか観ていないし、あれも悪くはないが本家を観てしまうと茶番にしか観えないし、今回も予
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ビザンチウム(2012年製作の映画)

4.0

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ニール・ジョータン監督のゴシックホラーがベースの作品。「狼の血族」のようなロリコン作品かと思ったが、はるかに奥深い作品。
どこの国が舞台とは言われていないが、原作を考えるとおそらく英国かアイルランドか
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羅生門(1950年製作の映画)

4.0

羅生門効果という言葉の元となった作品で、芥川龍之介の短編小説『藪の中』が原作。
製作が昭和25年なので、敗戦後たった5年で監督黒澤明の名前と日本映画のレベルを世界に轟かせた名作だけど意外にも自身初見。
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ドラキュラ(1992年製作の映画)

4.5

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もう30年も前の作品なのか。
ゴシックホラーの最高傑作。
公開当時、劇場に行ったが、その頃はドラキュラというのは吸血鬼の事だと思っていたし、実在した人物がモデルとは知らなかった。
その後も何度か観たが
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.0

う〜む、良くわからなかった。
ジェイミー・リー・カーティスってこんな感じだったっけ?

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.9

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デビット・フィンチャー監督による殺し屋アクション作品。派手なアクションは無く、殺し屋同士や捜査機関との銃撃戦も無し。

殺し屋ザ・キラー 役のマイケル・ファスベンダーがストイックでひたすら渋い。敵殺し
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ドミノ(2023年製作の映画)

3.5

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冒頭から中盤にかけて、アクション系サスペンスとしてなかなかの出来。
主役の刑事役ベン・アフレックはもちろん良いが、最高は敵デルレーン役のウィリアム・フィクナー。この人の悪役本当に上手い。好きは俳優の1
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操作された都市(2017年製作の映画)

3.8

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なかなか突っ込み所満載で強引なストーリー。
主役のクォン・ユテ:テコンドーの元韓国代表でオンラインゲーム上で「隊長」、の冤罪殺人容疑をオンラインゲーム仲間が晴らしていくうちに巨悪を倒すという話だが、リ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.6

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1作目のゴジラは戦後日本を襲った大災害であり人知の及ばぬ恐怖の対象なのだから、他の怪獣と闘ったり人助けするのはおかしいよ。
そういう部分で今回は原点回帰であり、歴代ゴジラシリーズでも最高の出来なのでは
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狼の血族(1984年製作の映画)

3.5

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突然姉が狼に襲われて死亡。祖母も狼に首チョンパされて死亡。ロザリーンは目の前に人狼がいるのに至って冷静。最後は2頭の狼が去って行くって事はロザリーンも人狼だったのか?等と考えたが、これは夢の世界の話。>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

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トム・ハンクス、若い頃から知っているが、演技力が流石の素晴しさ。
しかし、若かったトム・ハンクスがじいさん役って事は私も同じく年取ったって事だよな。
これ映画なので良い話で終ったけど、自身が定年退職し
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シックス・センス(1999年製作の映画)

4.5

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これ劇場公開時に観に行った時はラストシーンのあまりの展開に寒気がして鳥肌が立った。
結末がわかってからも何度か観ているが、今回改ためて観ると本当に脚本と演技が素晴しい。

マルコム医師と奥さんやコール
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バトル・オーシャン 海上決戦(2014年製作の映画)

3.0

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太閤豊臣秀吉が行った文禄・慶長の役の中でも慶長の役における鳴梁海戦を描いた作品。
韓国国内での観客数、現時点でも歴代1位なんですと。
確かにこれ韓国側から観れば盛り上がるわ。
大河ドラマなどでも良く出
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スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

3.8

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完全にふざけたタイトル(原題もScott Pilgrim vs. the World)と、スコット・ピルグリムがラモーナとつき合ったら元カレが闘いを挑んでくるというどうしようもない話だが、それをこのレ>>続きを読む

座頭市二段斬り(1965年製作の映画)

3.5

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座頭市シリーズ10作目。
子役の小林幸子が劇中で歌を唄っているが、流石に上手い。今でも現役なのは凄い。
しかし良かったのはそこくらい。

お小夜(坪内ミキ子)の捕らえられている牢って、お鶴や市が出入り
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座頭市血笑旅(1964年製作の映画)

4.5

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座頭市シリーズの8作目。
監督が1作目と同じ三隅研次。

1つ前に観た9作目「関所破り」(制作順は血笑旅が先)は物を斬ったりライバルを登場させたりと派手な演出だったが、今作はストーリーが素晴しい。やは
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座頭市関所破り(1964年製作の映画)

3.5

座頭市シリーズも9作目でさすがにマンネリ感もあるが、面白いものは面白い。
今回は悪代官&結託した高利貸し(実体はヤクザ)が相手だが、いつものように市が大暴れ。
サイコロや独楽まで真っ二つ。いくらなんで
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ゾディアック(2006年製作の映画)

3.8

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漫画家ロバート・グレイスミスが書いた、ゾディアック事件をデヴィッド・フィンチャー監督で映画化した作品。
前半はサスペンスもあるが後半はほとんどヒューマンドラマ。
デヴィッド・フィンチャー作品は色々観て
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BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.3

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他と迷って観に行ったが、正直に行って「オオカミの家」にすれば良かった。

安藤サクラは演技が上手いしアクションも出来る素晴しい俳優。山田涼介も演技上手いし、美形に似合わずアクションも出来る。宇崎竜童と
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レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

3.7

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レッド・ノーティスとはINTERPOLが発行する国際手配/Red Notice書の事なんだと。

深く考えず観られるお気楽なクライムアクション。出来は悪くないので息抜きには良いかも。
とは言っても、ド
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死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年製作の映画)

3.9

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死霊館シリーズ、どれも良いが今回もなかなかの傑作。
原題を直訳すると「死霊館: 悪魔が私にそれをさせた」となるが、「悪魔のせいなら、無罪」って邦題も良い。

死霊館シリーズの中ではオカルト要素少なめ、
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春に散る(2023年製作の映画)

3.8

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原作は随分前に読んだが、内容ほとんど忘れてしまっていた。仁と翔吾って、仁・佐瀬・次郎の3人で居酒屋にいた時、翔吾含むチンピラ3人に絡まれたのが出会いだったと思ったが、違ったかな。

時間枠が限られてい
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フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

3.5


障害者より健常者の方がやばいという典型的な作品。時代を考えれば公開当時は衝撃的だったのだろうが、これってホラージャンルではないよね。

残念ながらいかんせん古すぎて(90年前の作品)映像だと本物の障
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.5

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アガサ・クリスティー原作って今まで観てこなかったのだが、全員が犯人というこのオチ、何かで聞いた事はあったが、これだったのか。

ポウロって名前だけは知っている程度なので、もっと詳しければ思い入れもあり
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ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

4.0

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カレン・ギランは「ジュマンジ」や「ガーデン・オブ・ギャラクシー」の主要な役は見て来たが、主役は初めて見た。なかなか良い。
ミシェル・ヨーや殺し屋仲間達、子役の子も良いが、最強は母親役レナ・ヘディでしょ
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