さとみんさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

情婦(1957年製作の映画)

3.8

原作クリスティ、監督ビリー・ワイルダー。
古い映画はあまり観ていないし、モノクロ作品なので前半はどうかと思ったが、法廷シーンから一気に盛りあがる。とても50年以上前の作品とは思えない。
タイトルは「情
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地獄の花園(2021年製作の映画)

3.5

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バカリズム脚本らしくバカバカしい内容は悪くないが、ちょっと長い、もう少しコンパクトに纏めても良かったのでは。
芽郁ちゃんは何やらせても可愛いが、アクションは無理。アリスもアクション向きじゃない。アクシ
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座頭市兇状旅(1963年製作の映画)

4.0

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座頭市シリーズ4作目。一応前作の続編という形。
相変らず勝新太郎の居合いはキレがある。
前半は割と単々として、盛り上がるのは徳利を真っ二つにする所。丁寧に中のサイコロまで真っ二つ。
後半は一気に盛り上
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.6

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世代が違うのでプレスリーには全く触れてこなかったし、ビートルズやローリングストーンズが凄いのはわかるが、プレスリーの凄さはわからなかった。
今作を観てもプレスリーを理解出来たわけではないが、最初のライ
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.5

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庵野はやはり庵野だった。
監督の思い入れがかなり強いのだろうが、思い入れの強い方々が観れば〜シンゴジ・シンウルの時もだが〜「そうじゃない」感があるのは致し方なし。
当方そこまで思い入れ強くないので楽し
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.8

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ゴーストバスターズシリーズの4作目。
2作目の続編だが、3作目は無かった事になっているのか?

ゴーストバスターズって幽霊退治人って意味らしいが、これはオバケなんてもんじゃなく地獄の帝王退治だわ。
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.7

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去年劇場で観た中で一番良かった。今回サブスク解禁になったので再度観賞。
何度観ても本当に良く胸が熱くなる。特に敵基地攻撃してから帰還するまで、展開わかっているんだけど素晴しい。

前作はストーリーも演
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.3

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泣ける話だとは聞いていたが、本当に泣ける話だった。
戦争というのは絶対に良くない事で、負けたら悲惨な結果が待っている。
ソ連は不可侵条約を一方的に破棄して攻め込んできたわけだし、捕虜を抑留し強制労働な
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紙の月(2014年製作の映画)

3.7

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舞台が94年バブル崩壊直後、約30年前の設定。フィクションだけど、モデルになったのは実際に起こった事件という事。
当時こんなにいとも簡単に不正行為・横領が出来たのか!今はそんな事ないと思うが。

平林
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エスター(2009年製作の映画)

3.9

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以前観た作品だが、新作で前日譚が公開されるという事と、内容もすっかり忘れてしまったので復習を兼ねて鑑賞。

サスペンスなのでホラー映画の怖さとは種類が違うが、久しぶりに観るとめちゃくちゃ怖い。
キャッ
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.1

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トランスジェンターがテーマたが、激重な内容で生半可な気持ちでは観られない。評価高いだけあって素晴しい作品。

まず当方、LGBLもトランスジェンダーもよく理解していない。そういう人がいる事は知っている
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ミスター・ノーバディ(2009年製作の映画)

3.7

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う〜む、ワケがわからん。
冒頭から途中まで、何がテーマなのか、さっぱりわからず、後半でマルチバースの世界と気付く。
ノーランみたく伏線張って回収するわけでもなく、今でこそマルチバースの映画たくさんある
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.2

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なんだこれ、めちゃくちゃ熱い。
テーマ的にどう来るかと思ったが、曲と画が絶妙にマッチしていて最高だわ。
上原ひろみの曲は素晴しい。

事故に遭う所は「セッション」を意識したか?

ゆるキャン△(2022年製作の映画)

3.8

みんな、大人になって辛い事もあるだろうけど、こうして集まって好きな事出来るのは素晴い事だわ。

春になったらキャンプ行きたい。早く春にならないかと、思った。

新・座頭市物語(1963年製作の映画)

4.1

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シリーズ、この作品からカラー。
今回は前回切った関宿の勘兵衛の弟・安彦の島吉とか市の剣の師匠・伴野弥十郎が出て来て市の背景を描きたかったのかな。
座頭市:勝新太郎の居合いは相変らずの凄みだが、兄の敵と
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.6

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評判良かったので、期待値上げて観たが、ちょっと上げ過ぎたかな。
ちさと(髙石あかり)とまひろ(伊澤彩織)のアクション悪くないし、特にクライマックスの戦闘シーンは良かったが、全体的に演技・ストーリー・演
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.8

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さすがジェームズ・ワン、めちゃ面白い。俯瞰の使い方が絶妙。
マディソン・ミッチェル役のアナベル・ウォーリスってピーキーブラインダーズのグレースなのか。全く違って見えた。
犯人がマディソンの兄弟で「ハロ
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シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

4.2

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さすが、池井戸作品、めちゃ面白い。原作も良かったのに内容がだいぶ改編されていると思ったら、映画向けのオリジナルストーリーなのね。

阿部サダヲは好きな俳優の1人で、今回もかましまくりで最高の演技を魅せ
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.9

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3作の中で一番良かった。
ダー子・長澤まさみの弾けっぷりは流石だし、ボクちゃん・東出昌大の大根演技と
リチャード・小日向文世の胡散臭さも健在。
今回特に良かったのは、何故か急に味方のボス江口洋介とニセ
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.3

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もっとぶっ飛んだスカットする話かを期待したが、思った程盛り上がらなかった。

奈緒のメンヘラ演技は絶妙な上手さだし、窪田正孝のゆるい演技も良い。
いつもの可愛さとは違い尖ってやさぐれた永野芽郁も悪くは
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.8

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ヨシカの脳内変換された世界と実世界とのギャップが面白いし、ヨシカの趣味、アンモナイトとかwikiも笑える。
現実にここまでの人いたら怖いけど、皆近いものはあるんではなかろうか。
綿天りさの原作は読んで
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エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

4.0

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ドタバタコメディ&ミステリーだった前作から一転、社会派ミステリーに変更。
エノーラは相変らずキュートに走り回っているが、実際の事件〜マッチガール・ストライキ、や実在の人物〜サラ・チャップマンを絶妙に絡
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ザ・フォッグ(1980年製作の映画)

3.1

ジョン・カーペンター監督、「ハロウィン」の次の作品だが、前作の出来から見れば、だいぶ物足りない。
殺された人が復讐に戻って来る設定は良いのだが、もっとおどろおどろしく、ぐちゃぐちゃしたものにしないと盛
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続・座頭市物語(1962年製作の映画)

3.7

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シリーズ2作目で、実兄城健三朗(若山富三郎)が作中でも兄で登場。
前作で1年後に墓参に来ると言っていたので、本当に来るという、完全に前作の続編。
しかし埋めた筈の枕はどうした?しかも前回揉めた助五郎の
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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

4.0

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「パラサイト 半地下の家族」の長女役パク・ソダム主演のアクション。
パラサイトの役も良かったが、今回のクール&ビューティーなパク・ソダムも最高。
体調不良で暫く休業していたらしく、復帰おめでとう。
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.8

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単なる青春映画かと思ったら、泣ける良い話だった。
北村匠の演技はなかなか良いが、なんと言っても浜辺美波。めちゃくちゃ可愛い。こんなクラスメイトいたら最高だろうな。
これだけ引っ張って、病気で死ぬのでな
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.5

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これ、めちゃ面白い。最近観たアクション映画の中でも最高の出来。

「Mr.Nobody」「地味な男が派手にキレる」って言うから誰でもない男その辺のおさ〜んがキレるのかと思ったら、存在が抹消された男って
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(2020年製作の映画)

3.5

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菅田将暉と小松菜奈はとても良いと思うし、ストーリーも悪くはないのだが、先にネトフリの「初恋」を観てしまうと、つい比べてしまう。
映画だと時間尺が限られてくるので、唐突感は否めない。サイドストーリーも弱
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

4.2

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今年度劇場1作目がアニメか、とは思ったが、評判良かったので観に行った。噂に違わぬ素晴しい出来。他の現在公開中劇場アニメを観ていてないので確定的な事は言えないが、こっちを観て良かった。

特にオオカミ様
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パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

4.0

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管財人マーラが、控え目に言って最悪のクズ。ここまでの悪女っぷりは寧ろ清々しい位。こんな悪どい商売、実際にあったら怖すぎなんだが。ロシアンマフィアと大立ち回り演じた後で、お互いトドメささないなんて、詰め>>続きを読む

鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.2

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解説読んでも色々な解釈があるようでよくわからない。そもそも結未が委ねる系。ストーリーは原作読まないと何んとも言えないが、ストーリーテラーの津田伸一(藤原竜也)が、劇中劇にも出てくるので、ややこしくなる>>続きを読む

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.3

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ハケンって派遣かと思ったら覇権ね。
アニメの製作現場や監督の苦労は良くわかったし、ブラック業界だというのはわかった。良い物を作るには仕方ない部分もあるのだろうが、そこまでアニメに傾倒していないので、あ
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ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)

4.0

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北欧特有の乾いた空気感の中、真白な雪と真赤な血、エリ役リーナ・レアンデションの瞳と真逆なロ元の血のコントラストがなんとも言えず、美しく物悲しい作品。エリ役リーナ・レアンデションとオスカー役カーレ・ヘー>>続きを読む

十二単衣を着た悪魔(2020年製作の映画)

2.5

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さえないフリーター青年が雷に打たれて『源氏物語』の世界にタイムスリップし、弘徽殿女御に仕える話。悪魔ってなんの事かと思ったらそういう事か。タイトル負けでは?

伊藤雷役の伊藤健太郎が実に良い。良い役者
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イップ・マン 完結(2019年製作の映画)

4.0

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イップ・マンシリーズついに完結。
中国側からの視点で描かれた作品なので酷い差別がある。実際に当時のアメリカ西海岸、差別もあっただろうが、これはあくまでエンターテイメント、そういう風に観なきゃ。
イップ
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.5

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騙し絵って言うので絵画に関する作品かと思ったら全く違い出版社のお家騒動の話だった。社内の権力争いなので、池井戸作品みたいな行き詰まる攻防があるのかと思ったら、そこは割と軽めの描き方。
騙し合いがテーマ
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