ひよこのこさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ひよこのこ

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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.5

ん〜、興奮した。
ほぼ全編、電話でのやり取りだけ、
映っているのは主人公のみ🎧
彼の表情、仕草、言葉、物音、電話の音声、
僅かな情報に目を凝らし耳を澄ませる。

最初にあれ?と思ったのは、水族館の話
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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.5

幸福度No.1の国フィンランド
完璧な人生を送る家族の元に一羽のカラスが現れる..

ポスタービジュアルから伝わる乙女×狂気な感じが🫶となって観たわけだけど看板に偽りナシでした。キラキラ家族の地獄絵
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ケス(1969年製作の映画)

2.4

容赦ない。そうだケンローチだった。
労働者階級の荒んだ環境に全てを搾取される
子ども。同じような境遇でも、ビリーエリオット
とは真逆の展開。
"子ども""動物"というほっこり映画の代名詞
を扱いながら
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.7

こんな告白されたいNo.1
あのロマンティックな一瞬のために
最初から再生する時すらあるもんね。
ちなみに「ファイトクラブ観たことある?」
って聞かれたら「ファイトクラブについて口にしてはならない」
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JUNO/ジュノ(2007年製作の映画)

3.5

久しぶりに観たけど
やっぱり好き!!!
タンクでジュースがぶ飲みしたり
ハンバーガー型の電話使ってたり
ボーイフレンドのお家のポストに
オレンジミント100個入れたり
ベルセバの音楽が使われてたり🎼
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トゥルー・ロマンス(1993年製作の映画)

4.7


殺したなんて、、
殺したなんて、、
なんてロマンチックなの

ラブレス(2017年製作の映画)

3.1

愛無き世界
静寂な暗く冷たい雪景色
茂る木々に降り積もる雪の重み

″自分が幸せになれればいい″
W不倫の末、離婚を決めた両親。
どちらも12歳息子は引き取らず
程なく彼は姿を消す

浅はかな幸せ
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処女の泉(1960年製作の映画)

3.3

罪が罪を呼んでいる

「なぜ黙っておられた」

神の沈黙か
人の黙殺か

映画史上、最も残酷な寓話。
北欧の透徹した光を捉え同時に
人間の内面に潜む暴力、救済、信仰を表出し、
そして解放すらして
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

3.9

たまにはほっこり☺︎
ひたすら無垢にまっすぐ生きるフォレストの半生。
久しぶりに観たら名乗り方がジェームズ・ボンド
だったよ。フォレストとレントンの走りは90年代
映画の象徴。

アネット(2021年製作の映画)

3.6

アダム・ドライバーの無を活かした
ドストエフスキー的深淵に迫るロックオペラ。
疾走するバイク、ベルベットな闇、
スパークスの音楽、
そしてマリオネットなアネット❤︎︎
集大成でありながら新境地でもある
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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.9

愛は難しい。宗教はもっと難しい。
1+1が2になればいいのに
世界はたくさんの答えと間違いで溢れている。
白黒が美しい作品だけど、9歳バディの目を通して
見る街はバラ色にも鈍色にも映って見えた。
激動
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マグノリア(1999年製作の映画)

5.0

Attention, please 🛫

ご搭乗いただきました皆様、
シートベルトをご着用ください♩
しっかりお締めにならないと
振り落とされますのでご注意を🙌🏻

なお、長時間のフライトによる
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

4.7


車と交わり子を宿す...
女とSEXし跳ね回るキャデラック、
衝動的な殺人、歪んだ同居生活、
妊娠によって変容していく女性の身体。
あまりに変態的なテーマでありながら、
パルムドールを掻っ攫った『
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ポゼッサー(2020年製作の映画)

3.4

この蝶は私のもの。自分で標本にした。罪悪感が私をたらしめる。一緒にいると危険なの。本能がいくら止めようともまたあの場所へと戻される。きっとあなたは解ってくれないのね、世界は酷く恐ろしいところなのだと。>>続きを読む

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.4

⁡ ジェーン・カンピオン監督、久しぶりの新作。
有害な男性像(で、もちろん愛煙家)に対峙するのが今どき花好き美少年ってねぇ、、
なんて思いながら観てたけど、
中盤からのスイッチ展開は完全に予想外◎
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ポゼッション(1981年製作の映画)

4.8

全盛期アジャーニ嬢の
牛乳ぶちまけヘドバン‼︎

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.2

監督・原案・キャラクターデザイン
編集・撮影・音楽。すべて1人。

24コマ/秒×1時間40分
総コマ数約140,000コマ。
制作期間7年。

こんな事をたった1人で
やり遂げた執念にただただ脱
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サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)

4.3

おやすみ、メインの王子たち、
ニューイングランドの王たちよ◡̈
Good night,you princes of Maine.
You kings of New England...🌙

少年の君(2019年製作の映画)

3.7

This is our playground,
This was our playground,
This used to be our playground..

「昔は遊び場だったのに」
という
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PITY ある不幸な男(2018年製作の映画)

3.0

″金くれるなら同情をくれ!″ってお話。 
妻が不慮の事故に遭い、周囲からは同情の嵐。
ご近所さんはケーキ作ってくれるわ、
クリーニング屋さんは値引きしてくれるわ...。
ところが、時間が経つとそのター
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ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

3.0

⁡養子縁組の手続き不備により
不法移民扱いとなってしまった 
韓国系男性アントニオ。
彼の苦難を、同じく韓国系アメリカ人
ジャスティン・チョン監督が自ら主演で描く。

正直、解決法がちょっと安直だし
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.4

圧倒的ウェス成分の濃さ...
″カオスとは未解読の秩序″なんて 
言葉があるけど、まさに。
一見乱雑で情報過多な映像もカオス的な
交通整理によってコントロールされている。
映像の密度、壮麗な美術、カメ
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ダンボ(2019年製作の映画)

3.5

正直、これはティムバートンのやっつけ仕事
なんじゃないかと疑っていました。すみません!
平身低頭して謝罪したい!完っ璧です🙇‍♀️
何が完璧って、マイケルキートンの築いた
ドリームランドが完璧です。
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空白(2021年製作の映画)

3.3

⁡捨てた紙袋
透明のマニキュア
新しく買ったiPhone
逆さに咥えたタバコ
唐揚げの入っていないお弁当
イルカの形の雲

「みんなどうやって
折り合いをつけているのかな」

埋まらない「 」
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

3.7

ダイナマイト一発
愛が吹っ飛んだ!
どうせ死ぬなら
銃とマンガと女をお供に
カッコ良く散ろうぜ!

よく難解だとかオシャレ映画なんて言われるけど
日本公開時のこのキャッチが1番本質を突いてると思う。
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ロブスター(2015年製作の映画)

4.6

「お子さんは?」
「いません」
「犬は飼ってます?」
「はい、兄を」

45日以内に恋人ができないと
動物にされてしまう近未来。
失敗したらあなたは何になる?
妻に先立たれ収容されたデヴィッド。 
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ロスト・ドーター(2021年製作の映画)

3.2


私には母性がない
育児に向いていない
母親として成長できない
子ども中心の人生を送れない

愛娘たちを前に
愛情よりも湧き上がってくる
そんな想いを抱いだ日々

元は小説らしい。
扱いが難しい
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

「なんで私が怒ってるのか分かる?」
って妻に詰められる夫の図のような笑
死刑宣告以外あり得ないのに裁判を食らってる
感じでひたすらに緩い緊張感が続く。
姫野カオルコ著『彼女は頭が悪いから』
のマイルド
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愛のむきだし(2008年製作の映画)

3.1

満島さんが可愛いのは知ってたけど
俄然、安藤サクラさん。
なんか生々しさが圧倒的なんだよなぁ。
お話としては、面白い、うん。って感じ。
話の内容が印象的なわけではないけれど、
歪んだ世界観は残る。ゆら
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.4

ノリ的にはマーズアタック!
もちろん
センス&キャストに申し分なし♡

レオ様、ジェニファーローレンスに加え
ぶっ飛び大統領のメリルストリープや
気の毒なジョナヒル、誰か分からなかったクリエヴァ、
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反撥(1964年製作の映画)

3.3

若きドヌーブの神経質っぷりが
異様にチャーミングな「反撥」

#ラストナイトインソーホー ネタ元のひとつで
乱歩、リンチ、ブニュエル、ベルイマン、、
こちらも他作品へのイメージ連鎖が止まらない
先に
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.0

トーマシンちゃんに癒され
アニャにゃんに振り回されて
自分まで迷宮入りした気分に ◡̈♡
未来しかない2人が同じフレームに
いるだけで泣けてしまった。
クルエラ(#エマストーン)による狂乱の一夜→
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.0

わかる、わかる、テルコに共感し過ぎて 
既視感さえあるな、と思っていたら 
エンドロールで原作読んでたことに気づく。

パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

4.5

とある層から大炎上しそうな
クソ設定なのにめちゃくちゃ面白い!
彼女を動かすのは、ひたすら″勝ちたい″
″稼ぎたい″という際限なき野心のみ。
ロザムンドパイクが「負けたくないの」
って大暴れするんだけ
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地下鉄のザジ(1960年製作の映画)

3.6

山盛りムール貝&フリット🍽
とにかくたべる。たべる。
アメリと雰囲気似てるかな☺︎
おノボリすきっ歯お嬢ちゃんの
スラップスティックコメディ