惡さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

惡

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カケラ(2009年製作の映画)

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全てが惜しい。特に後半からは脚本も撮影もぶん投げたとしか思えない。

リアリズムの宿(2003年製作の映画)

4.3

童貞感とか小汚さを極めた旅館の細部の描写とかよりもずっと尾野真千子がヤバい。むしろ尾野真千子の姿をより効果的に映すための舞台装置だった気がしてくる。

恐怖分子(1986年製作の映画)

4.3

フツーにオモロい。
黒沢清の『トウキョウソナタ』の冒頭ってこれのまんまやんけ。
異常な気配しかしないエレベーターの動作音とか紙に斜線を引くときの爆音具合とか音の細部にかなりこだわってる。
カットとカッ
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バッド・チューニング(1993年製作の映画)

5.0

エブリバディウォンツサムよりもアメリカングラフティ色強め

汚れた血(1986年製作の映画)

4.0

『20歳の君は人生をかじる
笑いながら摘んできた林檎をかじるように
君は好きに振る舞う何でもできるつもりで
悲嘆に暮れても長くは続かず
僕の心を玩具にするわがままな子供だ
遊びあきた玩具はゴミ箱行き
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マーゴット・ウェディング(2007年製作の映画)

3.7

チェーソーを持ったままのケンカ、かなり面白い。「女だってウンコ漏らすのよ」でちゃんと漏れたウンコ映すところがよい。
ノアバームバック監督、今んとこみた全部の作品で映像にノイズが出るほどの暗闇のベッドに
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

4.6

「子持ちよ」
「作る手間が省けていい」
「自信家ね」
「いや 今 初めて自信が出た」

強盗入る寸前に拳銃を落としたり、オープンカーが閉まったり、意味のわからんところが魅力になっている。それがまた愛お
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燃えつきた地図(1968年製作の映画)

3.0

グリッジミュージックっぽい冒頭と中盤の夢に出てくる砂漠の中の都市をバックに彷徨う勝新太郎のカットはよかった。
が………難解すぎる。前衛的なわけではなく前後と前後の会話がかみ合わないのだ。聞こえないわけ
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ウイークエンド(1967年製作の映画)

3.5

「哲学者でも人を焼く権利がないのに」
「これは映画?現実?」
「毛沢東とジョンソンどっちと寝る?」

くりいむレモン(2004年製作の映画)

3.7

コンビニのシーンの多幸感がヤバい。
互いに告白したあとでスプーンを舐め合うというアイディアも見事。最高にエロい。

バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

4.0

「走れ!」

「新世紀のはじめ、1つの国が壊れた」

・首吊り死体が汚い茶色のしょんべん漏らしてる細かさ。

・教壇に座ってるたけしが可愛い。


なんかチルい雰囲気のエンディング、改装前の渋谷の朝焼
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バンコクナイツ(2016年製作の映画)

4.2

三時間もあるのに終わらないで…と思った。
いろんな人が指摘している通り『地獄の黙示録』への真正面からの答えだと思う。

「校閲」「9ミリ」「天国」

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

1.5

橋田壽賀子の脚本を見習って欲しい。ほぼ人生ワースト。被写界深度が浅い画をガンガン振りまくるから酔った。

ミニー・ゲッツの秘密(2015年製作の映画)

4.4

『おおきくなってから幼稚園に行くと椅子はこんな小さかったっけと驚く、まさにそんな感じ。周りのすべてが違って見える』

画一的なドラッグ描写とかザ・単焦点って映像とかガンガンかかるBGMは最近の映画っぽ
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ドカベン(1977年製作の映画)

3.6

『や⤴︎あまだ』
野球部の映画でも、柔道部の映画でもなくて襖の張り替えの映画だった。
野球部を追い出された男と柔道部を追い出された男がバッテリーを組むラストにブチ上がる。
完全に胡散臭すぎるアル中の野
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黄色い涙(2007年製作の映画)

1.8

ただただ退屈。
永島慎二の漫画はここまで間延びしきってないし、つまらなくないよってことを声を大にして言わなければならない。

不詳の人(2004年製作の映画)

2.2

長い。
「その男〜」「子宮〜」ほどのインパクトはない。
山下監督、かっこええな。

ばかのハコ船(2002年製作の映画)

4.6

今作に出ている(今作にしか出ていない)二人の女優、田中暁子と小寺智子がどちゃくそ可愛い。ここまでリアルなピンサロ描写は初めて。山下監督もトランスにそういう印象を持っていたのだろうか。

牛乳の名前を忘
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.5

前作よりも好きかもしれない…
俺はこういう「あり得たかもしれない未来」モノに猛烈に弱い

大病人(1993年製作の映画)

4.0

性と死とメガネ。
ついに禿になるという工程を描く。
光の明減はフェチの次元を超えて病的に(特にラスト)
管を抜くシーンがむっちゃ痛そう。

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

5.0

『頭痛と不安のうちに人生は通り抜ける』


『ウェイキングライフ』やんけ…

マルサの女2(1988年製作の映画)

3.9

空調機がより回って、そばかすが増えた。
前作のシャワーゲロほど笑えるものはなかったけど主観でグルグル回る会話は実相寺監督っぽかった。そして相変わらずの小津安二郎ネタ。

マルサの女をマルサする(1987年製作の映画)

5.0

「助監督の久保田との戦いになってしまうのも仕方ありません」

そこに映るすべてのものは監督、その他スタッフによってコントロールされている、映画というのは総合芸術だというのを伝える作品。
『マルサの女』
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マルサの女(1987年製作の映画)

5.0

「ホンさえよかったら、誰でもいい演出家になれる、と。1 スジ、2 ヌケ、3 ドウサ、スジとは筋、すなわちストーリーの面白さ、ヌケとは画面がきれいにぬけていること、ドウサとは動作で、これが、この順序通り>>続きを読む

アートスクール・コンフィデンシャル(2006年製作の映画)

4.6

『疫病が流行して増菌類の苦しむのを見る。
そんな未来に淡い望みをかけ、自殺を思いとどまるのさ』


『チンピラだのギャングだのつまらない。自分で考えてよ』

盲獣(1969年製作の映画)

4.2

増村保造の映画は常にどこかへ向かおうとしている。

トリュフォーの思春期(1976年製作の映画)

4.2

21で高円寺の風俗嬢にファーストキスを捧げた俺にはハードコアムービーすぎた。

ヴァージン(2012年製作の映画)

4.1

今泉力哉、よすぎ。
木尾士目の『四年生』っぽい。