meimeiさんの映画レビュー・感想・評価

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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

お恥ずかしながらようやくこの名作を鑑賞。

20年もの年月をかけて囚人や看守、所長との信頼を着実に築き上げ、その裏で脱獄計画を謀るという壮大なストーリー。

バクストンに埋められたのは妻と愛人を射殺し
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

巨額の費用をかけた国家の一大プロジェクトを成功に導いたオッペンハイマーは、科学者というよりもカリスマ実業家のような印象を受けた。

核分裂の連鎖反応により世界の崩壊が始まってしまった。
実際、戦争は連
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと渋滞してる…

リフレッシュするために田舎に来たのに嫌な感じの男がわらわらと現れ、初めは恐怖を感じていたもののだんだんうんざりしちゃう話。
女性らしさ(ピンクのワンピース)と男性らしさ(正義感
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.5

ダンケルクの港から英国兵30万人をイギリスへ帰還させたことで、戦いには負けたが人的資本は救ったという英国万歳的な出来事。この作品を見ない限り一生知らなかったかもしれない。

映画館で観たらまた違った感
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インターステラー(2014年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

愛がテーマ。ちょくちょく泣かせにくる。
そしてお決まりの時間軸の操作。

本作は突っ込みどころや疑問がいろいろ多かったが、鑑賞後ふと思い出したのはトム。
彼はなぜ家族を病気にさせてまで家に留まろうとし
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インセプション(2010年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

違う解釈もできるが、個人的には最後は夢と信じることにした。

あの後何層もの夢に落ちたんだろう。
妻への罪の意識を晴らし、潜在意識からも消えた(成仏させた)が、あくまでも夢から覚めたわけではない。
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

真実は自分で決める

判断材料が十分にないのに決めなければならない。
通常の裁判であれば十分になるまで材料を集めるべきところだが、本作中ではそうもいかない。
断片的な真実からあーだこーだ想像して決めつ
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

オッペンハイマー公開前にノーラン作品を勉強しておこうと思い鑑賞。
こんなに迫力があるなら映画館で観るべきだった。
確かに複雑で初見殺しではあるけれど、整理すれば完璧にピースがはまって快感。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

狂気の連続であっという間の3時間だった。
母親の常軌を逸した支配をこれでもかと盛り込んだ作品。

悪夢そのものな治安の悪い街からスタート。全員が狂人。大事な父の命日なのに鍵を盗まれて母に会いに行けない
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.3

話が予想通りに進んで残虐さに対する衝撃が足りなかったかな…
クズの詐欺師は続かない

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.0

厳しい本音と優しい嘘
愛があるのは確かに前者だが、ほとんどの人間はこれを受け入れ難い。本質を見抜けないと、優しい嘘に飲み込まれ、利用されてしまう。

こうして客観的に見ていると、サラの愛の鞭に気づける
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

聖なる鹿殺し、ロブスター、籠の中の乙女は鑑賞済み。これらの作品の監督なら期待を裏切らないと思って観た。

羞恥心も先入観もなく本能のままに経験し、喜怒哀楽を乗り越えて成長していく様子が、子供の成長をぎ
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ディストピア的な世界観が好みだった。
一見すると不自由のない、かつて誰もが憧れたような暮らし。
夫は仕事ができる、家は豪華で毎晩パーティ。妻は毎日同じルーティンをこなし、夫に尽くす。疑問さえ持たなけれ
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マザーズ(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

妊娠出産育児のメタファーでは。
痛みと疲労と不眠のオンパレード。気が狂ってもおかしくない。

リトル・ジョー(2019年製作の映画)

3.7

異物を体に取り込むことは一般的に抵抗がある。麻薬のように人を変えてしまうならなお一層。「感染」という言葉がよりネガティブにさせる。

この感染は、世間的に見るとポジティブな変化であるのに、身近な人から
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マーメイド・イン・パリ(2020年製作の映画)

3.5

解釈次第だけれども

何回も死にかけてるのに生き返ってしまうのは本当に好きになれなかったからなのでは という何とも残酷な考察をしてしまった。

画はとても可愛らしかったのでトータルではほっこりである。

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.5

全体的にパステル調で可愛い。
ストーリーも軽快。
遺産相続、刑務所、殺人、と決して幸せな話ではないのにほっこりする。
こういうのが落ち込んでるときに丁度良い。

バービー(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

伝えたいことは真面目。
自分を見失わないこと、肩書だけが個性じゃない。
それは承知の上で以下の感想。

バービーランド可愛い。
みんなオーバーリアクションなのウケる。
行動がいちいち鬱陶しくてくだらな
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スマイル(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

しっかりホラー。
トラウマが伝染し、死ぬという話。
これまでに観た作品だと It follows が似ている。というか構図が全く同じだった。
とは言え、映像がトラウマになるほど怖い。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.0

マリオはやっていないけどスマブラやってたおかげで知ってる技やアイテムが多く、普通に楽しめた。
事前知識はあった方が楽しめる。

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.0

実在した悪魔祓いが悪魔を相手にする話。
実話ベースという点が非常に気になるが、それ以外は普通に面白い。

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

痛覚を失う程に人類が進化した時代の話。

一般的に思い浮かべる未来とは正反対な世界観。
街は荒廃してスラムのように不潔。機械は生き物のように複雑。
人間は無機物を食べる。
SF作品でよく見るピカピカし
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Pearl パール(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

パールは最初から頭がおかしい女。周りが見えず、自分の夢に執着しすぎるあまり、異常な行動を取ってしまう。

ハワードは見かけはまともだが映画館の男と同じく、結局はしょうもない男。
農場に婿入りしたのは親
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X エックス(2022年製作の映画)

3.5

諸事情で朝6時から観たけどいくら物好きでも朝っぱらから見るものではなかった笑

これだけのタブーを詰め込んで映画館で上映してたなんて今の時代かなり貴重なんじゃないかな

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.8

既知の事実だが、アルコールは適量を。

アルコールにはリラックス効果があり、楽しくて頭が冴え、自信に満ちてくる。
人生を輝かせてくれる一面もありながら、大切な人を傷つけ、信用を失い、死を招くこともある
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

腑に落ちない違和感。
理にかなった正しい選択をしているはずなのに、嫌な感じがする。

輝かしい功績を上げ、音楽の専門家一本でやってきたが故に高慢で意識が高く、音楽以外には見向きもしない。
スペックが高
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

結末は知ってるので、それに至った経緯や本編では明かされていなかった事実にもっと厚みがほしかったな。
本作はファーマンが成人だったからかスプラッター寄りだった。

本物のエスターの事実は、映像で見せても
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サクラメント 死の楽園(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

VICE社が取材って言うから半分本気にしちゃったけどちゃんと撮った映画だった。
(カメラのバッテリー心配だったしすれすれに銃弾避けられるのなんてリアルじゃ無理だし)

終盤以外はヤバいドキュメンタリー
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