くれおさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

くれお

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死の十字路(1956年製作の映画)

3.5

いわゆる江戸川乱歩から連想するおどろおどろしさはなかった
オーソドックスなサスペンス

時代を象徴するディテールの描写に魅了された
車、団地、飲屋街、喫茶店、、洋館、洋服、三國さん
すべてかっこよい

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.7

子供の密売人
売春婦で殺人犯
子を捨てた親
親に捨てられた子
刑事

形容詞でガチガチに固定されたイメージで人を判断してしまいがちだけど

人にはそれぞれ複雑な事情や
何よりも想いがある事が描き出され
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

4.0

素敵なドレスを観ると
ため息が出て、うっとりワクワクしてしまう

ハリスおばさんシリーズ本を
小学生の時、今と変わらぬ思いで
うっとりワクワク、ハラハラしながら
夢中で読んでいたので
懐かしさも込み上
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亡霊怪猫屋敷(1958年製作の映画)

3.4

わかりやすくご家老は大悪人で
わかりやすく怪談で怖かった

背景のおどろおどろしさがお見事

プラットホーム(2000年製作の映画)

3.3

フェンヤンの街並みが異空間
石の要塞みたい

家の中は生活感で満ち溢れていて
光も柔らかい

両方が混じり合って全体的に不思議な雰囲気

中国のこの時代の民衆はこんな感じだった事を知る

初恋のきた道(1999年製作の映画)

3.5

三つ編みを黄緑の毛糸で結ぶ
ピンクの上着
ブルーのズボン
はにかむ笑顔も
一途な思いも

初恋のきた道
という邦タイトルも

初々しくて
心洗われる思いがした

憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

4.0

あの感動再び

知らなかった裏側も見る事が出来て
更に感動

ありがとう侍ジャパン🇯🇵

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.1

長崎の少年の夏休みの日常と冒険
出会いあり、また別れあり

しみじみとノスタルジーに浸りながら
じんわりと心が温かくなる

またねーひさちゃん
たけちゃんまたねー

で、こんなに切なくなるとは、、、
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.1

海辺のふたりのシーンは
悲しくも美しく
強烈に記憶に残る

草彅さんの迫真の演技に息を呑んだ

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.4

あらゆる技術と経験が駆使され
これ以上無いと思うほど綺麗で迫力のある映像が素晴らしい


となると、尚更に、殊更に
違う観点から創造される
ホドロフスキーの世界観での
完成版を是非観てみたかった、、、

恋のエチュード(1971年製作の映画)

3.4

美しく優雅な19世紀の衣装と風景

優柔不断なのか真摯なのか判りかねる
恋愛模様

ことの次第(1981年製作の映画)

3.5

これでまたポルトガルの面々は
ことの次第がわからないまま
暫く謎の時間を無為に過ごす事になるんだな

でもそれぞれにとって
ただただ無駄な時間では無い感じを含ませてるのがさすがです

ざわざわ下北沢(2000年製作の映画)

3.4

下北沢に関われる人生は
生まれ変わって一度経験してみたいな
やっぱり

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.5

上手くいくと分かっているから、
安心して観れたけど、
そうじゃなければ生きた心地がしない

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

5.0

ウェスアンダーソンワールド炸裂、堪能

画面の隅々までディテールの配置と配色が見事だし、
登場人物も皆んな魅力的だし、
お馴染みの俳優さん達が、今回は何役で登場するのかなーとか、
最後までワクワクして
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.8

岸井ゆきのさんの演技素晴らしかった

エンドロールも含めて日常の空気感漂う雰囲気が沁みた

オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

3.9

エミール監督 アンダーグラウンドの時にも感じたけど

リアルで残酷な殺戮場面と
ファンタジックな幻想場面が混在する

とにかく壮大なスケールの
ラブストーリーで満腹

はりぼて(2020年製作の映画)

3.8

五百旗頭さんも
砂沢さんも
触れてはいけない闇を突き過ぎて
潰されたってことですね?

この政治汚職ドキュメンタリーを世に出したのは
大変意義のある事と思う

ブエノスアイレス 4Kレストア版(1997年製作の映画)

3.8

黄色味、青味、赤味が強調された
混沌とした雑多な世界が美しくかっこいい

ウィンの刹那的な生き方が危うく切ない

ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ(2018年製作の映画)

3.9

デビュー作にも重なる
凱里、時計(回転)、家族、理髪店、時空の歪み、長回し
などのキーワードに
監督のアイデンティティの暗喩を感じる

長回しで黄泉の国から俗世界に戻る場面は
あり得ないはずのワープ的
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凱里ブルース(2015年製作の映画)

3.8

40分ハンディカメラの長回しは凄かった

迷路のような山村の風景
魅力的な石の階段
繋がってるような繋がっていないような時空
関係性が不明な人々
夢なのか現実なのか
異世界に迷い込んだような

不思議
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ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

3.8

少年の君
が凄くグッときたので
チョウドンユイさん繋がりで鑑賞

こちらでもチョウさんの演技が秀逸だった

少年の君(2019年製作の映画)

4.8

二人の演技が秀逸

辛さ、切なさ、純愛が痛烈に伝わってきた

鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.5

原作を読んだ時は
読解力が足りなかったのか
理解できていなかった重要な部分が
本作を観て納得できた

わかり易く映像とセリフで補足されていて
そういう事かと合点がいき、スッキリした

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.9

UFOが異星人関係ではなくて
見せ物にされ、虐げられてきた魂みたいな概念が物体化した何か、的な設定が凄い

それをこうやって表現するんだーという驚き

映像的にも凄い見応えがあった