いわゆる江戸川乱歩から連想するおどろおどろしさはなかった
オーソドックスなサスペンス
時代を象徴するディテールの描写に魅了された
車、団地、飲屋街、喫茶店、、洋館、洋服、三國さん
すべてかっこよい
子供の密売人
売春婦で殺人犯
子を捨てた親
親に捨てられた子
刑事
形容詞でガチガチに固定されたイメージで人を判断してしまいがちだけど
人にはそれぞれ複雑な事情や
何よりも想いがある事が描き出され>>続きを読む
素敵なドレスを観ると
ため息が出て、うっとりワクワクしてしまう
ハリスおばさんシリーズ本を
小学生の時、今と変わらぬ思いで
うっとりワクワク、ハラハラしながら
夢中で読んでいたので
懐かしさも込み上>>続きを読む
わかりやすくご家老は大悪人で
わかりやすく怪談で怖かった
背景のおどろおどろしさがお見事
フェンヤンの街並みが異空間
石の要塞みたい
家の中は生活感で満ち溢れていて
光も柔らかい
両方が混じり合って全体的に不思議な雰囲気
中国のこの時代の民衆はこんな感じだった事を知る
三つ編みを黄緑の毛糸で結ぶ
ピンクの上着
ブルーのズボン
はにかむ笑顔も
一途な思いも
初恋のきた道
という邦タイトルも
初々しくて
心洗われる思いがした
あの感動再び
知らなかった裏側も見る事が出来て
更に感動
ありがとう侍ジャパン🇯🇵
長崎の少年の夏休みの日常と冒険
出会いあり、また別れあり
しみじみとノスタルジーに浸りながら
じんわりと心が温かくなる
またねーひさちゃん
たけちゃんまたねー
で、こんなに切なくなるとは、、、>>続きを読む
海辺のふたりのシーンは
悲しくも美しく
強烈に記憶に残る
草彅さんの迫真の演技に息を呑んだ
あらゆる技術と経験が駆使され
これ以上無いと思うほど綺麗で迫力のある映像が素晴らしい
となると、尚更に、殊更に
違う観点から創造される
ホドロフスキーの世界観での
完成版を是非観てみたかった、、、
美しく優雅な19世紀の衣装と風景
優柔不断なのか真摯なのか判りかねる
恋愛模様
これでまたポルトガルの面々は
ことの次第がわからないまま
暫く謎の時間を無為に過ごす事になるんだな
でもそれぞれにとって
ただただ無駄な時間では無い感じを含ませてるのがさすがです
上手くいくと分かっているから、
安心して観れたけど、
そうじゃなければ生きた心地がしない
ウェスアンダーソンワールド炸裂、堪能
画面の隅々までディテールの配置と配色が見事だし、
登場人物も皆んな魅力的だし、
お馴染みの俳優さん達が、今回は何役で登場するのかなーとか、
最後までワクワクして>>続きを読む
岸井ゆきのさんの演技素晴らしかった
エンドロールも含めて日常の空気感漂う雰囲気が沁みた
エミール監督 アンダーグラウンドの時にも感じたけど
リアルで残酷な殺戮場面と
ファンタジックな幻想場面が混在する
とにかく壮大なスケールの
ラブストーリーで満腹
五百旗頭さんも
砂沢さんも
触れてはいけない闇を突き過ぎて
潰されたってことですね?
この政治汚職ドキュメンタリーを世に出したのは
大変意義のある事と思う
黄色味、青味、赤味が強調された
混沌とした雑多な世界が美しくかっこいい
ウィンの刹那的な生き方が危うく切ない
デビュー作にも重なる
凱里、時計(回転)、家族、理髪店、時空の歪み、長回し
などのキーワードに
監督のアイデンティティの暗喩を感じる
長回しで黄泉の国から俗世界に戻る場面は
あり得ないはずのワープ的>>続きを読む
40分ハンディカメラの長回しは凄かった
迷路のような山村の風景
魅力的な石の階段
繋がってるような繋がっていないような時空
関係性が不明な人々
夢なのか現実なのか
異世界に迷い込んだような
不思議>>続きを読む
少年の君
が凄くグッときたので
チョウドンユイさん繋がりで鑑賞
こちらでもチョウさんの演技が秀逸だった
原作を読んだ時は
読解力が足りなかったのか
理解できていなかった重要な部分が
本作を観て納得できた
わかり易く映像とセリフで補足されていて
そういう事かと合点がいき、スッキリした
UFOが異星人関係ではなくて
見せ物にされ、虐げられてきた魂みたいな概念が物体化した何か、的な設定が凄い
それをこうやって表現するんだーという驚き
映像的にも凄い見応えがあった