AmeNohiさんの映画レビュー・感想・評価

AmeNohi

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ミスト(2007年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

映画における主人公補正がない人の行く末を皮肉的に描いたものと思ったけど、主人公死んだわけではないから、やっぱり悲劇の主人公だよ。現代の映画に比べると過度に感情移入させない(子どもが大事ってこと以外よく>>続きを読む

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

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閉館する福岡中洲大洋でこれを見ることができたのが一番よかった。閉まる5日前にたまたま見れる機会を作れた。昔は良くも悪くもおおらかだったんだな。映画という娯楽が終わりかけてるのをひしひしと感じた。
ノス
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π〈パイ〉 デジタルリマスター(1998年製作の映画)

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カルト感あふれる作品。音がかっこいい。数学は哲学に行き着くとはいうが…
オカルトは魅力的。ダ・ヴィンチ・コードのように厨二心をくすぐる。
狂った坊主は怖い。何やらかすか分からない怖さ。
最後は才能を失
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

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自分の心と体なのにコントロールできないのわかる。自分のせいではない自然現象的なものと付き合っていかないといけない。あの二人は青春してるように見えた。青春とは自分の弱みと向き合い成長していく様だと思うよ>>続きを読む

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

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前半長すぎた。思ったより普通のエンタメ寄り。凡人は見えないままでいいのかとか批評性マシマシなのは韓国映画っぽくていいと思った。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

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裁判の限界、いやもっと広く、人が人を裁いたり判断したりすることの限界。こういう客観的証拠に欠ける裁判、前からどうやってんだろと思ってたけど、、
裁判で大事なのは真実じゃなくて人を納得させるストーリー。
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

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死が色濃く漂ってる夏休みの間の冒険。湿っぽい画がよかった。「真夏の方程式」も沖縄描写が湿っぽかったことだけ覚えてる。後ろで米軍機が飛ぶラストカットも鮮やかだった。戦争(死)の影をちらつかせる。
女の子
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

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主人公もその周囲も本気で誰かを救うことに向き合ってた。なかなか真似出来ないレベルで。一方、おばあちゃんの近くに住んでたおばさんは他人事だけど自分もそうするだろうし責めることはできない。
全員を救うこと
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14歳の栞(2021年製作の映画)

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中2は自分の場合は勉強を頑張っていた時期。聞こえはいいが、やりたい事見つける努力せずに褒められるものに逃げた。ポジティブにとると、自分にとっての勉強は劇中の部活に打ち込むに相当する。部活とかに打ち込ん>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

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アダルトチルドレンの話。君たちはどう生きるかみたいに、元になった個人的な体験が監督にはあるんだろうけど、よく分からない。救いはなかったと思う。人間性を表すものがない部屋、自分で何かを決めることに慣れて>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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脳内にいた子の性別は明らかにされてないってのにハッとした。性や食への純粋な喜びと同じ延長線上に哲学とか他者へのまなざしがあるという考えは好き。ダンスとか貧しい人を知った気持ちは体感を伴ったもの。自分の>>続きを読む

千年女優(2001年製作の映画)

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アニメだからこそできる表現とか平沢進らしさ全開の音楽がおもしろい。内容はよく思い出せない。現実と虚構が入り交じって結局どこに着地したっけ……

市子(2023年製作の映画)

4.0

好き。たまにある邦画でピッタリハマる感じ。陰鬱としてるだけじゃない。夏、汗、セミ、花火、祭り、浴衣、夕立、生命感と夏が詰まってた。ベネデッタのようなバイタリティを市子からは感じた。2人が仲が深まってく>>続きを読む

みなに幸あれ(2023年製作の映画)

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今の幸せが誰かの犠牲の元に成り立ってる。理解できる。みんな自分で自分の首絞めてる社会だと思う。どこに行ってもある。敗北のラスト。誰かを犠牲にしないと生きていけない現実に絶望して狂ってしまった叔母さん。

VESPER/ヴェスパー(2022年製作の映画)

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パンズ・ラビリンスを連想させる、胃がキリキリするような薄くただよう悲壮感が全編を覆っている。ビジュは良かった。

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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「元気をあげます」「このアホみたいなお守りはなんですか」めっちゃ好き。思春期のゆらぎ。男子よりませてる女子。押し付けがましくなく自然と変わっていく中学生。ああいう純粋で美しい世界が見れるようになりたい>>続きを読む

コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

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昔はこんなだったんだろうなあ。
争いが前提だから健康な男性が活躍する。女性は下に見られる。男尊女卑とか生まれる過程をミニマムな社会で見せてくれた。実際あんな状況だったら自分のことしか考えなさそうだし、
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

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ガジェット感ある小道具(鞄とか)がよかった。怪しさは薄れてたけど、チョコレート店の内装とかはやっぱり魅力的だった。帰りにチョコレート買おうとしたけどいいのなかったからクッキー買った。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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例の指名手配犯のニュースを見てこんな暮らしだったのかなと思った人はいっぱいいるだろう。twitterでも俺より人生楽しんでて草みたいなのあったけど、その通りで平山も孤独ではないんだよな。一日一日が似て>>続きを読む

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.0

軽く涙が出るほど怖かった。
あまりに不安定な精神状態+リアルめのショッキング描写がヘレディタリー並にきつい。主人公の孤独な精神状態がヘレディタリー級に苦しく鬱々としていた。どんどん逃げ道が塞がれていく
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屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)

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2023ラスト映画。
子どもと一緒に見てほしい映画。
大人が忘れてたイマジナリーを思い出すところはうるっときた。

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

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校長先生も指揮者もちゃんと生きるためにはゆるふわじゃいられない。それとは別に戦争のせいで社会全体がどんどん歪になっていく。戦争反対!(←気恥ずかしいけど書いとく)

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.0

これも20年前のアメリカの映画なのに共感できるところや現代にも通じる社会風刺があって驚かされた。イーニドは自分を理解できてないから色んなファッションに挑戦する。すぐに戻した髪色。ほんとに好きなものは何>>続きを読む

アメリ(2001年製作の映画)

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初めの方はウェス・アンダーソン的なユーモアたっぷりなおしゃれ映画かと思ったけど、最終的には『私をくいとめて』みたいなコミュニケーションの話だった。20年前の異国の映画にも関わらず、今の自分にもストレー>>続きを読む

ナポレオン(2023年製作の映画)

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予習してなかったら、訳分からなくて寝てたと思う。日本でいう織田信長とかだろうから説明がほとんどないのもしょうがない。『首』同様に歴史上の偉人を実際には情けなく大義もなかった人として描くけど、背景知識に>>続きを読む

エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

SNSで酷評されてたから期待せずに行ったら思ったよりもよかった。中盤まで73年のエクソシストの流れを踏襲していく。ここが綺麗な映像で丁寧に仕上がっていてよかった。終盤は民間で何とかしようとする点で『ゴ>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.0

『ゴジラ-1.0』と同じ題材を扱っても、向かうベクトルが全く逆に感じた。横溝正史的世界観×アニメというのも新鮮でおもしろかった。

(2023年製作の映画)

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初・北野武映画。
首を蹴り飛ばすラストカットが印象に残る。

正欲(2023年製作の映画)

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他人と繋がれた2人は美しかった。自分がどういう点でマイノリティーなのかを理解しておけば他人ともつながりやすいのか。
水というのは何かもっと生々しいもののメタファーなんだろうなと思いながら見ていた。ガス
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死霊館のシスター 呪いの秘密(2023年製作の映画)

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カップルが開始10分で抜けて1人っきりで観ました。あんまりハマりませんでした。悪魔祓い系はもうお腹いっぱいかもしれません。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

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少し前のハリウッド映画みたいで楽しく観れた。邦画もこんな映像が撮れるようになったんだなあ。でも後日『ゲゲゲの鬼太郎』を見たあとに振り返ると、脚本がアレであまり褒めたくなくなる。

福田村事件(2023年製作の映画)

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「何のため産まれてきたんだ」
「朝鮮人だったらいいのかよ」
知れてよかったです。
映画としてもおもしろい。

ドミノ(2023年製作の映画)

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AIが脚本書いた??
映像もインセプション的なのを想像してたから、しょっぱかった。

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