ちろるさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

ちろる

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プルートのありがた迷惑(1949年製作の映画)

3.4

ミニーがセコセコと作っていたのは・・・

ニットで作ったピンクの全身ニット。
痒いし、苦しいし、なんと言っても近所の野良犬軍団に馬鹿にされるから恥ずかしい

フィガロがザマアミロ的に笑ってるのがちゃん
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僕ら太陽を真ン中に(2000年製作の映画)

3.4

とある汚部屋に生まれた青い生物。
見るもの全てが新鮮。
ワクワク冒険してたら、出てくる出てくる色んな不思議生物。

飛べるかな?僕も
飛べるはず

楽しい初めてだらけの一日が過ぎ去り、明日、そして明日
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睡蓮の人(2003年製作の映画)

3.7

亡きあの人の陽炎を追いかける

決して戻りはしないその魂の、軌跡をひとつ、ひとつとかけ集めて。

家のあちらこちらにあなたの『喪失』を感じて

祈りはいつか届くのか。
あなたより、長く生きすぎた我が身
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舞いあがる塩(2007年製作の映画)

3.4

砂漠の中を旅する私
消えゆく予感のする村に住む父と息子
湖の中に溶け込む塩はやがて地中に溶け込み、干上がった塩が風に舞うと空気はべとつき、作物は塩害で壊滅的となった。

風の吹き荒れる中、ひたすら西へ
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パリのランデブー(1994年製作の映画)

3.9

①7時のランデヴー
大好きな彼に、女の影があることを知った女子大生のエステル。彼に嫉妬させようと、男遊びをしようと心に決めるが・・

女子とはいえお財布拾ってくれた女子を家に入れるっていうおおらかでび
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木と市長と文化会館/または七つの偶然(1992年製作の映画)

3.6

パリ郊外の町の市長ジュリアンは、野外劇場やCDライブラリーを兼ね備えたスポーツ文化会館の建設を目論んでいるが、恋人で作家のベレニスは人々の素朴な風景を、会館が壊してしまうと反対気味。
小学校教師マルク
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友だちの恋人(1987年製作の映画)

4.2

パリ郊外の食堂で偶然出会った24歳OLと22歳女子大生の友情とそれぞれの男友達との恋模様をユーモラスに描いた作品。

無機質な部屋に住む官僚のブランシュとは対照的に、友人も多く、彼氏と持ちで大学卒業間
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レネットとミラベル/四つの冒険(1986年製作の映画)

4.3

ひょんな事で出会った女の子2人が、互いの価値観を共有し合いながら、ユニークな体験を乗り越えていくコメディ。
これ以前のラブコメ系とは違い、恋愛はひとまずサイドに置いた、友情ものなのが良かった。
クスッ
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緑の光線(1986年製作の映画)

3.9

海辺で老婦人たちが話す「緑の光線」のエピソードを盗み聞きした。
水平線に太陽が沈む時、スペクトルの中で最も強い薄い青や緑の光が最後まで残り、それが緑の光線と呼ばれる。
緑の光線を見ると、他人の心がわか
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満月の夜(1984年製作の映画)

4.1

満月の夜は誰も眠らない。だから、悪い事も良い事も全てがあからさまになってしまうという。
満月の夜って街でも荒れてる人多い気がするのよね。気のせいではないはず。

こちらの作品は、エリック・ロメール作品
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海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

4.2

従姉妹と避暑地ノルマンディに訪れた15歳のポーリーヌ。
まだあどけないポーリーヌだが、どこかでロマンティックな体験ができないかと心躍らせて海辺へ向かう。
 
フランスの海辺のヴァカンスというだけで、ワ
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美しき結婚(1981年製作の映画)

3.8

ざっくりと言うとこのヒロイン、
(何なんだ、この女)

既婚者との恋愛にウンザリしたサビーヌは、完璧な結婚をしようと不倫相手と別れる。

決心してそれに向かって動くことは悪くない。
でも、結婚相手なん
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飛行士の妻(1980年製作の映画)

3.9

雑に女を振る不倫男クリスチャンと、強がる不倫相手のアンヌ。
ここに参戦するのは、少しだけストーカー気質のある20歳の苦学生のフランソワ。
フランソワは、空気読めないので、嫌われるようなことをどんどんや
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ティーンスピリット(2018年製作の映画)

3.5

母と2人きりでイギリスの片田舎のワイト島で暮らす、ポーランド移民のヴァイオレット・ヴァレンスキ(エル・ファニング)は、引っ込み思案で心の支えは音楽だけだった。

ヴァイオレットはある日、世界的なオーデ
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ワン チャンス(2013年製作の映画)

3.8

冴えない見た目、地味な生活ながらも、イギリスの人気オーディション番組での優勝をきっかけに一夜にして世界的オペラ歌手となったポール・ポッツの半生を映像化した作品。

子供の頃はいじめられっ子で、大人にな
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ワイルド・ローズ(2018年製作の映画)

3.6

短気で感情のままに動き、人のせいにしがちで、何より自分の夢を優先してる。
そんな主人公ローズリンのことはじめはあんまり好きになれなかった。

でも、ロンドンの帰り、息子が水を飲みにきてギューって抱きし
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ラテン・アメリカの旅(1942年製作の映画)

3.5

ディズニーの制作チームがリアルなラテンアメリカの文化を学ぶためにアンデス山脈の麓の町や、アルゼンチン、チリに渡った時の様子をアニメーションを交えながら描く、ドキュメンタリー。

旅行記ですが、やはりデ
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メロディー・タイム(1948年製作の映画)

3.5

JAZZYな音が織りなすアニメーションとの愉快な融合。
蜂が音の威力に気圧されて、逃げ惑う姿がリズムカルに描かれる様子が楽しめるアニメーションがあると思えば、
突然りんごの木が空にたくさん茂っている理
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ファンタジア2000(1999年製作の映画)

3.8

シーンごとに変わるテーマと音楽。
耳と目で楽しませてくれるファンタジアの2000年版。
好きなものからいくつか・・・
ユニークで美しいフラミンゴの舞はディズニーだからこその素晴らしさ。
ユニークでも可
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劇場版 花咲くいろは HOME SWEET HOME(2013年製作の映画)

3.7

輝き方がわからないけど、とにかく輝きたい。
そう願っていた思春期のさつきの思い出と並行して紡がれる成長物語。

実はテレビシリーズちゃんと観ていなくて、どっぷりハマったわけではないので劇場版を観ていい
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サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

3.7

コミュニケーションが苦手な少年と、容姿にコンプレックスを持つ少女の出会いを地方都市を舞台に描いた青春ラブストーリー。

ショッキングピンクやイエロー、グリーンなど独特なキッチュな色彩の可愛さにまず、引
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劇場編集版 かくしごと ―ひめごとはなんですか―(2021年製作の映画)

3.9

『隠し事は、書く仕事』
男やもめでかわいい1人娘の姫を育てる漫画家可久士は、自分がエロ漫画家であることを隠す為に血の滲むような努力を重ねていた。

ギャグ路線の強めなドラマシリーズですが、総集編プラス
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楽しい学校生活(2016年製作の映画)

3.3

完全に鬱目線な学校生活。
休み時間が怖い、怖い。

1人でいるのは全然いいけど、周りの声が聞こえるのが嫌だ 嫌だ。 

こもる音の中、落書きしても全然埋まらない時間
たかが10分、されど10分

ぼっ
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何度でも忘れよう(2019年製作の映画)

3.5

残酷な描写で綴られる御伽噺

側から見たら地獄でも、当人にしなわからない幸せがある

逃げ出したいとか、息苦しいとか、そんな感覚知らないよ

千切れた腕も痛くなかったよ

100回無視されたとしても、
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くじらの湯(2019年製作の映画)

3.4

子どもの頃ってたしかに銭湯って異様な世界に見えたな。

母親以外のたくさんの裸体。
日のおばあちゃんの裸体さえ知らないのに、赤の他人の老婆の裸体に慄く。

湯気の向こうの異空間、絶対母を見失ってはなら
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サンタクローズ3/クリスマス大決戦!(2006年製作の映画)

3.6

サンタになってから気がつけば12年。
相変わらずクリスマス前は忙殺されるような日々を過ごしていたのだが、ミセス・サンタは臨月でナーバスになっていた。
スコットは、北極に住んでるせいで実の両親にも会えな
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サンタクロース・リターンズ! クリスマス危機一髪(2002年製作の映画)

3.6

サンタになって8年。すっかりサンタクロースの仕事が板についたスコットだったが、ある時悪いニュースがやってくる。
サンタのクローズ(契約)で、重大な見落としがあって、サンタクロースは一年以内にサンタクロ
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サンタクローズ(1994年製作の映画)

3.8

クリスマスから1日過ぎてしまいましたが、めげずにアップします!クリスマスムービー。
何から何までぶっ飛んだファンタジーなのはディズニー映画らしくて実に良い!
「ねえ、ママ、パパ、サンタさん本当にいるの
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カリフォルニア・クリスマス 〜街の灯に包まれて〜(2021年製作の映画)

3.6

一年たっても、成就したての時以上にラブラブのキャリー&ジョセフ。
お熱いです・・・

すっかり大自然の申し子になったジョセフに緊急事態が言い渡され、サンフランシスコに戻らなければならなくなる。

ただ
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カリフォルニア・クリスマス(2020年製作の映画)

3.6

とある、牧場を買収するために牧場主説得のために派遣されたのは社長の息子で百戦錬磨のプレイボーイのジョセフ。
とにかくジョセフ役のジョシュ・スウィッカードがファッション誌から飛び出したようなイケメンなの
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クリスマスが教えてくれたこと(2019年製作の映画)

3.5

人気DJとして順風満帆だった主人公だったが、クリスマス直前に会社の企業買収でクビになってしまう。
4人の子供をシングルで育てたが、忙しいのを言い訳にして金で解決してしまったツケがこんな時に突然押し寄せ
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未知への飛行(1964年製作の映画)

3.9

キューブリックの『博士の異常な愛情』と全く同じ年に上映され、そのシンクロ度に多くの映画ファンが驚愕したとされる本作。
それだけこの時代に人々が『核戦争』という存在に戦々恐々としていた事が伝わります。
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

3.8

原作はピーター・ジョージによる『赤い警報』で、原作はシリアス路線なのを、キューブリック仕立てにかなり不謹慎でシニカルな、ブラックコメディ。

まず、内容が強烈なのだけど、映像もかなりすごい。
モノクロ
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カプリコン・1(1977年製作の映画)

3.7

SF映画なんかではなく、社会の陰謀を描いた作品。
社会派でありながら、家族もの、友情もの、そしてアクションやサバイバルもあり期待より面白かった!

人類初の火星探査機を計画するが、出発数秒前に装置の不
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記憶の淵(2021年製作の映画)

3.4

戦争が全ての時間を止めてしまった
私の心はまだあのホームに取り残されたまま

時間は目まぐるしく進んで心が追いつかないまま、わたしをあの日から引き離していく。

それなりの幸せを手に入れて、それが私の
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ある日本の絵描き少年(2018年製作の映画)

3.9

なんかめちゃくちゃグッときた。

漫画とアニメーションと実写をコラージュみたいに融合させたとっても珍しいモキュメンタリー

幼い頃から絵が好きで、5歳の時にすでに「漫画家になるんだ!」と将来をきめてい
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