東京裁判と併せてニュルンベルグ裁判とこの裁判は見といた方がええんでしょうね(どこまで台本や裏工作があったのだろう)。しかも絞首刑実行現場に至るまで映像で撮られているのはパンチがある。この見せしめと群れ>>続きを読む
蒸気機関車とか昔の鉄道設備が見れるのもいいし(これは群馬らしいが自分が生まれる少し前まで走ってたSLで保津峡あたりを通ってみたくなった)、昭和親父のエネルギッシュさ…特に猟銃を発砲する、フンドシ姿で鮎>>続きを読む
戯曲の映画だと思って見ないと台詞疲れしてしまいそうだが、元のテキストが割と忠実に使われているのでファス独特の言い回しが好きな御仁にはたまらんかと。シュミットの退廃映像美はファス世界と混じって上品な下品>>続きを読む
今見たら背景が色々見える。事前にミュンヘンオリンピック事件があった事、エミもポーランド系?の名前を持つ事で本当のドイツ人ではないという差別を受けている事、父親は外国人嫌悪を持っており共にナチ党員であっ>>続きを読む
実際はこんなかっこいいもんじゃないと思うけどエルサレム攻囲戦の雰囲気とか衣装とか武具とか普通に生きてたら見れないのでありがたい。漫画化できそうなくらいのキャラ作りと絵作りが抜かりなさすぎるのはサー・リ>>続きを読む
母親を美しい、恋しいと思えるというのはある種特権的な話で、自分の田舎の庶民おかん達にはそういう要素は皆無なのでちと理解が難しい。ましてや若く美化して会いたいとかほう…という感じである。そんなどこかタル>>続きを読む
広大な砂漠を舞台にした一大スペクタクルに60年代すご、となる。かつ個人史として変な人すぎた。罪深い私生児というキリスト教観念的な苦しみからアラブ世界に活路を見出した人?でも任務は過酷で、政治利用もされ>>続きを読む
小説でのイメージは読み手の脳内で作られるが、映画の場合はフィクションとしていかに映像偽造するか、という事になろう。これは物語映画として見たら見誤るというか、映画が映画である事の自己言及性についての映画>>続きを読む
追悼鑑賞。サンタモニカのクライテリオンに通いグリフィス、メリエス、エイゼンシュテインなどに心酔、クロウリー、メカス、コクトー、ラングロワへの敬意を挟み、イタリア映画(ヴィスコンティ、フェリーニ、パゾリ>>続きを読む
唐突に禁酒法時代の映画を見たくなって何十年かぶりに見た。善悪コントラストに古臭さがあるけど、警官もギャングもトンプソンをぶっ放してたり、デ・ニーロのアル・カポネやら有名な階段シーンやら見どころ多し。今>>続きを読む
普通に見たら変な映画だけど再映画化としては思ったより、てか実にきちんとしたものだった。ロミー・シュナイダーを起用という事は『マリア・ブラウン』製作期のファスビンダー。アミール・ベンサレムはギュンター・>>続きを読む
古参の味というか、まー良かった。OZUなオープニング、そしてもはやフェチかホモソかと言っていいくらい『スリ』『田舎司祭』を反復し、心的外傷メンズを描くシュレイダー先生。でも結局ファム・ファタール的な女>>続きを読む
英語で伝えようとしているからかJLGの思考回路がたどりやすかった気が。STATICではなくMOVE、MOVIEも然りやとか、CLASS(授業と階級闘争がかけてあるねん)とか。平和な国に住む我々には思考>>続きを読む
五月革命を経て世界的に新左翼熱が波及する1968年。ヴァルダ&ドゥミも米国入りして『Black Panthers』を撮っているので、米国でも何かが起こりそうな映画知識人の嗅覚を刺激するものがあったのか>>続きを読む
『家からの手紙』の母子関係・その後。今日的なmacbookやスカイプも使われつつもややこしい感情が描かれる。キッチンからは『ジャンヌ・ディエルマン』が亡霊の如く立ち現れ、どこか距離を感じさせるショット>>続きを読む
改めて観たけどストーンズはどう捉えていいものなのだろうか。エルドリッジ・クリーヴァーの生々しい「氷の上の魂」のテキスト(図書館で借りたけど面白い)と武装黒人を交差させるだけでなく「白人は黒人音楽から盗>>続きを読む
映画の作りはドラマ型というかやや作為的な感じであまり好みではないものの、日本国籍にあぐらをかいてのうのうと生きている自分には想像力を養う機会になるしこうした移民・難民映画はどんどん作られるべきだと思う>>続きを読む
同日に観たスコリモフスキーのロバと違って素直に観られるというかこちらの方がブレッソン的だった。受難劇は『ムシェット』のようだし記録に残された言葉をそのまま使った『ジャンヌダルク裁判』にも重なる。消えて>>続きを読む
あくまでモチーフであり求めたものは別、比べるのは違うと思うけど余計なものを剥ぎ取って本質に迫ろうとした本家の志しとは逆ベクトルだったかなと。アート的な絵作りのためのショット、カメラの動き方、視覚エフェ>>続きを読む
サイレントからトーキー、TVへ。戦前から世界恐慌を経て現代へ。キートン、チャップリン、ジャン・ヴィゴ、フェリーニ、そして自身の人生をも飲み込んで親子2世代、ギミック、オマージュ満載の怒涛の98分。幼少>>続きを読む
この効果音は2023年において斬新すぎるというかこういうはちゃめちゃなものはなかなかお目にかかれない。破壊のちセルフ・ディストラクション、面白い…。
わたしはぬいぐるみとしゃべっていませんが、心情を話せる友人もなくノートと対話しまくりだったり、自らの加害性という点に於いてもセミ遁世している身なのでまぁ全く他人事ではないなと。とはいえ自分も白城さんの>>続きを読む
カナファーニーの原作(1968年)を1972年、シリア資本でエジプト人監督が映画化。
(メモ)
ガッサーン・カナファーニー(1936-1972)
イギリス委任統治領下のパレスチナで、スンナ派ムスリム>>続きを読む