メメメメさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

4.3

なんにせよお金が必要。期待するような人情ミラクルなんて起きやしない現実的な話の中、少しだけ気にかけてくれる人がいたりするのもファンタジーではないし、事態の好転まで到底辿りつかないくらいのほんのちょっと>>続きを読む

熊の皮(2016年製作の映画)

3.8

子供に小突かれたり、怪我した同僚を無碍にし周りから爪弾きにされてしまうはぐれもの父ちゃん。たぶんそんなに良い父親してきたわけでもなさそうだけど、父ちゃんの男を賭けた大チャレンジにしっかり花をもたせてや>>続きを読む

友だちのパパが好き(2015年製作の映画)

3.9

好きになったのが友達のパパというだけ、切ない恋愛映画にすらなりそうなのに気持ち悪いに全フリしてるのがめちゃくちゃたのしい、、、!なんでこんなに気持ち悪いかというとアンサーの気配があるからで、完全一方向>>続きを読む

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007年製作の映画)

4.2

もし息子からちょっとだけ違う反応が返ってきていたら破滅なんていうほど悪い人生でもなかったんじゃないかと思うけど、あのミルクシェーキ寸劇と、とことん疲弊した姿は最高、、、良いラストでした。

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

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あっけっこう大人向け、いややっぱり子供向け?レイトショーだけど人多いしカップルいるんだな、、、なんてふわふわした邪念の中、えっっそんでどうなんの!?!?とようやく前のめりになったところで「ハイ!ここか>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.5

集中力の敗北。この世の中全部茶番だよってかんじは良かったけど、それにしちゃワンシーンワンシーンが長くて飽きてしまった。頭脳戦や化かし合いはエッセンス程度で、おふざけを楽しむ映画なんだな。。岸辺一徳の爆>>続きを読む

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.5

一番好きな映画は?と人に聞かれたらうろ覚えながらもとりあえず答えていたゴーストワールド、10代のときに衝撃を受け、このたびのリバイバルで10数年ぶりに鑑賞。イーニドへの共感ももちろんあるけど、自分は昔>>続きを読む

モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン(2022年製作の映画)

3.8

白蛇占い師とかポールダンスとか因縁の刑事とか、監督の好きなもの詰め込んだ感がかなり愛せる、しかし次世代タランティーノの触れ込みは良くないとは思った、、、小粋な会話のベクトルがまっこうから違うからなぁ、>>続きを読む

花に嵐(2015年製作の映画)

4.3

とても直視できない童貞の空想、拭いきれない押見修造味、そんなのを実在する人間で映像化していいの??こんなん漫画でしか許されなくない、、、?おもしろすぎてゲロ吐きそうになりましたが、フィクションで片付け>>続きを読む

愛にイナズマ(2023年製作の映画)

3.8

コメディ部分はめちゃわろたけど、前半と後半で物語も登場人物もガラッと変わって別の映画みたいだった。映画監督になりたい!というのと、家族の話を世に出したい!というのと、家族の問題を解決したい!という別軸>>続きを読む

リアリティ(2023年製作の映画)

4.0

警察の尋問録音データが元になっているということで、キリングオブケネスチェンバレンみたいなかんじかな〜と思って観に行ったら大違い!話のスケールも大きくないし社会派映画としてもそこまで強いことは訴えてない>>続きを読む

過去のない男(2002年製作の映画)

4.5

暴漢に襲われ記憶を失い、家もお金もない、名前すらわからないところから始まる物語。人生色んなことがありますけど結局はやるべきことをひとつひとつやるしかないんですよね、をマッハで体現。コメディかってくらい>>続きを読む

アメリ(2001年製作の映画)

3.8

一見するとコミュ障で不器用そうな女の子が自由奔放に突き進む映画は良い、モラルをこじらせているとよりたのしい、、、恋する惑星のフェイみたいだね、、、
そしてモノローグや茶番感から漂うウェス味、これもまあ
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正欲(2023年製作の映画)

4.1

今年磯村くん映画館で見るの何回目だろう!?柄本明と同じくらい見てる気がする。劇中、歯の浮くようなセリフがいくつかあって、だいたいがガッキーが発し、それを受けるのが磯村くんだったんだけど、ちょっとフワッ>>続きを読む

ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

3.7

ソースコードとしてネトフリで配信されてた!
起きちゃったことはしかたない!みんなのために頑張って!!!早く!!!ってイライラしながら言われたらムッとしたくもなるけど、がんばるジェイクえらいよねぇ、、。
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ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)

4.3

アレ?なんかおかしい?というちょっとした違和感からのぐいぐい引っ張られていく重力がたまらない!怖いもんみたような見間違いのような確信のなさが不安も不安。
キャラデザもだけど、表と裏の境目がなくなってい
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私がやりました(2023年製作の映画)

4.1

早口でドカドカ進む爆走ブラックコメディ、前作苦い涙の湿度高めな感じの笑いもかなり好きだったけどこっちはカラッカラの痛快さ!全員狡猾なのに浅はかで、エンドロールのおめえよお(笑)感までずっと最高でした、>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.6

迫力はすごかったけど迫力が突出したばかりに人間の立ち回りが追いついてなくてよう死なんかったな!!!!と20回くらい思ったし、海上でさえその大きさを見せつけるゴジラ、なんか平然と海の上に立ってた、、、?>>続きを読む

理想郷(2022年製作の映画)

3.8

移住者夫婦から見た理想郷。素晴らしく広大な自然、その価値を背負わされちゃう地元民もまあたいへん!わざわざ選んで住みにきた意識高めの脱サラ勢に、生まれ育った貧困村人が閉鎖的になっちゃうのはしゃーないよね>>続きを読む

唄う六人の女(2023年製作の映画)

3.2

竹野内豊がアッ…わかったァ…!って閃いたりダメだぁわかんない…!って項垂れるのちぃかわっぽかったです。

ドミノ(2023年製作の映画)

3.9

予告からインセプション期待して行ったらノーランだと思った??ジャジャーン!シャマランでした〜っっ!!!ってかんじだったけど、これはこれでおもしろいや!と思って見てたらどんどんテンション上がってって仮面>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.8

ポーカーフェイスの心の声もっと延々聞いてたかったです。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.9

どのシーンもめちゃめちゃ楽しいのに辿り着く結末にはやや不満、というか終盤の展開にまったく心動かされず、物語にハマらなかったなぁ〜というかんじでした。

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

4.0

大きくて怖いがたくさん見れて大満足。ノマドの照射による圧倒的終わった感にはうっかり心が洗われてしまう、、、。レディオヘッドとドビュッシーと尺八が共生する贅沢なSFでした。

ヨーロッパ新世紀(2022年製作の映画)

4.3

パナヒ監督作「熊は、いない」へのアンサー作品。扱ってる議題は大真面目なのに主人公なのか地縛霊なのかわからないおじさんのノイズがすさまじく、一番の見せ所であろう地獄のシーンに集中させてもくれないのこの監>>続きを読む

普通の人々(1980年製作の映画)

4.1

困ってなきゃあ助けはいらないんだよね。素敵な人々じゃなくて最悪な人々ってほどでもなくて、普通の人々としてのラスト最高でした。

愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

4.1

こどおじ岩男の精一杯のオナニーはさすがに胸熱、木野花のガンアクションも最高。家族の生活を背負うフィリピン人と実態のない何かを背負う日本人、家族のために生きる場所を選んでいるっていう点では同じなのに湿度>>続きを読む

シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

たのしーーーこれは最高!もっと意地悪なはなしかと思ったらわりと前向きなラストであら意外〜なんて一瞬思ったけど一粒の錠剤が残した余韻に気付いてあとからギャッとなりました。

宇宙探索編集部(2021年製作の映画)

3.8

常になんか辛そうな表情のタン編集長と行く、あんまり楽しくないUFO探索ツアー。何十年もUFO追い続けてさんざん人に馬鹿にされてきたらああいう顔にもなるんだろう、、、単におばちゃん従業員に怒られるから喋>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

出生前診断と並べた進行がちょっと恣意的に感じて自分はだめでした。嫌なやつが虐待してたとてフーンというか、訴え方がよくわからん。二階堂ふみは口達者で血気盛んそうなのになんで実家でくすぶってるんだろ、、、>>続きを読む

ある優しき殺人者の記録(2014年製作の映画)

3.4

「この結末は、誰にも予測できない」って書いてるけど突然のポルノの方がぜんぜん予測不能

ウィッカーマン(1973年製作の映画)

3.6

キリスト教ガチ勢の主人公わりと早い段階で捜査よりも他宗教ゆるさんおじさんになっちゃっててわろた、おしりペチペチの誘惑ダンスさえあんなにおもしろくなければ「どどど童貞ちゃうわ!」って言えたのにね!

戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

4.2

オカルト、コワすぎ7作、超コワすぎをさわりだけ履修して終映前にギリギリ鑑賞。期待を裏切らない怪異ノンストップの超贅沢回、世界も震撼する脅威の長回し、、、!!!!映画ってすごいなと思わざるを得ないぶっ込>>続きを読む

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

4.2

Filmarksのリバイバル上映にて。この映画とにかくサントラが良い、、、終盤のFools Goldは10代の自分に直撃だったけど今観ても良過ぎてもだえます。

白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)

3.4

話の枠組みなんかよく出来てて絶対おもしろくなりそうなもんなのに、妙に小粋なキャラクターたちがなんでかやたらと鼻につく、、、路地裏のシーンで壁にでっかくexplorationって書いてあって意味深だな?>>続きを読む

熊は、いない/ノー・ベアーズ(2022年製作の映画)

4.7

悪いことするとナマハゲくるよとか、夜に爪切ると親の死に目に会えないよとか、どこの国でも迷信は教訓めいてて面白い。中でも「秋茄子は嫁に食わすな」が好きなんだけど、あれ美味いもん嫁になんか与えるなって意味>>続きを読む