ミミックさんの映画レビュー・感想・評価 - 82ページ目

エル・クラン(2015年製作の映画)

3.4

・1980年代のアルゼンチンで、国の混乱に乗じて誘拐を繰り返してはの身代金で生計を立てるプッチオ家の実話をもとにした話
・南米の陽気な音楽が常に流れてて、事の悲惨さが麻痺してくるほど淡々と誘拐を生活の
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FEAR X フィアー・エックス(2003年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

・妻を殺された男が警備員として、監視カメラの映像を片っ端に見て犯人を探すうちに現実の境目がわからなくなる
・不気味な雰囲気のBGM、後半から赤い絨毯に赤いソファ赤いワンピースの女と赤づくめのホテルの中
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次郎長三国志 甲州路殴り込み(1965年製作の映画)

2.5

・鶴田浩二版清水の次郎長シリーズの第4弾
・次郎長の「お蝶、清水に帰(けぇ)ろうぜ」の啖呵と共に立ち向かうラストはしびれる
・今見るとスタジオのセット感と太秦感が凄い
・刀振りまわしてるのに持ったまま
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俺たちは天使じゃない(1989年製作の映画)

3.0

・凶悪犯の脱獄についていき、カナダとの国境の教会で神父のふりをしながら契機を伺うショーン・ペンとデニーロ
・わざとらしい大袈裟な演技が憎めないかわいさを醸し出す
・デニーロの泣き顔はなんか笑っちゃう
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富江replay(2000年製作の映画)

2.5

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・すべての男を惚れさせて狂わせて殺されては何度でも復活する美女、富江
・宝生舞版の富江は顔だけになっても無邪気にケタケタ笑う
・若い遠藤憲一、窪塚の丁寧な演技
・突拍子のなさが伊藤潤二っぽくありギャグ
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人生劇場 飛車角(1963年製作の映画)

3.3

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・着流しのヤクザの鶴田浩二が服役中に弟分の若い高倉健がおかみさんの佐久間良子と懇ろになる
・時代柄ヤクザ映画に時代劇の要素もあって味わいがある
・ラストカットの夕焼けの逆光で全体的に暗い坂道でのシーン
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

4.1

・1970年代の南太平洋の嵐に囲まれた髑髏島には島の守り神のコングをはじめとして、巨大グモや水牛など独自の進化を遂げた馬鹿デカイ動物たちが住んでいた
・水辺でのコングVS骨オオトカゲの心踊る肉弾戦
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.7

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・韓国の呪われた村で巻き起こるオカルトホラー
・猟奇殺人事件に始まり、物語は悪霊にとりつかれた警察官の娘と祈祷師の悪魔払い、更には國村隼との祈祷対決と話がどこに転がるかまるで分からないジェットコースタ
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お嬢さん(2016年製作の映画)

3.8

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・スラムで育った少女スッキが伯爵と呼ばれる詐欺師と組んで大きな屋敷のお嬢様のヒデコの侍女として潜り込んで財産を奪う計画を進めるが…
・日韓合併時の時代の日本人の屋敷(建物は和洋折衷)、間違った方に突き
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ブエノスアイレス恋愛事情(2011年製作の映画)

3.0

・南米の都会的な街に住む男女が、不器用な恋愛を繰り返して運命の相手に出会うまで
・ジャック・タチの「プレイタイム」、アサヒビール、鉄腕アトム
・大半が雰囲気を楽しむおしゃれ映画だが、ラスト20分で二人
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網走番外地 大雪原の対決(1966年製作の映画)

3.2

・シリーズ7作目は雪国で馬にまたがり復讐の西部劇
・嵐寛寿郎の身分を隠した親分の入れ墨を出したときの迫力
・大原麗子の飛び抜けたかわいさ
・雪像に隠れる敵を刀ひとつきで流れ出す血の演出
・由利徹のオカ
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天使の分け前(2012年製作の映画)

2.9

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・社会奉仕中の貧困な若者四人が高級なウィスキーを盗んで人生大逆転に挑む
・本来は蒸発によって年2%ずつ樽から減るウィスキーのことを指す「天使の分け前」が金持ちとの対比であったり、恩師に手向けたプレゼン
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トイレのピエタ(2015年製作の映画)

2.9

・死期が迫った無気力な28歳の青年が生きるよすがを求める
・野田洋次郎の虚無の表情が役柄に合ってた
・杉咲花は始めて見たドラマ『夜行観覧車』から『湯を沸かすほどの熱い愛』など、見る作品どれもカロリーの
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ヴァン・ゴッホ~最期の70日~(1991年製作の映画)

2.3

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・苦悩するゴッホの姿を想像してたら、娼婦たちと歌い踊り戯れる様子や精神科医らと小人の芸をして楽しませる割りと賑やかな普通の人らしい様子がふんだんに入っていて意外
・むしろ周りの女性たちのゴッホとの関わ
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ブルベイカー(1980年製作の映画)

2.8

・腐敗した刑務所を再建するため囚人として潜り込んで所長となり、利権にしがみつく権力者たちにたったひとりで立ち向かうブルベイカー氏
・熱い男の直球のドラマで、失脚させられ刑務所を去るブルベイカーさんを拍
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HiGH&LOW THE MOVIE(2016年製作の映画)

2.6

・5つの対立してたsword地区が結束してとち狂った琥珀さんを止めにいく、みたいな
・深いことはとにかく考えずに画面に溢れる作り込まれた美術と圧倒的大人数の大乱闘を眺める楽しさ
・VIと琥珀さんのやり
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.5

・ニューヨークで魔法生物学者のニュートが逃がした魔法生物を追うため、普通の人間の通称ノーマジのジェイコブと闇払いのティナ、妹で人の心が読めるクイニーらと共に探し回る
・トランクのなかで飼育する広大な空
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詩人の血(1930年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

・ジャンコクトーによる50分のシュールレアリズム映画
・ストップモーションで残酷描写を表現
・大砲が鳴り響くアパートの一室で芸術家(と彫刻)が見た夢
・開始早々で話を見失う
・黒人の天使がインパクトあ
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日本暴行暗黒史 異常者の血(1967年製作の映画)

2.9

・3世代にわたる呪われた血の宿命を同じ役者が演じ分ける
・異常なシーンがちゃんと異常に感じられた
・最後まで引き付けられて面白かった

エクスクロス 魔境伝説(2007年製作の映画)

2.3

・松下奈緒は村の狂人達から左足を狙われ、鈴木亜美はロリータ狂人の小沢真珠にでかいハサミで追いかけ回される
・執拗にカットを切り替えて興味をひこうとするが、中身はなんて事ない
・森下能幸の村のばばあ役が
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そろばんずく(1986年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

・とんねるず主演、フジテレビ出資、森田芳光監督の広告代理店二社の対立を描く奇天烈ナンセンスコメディ
・史上最速の開幕おっぱい
・「深夜食堂」からは想像がつかないほど、まるで掟ポルシェのようなテンション
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マルチュク青春通り(2004年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

・1978年の自分に自信がない男子高校生が恋に友情に悩みながら最後はヌンチャクで大暴れ
・「パッチギ」よりは「岸和田少年愚連隊」の方が近いノリ
・バスで一目惚れする女学生との恋がふわふわしてて何とも煮
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グレッグのダメ日記(2010年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

・アメリカの中学一年のスクールカーストの話
・クロエグレースモレッツが上級生の役でちょいちょい主人公の前に現れるが、他の同級生よりも大人っぽく映ってた
・下ネタ多いな

金環蝕(1975年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

・全員悪人な政治風刺社会派エンタメ
・あー、おもしろ!
・どの登場人物も煙草の臭いの染み付いた良いおっさん顔の役者ばかり
・特に宇野重吉のすきっ歯で喋る演技が好きすぎる

みちていく(2014年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

・女子高生たちの日常青春もので、意外と最後まで見続けられた
・陸上部のエースで彼氏に噛まれたアザを隠す少女と喜怒哀楽を滅多に出さない部長の少女との友情がメイン
・月の満ち欠けとニコチャンマーク
・月明
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トリハダ 劇場版2(2014年製作の映画)

2.4

・キャストこそ一作目と被ってる人が多いが、今回のお話しは同じマンションの出来事に収束する
・不条理感は薄れ、ストーカーとか押し入り強盗などどっちかというとガチ目の犯罪が多い印象
・黒幕の女が笑って終わ
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ドン・ジョン(2013年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

・恋人ができてもポルノを見るのをやめられない男が、家族を亡くした女と出会って本物の愛を獲得する話
・下品な下ネタ映画かと思ったが思ったより最後まで見れた
・特にスカヨハと別れてジュリアンムーアとの関係
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(1959年製作の映画)

3.2

・見栄っ張りで金持ちの主人の中村雁之助が、娘の婚約者で医者の仲代達矢に奥さんの京マチ子をあてがって自分の興奮材料にする
・中村の溢れ出るエロ親父、京のつり上がった眉毛メイク
・汽車の煙から列車の連結の
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トリハダ 劇場版(2012年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

・心霊ではない、超常現象も起きない、音で煽らない極めて日常のシチュエーションに則したホラーオムニバス
・たぶんひとり暮らしの女性が一番リアルに恐怖を感じるのかも
・谷村美月が気付いたクレーマーの正体
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怪談新耳袋 殴り込み!劇場版<北海道編>(2012年製作の映画)

2.5

・心霊スポットへ行っては罰当たりな行動を繰り返すおっさんたちの旅、北海道編
・作家の平山夢明氏のムチャブリにギンティがはだかブリーフで応戦
・樹海から藁人形パクったりなかなか針の振りきれた行動がエスカ
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怪談新耳袋 殴り込み!(2008年製作の映画)

2.4

・おじさんたちが心霊スポットを巡るシリーズ第一弾
・何となく作り手の探り探りな感じが伝わる
・何かの声とか無理矢理では?

悪魔の陽の下に(1987年製作の映画)

2.0

・えー、どういうこと?全く理解できない会話劇だった
・フランス映画でカンヌのパルムドールを取ったらしいが、宗教観念が薄いので悪魔とか司祭とかちんぷんかんぷん
・まだイングマールベルイマンの作品のように
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鈍獣(2009年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

・舞台の為に書かれた脚本をほぼほぼそのまんま映画化
・舞台版の凸やん:池田成志、江田っち:古田新太、岡本:池田成志を映画版でそれぞれ浅野忠信、北村一輝、ユースケ・サンタマリアがやってて配役はとても良か
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ダイダロス 希望の大地(2012年製作の映画)

2.7

・300年前のカザフスタンで自由を求めて争いを繰り返す者たち
・鎧や刀の相手に弓矢のみではきついな
・馬を自在に操って広大な草原をかける画は壮観
・日本人に顔が似てる

長く熱い週末(1980年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

・イギリスのマフィアの周りが殺されたことによるボスの動きを追うクライムサスペンス
・なんといってもラストの顔のアップの表情に繋がるボスの行動と心の機敏が全て
・爆破シーンがド派手
・シンセが響く特徴的
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