mezzopianoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

4.0

覚悟はしていたが、それ以上に心をえぐられた。
監督(ワアド)は爆音がするたびにビクッと体が反応するが、生まれた時からその状況下の娘(サマ)が泣く事はない。

弟を亡くして身体に寄り添う兄弟達・ここ(ア
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

4.5

弁護士役のマイケルBジョーダンがとても良かった。

黒人というだけで犯罪者にされてしまう理不尽さ。
サブタイトルから結末は想像出来てしまうがそれでも何度も涙してしまったし、諦めずに立ち向かう姿やまわり
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架空OL日記(2020年製作の映画)

3.8

ドラマ未見だしほとんど前情報無しで鑑賞。バカリズムはOL達の中にいても違和感なく溶け込んでいた。

女子同士って誰かを悪者にして盛り上がる事がよくあるし、場を盛り下げない為に思っている事を口に出来ない
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.8

珍しく邦題がマッチしていると思った。

ワンカット(風?)の流れが素晴らしく、自分が作品中にいるかのようだった。そして音楽がまた良い。
ストーリーはシンプルなのでスッと入ってくるが、最初から最後まで目
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音楽(2019年製作の映画)

3.6

ずっと興味を持っていた作品。
合うか合わないかがハッキリ分かれるだろうけれど、今までにない作品である事は間違いない。
主人公の研二は憎めないキャラだが、間の取り方が凄い。
研二達のバンド「古武術」に影
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.8

ハリウッド3大女優の共演だし是非観にいかなくては…とだいぶ前から思っていたが、男性と女性・年齢によって感想は違うかもしれない。
どこの国でも、どんな職業でもある事なのかもしれない…と思いながら観ていた
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グッドライアー 偽りのゲーム(2019年製作の映画)

3.7

詐欺師のロイは、出会い系サイトで知り合ったベティ(夫を亡くして間もない資産家)をターゲットにし、財産をだまし取ろうする。世間知らずのベティは次第に彼に心を許していき…。

ヘレン・ミレンが好きなので鑑
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.2

アトランタオリンピックで爆破テロ事件が発生するが、警備員のリチャード・ジュエルが爆弾入りのバッグを発見したことで多くの人々の命が救われた。
しかしFBIは、彼を容疑者として逮捕する。

正直過ぎる主人
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.5

イマジナリーフレンドがヒトラー、の10歳少年から見た「ナチス」や「戦争」。
前半はコメディタッチで可愛いらしい場面も多いが、後半で様子が変わる。

自分で善悪を判断出来ない子供の視点で描かれているが、
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.5

以前TVでF1を観ていた時期があり今作を楽しみにしていたが、ル・マンのような耐久レースとどう違うの?

「元々は公道を走る車から派生した歴史もあり、2座(2シート)の車両が使われる・F1はドライバー選
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.2

昨年からとても楽しみにしていた作品。

上流階級と下流階級の家族を描いており、俳優陣の演技も上手い。(ご主人様がイ・ソンギュンだという事になぜか気付かず)

テンポ良く進んで途中まではハラハラドキドキ
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.8

実績を残せない麻薬捜査チームが潜伏捜査の為店を買い取り、なぜか人気となってしまったチキン店を運営しながら監視を行う…というストーリーはなかなか面白いと思ったが、後半から少し乗れない自分もいた。

アク
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

5.0

午前十時の映画祭にて鑑賞。
一般投票で1位を独占したというのも頷ける。

妻とその愛人を殺した容疑で刑務所送りとなった銀行家アンディ。初めは戸惑っていたが、やがて不思議な魅力で受刑者達の心を掴んでゆく
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だれもが愛しいチャンピオン(2018年製作の映画)

4.3

全くのノーマークだったが、時間が合ったので鑑賞。笑いアリ・涙アリの作品で、結果的には思わぬ誤算😅

人によっては「ベタな作品」と感じるかもしれないが、ボランティアで知的障がい者のバスケチームを立て直す
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シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

4.0

監督がまさかの冴羽獠役で出演との事で、原作も好きだし笑える作品が観たいしで鑑賞。
高い再現度で恐れ入った。

気付けば自然と笑っている自分が気持ち悪いと思いつつも、終始ニヤニヤしてしまった。
実写化の
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ライフ・イットセルフ 未来に続く物語(2018年製作の映画)

3.6

「あの日 あの瞬間 すでに出会っていた」

体調イマイチだったからか序盤で少しウトウトしてしまったが、後半は涙が止まらなかった。

次々と進むので頭の中を整理しつつ付いていったが、人は色々な人に支
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.4

これはキツイ。
辛すぎて涙が出なかった。

家族のため、子供達のためと思って頑張れば頑張るほど空回りし、事態は悪い方向へと向かっていく。

「親の心子知らず」ということわざが終始頭をよぎったが、苦しい
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

「あなたになんか会わなければよかった」

既婚者でも付き合っているカップルでも、相手に言われたらとてもショックな言葉。

100%合う相手なんてまずいないが、言いたい事を言えないといずれ不満がたまって
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ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)

4.3

日本で公開されると作品中の季節とズレてしまう事があるが、クリスマス前の今の時期にこの作品を観られて良かった。

ラブストーリーなのかな?と思っていたけれど、ラスト近くで少し体が震えた。

最初ちょっと
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EXIT(2019年製作の映画)

4.3

昔やっていたロッククライミングが役に立つなんて…と簡単には言えないようなスリリングな展開。
ハラハラドキドキが続き、後半はずっと祈っていた。やはり韓国映画は最高。

少女時代のユナはスタイルが良いし美
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.8

前作を観ていなかったけれど、皆さんのレビューを見て面白そうだなーと思い鑑賞。
エマ・ストーンが銃を構えて「狙った獲物は逃さない」姿が可愛くて格好良かった。
あれこれ考えずに観られる。

ゾンビものとい
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盲目のメロディ~インド式殺人狂騒曲~(2018年製作の映画)

3.7

盲目を装っているピアニストが殺人現場を目撃し、さあこれからどうするか…っていう設定はとても良かったし途中のドタバタ劇も面白かったけれど、もう一ひねり欲しかったのはなぜだろう?
最近のボリウッドは素晴ら
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.5

前情報無しで観てしまったので最初話に入っていきにくかったが、デニーロは本当にマフィアをやっていたんじゃないかというほど。
でも娘を見る時には仕事とは全然違う、暖かい眼差し。目の演技が凄い。

ある事が
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NO SMOKING(2019年製作の映画)

3.7

どの年代でも、観たら皆んな細野晴臣が好きになる。

何才になってもお茶目で人間味あふれる細野さん。
音楽がかかったら身体がノッてしまうし、「映画は観る前が好き。観たら面白くなくなっちゃうから」とか「楽
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ひとよ(2019年製作の映画)

4.5

凄い作品。
白石監督はキャストの個性を引き出すのが本当に上手い。
松岡茉優はこんな演技も出来るんだ!と驚いたが、むしろハマっているかも。

「殺人犯の子供」として15年間暮らしてきた3人の心は計り知れ
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レディ・マエストロ(2018年製作の映画)

4.7

女性が指揮者になるという夢を見ることさえ許されなかった時代に指揮者を志した、実話ベースの話…位しか予備知識がなかったが、この作品は今年一番泣いたかも。

なぜ音楽に興味を持ったのか・指揮者として成長す
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ガリーボーイ(2018年製作の映画)

4.3

上映館が少ない中、どうしても観たかった作品。観にいって良かった。

インド社会に残る多くの問題。
今の生活はずっと変わらないと思ってきた主人公が、ラップに出逢った事で表現する楽しみを見い出し、自分を高
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ピアノが題材の作品は多いが、ここまで全編通してほぼコンクールという映画も珍しい。でも全く飽きる事なく鑑賞出来た。

「コンクールはライバルがいて誰かを蹴落とすイメージだが、4人が切磋琢磨して上っていく
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