ミミオさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ミミオ

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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.3

原理主義には敵わない!
この世は白黒で完璧に割り切れる訳がないのはみんな分かっているんだけど、理想論に対する有効なカウンターロジックがないのもまた真実。
だからみんな燃やしちまおう…!という狂信的な考
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機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022年製作の映画)

3.7

実は一年戦争の趨勢のカギを握っていたエピソードとして、本編に矛盾せず、お話としても小粒にならず、サイドストーリーとして完璧!
当時の作画そのままを再現してもらいたかったのが本音だけど、今はもう作れない
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.0

全てが中途半端…ちょっとどこを褒めればいいのか分かりません!
観てからしばらく経ったのだけどライアンレイノルズの無駄遣いしか残ってない(デッドプールの裏返し)

サマリタン(2022年製作の映画)

3.2

…思いの外楽しめましたよ…?

マシンガンで撃たれても平気だし、人を吹っ飛ばしたりクルマを持ち上げたりできるくせに完全無敵に強いってわけでは無さそう…全く弱点が分かりませんがなぜかじわじわと弱る肉の塊
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.4

僕のアニャたんの魅力が引き出せていない!

お話は最初っから不穏な緊迫感があって素晴らしいのに。良い人であるはずのグランマの視点が合ってない感じとかね…
安心できたのは最初の列車シーンくらいで、あとは
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.6

前作がイマイチだったので、期待しないで観たのが良かったのかもです。尺が短くて余計な説明は省いた凝縮編集というのも高ポイント!

全国のトムハさん好き諸兄、今作のヒロインはエディですって感じがたまりませ
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ミニオンズ フィーバー(2022年製作の映画)

3.4

ギャグもドタバタもとても良い塩梅なんだけど、ビシャス6が無駄に多いし無意味すぎたかな〜

鶴瓶師匠はハマってるし、たまに聞き取れる単語で意図が通じるミニオン語のバランスが絶妙で、僕、このシリーズはいつ
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アオラレ(2020年製作の映画)

3.8

世間で言うところの「無敵の人」に絡まれたら、という、共感(絶望感)しかない。短い尺で濃密にやられます。

結論、不条理ながら傷を負うしかないということなのね。今の日本では安倍元首相の件がオーバーラップ
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.3

一応、観る前の事前想定を並べておくと

本家をトレースする
本家から数人絡む
女性ならではのドレッシーな眼福
豪華なカメオ
最後は大円団

こんなとこやろなと思っていたら、そんなとこでした!

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.1

メアリーさんの最後の台詞、「何これ」が全て!

マッドマックスFRが人生最高の一本とか言っちゃう僕も大概変な性癖だと自認してますが、この作品の底に流れる悪趣味みたいなものとは相容れない。

カイジ2 人生奪回ゲーム(2011年製作の映画)

3.3

ちなみに原作では沼編が一番好き。

そんな僕としては、よくぞ沼を再現してくれた、と拍手です。マシンガン状の玉出しなんて音と迫力が原作超えたよ…!
今作も配役はどうもしっくりきてない中で、生瀬のおっちゃ
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カイジ 人生逆転ゲーム(2009年製作の映画)

3.0

配役に、ざわ…感!

漫画の映画化的にはよくまとめたと思います、思いますが、原作は越えられなかったね。以下、ダメ出し。

原作を名作たらしめているのは、2つあると思うのです。ひとつ目、一見荒唐無稽なの
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さがす(2022年製作の映画)

4.0

佐藤二朗のどこか抜けてる佇まいに、西成のさもありなん感も相まって、物語にものすごく説得力。ここまでのクオリティとは思ってなかった…良作!嬉しい誤算です。

序盤は娘視点、途中から切り替わりますがその編
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.9

例えばローガンやロッキーのように、無双してたヒーローが老いと直面して次世代にバトンを渡す、これが名作の後日談的続編の鉄板作法。無理してヒーローを続けちゃうと普通何だかなーってなる(マトリックス…)んで>>続きを読む

ターミネーター2(1991年製作の映画)

3.7

T-1000は今見てもほんと秀逸。絶望しかない。i’ll be backは今作では出てこないのか…シリーズ共通の決め台詞だと思い込んでたわ。

ターミネーター(1984年製作の映画)

3.7

いやー名作。息もつかせぬ展開の連打。シュワさんじゃなくヒロインが主役だったのね…

トップガン(1986年製作の映画)

3.9

マーヴェリックのための復習(予習)です。と言いつつ物心ついてからちゃんと観たのは初めて…?どうもチャーリーシーンとごっちゃになっていて…

映画は素晴らしいですね。もうやっぱり名作。音楽も、脚本も、カ
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.7

まさかのシン•ユニバース。
竹野内さんがゴジラとウルトラマンの世界を狂言回し的に繋ぐ人でしたね。

さて、映画としてはザ庵野。
世界の設定理解と物語の理解をものすごい情報量とスピードで処理しなきゃのい
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

4.1

何これ、文句なし!今年度ベスト5に食い込んでくる予感…!

登場人物が多くて絡み合う群像劇なのに関係がスッと入ってくる。
並行する物語でそれぞれに未解決問題が常にあるのに、なんだっけ?がない。
ところ
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ピラニア 3D(2010年製作の映画)

3.4

ジョーズ的スリルはほぼなし。エロ&グロに全振り!
エロはエロでも空飛ぶおっぱいからの着水おっぱいみたいなおバカお色気でカラッとしとります。悪くない。
グロはなかなかこだわりを感じさせます。スクリューに
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L.A.ギャングストーリー(2012年製作の映画)

3.3

エマさんゴズリングさんの助演ペアで、ブローリンさんペンさんが主演、漢たちのハードボイルドバディものと、大好物の渋滞。
なので悪いわけがない。ただもっとできる子なはずだよ。

ひとえに脚本が残念。ところ
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ナイト・ウォッチャー(2020年製作の映画)

2.8

脚本が壊滅的…!
せっかくのアナさん、シェリダンくんですが、主要な登場人物の行動原理がほぼ全員わからない。警察も無能すぎる…編集も悪くて物語の説得力が皆無。

プールサイドのシークエンス以外観る価値な
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ガネーシャ マスター・オブ・ジャングル(2019年製作の映画)

3.8

象さんと心を通わせて密猟から守る。こんなシンプルな絶対正義は、この時代だからこそ強いですね。
しかも主人公は伝統格闘技カラリパヤット使いのスーパーマッチョインテリイケメン。

ジャンプでももう描けない
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.6

前作超えならず!

良いんですよ、とても。でも前作ほどの凄みには到達できなかったな。
松坂くんの線の細さがね、ハマってない。あの見た目でこの役やるなら、華奢なんだけど触れたらヤバい、て出刃包丁的な空気
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.6

やっぱり脚本が全て!

春樹さんの小説は、文字通りハイコンテキストで、行間と余韻を放り投げられる。
初期の頃(世界の終わりと〜くらいまで)はその都会的な空気と奇想天外さってファンタジーな表面だけを追っ
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.0

推し監督、推し俳優に決定!

ジョン・ウィックより、僕は断然こっちです。血が通ってるというか、庶民的というか。キアヌ様のどこか人外の雰囲気に比べてオデンカークさんのおじさんの渋みに移入できます。おでん
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.1

マーゴットさんは魔性なんでしょうなぁ。俺ならこう撮りたい!って男どもに思わせちゃうのねきっと。だからこれはジェームズガン版マーゴット。
僕個人としては前のエアー版マーゴットの方が好みです。どちらも映画
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.2

これを生で観ていたら、一生忘れないやつになるのは間違いない…!ミニマルだからこそ、精緻さが際立つ。今時のプロジェクションや映像を全く使わず、身体だけで成立させたショーだから普遍的で、いつ、何と比べても>>続きを読む

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.3

恋に奥手の長友さんが超絶ラップで歌い踊る!

全編ラテンのノリで、マイノリティの苦悩が延々と歌われるというアンビバレントな作品で、僕には感情移入するポイントが皆無…手続きとか、その辺はラテンマインドで
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狂乱の日々 デス・ロードの戦い(2017年製作の映画)

5.0

ああ、もう…これ以上好きになれないって思ってたのに…まだ限界突破できるとは…監督もスタッフもトムハも最高や…和気藹々の現場だけが名作を産めるわけじゃない…世紀の名作は執念と想いのぶつかり合い、狂気から>>続きを読む

小悪魔はなぜモテる?!(2010年製作の映画)

4.0

全国のエマストーン好きの皆さん、覚悟せよ。キュート死(←?)必至!

エマさんのコロコロ変わる表情のジェットコースターに釘付け。顔だけで全ての感情を表現できる役者さんです。そしてなんといってもやっぱり
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.5

キャリーさん、ミスキャスト…!
童顔がこの人の強みであって、サイコ系には向いてないと思うの。そしてロングヘアがいまいち似合ってない。
泥酔モード/シラフモードへの切り替わり、恋愛モード/復讐モードの落
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犯罪都市(2017年製作の映画)

3.7

必殺、愛の張り手!

ドンソクさん、いいですよね?滲み出る優しさ、厳しさ、不器用さ、頭の良さ、ファニーさ…これは演技なのか持って生まれたものなのか。そこへ来て逆三角形太マッチョ。反則だ。人類皆惚れる。
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アニー・イン・ザ・ターミナル(2018年製作の映画)

3.1

世の中には「着せ替え」ってジャンルの映画があるのだ。

アニャテイラージョイの「サラブレッド」、エマストーンの「クルエラ」…これはその系譜、マーゴットロビーさんの七変化を愛でるための作品。マーゴットさ
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ハードコア(2015年製作の映画)

4.2

いやこれは…早くも今年のベストにノミネート……!

観ようかどうか迷っている諸兄(おそらくこれに興味がある時点である程度変態ですよね)、アマプラ400円の価値はある!

それでも心配なそこの貴方。なる
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