mgmnさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

少女は卒業しない(2023年製作の映画)

4.8

みんなの声で賑やかな教室。

その賑やかさが遠くに感じるひんやりとした廊下。

音を無くしたように人のいない図書室。

全部が懐かしくて、切なくて、尊くて、羨ましいと思った。
パチパチ弾けるそそぎたて
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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

2.8

人魚ってピンクや青の尾ひれにキラキラのうろこがついてて、虹がかかるきれいな海で優雅に泳いでるものじゃないんですか泣
あんなクソデカヌメヌメ尾ひれは解釈違いですよ。
わたしの中にいる幼女が泣いちゃう。
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ある用務員(2020年製作の映画)

3.3

\\チーム阪元揃い踏み//
といった感じで安定の爽快感。
福士誠治くん、アクションのイメージが全くなかったからあんなに動けることに驚き。
伊澤彩織ちゃんが見たくて鑑賞したけど、やっぱりこの人、凄すぎる
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.0

今回は敵にもよりフォーカスが当てられていた分、最後はちょっと切なかった。

3ベイビーの公開まだですか?
まひろのキレッキレアクション、大きなスクリーンで観たかった。
これをスクリーンで観れなかったの
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ペナルティループ(2024年製作の映画)

3.4

若葉くんずっラブなので初日に。
吉祥寺あたりでしか公開なさそうな雰囲気なのに近場の映画館で観れるのありがたい。
このビジュアルポスター超好き。


観た感想は、、、
本人も言ってるしいいよね。
変な映
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.2

いやはや度肝を抜かれました。
度肝オブザイヤー。
ベストオブ無理。参りました。
アクションすごすぎ。
まひろちゃん、スタント使ってないしあんた何者!?!?と思って調べたら、ガチのスタントパフォーマーの
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正欲(2023年製作の映画)

3.3

芸人のラランドのニシダが、YouTubeの動画の中で「多様性って気にしないことだから」と言っていたのを聞いて心底感心したし、同時にハッとしたというのが最近あった。
『他人を受け入れること』ではなく、気
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悪の教典(2012年製作の映画)

3.4

2度目の鑑賞。
初めて観たのはたしか、ネイルサロンで席に備えつけてあったiPadで映画が観れたので、これをチョイスした記憶。(え…?ネイルサロンで?こんな映画を…?)

ご丁寧にレインコートを着てから
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マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

3.6

10代で、まだ恋愛の良さも悪さもさほどわかっていなかった時期に一度観たことがあったけど、大人になった今になって観たらとてもいい映画だった。

いくつになっても、男でも女でも、何回目でも、失恋って痛い。
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楽園(2019年製作の映画)

3.3

限界集落に住む人々の気持ち悪さに耐えられなかった。
あんなにも仲間内で依存し合い、余所者を犠牲にして生きているものか?

この話のどこにも、楽園なんてなかった。


これは余談ですが、【かわいそうな綾
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

3.3

半世紀以上前の作品だなんて痺れちゃう。
サイコーに暴力的で、容赦なくドツき回された気分。
まったくイカレたシニーだった。
好きな映画を聞かれてこれを挙げる人とは、たぶん、まあ、仲良くはなれないかな。笑
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.8

頭はキレるけど将来が心配になるくらい根っこから終わっているクソガキVS大人達。
岡田将生の役も芯から狂ってる人間だったけど、彼がかわいく感じるほど。
まぁ〜〜〜相当なクソガキ度合いでした。
映画であり
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ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)

3.7

なんてこった。
こんなにおもしろくてグッとくるなんて。
《怪物だーれだ》の世界がここにもあった。

何事も双方の状況を聞いてから判断することの重要性とSNSの恐ろしさ。
わかっているつもりだけど、この
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花に嵐(2015年製作の映画)

3.3

気になってmarkしている『聖なるもの』と同じ監督だし先にこちらを観てみたけど、ビビりなのでモキュメンタリーってなんだか怖くて、画面小さくしないと観れなかった。


タイトルの出し方然り、監督の名前の
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もうひとつのことば(2021年製作の映画)

3.0

アマプラを徘徊していたらたまたま見つけたので観てみた。

マスク必須で生きていた我々、どう考えてもえらかったよね。
ほんの数年前の話なのに懐かしい気持ちになってしまうのは、今が幸せな証だ。


あらす
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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.6

令和版『姥捨山』といったところか…
ただ、昔ばなしとか絵本の中の物語とかそんな生ぬるいものではなく、遠くない将来この日本で起きてもおかしくないほど現実的な問題だった。

『プラン75』
75歳以上の高
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市子(2023年製作の映画)

3.5

最後の最後まで、本当の川辺市子のことはわからなかった。

恋人からのプロポーズで涙していた彼女のことを信じたい自分と、市子が纏う不安感とかいろんなことへの諦めとか、そういうのをふとした瞬間に感じること
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告白(2010年製作の映画)

3.3

10数年ぶりの再鑑賞でした。

グロい。
あのクラスのガキ達の存在がとにかくグロすぎる。
あんなクラスにぶち込まれていたら、嫌でも歪んでしまうだろう。
中学生はもっと何も考えず、バカみたいに、まだまだ
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CURE キュア(1997年製作の映画)

3.0

役所広司さん、最優秀主演男優賞おめでとうございます!
今も渋くてかっこよくてユーモアもあって素敵だけど、若い頃から爆イケおじなんですね。
ありがとうございます(?)

観終わったあと、久しぶりに考察サ
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Kfc(2016年製作の映画)

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ポスターきも!(褒め)

果たしてケンタッキーフライドチキンとは無関係なのか。
その謎を明らかにするべく、我々はアマゾンの奥地へと向かった─────

もらとりあむタマ子(2013年製作の映画)

2.9

何も起きそうで何も起きなかったけど、こういうのもたまにはいい。

お父さんがごはんの支度をして、タマ子とふたりでごはんを食べる。
本当になんでもないシーンだけど癒されるなあ。
食器のかちゃかちゃ鳴る音
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

4.2

平日は忙しくてなかなか映画を観る時間が確保できないのがストレスになりつつあったけど、そんな中で観るのにちょうどいい爽快感!

連ドラ時代や劇場版の過去2作品を知らなくても楽しめるけど、知ってた方がやっ
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ゆれる(2006年製作の映画)

3.3

10代で初めて観たときとはまた違う印象だったけど、当時から重たい話が自分はとにかく好きだったんだな。


実家が経営するガソリンスタンドで田舎特有の閉鎖感に耐えながら働く長男と、自由な街・東京に住むカ
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夢売るふたり(2012年製作の映画)

3.3

夫婦でほそぼそと営んでいた小料理屋が不注意で火事になってしまったことをきっかけに、いろんな女性をだまして奪ったお金で再びお店を開こうとする話。

どっかで後戻りできなかったかな、と思ってしまう。
人生
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真っ赤な星(2017年製作の映画)

2.3

きれいな景色の中で繰り広げられる人生にしてはドロドロすぎる。

いつだってこういう立ち回りで最終的に涙を流すのは、女性の方なんだよなあ。
不倫するまではどっちが悪いとかないよ?
どっちも悪いんだから。
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.5

普通ってなに?
普通だから、あきらめるの?
それでいいの?
みたいなところを上手く題材にしていて正直めちゃめちゃおもしろかった。
90分と、サクッと観れる感じも助かる。

「普通に〜」って自分も口癖の
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バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

2.2

初めて観たのは中学だったか高校だったかの頃。
当時はまだ人が銃で撃たれたり、ナイフで刺されたりする描写なんてもちろん慣れていなくて、ましてや首輪が爆発して死ぬとか頭に斧が刺さって死ぬとか、そんなの怖く
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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.0

『人生は、他者だ。』
主人公の幸夫が、最後に涙を流しながら書き綴っていたこの言葉がとても印象に残った。
この物語のすべては、この一言に詰まっている気がする。
奥さんを亡くしてからの後悔と自責の闇の中で
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マッチング(2024年製作の映画)

3.0

今回ばかりはすみません。
キャスティングだけである程度映画が好きな人なら犯人わかっちゃう。
そういうの良くないよ!笑
ということで、答え合わせのつもりで観に行ってみました。

“マッチングアプリ″って
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

2.5

序盤のテンポ感、色鮮やかな画、なんだか令和の嫌われ松子みたいだなって思った。
あらかた展開の予想ができてしまったし、感動に持っていこうとする感じがどうしても自分には合わなかった。
(勘のいいガキは嫌い
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

こんなにも胸を打たれるとは。

贅沢できなくても、この人のこれからの人生が、あたたかく輝かしいものであればいいと願いながら観ていた。
「すばらしき世界」
あぁ、そうか。
この人がこれから生きていく世界
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.3

3時間もあるから普段は周りを気にして買えないポップコーンも買っていいし、我慢しがちな途中のトイレもOKにしようとマイルールを設けて鑑賞しました!笑
意外とトイレは大丈夫だったな。


お母さんヒス構文
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もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

3.0

他人の、どうでもいい程に感情移入ができないどうでもいい恋愛話を見させられている。
幸せそうな人らだって皮を剥げば、こんな男女どこにでもいる。
こちとらこんな程度の恋愛ものじゃもう何も響かないんだよ。
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街の上で(2019年製作の映画)

3.0

青くん、名前の通り服もリュックも青色で、きっと素直な子なんだろうな。
用意されてた衣装が私服と変わらないところ、さすがににやにやした。
おしゃれでエモい雰囲気なくせにじわじわくる笑いがあるの、ずるいわ
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.5

毎月のPMSを抱える人と、いつ発作が起きるかわからないパニック障害を抱える人。
辛さを抱える姿に、性別なんて関係なくて。
お互いが相手のために『自分ができることをしよう』と歩み寄る姿が温かかった。
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