Tokyowomanさんの映画レビュー・感想・評価

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ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

3.0

『Here』に比較して、筋が明快な分かなり観やすかった。地味なテーマを実直に撮るのがこの監督の持ち味なのだろう。音楽の心地よさ、車の窓越しの街のライト、チルすぎて眠気が。。おばさん、病院に潜入したり閉>>続きを読む

Here(2023年製作の映画)

2.5

苔というモチーフ通り、かなり地味な映画だった。やさしい実存主義という感じ。長回しの意味とは…このシーンは必要なのか…となってしまった

#2024021

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.6

病気を「設定」として使うとき、監督の手腕が試されると思う。ただの設定として、おもしろがって消費するだけに終わる作品が多い。そんな中、この作品は本当に丁寧な手つきで病気を扱い、作品として昇華させている。>>続きを読む

ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

4.1

シンプルでまっすぐなストーリーに惹かれる。やっぱりスポ根モノは良いね〜

#2024019

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

3.0

こんなに騒々しい映画だとは思わなかった💦 監督の見つけてきた「素敵な瞬間」の寄せ集め感あり。


#2024018

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.5

トラヴィスのノータリンぶりに終始イラつかされた。。マジックミラーのシーン、ジェーンが美しくて非常にカメラ映えする。

#2024017

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

2.5

おっさん版不思議の国のアリスという感じで、ひたすら不条理が繰り返される展開。こういう映画はそういうものと割り切って観るとイラつかなくて済む。『ヘレディタリー』『ミッドサマー』でがんばった監督が多額の製>>続きを読む

カラーパープル(2023年製作の映画)

3.5

前半の胸糞展開がズッシリきて、しんどかった。。

#2024014

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.8

シンプルで滋味深い物語。労働者たちの恋愛を淡々と描きつつ、不穏な戦争の気配と対比させるのがよかった。

#2024013

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.4

無垢な女性が主にセックスを通して自分の主体性を確保していく、筋はシンプルなもの。ただ撮り方に品がないというか…。美術と衣装の凝りようは一定評価できるが、どぎついコントラストも相まって作品全体の趣味が悪>>続きを読む

メランコリア(2011年製作の映画)

2.5

映像は綺麗なんだが今ひとつ印象に残らない映画。

#2024009

アンチクライスト(2009年製作の映画)

2.5

ただただ不快で退屈な作品。過激なセックス描写に頼りすぎでは? 『ハウス・ジャック・ビルト』に通じるような、荒唐無稽でただ残酷なだけの内容でつまらない。映像自体は美しく、印象深いカットが多かった。>>続きを読む

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.0

10数年ぶりに再鑑賞。ラースフォントリアーらしい、いやらしい設定で登場人物を追い込んでいくスタイルが以前は受け付けなくて嫌いな映画だった。しかし見返して、セルマが軽度の知的障害をもっていると仮定すると>>続きを読む

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.0

静かなBL映画。前半は無駄に長いシーンが多かったような…。ツッコミ所はありつつも、後半は緊迫感があって楽しめた。こういう映画は、エンタメ的視点から眺めるか作家主義的な視点から観るかによって意味合いが変>>続きを読む

アラビアのロレンス(1962年製作の映画)

3.0

ガシムを救うシーンで「運命は書きかえられるもの」というところに感動。彼をめぐっての皮肉な伏線回収もまた良し。猛スピードで車を追い抜いていくバイク。いかに英雄とはいえ、決められた運命からは逃れられないと>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.2

完璧に繰り返される日常に『ジャンヌ・ディエルマン』との共通点を見る。ただそこに干渉してくる日々(他者の人生)のゆらぎ。『ジャンヌ〜』では極限のラストだったが、「人生はこういうもの」的表現が強くは刺さら>>続きを読む

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

2.5

ゴーストのようにふよふよと浮遊感をもって生きるイーニド。彼女の気ままな行動に振り回される登場人物たち。ある種のプッツンなイーニドのキャラクターにハマれず…。『ブックスマート』や『レディバード』、『リバ>>続きを読む

ビートルジュース(1988年製作の映画)

3.4

2024映画初め。ティムバートン節という感じで、奇想とコメディに満ちてて楽しく観れた。チョロピーの造形がサイコー🤣死後の世界の解釈もおもしろい!

#2024001

サンクスギビング(2023年製作の映画)

3.9

頭を何も使わず観れていい映画!!!続編も楽しみです!冒頭のスーパー暴動のシーン笑ってしまいました笑

#2023112

ティル(2022年製作の映画)

4.1

これが実話というのが何よりもつらい。主役の演技力はすさまじい。黒人差別反対です‼️‼️‼️誰もが見るべき映画。

#2023109

時の支配者(1982年製作の映画)

4.5

デカいハチ、奇妙な森、砂漠を疾走するカット……そこかしこに宮崎駿アニメを彷彿とさせるものが散りばめられていて、ルネラルーの影響力を知る。シンプルなストーリーながら意外性のあるラスト。常にかわいさと残酷>>続きを読む

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.0

主役の子の演技が神がかっている。絵作りやテンポ、心情の深まりの描き方もうまく、上映時間をあっという間に感じた。

ダルデンヌの『息子のまなざし』と構造が似ている。本作は当事者側からの目線だが。それでラ
>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.0

かなり辛くなる映画…。ただこの作品を無邪気に夏のきらめきが〜みたいに眺めることも可能ではあり、多義的な解釈を呼ぶという意味でよくできた映画であると思う。

#2023104

リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

2.8

監督のデビュー作ということで期待を持って鑑賞。……結果、イマイチ刺さらず。独特なオフビート感、ジャームッシュに通じるかも。全編「監督の見つけた素敵なシーン」をパッチワークのように繋げているだけのように>>続きを読む

カサンドロ リング上のドラァグクイーン(2023年製作の映画)

3.0

ガエルガルシアの演技がパワーと郷愁に満ちていてとても良かった。お話し自体は直線的な構造だが、彼の演技で映画として深みがひとつ増してる。成功とは裏腹に孤独を深めていく主人公の姿に同情を禁じえない。ラスト>>続きを読む

ナポレオン(2023年製作の映画)

2.0

事実を映像化するだけじゃ映画にはならないんだよなあ…。期待してただけにガッカリ。

#2023101

不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

4.7

ファスビンダーがゲイとして肌身に感じていたであろう「自分と異質なものへ隣人が与える迫害」が、物語へ投射されているように思われた。「世界に2人だけだったら良かったのに」とエミが言うシーンの、台詞と撮り方>>続きを読む

天使の影(1976年製作の映画)

2.0

以前から演劇をそのまま映画化することに懐疑的だったが、その念を新たにさせられた作品。詩的なセリフがつづいて意味を見出しづらかった。観念的な独白の数々は、常に愛と死を求めるファスビンダーの魂の叫びと考え>>続きを読む

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