skskさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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幸福なラザロ(2018年製作の映画)

5.0

ものすごーくすきな映画。なんの予備知識もなく観たのでかんぜんに油断していた…。後半の!展開を!予想してましたか?私はしてなかったー。祈るようなきもちで見届ける。エンドロールまでかんぺき。良い映画体験し>>続きを読む

パドマーワト 女神の誕生(2018年製作の映画)

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圧倒的な美は心地よいものなのだなー。絵の中の人物が動いてるような映画。
とにかく色彩設計がすばらしくて、善悪が色分けされてるから理解しやすい。観たことないよなうつくしさを浴びるほど観れて大満足!…なん
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氷上の王、ジョン・カリー(2018年製作の映画)

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そうか、私はずっと大きなスクリーンでうつくしいスケーティングを浴びるほど観たかったのだなぁ…!
光が強いほど影が深くなるとして、対価がとても大きいな…。でも彼のスケートは、琳派みたいに継ぐ者が絶えずい
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希望の灯り(2018年製作の映画)

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まず絵づくりがすばらしい。切り取った瞬間がそのまま絵になるよう。
いっこも問題のない人なんてどこにもいなくて、繰り返される日常がなにより強い力になったりするのだな。いい映画でした。フォークリフトが主役
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ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

5.0

こわいよこわいよ…!とおそるおそる観たら、こわい!かっこいい!インテリジェンス!という三拍子揃った良質な映画でした。やるじゃん、オランダ!

ビル・エヴァンス タイム・リメンバード(2015年製作の映画)

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10連休最初の1本。
とにかく音楽がすばらしいので、ゆったりと体が弛緩する。その音楽を語る誰もがうっとりと夢見るようなのに、その裏で起こっていたひずみ。どうにもやりきれない。
エンドロールが無音でそこ
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チベット ケサル大王伝 最後の語り部たち(2018年製作の映画)

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文盲の羊飼いがある日突然ケサル大王の物語を語り始めるってだけで、あハイ、観ます!ってなっちゃったんだなー。
チベットの10年史でもあるのでおもうところ諸々あるのだけど、とにかく!語り部たちの語りがハイ
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5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

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かわいいばかりのフランス映画だとでもおもってやしないかい?みたいな。
かわいいかわいい!ってもんどりうってたら、ぽつんと訪れる結末。ちっともいやなかんじがしないんだなー。なんという妙味。心のオリーブ少
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私の20世紀(1989年製作の映画)

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20世紀をおとぎばなしのように描くとこうなるのだな。生き別れのマッチ売りの双子ってだけで、どうしたってこの胸は踊る。やっぱり私この監督すきだなー。時間旅行から帰ってきたよなここち。

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

5.0

どストライク。8億点くらいのスコアたたきだしちゃう。帰りの電車を天使的な視点で眺めてしまうけど、こんなのすぐに忘れちゃうから、また観よう。なんといっても人生は続くのだ。

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

5.0

誰かの記憶を取り出して、覗き見してるような映画。
とにかく音がすばらしくて、映画館を出ても街のざわめきが映画と地続きになっているよう。いっこうに映画が終わらないのだ。これはちょっと経験ないなー。おそろ
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たちあがる女(2018年製作の映画)

5.0

もーのすごく、すきな映画。基本的に私は強くて勇敢でへんてこな女性の映画がすきなのだ。大真面目にへんてこであることが、肝要。
吉田秋生の漫画読んでるみたいな展開がちらちらあるので、とてもしっくりくる。
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

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ひー、すきです。
映画ほど素敵な商売はないってかんじ。
愛しかなかったなー。
今度ちゃんとスクリーンで観ます!

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

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細かいとこまで村上春樹的なのにラストだけまったく村上春樹的でないので、おや?とおもう。でもこの物語の着地点はこうなんだろな。
短編の『納屋を焼く』に『ダンス・ダンス・ダンス』の五反田くんパートを足して
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シシリアン・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

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どうにもやりきれない話なんだけど、救いがないわけじゃない。
超重量級にすきなとこと超重量級に苦手なとこがあるんだけど、総じていい映画。

シチリアは風が強くて波が高いのだな。

ピアソラ 永遠のリベルタンゴ(2017年製作の映画)

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フィギュアスケートで毎シーズン耳にするものの、演奏しているところを観るのははじめてだった。なるほど、これは格好いいなー。
音楽家と家族の話。終盤いくつか挿入されるソール・ライターの写真がすごくよい。

バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

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しごくまっとうで、安心して観てられる。かならず味方がいる世界。
あたりまえのことを高らかに歌ってくれるだけで、救われたここちになるのはなんでなんだろう?

13回の新月のある年に(1978年製作の映画)

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かわいそうなエルヴィラ。
私はあなたがうつくしいとおもうし、いとしいわ。

第三世代(1979年製作の映画)

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ずーっと不協和音が続くかんじ。ゴダールでなれっこなので、いうほど難解か?ってかんじ。いずこの部屋も壁紙がかわいい。

タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

5.0

ずっと神様がそばで見てるみたいな映画。
すばらしかった。

ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

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才能というものがあるのならば、惜しみなく与えもするし、容赦なく奪いもするのだな。映画はここで終わるけど、彼の人生は続いていく。願わくば、しあわせな人生を。

エンドロールが明るく舌ったらずな曲なのがさ
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斬、(2018年製作の映画)

5.0

『野火』の次に撮るのが時代劇ってことで、わくわくして観に行ったら返り討ちにあう。みたいな映画。

時代劇とか勧善懲悪みたいな枠組をかるがる越えてってしまうので、振り落とされないようしっかりしがみついて
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ジョニーは行方不明/台北暮色(2017年製作の映画)

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エドワード・ヤンが切りとった台北があまりに魅力的だったので、じゃあ今の台北を若い作家はどう描くのかな?って、気になって観てみた。
とてもよかった。もぎたてのフレッシュ台北だった。光も影も濃くて、色彩が
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地球に落ちて来た男(1976年製作の映画)

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へんてこな映画はおれにまかせろ!というこころもちなので、にこにこ鑑賞。
へんてこなうえに衣装替えが多い。ほんともう、ありがたいことですよ。
地球に落ちてきたばっかりになあ…!

心と体と(2017年製作の映画)

5.0

ものすごーくすきなタイプの恋愛映画。あいすべきへんてこりんさ。こういういびつさ、だいじにしていきたい。

光や色がきれいだなー。まばゆい。

台北ストーリー(1985年製作の映画)

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やっぱり私、この監督の絵づくりがどストライクなのだなぁ…。光と影、ネオンと闇、新しいビルと古い家屋。80年代をこの眼差しで切り取る、その心意気や良し。

息苦しくなるくらいの閉塞感と焦燥感。あっさりと
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

5.0

光も影も雨も闇も、すべてがうつくしい。画面の切り取り方がとにかくすばらしいので、ごくごく飲み干すように観る。

内容はまあ…心躍るものではないからなあ…とおもいきや、ぞっとするほど格好いい終わり方をす
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ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男(2016年製作の映画)

5.0

ぼろぼろに泣きながら観る。おそらくそういう映画じゃないんだろうけど。
美しいものをこころの中心に置いていていいんだ!それを信じて貫いていっていいんだ!という、道しるべを得たかんじ。道に迷ったような気持
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

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すきな要素がてんこ盛りなんだけど、にがてなとこも多いのだ。でもそのえぐみがなかったらつまんないことになりそうだものね。圧倒的にセンスがよいので、今後すごい作品を生みだすの楽しみにしてます。

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

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すきなとこもすきになれそうなとこもあったんだけど…うまく呼吸があわないかんじ。おしい。