松坂桃李と広瀬すずの影のある演技がすごかった。
原作者の凪良ゆう、居場所のない者同士が身を寄せ合って生きるという、名前のない男女の関係を繊細に描くのが上手い。恋愛や結婚が幸せのすべてではない、いろんな>>続きを読む
ラストの終わり方〜!ってなった。
近況を探り合う感じがリアル。お互いが一番だったって確かめ合っても戻らない時間に涙する。
面白かった。証拠が不十分で何が真実かわからない中、裁判が進むにつれ、夫婦間の問題が明らかになっていく…。最初は善良な妻に見えた主人公だが、人間の多面性に騙される。自殺か他殺かわからないけれど、妻の言葉>>続きを読む
観終わった後、なぜか泣いていた。その涙の意味をじっくり考えたいと思う、素晴らしい映画体験でした。
(是枝監督は、複雑な少年の心を描くのが本当に上手い)
歴史上の大きな決断をする瞬間を描き出す、演出がすごかった。チャーチルの人となりも興味深い。戦時内閣ではああいうリーダーが適任なのかもしれない。
ベタなストーリーなのでこれを観るべき特段の理由はないと思うけど、手軽に感動できる映画。特攻隊というやり方は間違っているという主張はもっともだけれども、特攻隊員に向かって負けるから意味ないと直接言うのは>>続きを読む
高校のいたずら事件、別に友達でもないしいたずらもひどいから、告げ口してハーバード行くのが正しいと思ってた…。最後のは名演説だったけど、何が高潔かというのは難しいな。
退役軍人の生きづらさとプライドの高>>続きを読む
思い出を遡っていくあたりが『ちょっと思い出しただけ』に似てるなという第一印象。(どっちも伊藤沙莉がよい)
エモに寄りすぎていて見てられないと思う場面も多かったけど、刺さるセリフも時々あった。
エンドロ>>続きを読む
毎日が同じことの繰り返しと捉えるか、ささやかな幸せを大事にしながら過ごすのか、捉え方によって全然違う人生になるなぁと気づかされた。欲のない生き様は本当に美しい。
殺人も裁判もすべてエンターテイメントにしてしまうシカゴの人々には狂気を感じるけど、ミュージカルとしては楽しい😀
めっちゃ泣いた。現実はよく知らないけど、引き離すんじゃなくて支援する方向に持っていけたらいいね。完全に対決構造なのがアメリカっぽいなと思ってしまった。手っ取り早く感動はできるんだけど、もう少し複雑な要>>続きを読む
一つ一つの台詞が繊細で味わい深い。もう一回観たくなる。
超人工知能を手にしたものが力を手にする社会。AIは与えられたミッションのために嘘をついたり人を騙したり手段を選ばないので、けっこうリアル。
このレビューはネタバレを含みます
ジェンダーものの映画でびっくり。女性至上主義のBarbieの世界が、人間界の男性至上主義の世界に脅かされる話。サーシャの母親による大演説(女性は互いに矛盾した役割を社会から求められる)には心を動かされ>>続きを読む
息苦しさを凝縮したような映画だった。
結婚に縛られたくはないけど何か明確な目標があるわけでもないという中途半端さ。
どうしてもマンネリ化する恋愛。
ポリコレを主張するフェミニズムや環境主義者。
自分の>>続きを読む
最高です。コメディタッチだったからこそ余計に涙が止まらない。今後何度も味わいたい作品。
前半のグイドはお調子者で嘘つきで迷惑なやつだなぁという感想だったが、その平穏な日々が一変した後半においては、過酷>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
設定を理解するのが難しすぎる。夢と現実を行き来するうちに何が現実で何が夢なのかわからなくなってしまう。最後の子供との再会シーン、これは夢(偽物)だとわかっていたら虚しいだけだが、現実か夢かハッキリさせ>>続きを読む
家庭環境やキャラの違う友人と関われるのって小学生くらいまでだよなぁ…。強がる少年の中にも、家族の悩みや将来の夢、家庭環境による諦念など青春時代らしい悩みが見え隠れする。
友人との冒険という非日常を通じ>>続きを読む
リーマンショックが起きた仕組みが勉強になってよかった(映画の解説だけではけっこう難しいと思う)。
銀行と格付け機関と政府が自分たちの利益しか見ておらず、結局被害を被るのは低所得者の人たちという構図に憤>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
塔の世界は何だったんだろう。命が生まれる場所?死後の世界?命の源みたいな場所だろうか。
アオサギはどうして眞人を塔の世界に連れてきたんだろう?と引っかかったけど、その世界に通じる主人公が導かれるのは必>>続きを読む
相手を貶めても自分が可愛くなったり成長したりするわけじゃない、自分のことに集中しよう、って気づけたのは素晴らしいと思う。すべての女の子に幸あれ。
ストーリーはシンプルだったけど、ディテールが素晴らしかった。自分が余命宣告された時に、仕事に邁進することができるか?と考えさせられた。暇の潰し方を仕事以外知らない、というのはカッコよくもあり、残念でも>>続きを読む
忘れてしまう認知症と、忘れられない過去の傷。新しく産まれようとする生命。不倫の恋。
ミクロな世界の映画で、みんなそれぞれ葛藤はありつつも、優しい世界がそこにあってよかったです。
余計なセリフが無くて、ボクシングのリズミカルな音が心地よくて、ひたむきに練習する姿に、心が整う感じがした。孤独なようで、周りの人たちもそっと見守ってる。岸井ゆきのの表情がよかった。
このレビューはネタバレを含みます
これが創られたのが2001年というのが衝撃。人間の欲望の描き方が素晴らしかった。愛と夢と死、これが人間を人間たらしめるのだと思った。
親子の愛やセックス、ロボット破壊の見世物など、感情労働(サービス)>>続きを読む
人との心地よい距離感、が丁寧に描かれてて良かった。寂しい人たちにとってのサードプレイスになる優しさを持ちつつ、恋愛では酔わないと冷めたところもある。
孤独を大切にする人って、執着しないから優しくて魅力>>続きを読む
原作好きだったけど、映画だとあんまり良さが伝わらなかった…かな。
意味不明、の一言に尽きる。発想はすごいなと思うけど終始ぶっ飛んでる。途中でついていけなくなって疲れた。
目が離せなかった。カメラワークがすごい。体力、気力、知力、優しさのいずれも近代人(西洋人)に負けていないというインドの気概を感じる。
ここに野暮な感想を書くのが憚られるくらい、良い映画だった。決して綺麗事では済まされないけど、いろんな苦悩を呑み込んだ白鳥の湖は本当に綺麗でした。
カットは長くてセリフは少ない、ゆっくり退屈な時間が流れる映画だが、高齢者に死を選択させる空気感がすごく伝わる。この制度にある種の納得感があるのが怖い。