三津千夜さんの映画レビュー・感想・評価

三津千夜

三津千夜

アイデア・オブ・ユー ~大人の愛が叶うまで~(2024年製作の映画)

3.5

40歳のシングルマザーが24歳の人気アーティストと恋に落ちる。
アンハサウェイありきの映画。
ただただ美しいです。はい。

バービー(2023年製作の映画)

4.0

ピンク色の鮮やかな世界で完璧なバービーとケンたちが暮らすバービーワールド。
ある日主人公のバービーの体と心に異変が起きる。
現実(人間)世界に行き、バービー人形の持ち主の女の子の問題を解決すれば元のバ
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オデッセイ(2015年製作の映画)

4.0

火星での有人探査中に1人残された植物学者の宇宙飛行士のワトニー。
危機的状況の中、1人火星で生きていくための術を見つけていく。NASAが科学者を結集し救出を試みる。感動の結末。
マット・デイモンお見事
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ニューヨークの恋人(2001年製作の映画)

3.5

あることがきっかけで1876年から21世紀のニューヨークへとタイムスリップしてしまった英国貴族レオポルド。
歴史と文化の違いに戸惑いながら
キャリアウーマンのケイトと恋に落ちるラブストーリー。

若き
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ある男(2022年製作の映画)

4.0

不慮の事故で亡くなった男の名前が偽名だと判明。
その男の正体、真実を追う中で自分と対比させ様々な感情が生まれていく弁護士が主人公。

殺人犯の子として生きる辛さ。
自分から父が見える憤り。
差別、偏見
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Gメン(2023年製作の映画)

3.5

青春ギャグ映画
と言ったところでしょうか。
最初から最後まで面白いのですが
その分エネルギーが必要かと。
なので元気な時に観た方がいいかも。
男性陣の皆さん、高校生には見えません笑

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.5

ある日の本屋さんで
ある漫画を通して友情築いていく
女子高生のうららちゃんと
75歳の雪さん。

優しい時間と優しい人たちと優しい音楽。
心の底から暖かくなる感覚。
とても良い映画でした。

キュート
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

偏屈で町1番の嫌われ者のオットー。
彼が抱える孤独の意味。
亡くなった最愛のパートナーとの思い出の中で生き死ぬことを望む毎日が
ご近所さんたちや猫、様々な縁や事象により変化する。
泣くもんかと思いつつ
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終わらない週末(2023年製作の映画)

4.0

好きです。
アメリカの終わり、世界の終わり
始めはそんな怖さを持って観ていたけど
人種差別、偏見、不確かな情報に翻弄される様、自然破壊の因果応報
携帯やテレビ、パソコン
デジタルに頼り切った現代に生き
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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.8

北アイルランドのベルファストで暮らす9歳のバディ。
愛に溢れた家族と街中の人々に囲まれ
映画、音楽、サッカーを楽しむ幸せな日々が
1969年8月15日の突然の暴動により一変する。
激動の時代。モノクロ
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クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

3.5

豪華客船の中で起きた殺人事件を
互いの恋人の浮気相手の
バトラーと乗船してきた女性客と解決する
2人のラブコメディ。
俳優陣やセットが豪華。
ミステリー要素は薄め。
ただ楽しい時間。
こういう役どころ
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

共に医学部で学んでいた親友が受けたレイプ被害で主人公と親友2人は大学を中退。
その後、自殺してしまった親友の復讐を企てる物語。
加害者だけでなく周りの人間の心に巣食う「傍観」の罪。
それは私の中にもあ
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.0

1940年ドイツ占領下のポーランド。
ホロコーストを生き延びたピアニスト
シュピルマンの物語。
目を覆いたくなるシーンの数々が苦しかった。
なぜ人は争いをやめないのか。
権力に迎合してしまうのか。
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.0

上映中見逃した作品。
10月25日月曜日から一週間繰り返されるタイムループ。
部長にあることを実行してもらわないと終わらないと気付いた社員たちの行動と心の変化。
大切なことを思い出させてくれる。
面白
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バビロン(2021年製作の映画)

3.8

時は1926年のハリウッド黄金期。
セックス、酒、ドラッグ、ギャンブルだらけのはちゃめちゃな時代。

新人女優のネリーと映画製作を夢見るマニーが映画界の大スタージャック主催のパーティーで運命の出会い。
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.8

魚類学者・さかなクン(ミー坊)が自身の半生をつづった著書の映画化。

のんちゃんの心を映し出したかのようなミー坊の透明感。
さかなクンの純粋さを見事に投影したのんちゃんの演技。
母親、ヒヨ、総長といっ
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.0

不快極まりないストーリー。
すべての人の心に巣食う醜さが溢れてて
そこから、愛って何だっけが見え隠れする。
善意と悪意。愛と憎しみ。
表裏一体だなと。

なくもんか(2009年製作の映画)

4.0

誰も悪者にしないクドカン先生のマジック。
あったかさと切なさ。
人情、心情、愛情。
全ての登場人物が愛おしく憎めない不思議。
『The・阿部サダヲ劇場』
です素晴らしい。

クズを愛おしく描ける。
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

現在と過去を繋ぐ時の流れ
現実世界と異次元の世界
壮大で神聖な世界観
多様な愛おしい登場人物
宮崎駿さんの想いが詰まった
「らしい」作品でした。

主人公を中心とした人との関わりの中で
嘘や妬み嫉み憎
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.5

ミュージシャンの浅田信一さんおすすめの映画。
信ちゃんのおすすめの映画なので
大切に鑑賞しました。

地球は砂嵐の異常気象により
農作物が育たず食糧難に襲われ
人類滅亡の危機のカウントダウンが始まって
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.8

死刑判決が確定するであろう殺人犯。
その弁護を引き受けた主人公が
犯人とのやり取りの中で動機に疑念を抱き
真実を知ろうと奔走する。
主人公は福山雅治。殺人犯に役所広司。

犯人の二転三転する話に、気付
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母性(2022年製作の映画)

3.5

母から認めてもらうために生きてきた娘。
その娘が産んだ娘もまた、母を喜ばせ認めてもらうために生きていく。
夫とその愛人、意地悪な義母も絡み
母の懺悔と娘の言葉で語られることで
息苦しい日常を描きながら
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.8

以前、面識のあった連続殺人鬼からの突然の連絡。
24件犯した殺人事件の中の一つだけは冤罪だと訴え
それを証明してくれるよう頼まれる大学生こ雅也。

怖かったけど人たらしで殺人鬼を演じる阿部サダヲさんの
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空白(2021年製作の映画)

4.0

あることがきっかけで交通事故に遭い亡くなってしまった娘の死をきっかけに
男手一つで育ててきた父親と
事故を引き起こした原因である人物や
様々な立場の人々の葛藤、デマ、モラハラ、DV、偽善、主張、苦悩、
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怪物(2023年製作の映画)

3.8

大まかな結末を見せてからの伏線回収。
そしてどれも好きになれない登場人物が
最後愛着が沸くのは坂元さんならではかと。
また、静かに進む時間と
ラストはこちら側に委ねるのは是枝さんならではかと。
嘘をつ
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.0

ケイトブランシェット引退か?と聞き急いで映画館へ。
ドイツが舞台。
女性天才指揮者ターの孤独。
デマ、噂、疑惑、裏切り、狂気。性的マイノリティーへの偏見。
ほとんど台詞がなく詳細な説明がない。
ドイツ
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.0

故郷を離れ新宿で暮らすトランスジェンダーの凪沙が
育児放棄されてきた親戚の女子中学生一果を預かることに。
孤独な2人はいつしか心を通わせ
凪沙の中で母性が目覚めてくる。
ずっとチクチク胸が痛むけど
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マチネの終わりに(2019年製作の映画)

3.8

東京、パリ、NYが舞台。
音楽もセリフも時の流れ方もオシャレな外国の映画のよう。

出会った瞬間に惹かれ合う音楽家・蒔野とジャーナリストの洋子。
様々な葛藤と現実。そしてすれ違い。

自分に正直に生き
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嘘を愛する女(2018年製作の映画)

3.3

キャリアウーマンの主人公が5年間同棲していた男がくも膜下で倒れ、名前も職業も全てが嘘だと知る。
探偵と共に彼が何者なのかを追う女。
役者陣の演技は素晴らしい。
でも流れや設定が雑でツッコミどころ満載…
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

3.8

だらしのない未練まみれのクズ男を阿部さんが
そんな旦那に愛想を尽かした元嫁を真木さんが
質素な一人暮らしの思いやりある母を樹木希林さんが
他にも小林聡美さんや
リリーフランキーさん、子役の子
それぞれ
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海街diary(2015年製作の映画)

3.8

父の死をきっかけに、三姉妹と一緒に暮らすことになった腹違いの妹。

四季折々の鎌倉の情景。
深く掘り下げることなく
さりげなくそれぞれの立場や想いを描く様。
古きを大切にしながら
ゆっくり流れていく時
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

4.0

Theラブストーリー。
アリーとノアの身分違いの恋を
同じ老人ホームに住む認知症の女性に男性が物語として朗読するシーンと並行して描かれる。
ステキな台詞や情景や音楽が満載。
最後はもちろんだけれど
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