天津甘栗さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

天津甘栗

天津甘栗

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世界の中心で、愛をさけぶ(2004年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

大流行した王道純愛邦画。

やはり長澤まさみの新星出現っぷりがハンパない。脚長いしスタイルめちゃくちゃよくて健康的。それでいて笑顔も声も仕草もかわいい。最強。森山未來の童貞感も初々しく◎
その他の出演
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怪物(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

「学校」それは大人子どもが入り混じり、それぞれの思惑が渦巻いて複雑に交錯する閉じられた魔境。

ファンタジーテイスト強めの『告白』よりも俄然リアリティがあり恐ろしさを感じた。人物描写が丁寧で多面的。誰
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KARATE KILL/カラテ・キル(2016年製作の映画)

1.7

王騎将軍も仰天のジャケ写にダサカッコ良さを感じ鑑賞。
アダルトビデオの導入シーンをキルビル風に撮ったかんじ。すんごいチープ。トップガンのベッドシーンやT2ショットガン装填等のオマージュ有り。他にもオマ
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

本作での見どころはラブりんのながーい脳内敗北宣言と、杏ちゃんのきれいな鼻水。
ぼちぼち鮮度が落ちてきた。噂されているキャスト全刷新は賛成。同じメンツでひっぱれるのはあと1、2作程と思う。

亜人(2017年製作の映画)

3.2

原作未読。
チート能力を持つ同種同士の幽波紋バトル。意外とテンポの良い作品。亜人たちに個体差が無い事で展開の幅を制限が生じているように感じたため、各々に特徴があるとなお良かった。
綾野剛にサイコな悪役
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

3.0

生き甲斐ややりがいが目的ではなく、競争が目的になっちゃって抑圧が生まれて自殺が増える。いやまさに日本の深刻な社会問題。インドの学生も同じなんですね。

外野の意見にぶれることなく自分の人生を生きろ。そ
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許された子どもたち(2019年製作の映画)

3.6

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殺人容疑の子供たち。有罪とし我が子を疑うのは地獄、無罪とし我が子を信じた先も地獄。

眼光鋭い主役のワルが抜群の存在感。ラスに似てる。またその子を盲信する母は、ポンジュノ監督作『母なる証明』のダンシン
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友罪(2017年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

目が昏く死んでるサイコパス瑛太好き。笑い泣き呻き笑う見事な表情の変化。完ぺきに壊れてしまってる。
山本美月が演技も信念もペラいとんでも女でした。ほ〜らぁ〜こんな信用ならんやつにほいほい動画みせるんじゃ
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キング・オブ・スタテンアイランド(2020年製作の映画)

3.7

主人公が発達障がい者なのだが、健常者と切り離したような特別感はなく、フラットに描写される。すーっと溶け込む自然なアプローチでした。障がいの有無に関わらず、本当にどうしようもないダメダメなヤツというのが>>続きを読む

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

2.5

アルプススタンドの端っこでダラダラと1時間余りくっちゃべってる低予算ワンシュチュエーション映画。
明らかに炎天下での撮影ではなく、みな汗一滴かいてなくて暑くなさそう。寧ろ強風で寒そう。
スポーツは人を
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.0

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相変わらずSっ気たっぷり鬼ムズ映画。初見で理解させる気なんぞパヤオにはさらさらないぜぇー。
断片的に解るような気がするところもあるけど、大部分でもやもやが残るアート作品でしたね。

今作で私が感じたの
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トランスフォーマー/リベンジ(2009年製作の映画)

2.5

紅海の先アカバからギザの三大ピラミッドに行ってペトラへ行くという、行って戻る超絶非効率な車移動。更にアカバで軍と合流しオプティマス調達したら(オプティマスの重量に耐えるパラシュートてなんぞ)、秒でルク>>続きを読む

トランスフォーマー(2007年製作の映画)

2.4

今更初見でした。あかん、苦手…。『パシフィックリム』とか好きだから案外いけるかもと思ったんだけどなぁ。
機械型の生命体たちの思考、言動、リアクションがあまりにも人間的、いやアメリカ人すぎる。『アバター
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アンクル・ドリュー(2018年製作の映画)

3.0

どストレートでライトなコメディ。いくらなんでももうちょいストーリーに深みが欲しい。

個のスキルセットなら現在NBA No. 1と言っても過言ではないスター選手、カイリー・アーヴィング。しかし一方、プ
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平成真須美 ラスト・ナイト・フィーバー(2019年製作の映画)

3.0

伊藤沙莉だから見たし見れた。
実家の母ちゃんと電話中、元カレに遭遇するリアクションが上手すぎてご飯三杯食べれる。

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ちょっとだけだけど、ほんとのとこは「だけ」では片付けられない、そんな「ちょっと」。

テンション低めな2人の落ち着いたやりとり、メロウな空気感がはんぱなく心地いい。そしてニューヨーク屋敷の衝撃。鮮やか
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サスペリア(1977年製作の映画)

2.9

極めて前衛的で、『ハウス』や『震える舌』に通ずるチープさとおどろおどろしさが同居したホラー作品。
巨大で色鮮やかなセット、蛍光色のカラーフィルム照明、不協和音と丸文字が踊るオープニングクレジット。
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

2.9

肉弾戦でドシャっグシャアッって感じが『ハードコア』っぽいなーと思ったら案の定同じ監督でした。
暗殺稼業から足を洗い市井に生きる男…ってどこの緋村だよ。
後半、ドグ無双が見れます。

“隠れビッチ”やってました。(2019年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

んー色気が足らん。てかそもそもビッチってこゆことと違う気ぃする。
自分を省みて気付けたのはとても大きな一歩だけど、ハッピーエンドのその先が少し気になる。気付けてもなかなか変われないのが人間。

母性(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

『母性 〜そこに愛はあるんか〜』

大地真央が出てくると脳内でチラチラとアイフルのCMがよぎり、若き日の戸田恵梨香へ思いを寄せる端役としてキンコメ今野氏も出てたよなーと錯覚する。

『羅生門』のように
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幼い依頼人(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

軽い。軽すぎる。児童虐待による刑が軽すぎる。これで懲役16年、5年て。子供の命軽すぎやせんか。韓国も日本と同様に、児童の社会的なプライオリティは高くないのだなと知った。もっと厳罰に処して欲しい。

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劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

2.7

ドラマっぽく、クセも捻りもない無味無臭典型邦画作品。
この家族であればわざわざFFしなくても普通にコミュニケーション取れるのでは?と思ってしまう。坂口健太郎にはもっとコミュ障ゲーマー臭を、吉田鋼太郎に
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幸せへのキセキ(2011年製作の映画)

3.0

脳筋で真っ直ぐでユーモアがあってチャーミング。マット・デイモンってこういう米国白人男性の典型みたいな役柄多い。一方ただニコニコしてるエルたんは珍しく思いました。
Why not?ってかっこいい言い回し
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旅するジーンズと19歳の旅立ち(2008年製作の映画)

3.4

やはりリーナしか勝たん。まじ天使。デコッパチおでこかわいすぎ。
セフレ強要のヌードモデルレオも、暴発事故っときながら寄り添えずに逆ギレるブライアンも、妊娠婚約ハニートラップにハマりぶれっぶれのコスタス
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千年女優(2001年製作の映画)

2.7

恋してる時が一番愉しいってか。まぁ確かに。でも恋のその先に見えてくるものを描いてほしいよね。妙齢の大女優様を描くのであればなおさら。

話題の某女優さんを連想しました。今の時代のリアルでは、この生き方
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秋刀魚の味(1962年製作の映画)

3.2

抑揚を排した小気味いい独特のテンポの会話劇。小津安二郎作品デビューしました。

ダメよ〜ん、ダメダメっ。日本エレキテル連合朱美ちゃんの元ネタはこれだったのか。

私は本作を一種のホラーとして観ました。
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ひとよ(2019年製作の映画)

3.2

ほんとは漁師になりたかった音尾社長が良かった。
「くだらなくても間違ってても、巻き込まれてやれよ!こうやってでしか気持ちを伝えられない人でしょ。そんなのわかってる事でしょ!」
あと大悟が大悟でしかなく
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背徳の王宮(2015年製作の映画)

3.0

国中から一万人の美女を拉致り、喜び組を形成した李氏朝鮮時代の暴君とその取巻きを描いた作品。
終始ハイテンションで出てくる奴らが皆んな理不尽に下衆、もしくはエロで胸糞。なので観ていて精神を消耗します。主
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パラサイト 半地下の家族 (モノクロVer.)(2019年製作の映画)

4.0

モノクロでも違和感なく見れる半地下。
色によって与えられる情報が減り、格差を顕す光や線がくっきりと残酷に際立つ。

ライトハウス(2019年製作の映画)

2.4

いろいろとわけわからんので、ウィレムデフォーの顔芸と嗄れ声に飽きたら嵐と退屈が襲って来た。
どんどんカオスに囚われてく雰囲気は『地獄の黙示録』を連想した。両作とも撮りながらシナリオの着地点を考えてく手
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

『ザ・ハント』ブラジル地方村ver.
長老老婆の死、半狂乱の女医、殺し屋youtuber、全裸の村門番、謎のパワーアップ薬、位置情報から村が消える理由・手法、唐突に仲間を遠方射撃するウドキア…意味があ
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エンディングノート(2011年製作の映画)

3.6

24時間働けますかジャパニーズビジネスマン的、仕事命で一昔前の日本のサラ・リーマンの典型オジサン。
娘がこんな風に最期を撮り、己れの人生を代弁し、ドキュメンタリー映画として綴ってくれるなんて、1番の本
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不都合な真実(2006年製作の映画)

2.2

アルゴア元副大統領による温暖化の授業。
延々と講義を聞いてるかんじで画的な動きがなくエンタメ性低め。広く関心を得られるようにもうちょっと映画として見易くする工夫が欲しい…。
日本では地球温暖化を当然の
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火口のふたり(2019年製作の映画)

3.3

性描写のない『由宇子の天秤』観賞時で感じた瀧内公美さんが醸し出すフェロモンは、こういった作品にも出ているからなのかと合点がいった。美形で知的な雰囲気を持ちながら、ここまで脱ぎっぷりの良い女優さんもめず>>続きを読む

ブレッドウィナー/生きのびるために(2017年製作の映画)

3.2

タリバン政権成立によって女性蔑視・弾圧がより色濃くなったアフガニスタン。その象徴のひとつが全身を覆う碧色のヒジャーフ、ブルカ。ヒジャーフに種類があるのは知ってはいたけど、こういった意味を持つとは知りま>>続きを読む

朝が来る(2020年製作の映画)

3.9

後半、実母へフォーカスするため、ARATA永作博美夫妻の特別養子縁組決定から、子供を授かるまでが光の速さでした。この間の苦労や葛藤をもうちょい描いて欲しかったです。特別養子縁組のマッチングはかなりハー>>続きを読む