MARUKOさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

MARUKO

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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

5.0

ラストの展開で、魂を全て持っていかれた。

そうして抜け殻になった心にスッと入り込んできたのは、調和に生き生きとする動植物と人々の笑顔。

こんなに熱量と密度の濃い作品だったっけ。
やっぱり時間が経つ
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

4.8

観たつもりになってる映画ベスト3(勝手)

この監督同じ年に「シンドラーのリスト」撮ってんの?笑
「シンドラーのリスト」がどれほどのクオリティとスケールで、どれほど素晴らしい作品か。それでいてこんなテ
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カサブランカ(1942年製作の映画)

4.8

これそんなストーリーだったんだ…
ちょっと衝撃的だった。
チャゼル監督が影響を受けていると知って興味が沸いた。ビジュアルだけ観て、"カサブランカ"の存在も知らぬまま、どんな映画なんだろうとずっと想像し
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2分の1の魔法(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

自分史上最も、後半で挽回した映画。

はっきり言って前半は全くもって好きじゃなかった。
オープニングで目次をしっかり発表して、教科書通りそれに沿って展開していく感じ。
ピクサーを愛しているからこその批
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耳をすませば(1995年製作の映画)

5.0

こんなんありやすか?笑

金曜ロードショーの帝王。
全てがみんなの憧れの展開。
あまりに素敵すぎて、自分の中の悪いもんがパァ〜ッ!と全部浄化されていく気持ちになる笑。
オープニングのカントリーロードが
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オーシャンズ11(2001年製作の映画)

4.0

スカッとワールド


ピュアに面白かった!
どうせそうなんでしょ?って、分かりやすい盛り上げ方をされる。
でも、まんまとそれに乗せられても、とってもきもち〜ラストに連れてってくれる。
それだけストーリ
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バベル(2006年製作の映画)

4.1

伝わらないことの無力さと、世界と世界の距離を感じる。
人間の嫌なところも全部出てくる。

音止められた時は衝撃が大きかった。
本質が理解できない。

どんなに怒鳴っても、みんな耳が聞こえてない。
言葉
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ハウルの動く城(2004年製作の映画)

5.0


ソフィが"ソフィ"に戻る時の可愛さ。

ハウルがジブリで一番好き。
……って書こうとしたけど、ダメだな〜あれもこれも好き笑。でも、その位好き。
これを観ると毎回、大掃除のシーンで、バックで流れるオー
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つばさ(1927年製作の映画)

4.7

🔥WAR🔥

肩のシートベルトが浮いた。
撮影が凄すぎて、映像が"生"すぎる。
ハンディカメラやCGなんてないよね?この時代。疑うほど。
その事実だけで、この映像から気合しか感じない。
色も音も無いの
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JUNO/ジュノ(2007年製作の映画)

4.0

時限爆弾

これは賛否がパッキリ分かれるのが頷ける。
全てのことに客観的でストレート。
土足でズカズカと、こちらの心に踏み込んでくるような映画だった。
だから、心を震わされるし、図星をつかれた時のよう
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ティム・バートンのコープスブライド(2005年製作の映画)

3.6

死の世界の方が、色鮮やか。

「ナイトメアビフォークリスマス」が昔っから大好物で。
今年はホーンテッドマンションに、ジャックサンタは来てくれるかなーなんて考えながら、気になっていたコレを。

やっぱり
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

4.6

だめ、絶対に彼の前で涙を見せてはだめ。

その儚い運命に感動、というより、様々な"theory"の下、現実をまじまじと見せつけられた。

ジェーンが、彼の前で涙を堪える。
(いいのよ、わかってたんだか
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 完全版(1984年製作の映画)

5.0

愛愁

自分の印象として、ギャング映画って、ポップに描いたり、リズミカルに展開したりすることってない。
だから、映画的な動きが小さく感じて、何かを期待して観ても、静かに裏切られて終わることが多い。重ね
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セブン・サイコパス(2012年製作の映画)

3.7

サイコパスに慣れると厄介だよね。

監督の頭の中で用意されていたコマが、予定されていた配置にバシッバシッと構えられていくけど、軸がなくてなんかナヨナヨしてる感じ。
で、まだちょっと穴が空いてるの。
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.4

世界観鬼。

自分を見る自分を、さらに見る自分がいて、"それ"を見る自分がいる。
そして“それ”が自分を見て、自分が"それ"を見て"生命"。
循環。
ってことは、“それ”は“生命”。
は?笑。

って
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もののけ姫(1997年製作の映画)

5.0

再生(リセット)

憎しみが憎しみを生む。
怒りが怒りを呼ぶ。
愛が愛と共鳴する。

命あるものの生命力が、地響きを起こしながら叫んでいる。
人間が、その生き物としての臭いが伝わりそうなほど、人間らし
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

千尋が"私の中"に落ちた時…

久々に観た。でも、劇場でスクリーンと音に包み込まれながらは初めてだった。その空間と嬉しさと懐かしさと感動と…。開始2秒で鳥肌立ちまくってた。
何年振りかな。この年になっ
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.2

初キューブリック。
一回観て、次の日にもう一回観た。分かんなすぎたから。
でも、2日目も初鑑賞だった笑。

この作品で、治ったってことは、治ってないんだよね?要は。
でも、治ってないことは普通だから、
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パプリカ(2006年製作の映画)

4.7

まず、好き。こういうの。
こういう、なんだ?この映画、何を伝えたくてこうなったんだ?って、一生考えられるやつ。

夢を見るなんて、もううんざりだ。

でも、人は夢を見てしまう。
その夢が吉夢なら、その
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マスク(1994年製作の映画)

-

P・A・R・T・"Why?"
スーパーアホ映画。
ありがとうございます笑。
さすがジムキャリー。

でも、"仮面をかぶると人が変わる"
っていう、根本的なとこがある。
そして人は、その仮面を人前で脱ぐ
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ロケットマン(2019年製作の映画)

4.2

大人気の前回作もそうだったけど、
監督は、こちらを微妙な心理にするのが、絶妙に巧い。
その心理状態に、巧妙にライブを差し込んでくるから、ライブの照明が歪んで見えてくる奇妙(←これは無理やり)な感覚。
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

4.8

それでも薬を。
愛は数学でも証明できる。
「証明できない」という証明で。

「I am crasy.」
自らの病気と”向き合い”、
共存することを受け入れた。
もし今、自分が生活している部屋を見渡して
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スパイダーマン3(2007年製作の映画)

3.9

仕方がなかった、全て。
でも、それで分かったんだ。新しい道とその歩き方が。

愛と友情と、憎しみと復讐と憎悪と。
様々に満ち満ちた、人間の感情が鋭く尖った作品だった。

シリーズ1・2と、悪く言えば説
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スパイダーマン2(2004年製作の映画)

3.9

散漫。

科学者たちは相変わらず、軍需の割に面白いものを造ってらっしゃる。
どうして漏れなく、分かりやすく壊れやすいとこに弱点を?笑。(もしかしてヒーローものの暗黙のギャグなの?)
あのファッションは
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スパイダーマン(2002年製作の映画)

3.9

彼は影。

持つ力の責任。
「自分には関係ない」
身を呈して、他人を助けるということに、どういう心理が働くのか。
心から助けたいと、助ける。
自分にしかできないと、助ける。
ヒーローになりたいと、助け
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オデッセイ(2015年製作の映画)

4.5

キャプテンの音楽センスのおかげで、最高。
超筋肉メンタルで、超ポジティブで、超コミカルな絶望。

(公開日以来の鑑賞)
え…1500日ぶり……?
嘘だろ、彼の滞在より長かった笑。

面白さとか、壮大さ
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レナードの朝(1990年製作の映画)

4.2

朝。短い朝。
でも、進歩に繋がる尊い朝。
「撮れ!」
短い朝に芽生えた、大きな決断が今に繋がる。
明るく、切ない朝。

当時の医者たちが、何を背負って、何を感じて、朝を連れてきたのか。
"1926年"
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ディア・ハンター(1978年製作の映画)

4.7

一番のハンターへ。
"我が国至上最大の抗議"
誰1人として……

戦争がもたらすのは、変化のみ。
親友のかつての単なる悪ふざけも。
「家に帰りたい」というただの願いも。
撃てたはずの鹿。
男らしい"あ
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ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

3.9

蜘蛛から始まる。
(『複製された男』で、何の象徴か、悩みに悩んだことを思い出した。)
彼は、その糸で縛り付けられているのか。
はたまた、蜘蛛に手を伸ばした彼が、その巣を支配する蜘蛛なのか。

限りなく
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.5

これ"パルプフィクション"過ぎない?笑
ラスト、こちらも一緒にイヤッホー!ってノリノリからの、謎に大爆笑だった。
「な、なんだこれ~笑」
タランティーノお決りの感覚。もはや薬物。
ただ、この終わり方は
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ローマの休日(1953年製作の映画)

5.0

こんな映画観たら、そりゃイチコロでしょうよ。
なんなの、この聖水のような映画は。
映画的に意味深なシーンも、何かを暗示するような象徴的なシーンも無い。ピュア。
でも、好きなシーンしかない。
こんな清ら
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.7

『タイラーが仕掛ける、ファミリー映画』

彼もまたジョーカー。
想像の225°斜め下の映画で、最高だった。
全てのセリフ、シーンが象徴的。

でも、こういう映画観た後って、「価値観だな~」ってなる。
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L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

5.0

and a third man…
かなり強調して聞こえた気がする。
″third man…″気のせいかな笑

これはクオリティが高い。
見応え有りすぎ。
キャラクターの設定から、変化のさせ方、その上手
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

5.0

血走る。

久しく観ていて気分の悪い映画だった。
でも…、すごくよかった~。

映画的にとっても魅力的な、でもほんとにクズ野郎。
「マスゴミ」なんて言葉がネットの世界で転がってたりする。
情報が価値を
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ピーター・パン(1953年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

大人になりかけてるウエンディは、腕を羽ばたかせて、理屈で空を飛ぼうとする。

懐かしさが弾けて、胸を一杯にしてくれた。
最後に観たのいつ?って位なのに、なんで全てのシーンのどこかしらを、こんなにバッチ
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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

5.0

いや~、予想の斜め上だった!
とってもいい締め方だし、なんとも言えない哀愁。
時空超えるレベルなのに、あの街を中々出ない笑。その心意気がたまんない。

「あ!なるほど!それで汽車と一緒に…すげえ伏線回
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