87さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.5

脚本、高田亮だったのか!
どおりで好きな言葉の間合いや、温度だったなと納得。
サブカルなんだけど「花束みたいな〜」のようなキッチィ地獄はなくて、構成も見やすい。

ロケ地ほとんどわかる中で、今は無きス
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パリのランデブー(1994年製作の映画)

3.7

どれも面白かったし、イライラする人は出てこなくてよかった…笑

特に2話目の「パリのベンチ」がかなり好きで、女の子の発言のほぼ全て、共感できたし、理解できて、相手の返しや彼の話など、すごく面白かった。
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飛行士の妻(1980年製作の映画)

3.5

サスペンス調で、好きでした

それにしてもロメールの映画に出てくる女の子って、まあ本当にあきれるほど、よく喋るよね…

美しき結婚(1981年製作の映画)

2.9

主人公怖すぎる…

高慢で偏執的で、嫌いなものの話ばっかりするし「この衝動性は、キレたら人を殺すタイプの人じゃないか」とすら思う
電車の中で知らない子どもに急にキレそうだなと思う

逃げるのがうますぎ
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レネットとミラベル/四つの冒険(1986年製作の映画)

3.0

すごくイライラする笑

主人公どっちもそんなに好きになれないし、サブキャラも嫌なやつやら面倒くさい人やら多すぎて誰も好きになれない

利己的で欺瞞に満ちたエピソードばかりで笑えはするけど、終始イライラ
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緑の光線(1986年製作の映画)

3.2

うう、しんどい…

「恋がしたいし、愛する人が欲しいけど、メスとして見られたくない」というのはすごくわかるし、実際メスとして見られることが多すぎて泣いたり逃げ出したくなる気持ちもとてもよくわかる
そし
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海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

3.0

イライラする映画!

汚くてずさんでイライラ…
他人の心に首つっこんで、人間同士をくっつけようと余計なお世話を焼く人も嫌いなのでイライラ…
中年スケベにもイライラ…
終始 愛、愛、うるさくてイライラ…
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RV(2006年製作の映画)

3.0

駄作だけど、今となってはロビン・ウィリアムズが画面の中で笑って動いてるだけで傑作に見える…。

というか、ロビン・ウィリアムズが一人勝ち過ぎる。

子役時代のジョシュ・ハッチャーソンはかわいいけどね

岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.2

冒頭から、ぐうっと奥底まで引きずり込まれて、あっという間の90分だった。

社会の制度から完全に溢れて、人々からも除外されている2人。つくづく公的扶助って、頭が良い人しか助けてくれないんだなと無意味さ
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.0

美しい
美しくて、切なく、2人のつながってきた時間がどれだけ尊い時間だったのかよく分かって、とても心地良いのだけど、

途中から違う映画にちょくちょくなる感じが少し嫌だった

場所(点)とその前後の時
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

2.7

ちょっと期待しすぎました

脚本もぬるいし、キャラも浅いし、かいつまみすぎだし、オチも超あっさり
本当に何も残らなかった
典型的な「雰囲気オシャレダメ映画」でした

第一、主人公が美少年じゃないのも
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くれなずめ(2021年製作の映画)

3.3

思ってたのとちょっと違ったなぁ
めちゃくちゃ良い映画なんだけど、映画として上手くこなせ切れてない感じ…

これは、演劇の方が盛り上がる気がする…

でも、今ものすごく脂の乗ったバランスの良いメンバーが
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トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)

3.0

つらい……

苦しすぎ映画……

韓国の映画づくりの上手さと魅力が悪い意味で出過ぎてて終始辛い……韓国映画だなという感じ……

ひらいて(2021年製作の映画)

2.9

観る前のイメージとちょっと違っていました。
思ってたよりメンヘラじゃなかった。

普通に文化祭の作品のクオリティが高すぎて「すげーな」とガン見してしまった。

この映画の悪の根源は完全に大森靖子のED
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DAU. 退行(2020年製作の映画)

3.0

面白くないわけではないけど、高評価されてるのはよく分からない。

共産主義は宗教っていうのは面白かったし、面白い意見や議論、実験は沢山出てくるし、プロジェクトとしては良いけど、「映画」としての出来は良
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バード・ボックス(2018年製作の映画)

3.0

一体何ですかこれは…

ハプニングですか… それともクワイエットプレイスですか…

サンドラ・ブロックが怖い
母性も理性も愛情も他人への興味も優しさもあるんだかないんだか曖昧なのよ
まあみんなそうなん
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.9

すごくよくまとまってる!
脚本が!展開が!もちろんチームも!

前作と違って、頑張ってまとまろうとしないのが良い!
『各々が各々を知っていくだけ』なのがすごく良い。みんな変わってるけど、それぞれ自分の
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.2

すごく面白かった。
ファーストカットの美しさでもう心奪われたんだけど、とにかく言葉の情報量が多いし、読み取ってる間に映像が流れていくし、それが3時間ひたすら続くから、完全に頭脳マラソン。
少しでも気を
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Summer of 85(2020年製作の映画)

3.8

めちゃくちゃフランソワ・オゾン。
なんなら初期監督作品の「サマードレス」過ぎて笑った

フランソワ・オゾンは、本当に水色が大好きなんだな。
今回の水色もとても美しかった。

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.0

大傑作の2作目というのは、どうしても前作の2倍、それ以上の傑作を当然の如く求められる中で、本当に大健闘していたと思う。
尺も残酷さも物語性も映像も効果音もアクションもボルテージも、何もかもがまさにレベ
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死霊館(2013年製作の映画)

3.5

始まり方良すぎ。完全に引き込まれる。
恐怖が明快に伝わってきてかなり良い。

(最初は娘が多すぎて混乱する笑)家族をはじめ、死霊以外本当に良い人しか出てこないので恐怖とは別で終始ハラハラ。
人物描写や
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.2

まず「こんな話だったんだ」と驚いた。
「どっぷり青春」にほろ苦くなるのは、
学生時代のわたしが孤独な映画オタクだったからかも。
他のキャストがハマりすぎてるからか、猫背・ガニ股・勝新はすごいけど伊藤万
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サイレント・トーキョー(2020年製作の映画)

1.0

政治思想以外何もなさすぎ。

本当に何もなさ過ぎて、メッセージ性が異様に浮かび上がってて典型的なダメ批判映画。思想を否定するつもりはないけど、とにかく映画の作りが酷すぎ。
メッセージ込める前に、映画ち
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ソウル・キッチン(2009年製作の映画)

3.0

意外すぎるこんな映画…。
本当にファティ・アキン?とびっくり。
すげードタバタ。
オフビート感やドイツの街並みと生活感、音楽もとても良いけど、料理映画じゃないんかい笑

ブラッド・レッド・スカイ(2021年製作の映画)

3.3

むちゃくちゃハリウッドっぽいドイツ映画。
異様な暗さとか実直さ、めちゃくちゃドイツ〜
当事者よりも誰よりも、イリアスが常に本質を理解していることがよく分かるし、ラストでさらに分かる。
わたしは楽しめま
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.3

たしかにノーランの影響感じるけど、でもやっぱりサム・メンデスっぽいし、演劇的な構図というか、見せ方というか、発破のかけ方というか…サム・メンデスの魅力が存分に出てる。

戦争映画は苦しいから苦手だけど
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アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

3.8

50年も前なのに、男も女もどいつもこいつも全く進歩していない衝撃と、面白すぎる衝撃と、伏線回収の気持ち良さたるや

賄賂で昇進とかいう前に、お人好しすぎるからこうなるわけで。
「眩しい笑顔」って言葉は
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ウォリアーズ(1979年製作の映画)

3.8

何度も観ちゃう。
何回見ても超カッコいい。
モブまでカッコいいから集会のシーンは一時停止してガン見。

ラストも街の風景もストーリーも好き。

ワンダラーズ観るとウォリアーズ観たくなり、ウォリアーズ観
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窓の向こう(2013年製作の映画)

2.9

主人公に優しい大人少なすぎ…泣
ろくな人いない…。
切実に幸せになってほしい

ジャックは一体何をした?(2017年製作の映画)

2.9

で…?って感じですが…

ジャックがかわいい、ずっとかわいい、やはり猿は良い

警察と泥棒(2020年製作の映画)

3.0

ド直球に、ストレートに、前から切り裂くように、図太く、しっかりと伝えてくる。
しかと受け止めるぞ。
映像がずーっとカッコいい。どの表現もカッコいい。

愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.5

物語に決して特別感はないけど、コロナやBLMやさまざまな情勢の激動の日々だったからこそ、2021年のアカデミーをはじめとする多くの人々にこの普遍的なメッセージが沁みたんだと思うとやはり素晴らしい作品だ>>続きを読む