殺人の追憶やゾディアックと並べて語られていたので期待して観た。
あそこまでヒリヒリするような展開にはならない。
序盤の「生きたまま焼かれる女性」がまんまSNSで炎上してる様と重なって見えた。
性に奔>>続きを読む
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大大大興奮。
結局犯人誰やねんとか、序盤の分かりやすい複線わい、とか言いたいことがないわけじゃないが。
ユニークなのは本来離れている犯人と会話が出来る点。そのせいで小さなガススタはまるでSNSのよ>>続きを読む
いわゆる推し活をめぐる悲喜劇。
アイドルや歌手、俳優が現代においては神にも近い存在になっているのだと思わされた。
ろくでもない神を見放して宗旨替えする人もいれば、共に殉教する人もいる。
彼らを推す>>続きを読む
観終わった後、「一体何を観せられたんだ」と気持ちになった。
前半の洗車場、鉄クズ工場の強烈なショットに目を奪われつつも、女性が死ぬノワール展開にはやや型にはまったような印象を受ける。
例えば、後半で>>続きを読む
「天才」湯浅政明の仕事らしく、アニメを観る快楽に溢れた作品。室町時代の市井の人々の暮らしを丁寧に描いたアニメは観たことがなかったのでそれだけでも楽しい。
冒頭の京都の街並の時代が遡っていく所はゾクゾク>>続きを読む
良い評判を聞いたので観てみたが、本当に良かった。
お仕事ものとしてアニメ業界の様々な職種の人々の頑張りが見れる。バクマンのようなちょいフィクショナルなアニメ同士のバトル展開も燃える。
主要キャスト(吉>>続きを読む
ここ数年、超大作はなるべくエキスポシティのレーザーIMAXで観るようにしている。
観て良かったものもあるが、割高の料金に釣り合わないものも多かった。
今作「トップガン マーヴェリック」のレーザーIMA>>続きを読む
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本当に面白かった。MCU作品としてよりもサム・ライミの過去作との連なりの方が目につくくらい、サム・ライミ色の強い作品だった。
ただ(だからというべきなのかも)ワンダ・マキシモフの物語として観た時にあ>>続きを読む
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先に上映されている「愛なのに」よりストレートな恋愛映画という印象。今泉監督が初期にとってきた諸作と重なる部分がある。
物語の中盤まで主人公たち4人のうち2人のシーンしかない。その組み合わせを替えなが>>続きを読む
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今年一番笑った映画。
一連の恋愛映画ではあまり見ない「セックスそのもの」を描いた傑作だった。セックスと恋愛とは全くの別物である、というのがこんなに面白く描けるとは。
中島歩のコメディ俳優としての魅力>>続きを読む
オリジンでもなく、マイケル・キートンやジョージ・クルーニーなどのおじさんバットマンでもないパティンソンのバットマンは新鮮だった。
時々ハッとさせられるような鮮烈なショットもあり、セブン風のストーリーも>>続きを読む
徹底した絵作りと、意外なまでに泥臭いストーリー。それらは相変わらず。
アメリカ人がフランスで創作をする、というストーリーが今作のウェス自身に重ねられているのは分かる。
だがそれ以上の何か(グランドブダ>>続きを読む
ストーリーテリングがあまりに巧みでうっとりしてしまった。
こういう「上手い」映画はえてして作り手のドヤ顔がちらつくもので、そうなると途端に興醒めしてしまう。
この映画はそういう所を上手に回避している>>続きを読む
素晴らしかった・・・!
ゴリゴリのバイオレンスと、本当に傷ついた人間が癒やされるまでの人間ドラマ。
相反する要素が、一つの映画の中で違和感なく両立している。
人は辛い出来事があった時、そこに理由や>>続きを読む
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現代フランスの航空業界を舞台にして、ヒッチコックの様なスリラーが成立しているのに驚いた。
まず航空事故調査官という「よく知らないお仕事もの」としての細部の作り込みが素晴らしい。ピッチを下げたり、特定>>続きを読む
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観たあと真っ先に思い浮かんだのは「ファーゴ」や「マッチポイント」。
全く計画性のない殺人が、驚くほど残忍な方法で行われる。そのあまりのギャップに、映画全体がまるでブラックコメディの様に見える。
主人公>>続きを読む
今の時代、アメコミ映画を前作も関連作も全く見ないで楽しむことは難しい。
スパイダーマンNWHを観ても、もはやMCUだけを観ていてもダメだと言われているようで愕然となる。
ヴェノムはその点良い。別に前>>続きを読む
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女性が何者かに狙われ、被害を訴えるも誰も彼女に耳を貸さず・・・。という展開はジェームズ・ワン監督の盟友リー・ワネル「透明人間」にも似ている(というかホラー映画のお約束か?)。
でも似ているのはそこま>>続きを読む
予告編でも出てくるジャネール・モネイ扮するアクティビストと黒人奴隷。
これらはパラレルなのか、タイムスリップなのか、それとも。
色々考えながら見ていて、終盤の展開には唸ってしまった。
特にストーリー>>続きを読む
ファミリー崩壊を描いた実録ものというとスコセッシの独壇場だけど、リドリー・スコットが撮るとまた一味違う。
スコセッシのようにピカロが光り輝くことも、過度に愚かな人とも描かない。
物語は淡々と進む、まる>>続きを読む
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2時間30分の長尺ながら退屈しなかったし、予感はしていたもののスパイダーマン大集合シーンには思わず声が出てしまった(デアデビルは予感すらしてなかった)。
ともに打ち切りに終わったマグワイア版、ガーフ>>続きを読む
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3つの短編からなるオムニバスながら、全て会話劇であるという所が共通している。
会話というものが持つ救い、呪い、欺瞞、真実、官能性が余すことなく表現されている。
現実社会ではしばしば言葉は、その内容より>>続きを読む
ジョナサン・メジャース、イドニス・エルバ、ザジー・ビーツ、レジーナ・キング等々BLM以降の黒人スター勢揃いでこんな杜撰な作品しかできなかったのは残念。
終盤のある展開を見せたいがための前半・中盤が退屈>>続きを読む
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「DCは神話、マーベルは民話」とよく言われる。
その意味では今回はまさに神々の話なので、多分にDC的であると思う。イカリスはほぼスーパーマンで、劇中そのことに触れられてたりもする。
そのDC的なお話を>>続きを読む
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劇場には作間龍斗ファンと思しき女性が多数いたが、その人たちも思わず息を呑むほどの百合シーン。
そのジャンルには明るくないけど、あそこまでちゃんとした女性同士のセックスシーンは「アデル、ブルーは熱い色」>>続きを読む
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この手の映画でよくあるお涙頂戴的な「実はこんな真実があったんですよー」展開は一切ない。
そもそも万引きをしていたのか(店を出ていない段階でバックヤードに引っ張って行くのは乱暴すぎる)、青柳は本当に過去>>続きを読む
劇中の3つの食卓、どれでも闖入者としてしか扱われないサイモンが悲しい。
サイモンと同じく周りから軽んじられるパティとのラブストーリーになるんでしょうね、と思っていてまあ事実そうなるんだけど、それをこえ>>続きを読む
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冒頭主人公のドラッグ歴について語られる件がラストの伏線になっている。
ジョーが言う「また依存症がぶり返してるんじゃないか?」は2つの意味に取れる。
そのままドラッグと、もう一つはまさに「聞こえるという>>続きを読む
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初めてのホン・サンス監督作品。
いかにもデジタルの絵作り、唐突なズームとパン、ほぼ劇伴なしに戸惑う。
一見関係ない3つのエピソードの中にリンゴや肉を食べるシーンがリフレインする。
1人目は男性から逃げ>>続きを読む
ストーリーはさっぱり分からない。
モノクロのショットの美しさ、ロバート・パティンソンとウィリアム・デフォーの顔相撲は楽しい。
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この映画の構成が酒飲みのサイクルになっていて。少し飲む→めっちゃ飲む→むちゃくちゃ飲む→醜態晒して二日酔い→反省→また飲むという流れ。
アルコールの怖さの描き方としては甘いのだけど、人見知り、緊張しい>>続きを読む
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そこそこ楽しめた
トム・クランシー原作ものがそもそもこれくらいの、それなりの面白さを担保してくれるものであったような気がする。
いかにも面白くなりそうな状況で、あまり盛り上がらずに次のシーンに進む。>>続きを読む