かーさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.5

脱力系ゾンビムービー。

音楽の使い方やスピード感が好き。同監督作のベイビードライバーに通ずるものが感じられます。

やっぱりゾンビとコメディの相性はいい。
最近、本格的なゾンビ映画中毒になりつつある
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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

3.3

日本版ゾンビムービー。

登場人物、ゾンビたちのキャラクターがはっきりしていて観やすい。
漫画原作だけあるな、という感じ。

大泉洋のハマりっぷりと、長澤まさみのクールビューティにやられた。
有村架純
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フローズン・タイム(2006年製作の映画)

3.6

ビジュアルの美しい映画。

あまりに集中して絵を描いていると、時間の流れが変わるのを感じることがある。
その不思議な感覚を映像化している感じ。

パッケージに騙されずにぜひ最後まで観て欲しい。

所々
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.5

あのくまのプーさんの実写化。
大好きだったキャラクター達が現実の風景で動いている。それだけで可愛すぎてニヤニヤが止まらない。

おバカというより無垢なプーさんの言葉に何度もハッとさせられます。

アフリカン・ドクター(2016年製作の映画)

3.4

アフリカ出身の新米医師一家が、フランスの片田舎で奮闘するお話。

異文化に馴染むことの難しさ、受け入れる側の困惑の様子も描きつつ、笑いも忘れないところがいい。

人として大切なことをシンプルに教えて
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.9

話題作を遅れて鑑賞。
ばったり友人に遭遇した上に、平日の真っ昼間にほぼ満席だったことにびっくり。

ハードル上がりまくりだったけど、本当に面白い。大人たちの映画への熱い思いにキュンとした。事前に詳しい
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シャイニング(1980年製作の映画)

3.7

「若者よ、これが映画だ」といわんばかりの凝りに凝った作品。
ホテルの内装や衣装がデザイン性高くてツボでした。70年代後半の臭いがたまらない。

ストーリーよりも、演出やジャックニコルソンの演技に目がい
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.7

斜め上を行く怖さのサスペンスホラー。
音や映像よりも、シナリオの力で恐怖心をあおられる。

コメディに精通した人が作ってるからなのか、間や会話のセンスがいい。

とりあえずメイドさんがトラウマです。

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.9

何度見ても心が満たされる、ディズニーの名作。
故人を含め、自分を支えてくれた沢山の人を思い出させてくれる。

とある地域のイベントにお邪魔して開催した、本作品の無料上映会。
腰の曲がったおばあちゃん
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ハッピーボイス・キラー(2014年製作の映画)

3.5

クセの強いホラーコメディ。

いわゆる”サイコパス”を終始本人の目線から描いた作品は珍しいかもしれない。
しかもコメディタッチで。デッドプール鑑賞後だったためかかなり笑えた。

精神病や猟奇殺人等につ
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.8

ラストの解釈を視聴者に委ねるタイプのサスペンス映画。
途中で展開が読めても十分楽しめた。
というより、その読みが本当に正しいのか今でも確信が持てない。

妙なBGMが耳に残る。
ギュインギュイン。

アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

3.8

人間ドラマはほぼなしのシンプルな脱獄劇。
それなのに2時間もたせてしまう面白さ。
クリントイーストウッドがかっこよすぎるというのも大きなポイントかもしれない。

名作である大脱走やプリズンブレイクより
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.5

「ラッキー」の主人公とはまた違うタイプの堅物じいさん、オーヴェ。

正直、彼はかなりついていなかったかもしれない。
だけど最期はとても幸せそうな顔をしていたのが印象的。
人生、最後まで何が起こるか分か
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.5

ほんわか、芯がある。そんな映画。
一度観たはずなのに15回くらい泣いた。
コトリンゴの沁み渡るような歌声にもやられる。

学校教育では、暗く苦しく恐ろしい部分ばかりを教えられてきた。戦争教育として
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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

4.3

偉大な画家の足跡を、彼のタッチそのままで描いたアニメーション作品。

美術館で見てきた「あの風景」や 「あの人 」が生き生きと動く様子がとっても新鮮。
黒澤明監督の「夢」を初めて観たときのようなワクワ
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.8

映画であることを忘れてしまう映画。

薄いメイクとアップが印象的。
肌に表れる感情の変化がよりダイレクトに伝わる。
BGMも少なく、色や光も自然の美しさを生かしているような。
演出というと「何かを足す
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ファーゴ(1996年製作の映画)

5.0

コロコロという音が聞こえてきそうなほど、可笑しくて間抜けな転落劇。

まっすぐな女性警察官マージに対するヘンテコな悪党たち。ブラックな笑いとスリル。真っ白な雪と真っ赤な血。
様々な対比が生む唯一無二の
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マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

4.3

設定から何から独特のシュールさがたまらない、中毒性たっぷりのコメディ映画。

どのしてこのストーリーを思いついたのか。なぜマルコヴィッチなのか。

たまに無性に観たくなる時がある。
が、観て得るものは
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.8

小さなダンサーが、大きな夢を追いかける。
ビリーの情熱が、自分の胸と目頭をもじんわりと熱くさせてくれました。
踊りたい!という想いが、少しずつ周りを変えていく様子に興奮した。
みんな良い人すぎるや。
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デッドプール2(2018年製作の映画)

4.0

小ネタ満載の爆笑マーベル作品。
細部までとことんバカやってる感じ、好き。

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.5

憎しみが連鎖していく様が生々しかった。

負の感情は、凄まじい速さで人の心に入り込み、駆り立て、傷つけてしまう。
それなのに、愛情や友情のようなプラスの感情にはなかなか気づけないのが悲しい。
裏側に、
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.2

出演者が皆一流。
歌とダンスが良すぎて、曲が流れる度にザワっと鳥肌が立った。
ザックエフロンの役に惚れました。

軽い男じゃないのよ(2018年製作の映画)

3.3

男らしさや女らしさの概念が、今とは真逆の世界のお話。
趣味が男っぽいため「なんで女っぽい格好しないの?」的なことを良く言われる自分は、こんな世界もありかもと思った。
男とか女とか関係なく、自分の好きな
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.8

笑いながらもゾッとするような不思議な気持ちに。
偽善的で利己的な行為に心当たりがあるからかもしれない。

社会派ブラックコメディといった感じだった。脳みそをぐるぐるさせられる。

自分はそんなに偉く
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.3

自然、街、食べ物、人、ファッション、それに音楽も。映像を構成するすべてが色鮮やかでみずみずしい。

80年代北イタリア。当時のことなんて何も知らないはずなのに、なぜかノスタルジーを感じた。

愛の正体
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ラッキー(2017年製作の映画)

3.5

決して自分を曲げない頑固なおじいちゃんの、ラッキーでクールな生き様。

ポスターの表情からも滲み出る味が最高にかっこいい。
人生や内面は、やっぱり顔に現れるのだと思う。

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

4.0

大好きな女友達や母親に勧めたい一本。

“自然体”を撮るのが上手すぎる。

社会や経済が激しく変化した時代。
女性が自由に生きるには、今以上に強くある必要があったのかも。

きっと、その強さに隠れた弱
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希望のかなた(2017年製作の映画)

4.1

問題提起をしつつ、ユーモアも忘れないところがすごく好き。

「海外に住んでみたい。」
たまに思うけれど、それは日本に家族や友達がいて、いつでも帰れるから言えることなのかな。

エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

4.2

2017年で一番衝撃を受けた映画。

目に焼きつくカラフルな色彩とヘンテコなキャラクターたちが作り出す、ホドロフスキーの人生と世界に圧倒された。

鑑賞後色んな思考が頭を駆け巡ったが、実は監督の伝えた
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タイタニック(1997年製作の映画)

4.2

もっと早くに観ておけばよかった映画No. 1。

煌々と輝く豪華客船が真っ暗な冬の海に沈んで行く様子に息を飲んだ。
バイオリンの奏でる賛美歌の音色も美しい。
3時間という長尺だけど、さまざまな乗客のそ
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.8

何気に初鑑賞でした。
CGなし+スピルバーグこそ出せたリアルな映像。緩急のつけかたが抜群にうまくて、思わず「わっ!」となってしまう。
例の有名な音楽も効果的で、画面から伝わる緊迫感がすごい。
USJに
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.5

ポアロの大ファン(映像作品は全部観ている)からすると、スーシェ版には及ばないなと思った。

ホームズにも言えることだが、ハリウッドがイギリスの探偵ものをリメイクすると、作品やキャラクター持つクセの強さ
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

5.0

西洋絵画的な美しさを持つ名作。
休日の昼過ぎにまったり観たい感じ。

「美」を前面に押し出した映像と、優美なシンフォニーに引き込まれた。
ストーリーは、おっさんが、美少年をひたすら追いかけ回すという奇
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マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)(2017年製作の映画)

4.0

いちいちクスッと笑わせてくれる絶妙なセリフや行動が最高。
こんな変人だらけの家族絶対嫌だと思いつつ、少し羨ましくも感じた。
ストレンジャーシングスにどハマりした後にこの良作。Netflixアツいな。

パターソン(2016年製作の映画)

4.6

リズムの心地よい、正に詩のような作品。

同じようでいて日々少しずつ変化している街や人、自然が、愛おしく感じられた。
日常は退屈だけど、それを一本の映画として俯瞰で観るとすごく奇妙で面白い。
ジム・ジ
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駅馬車(1939年製作の映画)

3.2

荒野での、アパッチとのアクションシーンは圧巻。撮影中、馬が死んでしまうほどの激しいアクションは、規制が少なかったあの時代だからこそ撮れた貴重なシーン。
キャラクターのやりとりも面白い。