わきおさんの映画レビュー・感想・評価

わきお

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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

3.7

■くまが教えてくれたこと

両親と常に一緒に暮らすジェームスは、ブリグスビー・ベアという番組が大好き。ネット上にその素晴らしさを広めようとするほど熱心なファンである。そんなある日、突然警察が彼らの家に
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.8

■脅威の空間芸術

GCS池袋先行上映にて鑑賞。
皇帝と宿敵ハルコンネン家の謀略により滅亡に追い込まれたアトレイデス家の嫡男ポールの復讐を描く。

ボックスオフィスの初週興行で80M$以上を叩き出し、
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赤ちゃんのおでかけ(1994年製作の映画)

3.3

■ド定番な90'sコメディ

裕福な家の生まれの赤ん坊を、身代金目的で誘拐したマヌケな泥棒3人組。首尾よく誘拐に成功したものの、好奇心旺盛な赤ちゃんは彼らが隙を見せる間に逃げ出してしまい…
というお話
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レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

3.5

■ゴージャス全振りのThe エンタメ映画

ライアン・レイノルズ、ロック様、ガル・ガドットが共演した豪華なアクションエンタテイメント。FBI捜査官と詐欺師と泥棒が手を組み、かつてない強盗計画に挑む、と
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

-

アメリカン・ユートピアにはまれず、リベンジとして伝説的とも言われる本作の4kレストア版を鑑賞。
…やっぱりはまれず。
ユニークな演出や、観客を巻き込むパワフルなステージングであることは分かるのだが、そ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.5

■加点と減点のせめぎ合い

初代より遡った戦後直後を舞台とした最新作のゴジラは、予告編が初めて公開された時から期待値が爆上がりしたのは言うまでもありません。
ただ、監督が山崎貴であることは、CGの完成
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ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)

3.7

■スター性がなせる技

年明けから災害が続き、沈んでしまった気分を持ち直すためにチョイスしました。
この度被害にあわれた方には改めてお祈り申し上げます。

作品の感想としては一言、楽しい。
スーパース
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.7

■宣伝と印象が与えるもの

作品の性質上、言及は控えめに。
宣伝活動を一切行わないという謎のベールに包まれた作品でしたが、たしかにこれは宣伝のしようがない、出来ないなと率直に感じました。

もしも予告
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犯罪都市(2017年製作の映画)

3.8

■王道を往くマブリームービー

シュワちゃんやスタローンらが築いてきた強くて優しいタフガイの系譜を受け継いできたと勝手に考えているマ・ドンソクの魅力が満載の作品。

演じるのはヤクザにも堅気にも一目置
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アウトブレイク(1995年製作の映画)

3.5

過去鑑賞
見えない敵、見える敵双方との戦いがバランス良く描けており最後まで楽しめた。クライマックスは少々やり過ぎ感が否めないが笑
腹黒い悪役を演じさせれば、ドナルド・サザーランドの右に出る人はいません
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.5

■進化するシンギュラリティ

アニメーション史、ひいては映画史の特異点となったアクロス・ザ・スパイダーバース待望の続編となれば、見ない手はないでしょう。
前作は劇場で鑑賞しなかったことを後で後悔しまし
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怪盗グルーの月泥棒 3D(2010年製作の映画)

3.6

過去鑑賞
ミニオンたちはやっぱりかわいい
個人的には、鶴瓶師匠を吹替に抜擢にしたのは良かったと思っています。浜田のシュレックよりかは好き。

プレステージ(2006年製作の映画)

3.5

過去鑑賞
ノーランのキャリア前期にあたる作品で、現在の徹底したリアル志向と比べると少し突飛な設定という印象

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.9

過去鑑賞
テンポがとにかく良く、最後まで笑える楽しい作品。
絶品チキンの開発者であるマ刑事をはじめ、みな自身のアイデンティティがブレブレになる様には腹を抱えて笑った。

アビエイター(2004年製作の映画)

3.5

過去鑑賞
膨大な熱意と野心を燃やしながら、徐々にバランスを崩していくハワード・ヒューズ=ディカプリオの好演が光る。
この年に受賞してもおかしくなかったが、受賞者がRayのジェイミー・フォックスと聞いて
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ポゼッサー(2020年製作の映画)

3.4

展開に少々間延び感はあるも、そこは変態クローネンバーグの血を引く息子、映像世界の歪みっぷりには父の引けを取りません。
疲労感とミステリアスさが同居するアンドレア・ライズボローの存在感が作品を引っ張りま
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

-

感想が言語化出来ず評価不能です!
すごいアクの強い作品を見たことは確かだが、何を感じたかが自分でも分からず困惑してます。性、有害な男らしさ、老いといった一番浅い部分のテーマはある程度分かったけど…
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.9

■最もTVゲーム的な娯楽作

誰もが知るTVゲーム史を代表する作品を、ミニオンシリーズで有名なイルミネーションとコラボした話題作。

魔界帝国の女神のような異色さは全く無く、「マリオ」らしさを突き詰め
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バニシング・ポイント(1971年製作の映画)

3.5

■究極の自由

新車の陸送を生業とする男、コワルスキー。彼は他愛もないやりとりから、デンバー・サンフランシスコ間を制限時間内に走破出来るか賭けをすることになる。
道中警察車両に追われる一方で、彼の姿に
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氷の微笑(1992年製作の映画)

3.5

過去鑑賞

ミステリアスな悪女の手本のようなシャロン・ストーンがすばらしい。
この時代のマイケル・ダグラスはたびたび悪い女に振り回されがちな気がする。

黒部の太陽(1968年製作の映画)

3.8

■破格のスケールで描く「プロジェクトX」

世紀の難工事と呼ばれた黒部ダム建設に文字通り命を賭ける男たちのドラマ。三船敏郎×石原裕次郎による大スター同士の共演もポイント。

ダムの完工からわずか3年後
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DAICON FILM版 帰ってきたウルトラマン(1983年製作の映画)

3.5

■ダイヤの原石

ガイナックスの前身とされるDAICON FILMが制作。帰ってきたウルトラマンをモチーフにした同人作品。

学生による自主制作作品とは思えないクオリティの作品に驚愕。
若き究極のオタ
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白いトリュフの宿る森(2020年製作の映画)

3.7

■誇りと強欲

高級食材白トリュフを巡り、老練なトリュフハンターとバイヤーの姿を描いたドキュメンタリー。

自然を尊び、必要以上に採取もせず慎ましく暮らすハンターと対比して、仕入れ値に対して何倍もの高
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.8

■キャメロンのいきものパンドラ紀行

全世界で特大ヒットを記録した前作から13年、全5部作の制作決定というエンタメ史最大の大風呂敷を携えて堂々の降臨。
ナヴィ族として生きる道を選んだジェイクとその家族
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グレムリン2/新種誕生(1990年製作の映画)

3.5

過去鑑賞
モグワイの可愛さに拍車がかかっている。
グレムリンのバリエーションの豊かさも増して楽しい。

ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.7

■正義を問うバッドアス

5000年ぶりに目覚めた最強にして最恐の魔術師テス・アダム。目覚めた世界は武装勢力の圧力により、厳しい生活を強いられる市井の人々の姿であった。かつて自身も冷酷な王の手引きによ
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

■ダイナミックの裏側

まず褒めるべき点から。
現在の日本映画界で、最も迫力のある映像を作れるクリエイターの一人は間違いなく新海誠であると言えます。
実写映画では、観客が十分満足できるスペクタクル大作
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西部戦線異状なし(1930年製作の映画)

4.0

◾️止むことのない叫び

第一次大戦中に激戦を繰り広げる西部戦線に配属された若者の姿をとおし、戦争の惨さ、虚しさを描く反戦映画。
リメイク版の配信が始まりましたが、それ以前から名作として名高い1930
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ハスラー(1961年製作の映画)

3.7

■栄光と虚像

ポール・ニューマンをはじめとする名優らの共演が鈍色に光る名作。

ビリヤードが題材ということあり、才能あふれる若きハスラーが伝説的ハスラーと対峙するも敗れ、挫折し、やがて成長を経て打ち
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この子の七つのお祝に(1982年製作の映画)

3.5

◾️強烈な演技力が支える怪作

一応、内容は伏せます。

結末ありきで、やや都合が良いとも感じる脚本にはミステリーとしての要素の物足りなさを感じつつも。名優陣による鬼気迫る演技には戦慄。

特に岸田今
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RRR(2022年製作の映画)

4.8

◾️炸裂!友情パワー!!

バーフバリ二部作の創造神、SSラージャマウリ監督の最新作。
1920年代、イギリス統治時代のインド。冷酷なイギリス提督に拐われた少女を救うために立ち上がる部族の戦士ビーム。
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飢餓海峡(1965年製作の映画)

4.0

◾️ヒエラルキーという無限地獄

嵐に巻き込まれ、青函連絡船・層雲丸が転覆する事故が起こる。多くの死者を出す中、身元不明の男の遺体が引き上げられる。
ちょうど同じころ道内の質屋が強盗に襲われ放火される
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.7

◾️アッパーなテンポとハードロック

ラグナロクでキャラ変を果たしたソー単独作の第4作。
タイカ・ワイティティが加わってからゴキゲンな作風に様変わりしましたが、私はこのテイストの方が好きだったりします
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ハロウィン(2018年製作の映画)

3.6

◾️クラシカルかつ王道ホラーの再誕

ブラムハウス製作で蘇った、スプラッターホラーのマスターピースの正統続編。

旧2以降を一旦無かったものとするターミネーター方式で蘇った本作は、偉大なオリジナルが誇
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シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

3.3

◾️とんでもカオスな新機軸

第二次大戦モノにモンスターパニックが合わさり、それをクロエ・グレース・モレッツが主演を務めるという情報量の多い作品。

前半で男性社会における女性の居心地の悪さをたっぷり
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ザ・ロック(1996年製作の映画)

3.8

◾️炸裂!マイケルベイ節

暑い日が続くと、無性に辛いものが食べたくなりませんか?
それと同じ理屈で、火力に溢れるアクション大作が見たくなるときもしばしば。

ということで、久々に本作を鑑賞。
小さい
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