ムラカミカイさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.8

おもしろい!
けど、大作の割にオチが星新一のショートショートみたいだった

明確なオチがあると終局的にオチに向かって物語が閉じていってしまうというか、
収まり過ぎて窄まってしまうとというか、
もっと散
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.6

音楽やってるからこそあるあるって思う場面と、
音楽やってるからこそないないって思う場面がある。


(あとピアノを活かしたバイトすればいいのに…とか思ってしまった)

ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

4.3

最初ピノッキオのハードな無垢さにこのピノッキオ終わりまでに愛せるかな…と心配になったが、最後にはこのピノッキオ大好ッキオになっていた。

戦争と寓話はギレルモ・デル・トロがずっと向き合っているテーマだ
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戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

4.0

観終えた瞬間より、その後でじわじわ沁みてくる。
言葉で説明できないことをしっかり表現できているのが素晴らしい。

大島渚って根底に怒りみたいなものがあるイメージだけど、これは坂本龍一の音楽がそれを鎮め
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.7

これジブリ?感
ふとっちょデブの寛容さ
途中(サイロら辺)のデヴィッド・リンチ感
ミッドナイト・イン・パリ
ラストナイト・イン・ソーホー
からの真犯人
おもしろかった

最後の最後、
ヤスケンかよ!っ
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RRR(2022年製作の映画)

4.3

激辛爆盛カレー5kg!爆弾ハンバーグ800g!二郎系ラーメン15杯!オムライス5kg!寿司150皿!ステーキ7kg!山盛り唐揚げ!山盛りとんかつ!化け物エビフライ!ラード滝行!ジャンボ揚げ餃子100個>>続きを読む

ロード・オブ・カオス(2018年製作の映画)

3.7

こっくりさんで、ふざけて裏で10円玉コントロールしてたやつが、それを呪いだと信じた周りの奴らの暴走に巻き込まれる話って感じ。
悪魔の正体はそういう無知と恐れみたいなものだな、と。

まあ正しいロックの
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

1.8

少年の頃のぬるい感傷に成長しても浸り続け(四六時中あんなテンションの男いるか?)、目の前に現れた人とちゃんと向き合えず愛せないで、出会う人出会う人傷つけ続けてる男、「優しい」とか言われてたけど、ちっと>>続きを読む

ホーム・アローン2(1992年製作の映画)

3.7

4000回観たけど今でも笑うし
クリス・コロンバスがこれから約10年後にハリーポッターシリーズ1.2の監督を務めるのも納得

ホーム・アローン(1990年製作の映画)

3.8

5000回観たけど毎回笑うし、
年を取れば取るほどマコーレー・カルキン天才だなって思う

ファーザー・クリスマス(1991年製作の映画)

3.5

サンタクロースが往年のロックスターみたいな生き方しててよかった
サンタって慎ましいイメージあったけど、よく考えたらプレゼントばら撒くくらいだから、やっぱ生き方も豪快なんだな

お腹痛い時の悪夢の描写が
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.2

感想が難しい。
所々、やはり気になる。
斜めに見過ぎなのかな、
映像は綺麗だし、おお、ってなる瞬間も多く、今まででは一番よかったが。
(逆に今までが好きだった人は一番微妙かも)

ただ、"椅子"が歩く
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天気の子(2019年製作の映画)

2.9

例に漏れず、主人公が苦手。
(十代の浅はかさ思慮の浅さというより、単に監督の人間描写の浅さか)

まず主人公の中に、家出して長期間帰らないほどの"何か"を描けていない。
そんなものが初めからない設定だ
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ラバー・ジョニー(2005年製作の映画)

3.9

Aphex Twin × Chris Cunningham
といえば、「Come To Daddy」「Windowlicker」「Yellow Calx」だけど、
Aphex Twinが一時活動休止し
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ピノキオ(2022年製作の映画)

3.0

アニメのピノキオが好きなので期待大で鑑賞。


ピノキオがゆたぼんみたいな感じだった。

みんなやたらとぺらぺらぺらぺら喋るし、Dr.スランプみたいなギャグが多かった。
令和ナイズドしてやりました感が
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ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

3.8

みんなよく頑張りました

企画の問題なんだろうけど、
全体的に3作でまとめるためにやや駆け足だし
色んな設定がホイホイ出てくるから
5部作くらいにした方が良かった感じはある
フロドパートが弱くて
常に
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.8

どんな人間も少しずつしか変われないし
どんな立場でも完璧にその役を熟る人間なんていないよな
どの人生も初めてだし自我があるんだから
少しずつ許し合うしかない

ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002年製作の映画)

3.3

今回は指輪というか
戦争話だったな


最後、唐突にサムがメタ発言し始めたの笑った

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.2

相変わらず導入は良くて
相変わらず飽きずには観られるけど
相変わらず俺が観たい方には行かなくて
相変わらず俺の好みと違くて
今までになく冗談ピールって感じだった


ポップコーンがしょっぱすぎて血管切
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アス(2019年製作の映画)

3.5

ノープに向けてジョーダン・ピール祭りしてるけど、もう満足してきちゃった。笑


ゲットアウトの時もそうだったけど、最初のゾワゾワ感は天才。
ゲットアウトもアスも、オセロって感じ。
ただ、俺がこっちに行
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.6

最初のシーンと最後のシーンがよかった
匂わせまくるからクソ驚き展開みたいなのはないけど、飽きずに観られるし、ストレスのない映像で、面白い。

まあ確かに脚本賞これで獲ったのか…とは思うが。笑


あと
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ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

3.6

「ガンダルフ!魔法は今使わないの?え?今使えない?魔法は?使えなそ?」って言いながら観てた


That wound will never fully heal. He will carry it t
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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

3.3

エドガー・ライトの映画って、あっという間に終わるし、退屈しないし、笑えはするけど、
個人的にハマりはしないんだなというのが確信に変わった

ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ(2022年製作の映画)

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最初壮大なグータンヌーボかと思ったら
クソエモ同窓会で
エモ・ワトソンだった
めちゃ良い

そして誰もいなくなった(1945年製作の映画)

3.3

原作の絶望感はあんまりないけど
ルネ・クレールの味がしっかり出ているからこそって感じ

ゴースト・ストーリー(1981年製作の映画)

3.2

ちんちんぷるんぷるんさせながら落ちていくシーンが最も記憶に残ってしまった…

じじいになる前に殺せよ!って思いながら観てたけど、晩年のフレッド・アステアのじじいっぷりが可愛らしいので良いですた。

つみきのいえ(2008年製作の映画)

3.6

たまには記憶や思い出の深海に潜るのも悪くはない
そこでは暮らせないけど。

マスク(1994年製作の映画)

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日本で異常に愛されてジブリ並みに金ローに出現しては誰もが知らないうちに観たことある映画になってるやつ。初めて観たのが何才だったかなんてもはや誰も覚えてないやつ。

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.6

人生色々プラマイでみんなちょいプラス「色々あったけどよかったねぇ」みたいな描き方だけど、
超ド級のマイナスだろ…
被害者家族はこの映画の纏うエモさみたいなの1mmもないだろうし。


映画としては面白
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.8

違和感ある演出だからオチの意外性はそんなにないけど、ディティールの何が真実で何が嘘かを見終えたあとにぼんやり考えるのが面白い

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.7

孤独や虚無やフラストレーションがその人が依存する環境を決めるし、
入り込んだ環境によってその人間のコンプレックスは決まったりする。
それが成長に繋がることもあれば、破滅に繋がることもあるし、
誰かが繋
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