おもしろい。
他殺や自殺みたいな、所謂、天命を全うできなかった状態の当然の死というのは、
本来、自身が年老いて消化していくエネルギー(負のものも含めて)を、まだありあまるままに放ってしまう状態であっ>>続きを読む
ゴーギャンの何を描きたかったのかがぼんやりしていて、とても中途半端に感じた。
"傲慢で芸術至上主義で強い男"
というのが、まあ、世間一般のゴーギャンのイメージ像だろう。
(この辺は『月と六ペンス>>続きを読む
こんなにちゃんとJから話聞けたのはすごいと思う。笑
三人がバラバラになって、また関係が再構築されていく様が描かれていて、
誰かに対する不快な感情さえ、時間が流してくれることがあるっていうのが、
生き>>続きを読む
作品としてはおもしろいが
勿論まんまビートたけしではない(ひとりも認めているが)
原作が曽根圭介の小説と知らずに、
「日本の昨今の小説っぽさあるなぁ〜」とか言いながら観ていた。笑
全体的に面白く観られたが、
もっともっと冷や汗かける部分もあった気がする。
どの人物にも感情移入でき>>続きを読む
確かにRage Against the Machineなのかもしれないが、笑
"質"で言ったら、Rage Against the MachineとMarilyn MansonよりLimp Bizkit>>続きを読む
完璧すぎて、
あれはなんだったんだろう...
みたいのは皆無。
終わった後に、数日間、
あの映画は一体何だったんだ〜、という時間が好きな人間としては、
そのぼんやり部分がないのが好みとは違うが、>>続きを読む
親が来ても仕事は休めないし
妻が他界した日も夜明けは美しい
どんな種類の非日常も日常を完全に止めることはできない
許すことと他者へのやさしさだけが、
生きていく辛さや虚しさを包むことができるのかも>>続きを読む
2022年、1本目。
ストーリー、その背景の時代がとか、そういうのは取り敢えず置いておいて。
台詞、表情、演出、風景、すべてが巧い。
映画マジックですね。
小津の魔法使い🧙♂️
例の壺は勿論>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
うーむ。
色んな"解像度"が中途半端に高いせいでそれが裏目に出ている感じ。
監督の好きな、リンチへのリスペクトは随所に散りばめられていたり、
フィンチャーっぽさみたいなものもあるんだけど、
それが今>>続きを読む
"イメージへの恋"というのは、この映画の数年後『友だちの恋人』(87年)で言及されているし、
このテーマについては、『緑の光線』(85年)でも描かれているが、
恋した時に、歪んで見える世界と実際の現実>>続きを読む
面白い。
こういう系って色恋とかに絡めそうなものだが、敢えてスルーして、
友情が危ぶまれるみたいなスリルも排除。
ロメール初期作品の討論シーンの応用、
この頃のハッピー感がうまくマッチしている作品>>続きを読む
ファミリーヒストリー
話自体は面白い。
構成とか流れとか美術とかCGとかは気になる点が目立つ(ある点ではリアルなのに、ある点ではもう少しどうにかならなかったのか...みたいなのが多い)
わざわざ夜>>続きを読む
自由奔放に恋愛する人たちや消極的でもなんだかんだでしっかり恋愛する人たちを描いてきたロメールがこれを撮ったことの意義はとても大きい。
所々、まどろっこしいわい!と思いながらも、
どうしようもない夜に>>続きを読む
"愛は狂気の一種"
ということなのか、ポーリーヌ以外、全員狂っている。
ロメールあるあるで
こいつ馬鹿だなって思っていた人間が次のシーンで愛らしくなったり、
こいつ良い奴だなって人間が次の瞬間ク>>続きを読む
オクターヴが男のクソな部分の権化すぎて、ぎょわぎょわした
俺の後ろの席でマスクなしで観てた上に、ラストシーンで突然俺の座席の頭の部分にグイって手を掛けて立ち上がり退席していったジジイよりはマシだけど。>>続きを読む
実際にあった脱獄事件が元の映画で、
しかも出演者の一人(ロラン役)が
その事件に関わっていた脱獄囚の一人だったというのがすごい
ハラハラしすぎず、心地良いドキドキ、変な含みもなく、ずっと面白い
2009年大学入学とともに、
ゴダール、ヌーヴェルヴァーグ、ゴダール、『カイエ・デュ・シネマ』、ゴダール、トリフォー、ゴダール、ゴダール、ゴダール、ゴダール…と延々聞かされて、観せられて、
どの授業講>>続きを読む