ムラカミカイさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

シックス・センス(1999年製作の映画)

3.6

これはハーレイ・ジョエル・オスメントの成長記録である

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.6

陰キャの皮を被った陽キャ vs 単なる陽キャたち

この双方に入れなかった人たちのための映画がもっと世の中には存在していてほしい。
と陽キャの皮を被った陰キャである私の個人的な願い。

面白かったけど
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ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

3.7

何者かに滅茶苦茶に荒らされた家で、片付けもせずに不思議な女の子とセックスして、タバコを吹かすのは、(リボウスキはクサだが)
ハードボイルドのお決まり描写。

ハードボイルドなのにとことんダサいというそ
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

3.9

絵本のような作り
言葉にならない感情をたくさん湧かせる描写が多くてよかった

おとし穴(1962年製作の映画)

4.0

不条理な状況に置かれた人間の観察


途中、ミステリーっぽくなって
ん、安部公房にしては珍しいこともあるもんだな、と思ったけど
どんどん謎増やしていったあたりから
やっぱり観察しているだけだな、と思い
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シュザンヌの生き方(1963年製作の映画)

3.7

何気ない、取るに足らないような風景や出来事を、人間の些細な心の動きを捉えることで面白く魅せるよね
大きな事件も起きないけど、なんか見ちゃうし面白いんだよね

相変わらず、内的独白は多めで、本を読んでい
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モンソーのパン屋の女の子(1963年製作の映画)

3.5

本気の恋での苦悩を紛らわすため
自尊心のため適当な恋愛ゲーム、
こういうの描くのうまいよね



側溝にゴミ捨てすぎ
ペニーワイズ出てくるよ🎈

ベレニス(1954年製作の映画)

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ヴェロニクと怠慢な生徒(1958年製作の映画)

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何よりもこの映画を観ている時の私が怠慢でした。
(寝ちゃった)

モード家の一夜(1968年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

パスカルパスカルパスカルパスカル
長い前戯からの失敗
キス魔に変身
冬の山

ロメールは男女の些細な心の動き捉えるの本当に得意ですね

セリーヌとジュリーは舟でゆく(1974年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

全身黒タイツでローラースケートのシーンが最高だった

浮き雲(1996年製作の映画)

4.0

どん底もどん底、どんなに深く突き落とされても、
誇りや希望を失わなくて勇気づけられる。
この手のどん底ストーリーは概して死の選択やにおいがチラつくものが多いが、そんなものはハナから存在しないのがいい。
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愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

4.8

どの部分が良いとは言えないけれど
たまらなく愛おしい想いに包まれる映画がある。
たまにそういうなんか知らないけど観ていて幸せになるマジックが起きている映画ある。
心地良い春の陽気のような、好きな季節の
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希望のかなた(2017年製作の映画)

4.1

無駄なストレスのない映画。

題材や内容は重いが(とはいえ、それが現実でもある)、
大袈裟なストーリーや過剰な演出や、含みやスリルや裏切りやどんでん返しなどがなく、
あたたかく淡々と進み、かといって退
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

3.9

ピーター・セラーズ好きにはたまらない

キューブリックの気が触れてしまった人(機械)の描き方はどの作品でも最高だな

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.5

映画や、これは他の芸術作品にも言えることだが、
制作過程や設備、時間、クリエイターの人数などの裏の事情、背景、エピソードが、
作品に対して(イメージとして)どのような影響を与えるのか。
そして、それを
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イップ・マン 序章(2008年製作の映画)

3.5

伏線とか予想外の展開とか観客を焦らしたりもどかしい思いをさせるような場面は皆無。
真っ直ぐズンズン進み、まどろっこしいところは割愛。
実に清々しい。
こういう突き進むだけの映画を久しぶりに観た。
たま
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異端の鳥(2019年製作の映画)

3.8

無垢で真っ直ぐな目をした少年が次第に変化していく様が、憎悪に晒されて表情までも変わっていく様が、丁寧に描かれていて、見入ってしまった。
(森の中で微かに口角が上がるシーンとかゾクっとした)

あのイカ
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死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

3.7

ロブグリエやヴィアンの下の世代、
ゴダール、トリュフォーの同世代であるルイ・マルの長編デビュー作。

プロットの散らかし方に品がややありすぎる(振り切れていない)が、
それなりに楽しめるし、素晴らしい
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マイルス・デイビス: クールの誕生(2019年製作の映画)

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マイルスの映像と音が
大きめのスクリーンと良い音で聴ける。(最高)

ただ目新しいものは皆無

マイルスの功績や彼の言葉は、少しでも彼の音楽が好きなら誰しも自然と目や耳にすることだし、
映画の内容は、
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エンター・ザ・ボイド(2009年製作の映画)

3.7

"天国から東京を見てみたい"

ノエ祭り中。
最新作から遡りつつ観ているが、
ブレないな。

これは静かにひっそり長くトリップし続ける点では異例か。
バッドアンビエントって感じ。

こんな映画を、この
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

3.8

プロットは置いておいて、
終始、身体的な表現の映画。
このあと観客の肉体を挑発する『ルクス・エテルナ』を撮っているわけだから、一貫して"映画と身体"というテーマは続いていっている感じ。

同時多発的に
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ストップ・メイキング・センス(1984年製作の映画)

3.6

このステージ、世界観からインスピレーションを受けたアーティストは多いんだろうなぁ...
(NINの影を使ったパフォーマンスの元ネタなど有)

字幕のおかげでデヴィッド・バーンの詩の世界も楽しめた。

ルクス・エテルナ 永遠の光(2019年製作の映画)

4.0

映画って身体的な体験でもあるなぁ、と改めて思った。

ノエは観客を本気でブッ殺そうとしているのかもしれないと感じゾクゾクしてニヤニヤしてしまった。
こういう殺意、どっかで向けられたことあるな…と思った
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椿三十郎(1962年製作の映画)

4.1

大学ぶりだから10年くらいぶり🐟
劇場で観られて最高だった〜
迫力がすげぇ

ヘルムート・ニュートンと12人の女たち(2020年製作の映画)

3.6

写真は、本当の自分を写す。みたいなことをよく言うけど、
そうではなく、
これは作り上げられた最高のイメージなんだと、
被写体となった女優もヘルムートも言っているのが印象的だった。

世間になんと言われ
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.3

人間の感情の移ろいの速度や方向は、
その時々で様々だが、
多くの映画はそれを枠に嵌めて、
無理矢理コントロールしていることが多い。
この映画は、
その速度に寄り添っている映画で、
無理に作り出している
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

4.1

脚本が大変優れていて、
ホラーを観ていてありがちなツッコミどころが一切なかった。
映像的にも、それを映したらチープになるっていうものをちゃんと弁えていて、
これは写しません。という感覚が、かなり優れて
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黒い家(1999年製作の映画)

3.5

襖開けさせる時の西村雅彦の演技すごかった