海大さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

海大

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欲望(1966年製作の映画)

4.0

初アントニオーニ
初めてだけどアントニオーニすぎんか。
濃いなぁ。

色々おもしろいところあったけどまずカットの割り方がおもしろい。
結構頻繁に割ってて初めて観るような不思議な割り方だった。
やはり、
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いぬ(1963年製作の映画)

3.9

初メルヴィル
おもしろかったです。
ベルモンドかっけ〜

まずオープニングのモーリスが歩くシーンがカッコよくて心を掴まれた。
あと影の使い方おもしろいな。
シリアン初登場シーンをはじめ、ラストにモーリ
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生れてはみたけれど(1932年製作の映画)

-

昨日からの寝不足で大爆睡です。
オープニングから寝てた。

過去のない男(2002年製作の映画)

4.4

アキ・カウリスマキ4作目。
めっちゃよかった〜異様に刺さったのは今とてつもなく金欠だから??わからんけど良かった。

やっぱりアキ・カウリスマキ作品常連の2人の、抑揚がない無表情な会話がクセになる。
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天使の影(1976年製作の映画)

3.9

めちゃくちゃ寝不足のとき見ちゃって割と序盤寝ちゃった…
けど変な夢見てるみたいでむしろ作風とマッチしてました。

2人の夫婦の退廃→繁栄→退廃。
愛の終着点は死。

ファスビンダーをまだ観たことがなく
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美しき結婚(1981年製作の映画)

4.1

おもしろかったーーー
ロメールの描く女性同士の友情と、うまくいかない片思いの物語は好きだなぁ。

結婚と理想の相手とは。
劇中の会話がすごくおもしろかったです安定に。
タイプなんだけどただ、今は「君に
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モード家の一夜(1968年製作の映画)

4.3

おもしろすぎる…
やっぱりロメールの映画おもしろい…
なかなか観れなくてDVD買いました。

モード家の一夜。あの何もしなかった一夜が物語を広げる。
何もしなかったからこそフランソワーズと出会えたし、
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ヘカテ デジタルリマスター版(1982年製作の映画)

4.2

ものすごい充足感です、、、。
画がずっといいので、、。
それはおしゃれで大人な社交場に飾ってある絵のように、大人な雰囲気を常に含み、心を落ち着かせてくれる。
そしてずっと厳かで優美で深みのある画。安っ
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昼顔(1967年製作の映画)

3.9

初ブニュエル作品。
夢と現実で同じモチーフを使うのがおもしろいなと思いました。
夢で出てきた馬車。現実にも何度か出てきてたね。

あとはナイフを仕込んだ杖を持った男マルセルが独特の雰囲気を持っていて魅
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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

4.1

ようやく観れた
まぁまず1番はじめに思ったのは、観た人の全員が思うであろうことだけど、アナちゃんがかわいすぎる。
目が綺麗。存在に透明感がありすぎます。
まぁしょうみこれだけでも余裕で1時間半見れます
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殺しの烙印(1967年製作の映画)

4.4

ただの傑作だったわ…
浪漫三部作で満足してたおれが間違いだった
日活時代もちゃんと清順さんだ。

特に前半〜波止場の撃ち合いまでが最高すぎた
No. 1との戦いは前半の勢いに比べると若干落ちるなとは思
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チャイナタウン(1974年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ラストがすごいな〜
運転していた夫人に弾丸が的中したことを、鳴り続けるクラクションの音で表現するのは、うますぎてズルいね。
そんで撃ち抜かれた顔面まで見せちゃう感じがロマン・ポランスキーなんだな。
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ラヴ・ストリームス(1983年製作の映画)

4.1

これはむちゃくちゃや笑
むちゃくちゃだけど最高におもしろい
(けど序盤寝ちゃった…)
愛(?)にまみれる男と、失った愛を諦めきれない女の話。と、ジムがお利口さんな話

動物が来てから最高にサーカスだっ
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怪物(2023年製作の映画)

4.1

久々に見る是枝監督作品だったから、誰も知らないとか万引き家族みたいな、リアリティマシマシ泥臭映画を期待してたんだけど、流石にそうではなかったし、そんな期待は無駄だったなと思った。
ストーリーガッチガチ
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親密さ(2012年製作の映画)

4.2

親密さかぁ
親密さってなんなんだろ
結局ラストシーンに全部持ってかれた。

前半部分。
インタビューや討論、稽古で話していた内容がその後の物語の展開に関わってくるという構造がおもしろい。
あとは超長回
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アンドレイ・ルブリョフ 動乱そして沈黙(第一部) 試練そして復活(第二部)(1969年製作の映画)

4.3

タルコフスキーの映画久しぶりに観たけどすごい映画だったなー
なんか大きくて、大きい映画。
最後は圧巻だったなぁ。
2001年宇宙の旅の木星についてからのシーンを観てるときの感覚に近い気がする。

人間
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山の音(1954年製作の映画)

3.8

なんか小津っぽさが若干あったような気がします
ストーリー展開は逆東京物語。
原節子が労られる側。

鼻血を抑える原節子は何か美しさを感じる。
タオルの持ち方?顔の角度?目線?

ラストシーンは、並木通
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小説家の映画(2022年製作の映画)

4.0

序盤寝ちゃった…けどおもしろかった
物語の中で主人公が話した映画の話が、実際に作った映画に反映されている。
小説家の映画は、ドキュメンタリーっぽいんだけどドキュメンタリーではない。
カメラで撮影してい
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夜の浜辺でひとり(2016年製作の映画)

4.2

おもしろかったーー
酔ったらめんどくさくなるタイプのキム・ミニが飲み会を台無しにする絶妙な空気感が良かったです。
『緑の光線』でヴィーガン発言連発して喧嘩してたの思い出す。

結局あのおじさんは何者だ
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こわれゆく女(1974年製作の映画)

4.3

とてつもない映画だなあ
最後のくだりはただただ苦しくて涙が出そうになった
父親の言うことを聞かず母の元に何度も向かう子供達。
おかしくなろうが母親は母親なんだなと。

退院後子供たちと再会したシーンが
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カンバセーション…盗聴…(1973年製作の映画)

4.1

ガチで集中して観れてなかったことに後悔
コッポラの美しい素敵カットがいっぱい
もっかい観ます

アメリカの影(1959年製作の映画)

4.2

これは…おもしろい…
ジャズをBGMに公園で2人抜け出して逃げるシーンが好きだ
あと、美術館の銅像を見て回るシーンも好き
即興的な演出?がどこまでのものなのかわからないけど、セリフなんかもセリフっぽく
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狼の時刻(1966年製作の映画)

4.2

キモすぎです。いい意味で。
壁を登って天井で立っている人。
ベッドの2人を見て笑っている人々のカットキモすぎて素晴らしかった。

海に沈んでいく男の子。
森の中の人々の真っ暗な瞳に一粒の眼光。
あー思
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

なかなか怖い映画でした
が、前半はローズマリーがずっと可愛くて良かったです

あとは揺れる赤ちゃんのカゴを包丁で止めるのはナイスシーンでした。
そこからはひたすらキモい。いい意味で。
外国に行ったはず
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狩人の夜(1955年製作の映画)

3.8

パウエルのHATE、LOVEの文字だとか、いつも歌ってるとか、キャラが立ってて良かったな
もっとドジらずスマートであれば完璧だったけど

水死体のシーンは1番推していきたい
水草と水死体の髪

あとは
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ラストエンペラー(1987年製作の映画)

4.0

溥儀がひたすら可哀想で辛いというストーリーに、坂本龍一のええ音楽と、満洲族の独特な風俗(髪型、服装、儀礼など)を楽しむことができる映画でした。

坂本龍一の音楽やっぱりいいね
観終わってからもずっと頭
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.1

ウェス・アンダーソンの映画初めて観たけど面白かった〜
全カット、人物の配置・目線・パンのタイミングが決まってて何かアニメを観てるかのようだった
(背景のセット感、作品全体の色味もあいまって)
調べたけ
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

4.0

カティ・オウティネンの表情が毎度毎度素晴らしいです
無表情が一番狂気なのです
最後母と義父の飲み物に薬入れてから1人でタバコ吸うシーンが良かったね
マッチ箱投げるのが強めで良かった

エリ・エリ・レマ・サバクタニ(2005年製作の映画)

3.8

北海道の大草原と宮崎あおいの透明感と浅野忠信のイエスキリスト感
演奏シーンは惹かれたが、序盤は入っていけなかったな

浮き雲(1996年製作の映画)

4.2

敗者三部作一作目
おもしろかった〜
不幸が続く空気感ってなぜか癖になる。自転車泥棒もだけども、ずっとハッピーな映画より興味が湧く

今回小津感少なめかなぁと思いきや赤ポットある!!!!ってなったわ
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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

4.1

ほう、これがアキ・カウリスマキか
好きです
小津でブレッソンでジャームッシュで北野武
若干のコメディ感はジャームッシュ的か
序盤のジャンピエールレオの会社〜自殺しようとするくだりまで、特に好きだなあ

2046 4Kレストア版(2004年製作の映画)

4.0

やっぱ王家衛の映画かっけえなぁ、、、
キムタクもめっちゃカッコよかったわ
王家衛、香港、SFなんか合うに決まってるんすよね
香港の魅惑的な雰囲気が近未来都市にうまく昇華されていたと思います

パパラッツィ 2Kレストア(1963年製作の映画)

3.8

パパラッツィのドキュメンタリー
BBの素材を使った映像がコミカルで楽しかった

アデュー・フィリピーヌ(1962年製作の映画)

4.0

おもしろかった〜
前半部分はぶつ切り時間経過がおもしろかったな
一回場所変わって時間経過したのに会話はそのまま続いてるシーンがあって、それもそれでおもしろかった。
後半部分は特によかった
先にフィリピ
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エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

3.7

あんまり引き込まれなかったな、、
めちゃくちゃ喋り多い割に、ロメールや濱口さんみたいに話す内容がおもしろいわけではなく、、
シンプルに今日体調悪いのもありちょい疲れたな
まぁ群像劇あんまり好きじゃない
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小さな兵隊(1960年製作の映画)

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仕事終わりに見て疲れて寝落ちしてを何回も繰り返しようやく見終えた。
若干不穏な雰囲気のゴダール二作目
クソッタレの法則はほんとにあるよなぁ
わかりやすくて面白かったがもっかい見直そう