みーこさんさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ライスフラワーの香り(2017年製作の映画)

2.5

出稼ぎのため離れて暮らしていた時間と心の溝を埋めようとするお母さんとその娘。他では見ない独特の空気感が魅力、映る全てにピントが合っていて鮮やかで。人も自然もありのままが美しいんだと気付かせられる作品。>>続きを読む

ワイルド・アット・ハート(1990年製作の映画)

3.0

荒野を焼き尽くす二人のハート いつだって感情ムキダシでなんか圧倒される。全部どうでもよくなる。一生「恋」ってのが素敵だ

ブルーベルベット(1986年製作の映画)

2.5

始まりは耳から 私には理解が追いつかないエロスとバイオレンス、愛情のぶつけ方が独特なデヴィッドリンチの世界に片足を踏み入れる。

子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

3.0

原作も好きです。淡い淡〜い恋心、家族との距離の掴み方。
いつまで経っても子供心は忘れないつもりだけれど半袖半パン、日焼けも気にしない奔放な夏休みは二度と過ごせないなあ。
好きな人の名前書いてみるってあ
>>続きを読む

海角七号/君想う、国境の南(2008年製作の映画)

3.0

ありふれていて垢抜けない作品ではあるけれど滑稽なリズム感が段々面白くなってくる。涙確定手紙演出には勝てない。

ウィッカーマン(1973年製作の映画)

2.5

記憶にこびりつく奇妙な映像。どうか全て夢であれ

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.5

最大の謎ってほど衝撃でもなかったしフォーカスもされてなかった気がしますが毎度ながら丁寧に作り込まれていて、ユーモアのセンスが光る素敵な作品です。魔法に憧れを捨てられない子供な大人のためのファンタジー、>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

3.5

人生の新章とも数えられるらしい「引っ越し」
綺麗な思い出ばかりではないとしても、過ごした場所を離れるあの特有の寂しさが苦手だ。もっと輝くかもしれないこの先の少しの可能性を信じて進むのは不安だけれど、ど
>>続きを読む

エレファント・マン(1980年製作の映画)

3.0

特徴ある見た目から名付けられたエレファントマン。心優しいだけの彼が人の好奇心に晒されたり、悪意に振り回されたり。優しさに見える同情には案外気付きやすくて困った。
関心を持てとかじゃなく どうか他人を思
>>続きを読む

エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

2.5

ホドロフスキー監督の鮮やかすぎる青春時代の自伝、生きることへの招待状。
自分でいること、愛すること、創造すること。自分探しとして過ごした無駄な時間の全てが自分を創っていくみたい。経験しか人を成長させな
>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

「良い」としか表しようのないまっすぐな物語、久しぶりに映画館でぼろぼろ泣いた。

耳の聞こえない家族と一人だけ聞こえる私。夢は歌うことだけれど、素晴らしさを聴きとってもらうことができない。たくさんぶつ
>>続きを読む

自由が丘で(2014年製作の映画)

3.0

目標や目的はあるのに時間には追われないというか、余裕を感じるだらしなさが羨ましくて久しぶりに旅に出たくなった。たどたどしい言葉で交わすどうでもいい会話が心地良い。気持ち悪いズームアップもなんか面白かっ>>続きを読む

サマーフィーリング(2016年製作の映画)

3.0

大切な人がいない日々 いくら楽しい思い出を更新したって埋まることはない寂しさが伝わる笑顔が見ていて辛かった。

ブギーナイツ(1997年製作の映画)

2.5

ポルノ業界を舞台に。誰にも負けない武器ひとつで成り上がる野心家の物語。人気商売においての早い時代の流れと一緒に変わっていくこと、変わらずにいること。そのバランスの難しさ。

サッドティー(2013年製作の映画)

2.5

好きって?忘れてしまったのかそもそも知らないのか、自分は冷たい人間なのかもとかぐるぐる考えたりするんですがこの映画と過ごす時間だけは何もかも大丈夫に思える暖かさがありました。登場人物揃いに揃って変なや>>続きを読む

知らない、ふたり(2016年製作の映画)

3.0

すれ違い。誰かは一目惚れさえしてくれる自分なのに想う人には振り向いてもらえないの、好きってむずかしすぎるな。
NU'ESTのふたりの浮世離れした綺麗さが作品の憂いに徐々に馴染んでくるのが良かった。

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.0

誘われて見に行ってやっと気付きました呪術廻戦って面白いかも。前日譚なので物語知らなくてもきっと大丈夫、私のように全部見たはずなのに主人公一味の名前さえろくに覚えてなくてもきっと大丈夫。一途な愛にほろり>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.0

面白かったのか感動したのか 何度思い返しても、小説を読んでもやはりよく掴めない。

備忘録
・車で人と話す 目を見て、顔を見て話すとはまた違った印象があったり。その時だけ話せてしまうようなこともある、
>>続きを読む

ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.5

秘密の文通、惹かれ合った孤独な心と心。人との関わりで救われるのはたかが一部だとしても、誰かがいないと消え入ってしまう心は脆い。母と子のパートがとても素敵だった。ハイセンスな音楽は流石。

あなたを見送る7日間(2014年製作の映画)

3.0

難ありすぎ家族の7日間。どうせ今後も変わらない関係性にもこの期間はきっと必要だったような。「完璧よりも予測不能で不合理で複雑な人生を送りたい。」そう言える人生を送りたい。

HOMESTAY(2022年製作の映画)

3.0

小学校の読書感想文用として嫌々読んできたカラフル、心の容量が増えた今なら感動できるはず。「人生は少し長めのホームステイ」の考えは気楽に誰かを救うと思う。

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

2.5

華々しい世界はいつも陰を持つ。トレンドセッターの活力漲るシルバーレイク、気になる街です。アンドリューガーフィールドがまとう、一人で映えちゃう独特の雰囲気が素敵です。

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

2.5

天使の顔をした大罪者。息をするように淡々と済まされる悪事も目を惹く映像に仕上がってしまう気怠い美しさが魅力、ロレンソ君のプロモーションビデオって感じだった。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

すばらしき役所広司劇場。すぐカッとなる主人公、悪癖と括られがちだけれど心の作りが繊細だからこそ人の無意識や些細な動きも受け止めてしまう、彼の優しさゆえのものだと思うと生き辛い世界に嫌気がさす。心の暖か>>続きを読む

私をくいとめて(2020年製作の映画)

2.5

不思議。どこかで拗らせてしまうと自分をいちいち納得させなきゃ前に進めないから大変なんだよな

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.0

覚醒。素朴可愛いから最強少女への切り替わりがかっこい〜かった。キムダミ様様。

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

2.5

豪華キャストの丁寧な無駄遣い。ごまんとあるゾンビ映画なんだからこんなゆるゆる版もあって良いか。この世が終わってもあの世があるから〜そんな力の抜けた空気感、絶妙な遊び心がすてきです

(1954年製作の映画)

3.0

寂しさとほんのり暖かさが渦巻く不思議な映画。人生かけて歩いていくには長すぎるからつい足元や身近なところを疎かに、遠くばかりを意識してしまうのが道。そういうもんなんだな。

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.5

一度「特別」になった日は時間が経ってもただの数字には戻らない。かなり惚れ込んだってふとしたことでどうでもよくなっちゃうんだし、気まぐれのタイミングが被った相手ってほぼ奇跡。大切にできなくなったとしても>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.5

何度見てもあと一歩で幸せにもなれた気がしてならないこの物語、ボタンの掛け違いをどうにか直してあげたくなります。
期待と少し違ったところ、衣装に思いの外魅力が詰まっていて。個性豊かで素敵なドレスたち、シ
>>続きを読む

ブリングリング(2013年製作の映画)

2.5

ティーン窃盗団。メンタル強靭集団。心のどこかに足りないものがあるから何かで埋めようとしているんだと気づくとなんか虚しいな 見飛ばしそうになったエンディング曲がさらっとこの映画を語ってくれていた。

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.5

ちょうど一年前くらいに初めて合宿免許の教習所で暇つぶしにこの映画を見たんだった。何も変わらず今日の私もこの物語をとても好きだった。

タイムマシン(2019年製作の映画)

3.0

光や雨の表現を白色に任せるのが美しくて好みだった。内容はかなり重たいです。言葉は生き物だから思ってもいないことが飛び出すことも、思いとは別の形で受け止められることもある。そうするしか自分にはなかったか>>続きを読む

籠の中の乙女(2009年製作の映画)

1.5

静かな狂気。モザイクがたくさんで救われましたがわたしにはキツいものが多すぎた 泣き