みかみさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)

3.2

歴史の勉強として観た方がいい映画。
描き方は表面的な娯楽映画な感じがしてあまり好きではなかった。


2022 No.10

ばるぼら(2019年製作の映画)

2.4

ノルウェイの森の映画観たときと同じ気持ちになった。官能眠い映画。
おしゃれでエロい世にも奇妙な物語の長ったらしいバージョンって感じ。


2022 No.9

そうして私たちはプールに金魚を、(2016年製作の映画)

4.9

ついに観た。最高だった。
ただ、最高だったこと以外なにも覚えていない。最高の無意味。
田舎の閉塞感の中で、溜まりに溜まった青春のエネルギーが爆発する様を描いた30分。

長久さんがCM出身なのもあって
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カランコエの花(2016年製作の映画)

3.9

ちょっと期待値が上がり過ぎていたが、短い中にLGBTに関していろんな立場の人が描かれていたのはよかった。
内容がいいだけに技術的に残念。

LGBTの人と実質関わりのない野次馬的な立場の人と、異性愛者
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.8

シリアスなギャグ映画として観れば楽しめる。

前半のコメディノリからのギャップとタイトルクレジットのタイミングはかなり痺れる。
暴力と性のクロスカットもカッコよかった。

森田剛の声のせいなのか、森田
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海街diary(2015年製作の映画)

3.8

内容の割にキャストが豪華過ぎる。
そんな中、広瀬すずの演技がめちゃくちゃ良い。

特になにが起きるわけでもないが、登場人物のキャラクターがしっかりしていて、その人たちがスクリーンの中でちゃんと生きてい
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.5

創作意欲を掻き立てる良い映画だった。
劇場のサラウンド環境で観た方がいい。
90分なのに2時間以上の満足感があった。

キャラクターが良い演技をしていた。やっぱりアニメは表情だけでなくエフェクトなど色
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.3

金曜ロードショーにて。
子供の頃観た時は悪い奴がめちゃくちゃたくさんいた気がしたけど、改めて観ると絶対悪みたいなキャラクターはいなかった。

2022 No.3

メン・イン・ブラック(1997年製作の映画)

3.5

アメリカンでノリも軽くて娯楽映画としてちょうどいい映画。

No, you won't. かっこいいな…

2022 No.2

CUBE(1997年製作の映画)

3.0

もっとただの殺人ゲーム系なのかと思っていたら、社会批判とかも含んだ複雑な内容だった。

予算の都合なのか、展開はかなりあっさりしていて、トラップもほとんど発動しない…笑
もう少し人物を掘り下げてもらわ
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.8

原作の良いところが詰まっていて最高。
キャスティングも男性陣は最高。

2021 No.30

衝動(2021年製作の映画)

3.0

役者も良いし、画も良いし、脚本もセンスがあるだけに、諸々の爪の甘さが惜しい。

役者の演技は全体的に良かった。
倉悠貴は色気があり過ぎて17歳には見えないが、役柄にハマった良い演技だった。この脚本の中
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.1

戦闘シーン多めで、あちぃ!!
主要キャラみんなに見せ場があって、オールスター感謝祭って感じだった。

アニメシリーズ観てた方が3倍くらい楽しめるが、映画から観ても十分理解出来そう。
本編でベールに包ま
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灯せ(2021年製作の映画)

2.8

映画というよりはMVのような感じで、温度感が肌に合わなかった。
盛り上げ方がベタで既視感が強く冷めてしまった。

コロナ禍のエンターテイメントの鬱憤を晴らすような内容だが、わざわざ映画にしなくても分か
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.7

ロロの舞台に行きたくなる映画。
悪い奴が出てこないのはやっぱり良い。
改めて、映画って良いなと思わせてくれる作品だった。

全体的にコメディチックなノリで進む中で、青春に命を燃やす若者の姿が描かれてい
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プリテンダーズ(2021年製作の映画)

3.8

PFFにて。

共感できる人の救いになる映画だと思うし、花梨みたいな人に人生の中で出会ったことがあれば理解はできると思うが、そういう人に出会ってこなかったり向き合って来なかった人に果たしてこの映画が届
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.9

最初の30分くらいのワクワクが凄い。
サマーウォーズ的な世界観

細田守作品は過去作品を踏襲して、積み重ねている感じが好き。
時かけのような田舎の高校生、サマーウォーズのような電脳世界、バケモノの子に
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惡の華(2019年製作の映画)

2.4

もう少し原作面白かった。
変なエモい商業映画にしないでもっと嫌われる映画にしてほしかった。

2021 No.23

浅草キッド(2021年製作の映画)

4.1

ビートたけしの知らなかった過去の生き様が垣間見られて、ビートたけしへの見方が変わった。
ただ、主人公はたけしのようで本当は深見なのかもしれない。

本当にみんな演技が良い。人間の奥行きがしっかり見える
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.0

The エドガー・ライトな映画。
音楽の使い方やゾンビのエッセンスなど、ファンには堪らない。

二人の主人公が、二人とも綺麗だけどサンディの派手さとエリーの地味さが演技や衣装などでうまく棲み分けられて
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アジアの天使(2021年製作の映画)

4.0

池松壮亮とオダギリジョーが喋ってるだけで面白い。登場人物が愛おしい映画だった。
ビールと愛があれば何とかなる。

言葉が通じないからこそできるコミュニケーションがあって、面白いと思った。

照明も自然
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.5

興味深い題材のドキュメンタリー映画。

社会的に意義もあるし素晴らしいとは思うが、やってる本人たちが結構楽しんじゃってるんじゃないかなと思った。

音楽が演出で大きな役割を果たしている。低音を使った煽
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影裏(2020年製作の映画)

3.6

田舎に住んだことがないから本当の意味では理解できないが、閉鎖的でどこへもいけない閉塞感や絶望感と、それでも生きていかなければならない感じが苦しいんだけど、それが日常である人がいるんだということを痛感さ>>続きを読む

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.7

今まで観た藤井作品すべて苦手だったが、これは結構面白かった。

役所の照明がめちゃくちゃ暗かったり、いやらしい誇張表現はやはり嫌い。

2021 No.17

Diner ダイナー(2019年製作の映画)

3.5

蜷川美花らしいビビットでカラフルな衣装・美術。
話は厨二病みたいな感じだが、アニメを観るような軽い気持ちで観るのにちょうど良い。

音楽の使い方は下手くそ。
クラシック使ってみたりして、バトロワのよう
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映画 賭ケグルイ(2019年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

まあ、ドラマと変わらないなという感じだし、ゲームもあんまり面白くない。

そもそも生徒会を潰す目的なら、イカサマで片方がわざと負けることを全生徒に公表して投票率を操作、投票率が高い方が勝てば胴元である
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ホムンクルス(2021年製作の映画)

2.7

Netflixで視聴。
全体的に内容も人物描写も薄っぺらい。

VFXはクオリティが高いように感じた。映像作品としては良いかもしれないが映画としてはつまらない。

漫画原作のキャラクターものと考えれば
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愛しのダディー殺害計画(2019年製作の映画)

3.7

初のトリウッドでの映画鑑賞。

音楽やテロップなどを上手く使ってテンポ良く構成されており、抑揚もあって飽きのない30分だった。
自分や人の変化を受け入れることがテーマの作品だと感じた。

美術や衣装の
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戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

4.0

4Kリマスター版で視聴。
大島渚監督の作品初視聴。

戦闘シーンはひとつも出てこないのに作品全体で戦争の凄惨さが伝わる異色の作品。

日本人は〇〇だ!英国兵士は〇〇だ!といったナショナリズムがあらゆる
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僕たちは変わらない朝を迎える(2021年製作の映画)

4.0

戸田監督の実体験が元になっているようだが、非常に繊細で良い映画だった。

序盤は、我々観客が、スクリーン内の登場人物が劇中で映画を作ろうとしてるのを見るという構成だが、途中で観客も劇中の登場人物も一緒
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泣いたことがないなんて、嘘つきめ(2020年製作の映画)

1.8

久しぶりに時間の無駄だと思う映画だった。
全体的にSo what?って感じ。

録音・MAが本当に酷い。
全然芯の通った声が取れてないし、ノイズリダクションしました感丸出しだし、ミュージカルパートは歌
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文化生活一週間/キートンのマイホーム(1920年製作の映画)

3.8

I AM JAMの大森くみこさんの活弁上映で視聴。
100年前の映画とは思えない面白さ。
今の映画を100年後の人が観たらどう思うんだろうなと思いを馳せながら観ていた。

キートンの運動神経が半端ない
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ぱん。(2017年製作の映画)

3.0

I AM JAMの活弁上映にて視聴。
原作の音をMUTEして、監督・主演の辻凪子さんと活動弁士の大森くみこさんが活弁を行い、さらに音楽も即興でつけるというもの。
元の作品は観ていないが、活弁上映によっ
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月世界旅行(1902年製作の映画)

3.0

I AM JAMの辻凪子さんの活弁上映にて視聴。
作品というよりは活弁の感想。

ちゃんとフルでこの映画を観るのも初めてだったが、手品を見ているような印象だった。
無声映画だがストーリーもしっかり伝わ
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街の上で(2019年製作の映画)

3.9

やっぱり今泉監督は男女の日常を描くのが一番良い。
若葉竜也のための映画。
下北沢の馴染みのある場所が沢山登場して個人的には楽しかった。

キャストでは中田青渚がとても良かった。
『あの頃。』『君が世界
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.4

ストップモーション長編SF映画というだけ心ワクワク。
続編を作って欲しい気持ちからパンフレットも購入した。
パンフレット、情報量もめちゃくちゃ多いし製作過程が事細かに書いてあるのでとてもオススメ!
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