kino03さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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オアシス(2002年製作の映画)

4.0

思わず目を背けたくなる、そこまでしないでって
。綺麗な物だけ、安心できるものだけを観ていたいから。

真正面から映される救いようの無い虚しさや、醜さに苦しくなるけれど、ゆらゆらと川底に煌めくような、生
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.8


女の子のリアリティ、生感をソフィアコッポラのようなペールトーンではなく、透明感のある澄んだ色彩で描き出しているのが印象的。

エマが髪を青に染めなくなってから、すれ違っていく二人が切なかったなぁ〜。
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.8

グレタがシアーシャとティモシーと若草物語を撮ると知ってからずっと楽しみにしていた作品。観る前から高評価確定でしたが期待以上の素晴らしい作品でした。

女性史の授業で取り上げられていた時は居眠りし、原作
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.2


泥臭く血生臭いのにエレガント。

スタイリッシュにクレイジー。

エンターテイメントと社会的メッセージ性。

相反する要素が組み合わさって、最高に満足度の高い映画。

ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

3.7

原田マハさんの『たゆたえども沈まず』を読んでからゴッホ兄弟への関心が冷めず、この作品を観ました。

ゴッホの生涯について前知識を持っていなかったら少し退屈に感じたかもしれないけど、全編絵画が動くアニ
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キューティ・ブロンド2/ハッピーMAX(2003年製作の映画)

3.6

前作よりもエル節の説得力が薄く感じたけれど、エルの真っ直ぐさが周りも変えて行く爽快さはハッピーMAX💓

「新居はもう決めたの」って言ってホワイトハウスにウィンクする顔が自信満々で最高。

僕らの青春白書(2014年製作の映画)

3.0

韓国の80年代の地方の高校生という設定上仕方ないかもしれないけれど、終始この映画との距離感が詰められなかった。

最後イジョンソクのタキシード姿に救われました。

ムーラン(1998年製作の映画)

3.5

2020年の私には正直フィット感がなく、思っていたよりあっさりとした印象だったけれど、1998年にディズニープリンセスとしてムーランが登場したことは大きな意味があると思う。

reflectionはデ
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365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

3.8

ペトリはヘルシンキで一人暮らし、26歳。
彼女にフラれ、ヤケになり、クレジットカードで衝動買い。

モノに溢れ返った部屋を見渡し、自分にとってモノとは何かを考え始める。そして、何が本当に大切なモノなの
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キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)

4.0

このジャケットのヴィジュアルで素通りしていた人も少なからずいらっしゃるのでは。しかし、おうち時間を生かして食わず嫌いを打破していこうと見始めた。(レビューの高さに裏打ちされた安心感が背中を押してくれた>>続きを読む

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

終始胸が痛くて切なかった〜。

人生どん詰まり。をリアルにセンス良くお洒落に描き出す天才ですね。大好きです。

ノアバームバック×アダムドライバーなんてもう始まる前から好きですって感じなんだけど、スカ
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彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

3.8

同じような題材を扱った作品を見ていればだいたい想像通りといった展開だけれど、3人の暮らしがあたたかくて優しくて、心温まりました。

リンコさんの初登場シーンから最後までリンコさんがリンコさん過ぎて、エ
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帝一の國(2017年製作の映画)

3.8

こんな爽やかな裏切り合いってある?
こんな共感できない青春の使い方ってある?シュールさと、俳優さん達の熱演が絶妙でした。

見終わった時、あー面白かった、楽しかった、イケメンだった。それしか残らないけ
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.0


心が温まる、優しく鋭く社会を映す映画。
北欧の映画は小難しさや、クドさがなく、シンプルでまとまりのあるなかに、ユニークさや人間らしい温かみのある作品が多いと感じますが、これもその1つ。

自殺を試み
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.0

クリスマスの夜に母と二人で観ました。

「真にクリスマスに見るべき映画はこれだね。」

数分の沈黙のあとに、私たちはうなずきました。レビュー書くのが遅くなったから日にちはずれるけど、世界中の人にあたた
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

もうこの圧倒的なスケール、完成度の高さに真面目にレビューなんてできません。

このシリーズが終わってしまう寂しさとこの超大作を見届けた達成感を満足のいく形で味わせてくれてありがとう。

仕事終わりなの
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.2

ご当地ネタとか県民性みたいなものって気になっちゃうし、面白い。
郷土愛なんて持ってる人少ないと思われる埼玉でこんなに盛り上がるんだから、埼玉って愛されてるよね。

未来を花束にして(2015年製作の映画)

3.7

現代のように活動家がSNSなどで共感や支持を集めるのが容易くなかった時代。
女性の権利を求める活動も全ての女性が支持した訳ではなく、不平等を感じながらも波風を立てたくない女性からは白い目で見られていた
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パンク・シンドローム(2012年製作の映画)

3.8

メンバー全員知的障害者というフィンランドのパンクバンドのドキュメンタリー。

最高にパンクな映画。

知的障害を持つ人と関わってきて、障害やマイノリティーに対する差別や偏見に嫌悪感を抱いているけれど、
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天使の分け前(2012年製作の映画)

3.6

ウィスキーの熟成過程で1年に約2パーセントが樽から蒸発するそれを、「天使の分け前」という。

犯罪ばかり繰り返していた主人公が蒸留所の見学をきっかけにウィスキーに夢中になり、新たな居場所を見出していく
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アンダー・ハー・マウス(2016年製作の映画)

3.5

6年くらい前からエリカに惚れてる私にとっては、いけないものを見てしまった感がすごい。手で目を覆うけどその隙間からこっそり見ちゃう、みたいな。

ダラスのキャラクターまたこの映画自体がエリカ・リンダーと
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ライオン・キング(2019年製作の映画)

3.5

極音上映でディズニーの楽曲を聴くのにハマってて見ないわけには行かなかった。その点では目的が達成されたので満足。
それに、こんなにも美しいCGを作った人達の熱意と世界中の人のライオンキング愛に感服せざる
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