Mikiさんの映画レビュー・感想・評価

Miki

Miki

ハッピーボイス・キラー(2014年製作の映画)

3.4

ジェリーは幸せ者です。ペットと会話はできるし、気分も上々。幸せなのに、そんな自分は“普通”じゃないらしい。そんなどっかずれたジェリーは罪の意識がないハッピーサイコ。精神疾患って感じが妙にリアルでした。>>続きを読む

ペット・セメタリー(1989年製作の映画)

3.3

面白かったかと言われると微妙。前半の不穏な雰囲気を出し方は良かったけど、後半の生き返る展開は定番。特にひねったところはなくて意外と普通でした。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.7

こんなに楽しいのに、心の底からは楽しめていない自分がいて。娘を愛しているのに死にたいと思う自分がいて。そんなちぐはぐな自分が嫌になってくる。エンドロール後、爆泣き。視聴者にゆだねすぎは確かにその通りか>>続きを読む

Saltburn(2023年製作の映画)

3.7

これはホラー。バリーコーガン演じるオリバーがサイコパスだけど、ぼろが出ちゃうあたりが人間味があるし、誰しもフィリックスのような陽キャには惹かれるし、オリバーに共感できてしまうのが嫌。そんなところで気持>>続きを読む

エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.6

映画を見るようになって、割と初期にオリジナルのエスターを見て、度肝を抜かすほど怖かった記憶があり、見るのを渋っていましたが、ようやく見ました。物語がしっかりつながっていて、前日譚として満足のいく出来だ>>続きを読む

死霊館(2013年製作の映画)

3.6

これは大ヒットしますね。面白かったです。シリーズ化するのも納得です。子役を含め、キャストが豪華で、予算がかけられた作品だと感じました。実在のエクソシストの夫妻の経験に基づいた話と言うところが味噌。その>>続きを読む

リッチー・リッチ(1994年製作の映画)

3.6

なぜ世界はこの手の作品を作るのをやめてしまったのでしょうか。誰も傷つかず、悪者は分かりやすく悪者で、だけど誰も死なない、ワクワクして楽しいだけの作品。私にとっては帰ってくるような場所になる映画なので、>>続きを読む

M(1931年製作の映画)

3.5

1931年の作品がサブスクで見れることに感謝。そして93年前の作品が今も面白いってほんとにすごい。撮影、演技方法なども違和感がないっていうのが凄すぎ。最後の裁判のシーンに関しては、当時のドイツを反映し>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.6

怖いより、恐ろしいものを見た感覚。不気味で狂気。まだシンプルなジャンプスケアの方がいい…お兄ちゃんは可哀想だし、最後の継承シーンは震えた。それぞれの恐れる演技が迫真で見どころです。「ミッドサマー」より>>続きを読む

キャビン(2011年製作の映画)

3.7

3月はホラー月間。頑張ってホラー見てます。これはシンプルに名作では!?めっちゃ面白かったんですが!ホラーってこんな作り方できたんだ…目から鱗で、特に最後の25分間は目が離せなかったです。(+0.1)安>>続きを読む

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.6

面白かったです。ミーガンが暴走しだして、ケイディがかんしゃくが起こすようになって、やっぱりロボットって人間の代わりにはなれないんだなぁとか、そういうAI開発に対する警鐘を作品から感じました。何よりも地>>続きを読む

ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

3.5

タイトルにもある通り、同じ8分を繰り返す主人公。それだけでも結構アイディアとして面白かったし、最後のメールを受信するシーンはなかなかしびれた。クリスティーナがマブイ美女で、これは現世を捨ててでも一緒に>>続きを読む

ラストサマー2(1998年製作の映画)

3.3

犯人を探したり、殺人がばれるかばれないかのヒヤヒヤはなくて、何回殺しても生き返るジェイソンみたいな犯人からただ逃げるホラーになってはいたけど、まぁまぁ見れた。特別面白い作品ではないけど、制作陣がまだ続>>続きを読む

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.6

上質な会話劇でした。疑心暗鬼、そして裏切り。最初のカフェのシーンから圧倒されるし、見事な伏線回収。そしてこのストーリーでほとんどアクションシーンがないところが衝撃。熱狂的なファンも多い今作。もちろん良>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

3.5

やっぱりミアゴスですね。絶対ホラーで大成すると思いました。クラシックな作品の雰囲気ですが、ふたをあけてみれば、意外とカジュアルで見やすかったです。そしてシンプル。逆に言えばちょっと物足りないかも?王道>>続きを読む

チアーズ!(2000年製作の映画)

3.6

キルスティンダンストの腹筋が拝める00年代ラブコメ。きゃわいすぎる。オーディションのシーンや歯磨きのシーンなどアイコニック。ストーリーは意外とチアがメイン。クリフのあまーいフェイスが00年代イケメンて>>続きを読む

サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

3.5

音楽が良いのはもちろん現在のイケメンとはちょっと定義が違うけど、目が離せなくなる魅力的なジョントラボルタ。それだけで見る価値あり。ダンスシーンも良かったです。ラストも意外でテンションが上がりました(+>>続きを読む

トランスフォーマー/リベンジ(2009年製作の映画)

3.4

これは確かにラジー賞に値するかも。風呂敷を広げたくなる続編&リベンジというテーマをシンプルにまとまってたところは良かった。それ以外はただただ派手になっただけで、何か面白かったかと言われると微妙。砂漠の>>続きを読む

トランスフォーマー(2007年製作の映画)

3.4

USSでアトラクションに乗り大感動したので鑑賞。まあまあ、ご都合主義で突っ込みどころはあったが、オートボットたちが魅力的で、アクションやCGもさすがで面白かったです。ただ、いろいろはしょっているので初>>続きを読む

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

3.7

どっちが悪いとかではなく…。本当に落としどころが難しい話であると改めて感じました。どちらの味方かというのは非常に難しい。急に子供を置いて消える母親のことをつらかったんだからしょうがないといえるわけもな>>続きを読む

ゴーステッド Ghosted(2023年製作の映画)

3.6

アナデアルマスがかわいいことはもちろん、クリエバまでかわいくてどうすんだよ。農家でロマンチストなクリエバはそれだけで見る価値あり。最初の20分のデート映像だけで儲けもん。それに加え、本格アクションで満>>続きを読む

チャチャ・リアル・スムース(2022年製作の映画)

3.8

これは良作!まず、アンドリューが楽しくていい人。見ていてこんなに気持ちがいい主人公は久しぶりです。新卒でふわふわしているところに楽しいだけじゃどうにもならないドミノとの出会い。そして最後の車のシーンの>>続きを読む

ジミー・O・ヤン:人生おいくら?(2023年製作の映画)

3.7

パワーアップして帰ってきた。ジミーヤン。今作も変わらず、アメリカンエイジアンならではのネタ満載で面白いです。俳優としても活躍したりとこれからにも期待!

ジミー・O・ヤン:人生はお買い得(2020年製作の映画)

3.7

アメリカンエイジアン、アメリカで育ったアジア人であるジミー・ヤンのアジア人ならではの大変さや、それを皮肉ったり自虐した感じが笑える。やっぱり他の人種の人から見たら、アジア人ってこういう風に見えてるんだ>>続きを読む

女性上位時代(1968年製作の映画)

3.4

急死した夫が残していった変態部屋で裏切られた気持ちになりながら、自分も性の探求をして、最後は自分の性癖を発見するストーリーです。とはいえそういうシーンはあまりなく(おっぱいは写りますが)それよりも服装>>続きを読む

ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習(2006年製作の映画)

3.4

ショーレースの季節なので関連作品を鑑賞中。続編がゴールデングローブとラズベリーを同時受賞した皮肉しか込められていない汚すぎるコメディ。どこまでが本当で、どこまでが脚本なのか心配になる。特にパメラのシー>>続きを読む

ガールズ・ルール! 100%おんなのこ主義(1998年製作の映画)

3.6

コメディとしても面白いし、フェミニズムをいい塩梅にまぶした佳作でした!何といっても、キルスティンダンストがかっわいいの。それだけでも見る価値ありです。最後の籠城シーンはちょっとしびれました。「モキシ―>>続きを読む

エゴン・シーレ/愛欲と陶酔の日々(1980年製作の映画)

3.2

エゴンの人生をさらっと学びたい人にはいいかもしれないが、彼が画家としてどんな苦労があったのか、またどんな人だったのかはこの作品から知ることはできませんでした。あまりにも表面を撫でただけ過ぎて、エゴンの>>続きを読む

サブマリン(2010年製作の映画)

3.3

なかなかひどいことするし、すべての言動がずれてる主人公が癖になります。ただ、青春映画のキーであるノスタルジアやワクワクは感じず、少し残念。始まり方は「このサイテーな世界の終わり」ぽくて最高かもと思った>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.8

エマストーンの名演はいわずもがな。偏見も先入観もなく成長するベラのまっすぐさがあまりにも赤裸々でなぜか心が打たれた。ベラの突き抜けた言動はまさに湿度0%。他意がないからこそ、刺さる。 人としてどんどん>>続きを読む

Sharper:騙す人(2023年製作の映画)

3.6

Apple TV+オリジナル作品。愛しのセバスチャンスタン様出演。フォーカスを当てる登場人物ごとにチャプターを区切った作り方で見やすく、テンポも良いです。シリアスな「コンフィデンスマン」っていう感じで>>続きを読む

リトル・チルドレン(2006年製作の映画)

3.3

中盤までは昼顔っぽくて楽しく見れました。後半も昼顔的な不倫の方向でもっとドロドロしてくれたら、面白かったけど、なんじゃそりゃなラストにちょっとがっかりました。セクシーな映画として取り上げられることもあ>>続きを読む

ビッグ・ウェンズデー(1978年製作の映画)

3.2

ストーリーは平凡というか穴だらけ、画も特別いいわけではなくて、登場人物も微妙。本当に最後のサーフィンのシーン以外は見所がなかったです。ただ60年代アメリカにサーフィン、車、女、そんな生き方をした人たち>>続きを読む

ダイナー(1982年製作の映画)

3.5

ようやくミッキーロークの魅力が分かりました。ちょっとなよなよしてる感じがかわいくて、優しい笑顔にはまりそうです。ケヴィンベーコンもかっこいい。作品としては男子会。内容はくだらない会話、女性のこと、ダイ>>続きを読む

テス(1979年製作の映画)

3.6

嵐が丘ばりに激重、19世紀の階級社会を描いた作品です。長尺ではありますが、シャロンテートが美しくて見てられます。普通に面白いですが、1%だけ物足りないです。よくも悪くも小説を忠実に映像化した感じでした>>続きを読む

パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

3.6

全く新しいものに出会った混乱と衝撃。酷評してしまいそうな、シンプルでミニマム、必要最低限で考えに考え抜かれたセリフたち。一見、心理描写の欠如にも感じるが、不思議と主人公たちの感情は伝わってくる。会話が>>続きを読む

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