きむらさんの映画レビュー・感想・評価

きむら

きむら

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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すごいよかった。最初の気を衒った感じであちゃと思ったけど、見終わった後の多幸感すごい。ララランド・バビロンみたいに多幸感に騙されている気がしないでもないが、音楽良かったしイキリなくやり切っていて、ヨシ>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

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言語化できない感情が最後に爆発するカタルシスはあんまないけど、それぞれ少しずつ言語化しながら距離感が変化していくって意味でワークショップみたいで面白かった。ハイスペックの劇伴も良かったけど、劇中の音が>>続きを読む

ラヴ・ストリームス(1983年製作の映画)

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チャイニーズブッキーと並んで今のところカサヴェテスベストだ、チャイニーズブッキーの方が好きだけどラブストリームスの方が凄みがある。めっちゃ疲れた。何をか分からんけど、俺もまだまだいける…と、なぜか勇気>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

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よかった、、よかったけどあまりに暗くないか!?袋ついたままチンしちゃって食べれなくなったものを捨てる時の絶望感がずっとある。
「分かりやすい救いはないかもだけど生きていれば、、」の身も蓋もなさ、あまり
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スノーデン(2016年製作の映画)

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木澤マンの本読んでたら出てきたのでみた
別に面白くはなかったが、アメリカ人がサイバースペースという最後のフロンティアを政治的にどうみてるか知れて良かった。
そしてそれがそのまま新反動主義にもつながって
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

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失礼して落ち込んでいたら5個下の友達から「リップヴァンウィンクル見なよ言われたので、高校生の時劇場で見たぶりに見た。あらゆる出来事が全て唐突で、「なんかよくわからん」がずっと続くけど、それはそれで主人>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

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序盤の嬢殺害シーンがよかった

てっきりダメなおじさんのコメディかと思ってたけど全然違いました、余計なドラマがなく淡々と準備が進められていてよかった。
俺も朝マック食う時くらいは殺し屋の気分で哲学唱え
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8 1/2(1963年製作の映画)

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18くらいの時に見たけど当時さっぱりだった!今見返したら普通に面白いし泣ける。

「うまくやっていくべき全ての女性たち」の接続過剰から、「愛せなかった女性たち」への切断だけで泣ける。
結局妻が残るのは
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

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最後の30分くらいしか見てないのであまりわからず、、、

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

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エモい恋愛に全く興味ないので、「エモを押し付けているのは誰か」「エモい、によって見えづらくなる権力は何か」とか、ちょっと考えてしまった、だけ、です。

機動警察パトレイバー2 the Movie(1993年製作の映画)

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モチーフは加藤テンヨーだが面白かった、!語り尽くされているので特に言うことない個人的にはビューティフルドリーマーの方が好き(外山恒一解釈混みで)だった。

白鳥(2023年製作の映画)

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ずっと喋ってるのに「音声だけでいいじゃん」とはならない、酔っ払ってみたのであんまちゃんと見てないけど

機動警察パトレイバー THE MOVIE(1989年製作の映画)

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質量の感じない絵でストーリーも微妙〜。2が押井の最高傑作だという説をちらほら聞くので早く2を見たい。

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

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特になにも話さないしなにも語られないが、光と女の子だけで映画になっていてすごい。忘れがたいショットが無限にある。
高校生の頃付き合ってた女の子のLINEのアイコンがアナだった。町山智浩の解説付きで見た
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愛の記念に(1983年製作の映画)

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主人公みたいな女性ほんとに逞しくて心強い。終盤の食卓シーンはこわれゆく女に匹敵する緊張感と耐えられなさだった。次のシーンからの父が急にいいやつ(元から悪いやつじゃないんだろうけど)になっていてちょっと>>続きを読む

告白(2010年製作の映画)

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リリィシュシュに似てるけど暴力と悪意が洗練されててよかった。震災前の内省的じゃない暴力って感じでよかった。
でも映像はずっとMVみたいなんで退屈。あとリリィシュシュも別に好きなわけではない

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

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高校生の時地元の映画館で見て、大学一年生の時港区らへんの爆音映画祭で見た。スフィアンスティーブンスが神だった記憶しかなかった。
で、見返したが、ラスト15分以外は割と普通だった気もする。とはいえお父さ
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ソナチネ(1993年製作の映画)

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すげぇよかった、
言葉と説明的なショットを省略した結果、カット割自体に、謎の寂しさを感じてしまう、、、、

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

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「夏休みなんもしなかったなぁ」という罪悪感と共にダラダラ見たが、この映画の登場人物たちも夏休みはくだらない恋愛しかしてなかった。それにしてもポーリーヌの骨格ストレート感たまらない、、、

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

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レーニンのくだりの「i am the walrus?」のとこ可愛すぎる
なにがあってもとりあえずボウリングしてるの良いな

欲望の翼(1990年製作の映画)

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うむむ、薄々気づいていたがウォンカーウァイ苦手すね、、

女っ気なし(2011年製作の映画)

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自他共に認める非モテ友達が無限にしてくるこの手の恋愛相談、基本イライラしながら聞いている、うじうじしてんじゃねぇよとしか思わんが、たまになぜか愛おしくなる時がある。
というわけで「おっさんになっても高
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河内カルメン(1966年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

昨日Tinderでドタキャンされて、むかついていたし、萎えていたところだった。見ながら「まあいいや」と思えたので見てよかった。

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

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孤独な中年男性映画、問答無用で好き
でもおれはブレイキングバッドのそれでしかアメリカの地平線と荒野を知らないんだよね…
マジックミラーのとこ、振り向きざまの切り返しとか長回しとかめっちゃ良かったし、あ
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さすらい(1975年製作の映画)

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このまま世界中走っててくれ…ってくらいよかった。最初の入水シーン絶対録音で撮れる音じゃないが素晴らしかった。
めっちゃマザー2だった

アメリカの友人(1977年製作の映画)

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ヴィムヴェンダース見たことないな、と2年くらいと思っていたが、菊地成孔が褒めているのを最近読んだので見た。
ずっとカーボーイハット被ってるアメリカの友人(絶対おかしい)、眼帯の男、殺し依頼、ゾードロー
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アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

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仙台ロケ映画が見たかったが、あまり仙台感のある映像なかった。東口だし、新幹線改札だし。
序盤の画よかった。原作は記憶の彼方にあるので面白く見れた

草の響き(2021年製作の映画)

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スケートとランニングが画面の上下で交わるところ良すぎる。レクサプロをバクバク食べるとこで泣けてしまった。
ストレッチしてるだけで長回しに耐えれる東出くんすごすぎる…

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

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ちゃんと怖いし不快だった、
中盤から終盤にかけて、映像上はループしてるのに物語上の時間が進んでいた。が、その円環的な時間の流れはあんま見たことない気がする。しかもそこで物語上の時間を進めるのは、"ある
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パプリカ(2006年製作の映画)

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好きな人がカルト的にハマるのわかるけど個人的にはそこまでだった。「現実と虚構」は区別しないのに、夢を「狂気と健常」で区別してたような気がする、のがなぁ。。、

レネットとミラベル/四つの冒険(1986年製作の映画)

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「青の時間」の録音よかった、自然音と会話もそうだけど足音あんなに心地よいのすごい。それにしても全編通してなんでこんなに面白いんだ、一歩間違えればクソ退屈になりそうなのに。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

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メタメタフィクションみたいなことやって虚構であることを示し続けるけど、フィクションを異常なまでに信じてて最高。
「物語を進めるんだ」からのマーゴットロビーとの会話で号泣した。
あとトンズラブラザーズみ
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ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

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『君の名前で僕を呼んで』的なノリかなとおもったらかなり陰鬱としていた。
画面外の音がふいに聞こえてくるところとか、画面内の音が場面が切り替わる次のショットでも持続していた。序盤の意味ありげなカットのつ
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

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今見てもちゃんとおもしろくてよかった
東出の「いいよおれは」で前回も泣いた気がする。今どきの高校生ならもうちょいケアれる気がして、10年代懐古みたいになった。
撮影良かったと思って調べたら『怪物』『万
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