きむらさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

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遅くて退屈なんだけど、良かった。

今作遅さはあらゆる質感を描くためにあるようで、
主人公の記憶の質感を辿っていく感じはゲームっぽさがあった

過去作見てないし説明不足だったり後半謎展開もあったりして
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めし(1951年製作の映画)

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上原謙の空虚さまじですごいし、原節子の全てを身体的な動作で表現するところもすごい

子供の後頭部見るところはよくわからない
なぜ後頭部だったのか

ボーダーライン(2015年製作の映画)

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3年ぶりくらいにみた

終盤暗くてやだなという記憶があったけど、あんなに暗い画面撮ろうとしてたのすごい気がしてきた
しかも画面が明るくなっても物語は全く明るくならない

メッセージも同じ人だけどこの音
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メッセージ(2016年製作の映画)

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3年ぶりくらいに見た

画面の3分の1くらいが顔の接写とスペクタクルが交互にあるいは同時にうつされるのでわりと疲れた
少しだけ見上げていく動きがかなり反復されるけど、最終的に対峙するところでぐっと上ま
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秋津温泉(1962年製作の映画)

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林光の何回も繰り返される抒情的すぎる劇伴は秋津温泉におめおめ訪れる主人公でもあり、それによってあらゆるシーンが過剰にエモーショナルになってしまう

玉音放送聴いた後泣き続ける岡田茉莉子を抱きしめるとこ
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乱れる(1964年製作の映画)

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なんでかわからんが面白すぎる
切り返しが美しいって感覚に初めてなった

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

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序盤のB級っぽいところとか、グロの軽快さとか、タランティーノ感あった
編集タランティーノの人らしいし、

グロとか人の死とかをフィクションによって笑い飛ばすっていう態度がサイコー

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

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前半のアクションはわりと良かった
特にバスところは狭かった気もするけど面白かった 
マカオは暗すぎたけど

親子の関係が全然描けてなくて、だから後半はほとんどのれなかった
エヴァのシンジにシャンチーを
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ブレッドウィナー/生きのびるために(2017年製作の映画)

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井戸のシーンでの映画的なスリルはそこに女性がいることだけで成り立ってる

男装した女性同士の連帯は、シスターフッドやブラザーフッドを超えていて豊かになってた

クィアをそこに見れると思う


生きのび
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

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冒頭の向こう側感から素晴らしかった

向こう側に行ってしまった、あるいは行ってしまう人というのは黒沢清的な主題だけどそこが引き継がれてるような気がした。
今作はその、「行ってしまった」という線引きを引
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

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戦争のPTSD と西部劇ばりの蛮族を殺せが反復されカタルシスもありながら反戦っぽくもなってる

そして最後に砂嵐が来て純粋に光学的な画面に変わる

あの頃。(2021年製作の映画)

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ノスタルジー的なエモさによってホモソーシャル性から目を背けてるように見えた

00年代的な関西(に限らずだろうけど)の、オタクのノリを通過してないZ世代はそう見るような気がする


ホモソ批判はかなり
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デッドマン(1995年製作の映画)

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ナイトオンザプラネットであんまり機能してなかった一人称視点の映像は今作だとある程度意味があったように見えた
それはエルトポにも似たサイケっぽさかもしれない(アシッドウエスタンというらしい)

ニールヤ
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ホットギミック ガールミーツボーイ(2019年製作の映画)

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画面がガチャガチャ切り替わるけど、特に何も動いてないと思った
冒頭10分意味が分からなくて爆笑してしまった

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

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撮影変わってあんま良くないかなと思ってたけど、ローマヘルシンキでの回転運動がよかった〜

ショットがこれまでより意味的に(?)構成されてこれまでなかったモンタージュっぽくなってた

ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

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アイスクリームユースクリームウィーオールスクリームフォーアイスクリーム

ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

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間延びしてるようで飽きないし、ゆったりしたリズムがあるように見えるのはワンシーンワンカットだからなのだろうけど
その形式が物語を補完しているよう
サティっぽいとも言える

映画 聲の形(2016年製作の映画)

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パロールの不在が言葉の不完全さを明らかにして、届かなかったエクリチュールの郵便空間を生む
郵便空間は水面の下であり、幽霊たちから呼びかけられ橋の上で物語は展開する

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

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お父さんのマッチョな行動の失敗がずっと喜劇的に描かれる。
そういうダメな中年男性を笑うことがナターシャたちへの演出になってるように見えて嫌だと思った
女性を描くために男性がダメである必要はないのに、今
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アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

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普通に気持ち悪いと思った
夜の街を歩くところはよかった

愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

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カット割のないシームレスな映像だったからか、感情が途切れることなく見れた

愛がなんだ(2018年製作の映画)

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映像が言語の記号的で、ほとんどの演出が言葉を映像に落とし込んでいると思った

言語体系の記号なのでこの映画を見てる時は基本的に言葉が駆動してる
だからか知らないけど退屈になる

なんとなくだけど、映像
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透明人間(2019年製作の映画)

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束縛元カレが透明人間になったらガチで怖い
最終的に誰が透明だったのか曖昧になったのに断罪してるのと、主人公の訴えが全く聞き入られないことを男性性の有害さに引きつけ見た

ホラー映画はホラー映画の時点で
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

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高校生ぶりに見た

リバタリアンが2008年に挫折してることを考えるとアイアンマンがもっとリアリティ持って浮かび上がってくる

ノマドランド(2020年製作の映画)

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社会派かなって思ったら意外と物語として見れたが、その物語が社会的な構造(資本主義)に囲まれてるせいでどっちつかずな印象だった、『誰も知らない』みたいな。

主人公自身がその構造に気づいているかどうかを
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