遅くて退屈なんだけど、良かった。
今作遅さはあらゆる質感を描くためにあるようで、
主人公の記憶の質感を辿っていく感じはゲームっぽさがあった
過去作見てないし説明不足だったり後半謎展開もあったりして>>続きを読む
上原謙の空虚さまじですごいし、原節子の全てを身体的な動作で表現するところもすごい
子供の後頭部見るところはよくわからない
なぜ後頭部だったのか
3年ぶりくらいにみた
終盤暗くてやだなという記憶があったけど、あんなに暗い画面撮ろうとしてたのすごい気がしてきた
しかも画面が明るくなっても物語は全く明るくならない
メッセージも同じ人だけどこの音>>続きを読む
3年ぶりくらいに見た
画面の3分の1くらいが顔の接写とスペクタクルが交互にあるいは同時にうつされるのでわりと疲れた
少しだけ見上げていく動きがかなり反復されるけど、最終的に対峙するところでぐっと上ま>>続きを読む
林光の何回も繰り返される抒情的すぎる劇伴は秋津温泉におめおめ訪れる主人公でもあり、それによってあらゆるシーンが過剰にエモーショナルになってしまう
玉音放送聴いた後泣き続ける岡田茉莉子を抱きしめるとこ>>続きを読む
序盤のB級っぽいところとか、グロの軽快さとか、タランティーノ感あった
編集タランティーノの人らしいし、
グロとか人の死とかをフィクションによって笑い飛ばすっていう態度がサイコー
前半のアクションはわりと良かった
特にバスところは狭かった気もするけど面白かった
マカオは暗すぎたけど
親子の関係が全然描けてなくて、だから後半はほとんどのれなかった
エヴァのシンジにシャンチーを>>続きを読む
井戸のシーンでの映画的なスリルはそこに女性がいることだけで成り立ってる
男装した女性同士の連帯は、シスターフッドやブラザーフッドを超えていて豊かになってた
クィアをそこに見れると思う
生きのび>>続きを読む
冒頭の向こう側感から素晴らしかった
向こう側に行ってしまった、あるいは行ってしまう人というのは黒沢清的な主題だけどそこが引き継がれてるような気がした。
今作はその、「行ってしまった」という線引きを引>>続きを読む
戦争のPTSD と西部劇ばりの蛮族を殺せが反復されカタルシスもありながら反戦っぽくもなってる
そして最後に砂嵐が来て純粋に光学的な画面に変わる
ノスタルジー的なエモさによってホモソーシャル性から目を背けてるように見えた
00年代的な関西(に限らずだろうけど)の、オタクのノリを通過してないZ世代はそう見るような気がする
ホモソ批判はかなり>>続きを読む
ナイトオンザプラネットであんまり機能してなかった一人称視点の映像は今作だとある程度意味があったように見えた
それはエルトポにも似たサイケっぽさかもしれない(アシッドウエスタンというらしい)
ニールヤ>>続きを読む
画面がガチャガチャ切り替わるけど、特に何も動いてないと思った
冒頭10分意味が分からなくて爆笑してしまった
撮影変わってあんま良くないかなと思ってたけど、ローマヘルシンキでの回転運動がよかった〜
ショットがこれまでより意味的に(?)構成されてこれまでなかったモンタージュっぽくなってた
アイスクリームユースクリームウィーオールスクリームフォーアイスクリーム
間延びしてるようで飽きないし、ゆったりしたリズムがあるように見えるのはワンシーンワンカットだからなのだろうけど
その形式が物語を補完しているよう
サティっぽいとも言える
パロールの不在が言葉の不完全さを明らかにして、届かなかったエクリチュールの郵便空間を生む
郵便空間は水面の下であり、幽霊たちから呼びかけられ橋の上で物語は展開する
お父さんのマッチョな行動の失敗がずっと喜劇的に描かれる。
そういうダメな中年男性を笑うことがナターシャたちへの演出になってるように見えて嫌だと思った
女性を描くために男性がダメである必要はないのに、今>>続きを読む
カット割のないシームレスな映像だったからか、感情が途切れることなく見れた
映像が言語の記号的で、ほとんどの演出が言葉を映像に落とし込んでいると思った
言語体系の記号なのでこの映画を見てる時は基本的に言葉が駆動してる
だからか知らないけど退屈になる
なんとなくだけど、映像>>続きを読む
束縛元カレが透明人間になったらガチで怖い
最終的に誰が透明だったのか曖昧になったのに断罪してるのと、主人公の訴えが全く聞き入られないことを男性性の有害さに引きつけ見た
ホラー映画はホラー映画の時点で>>続きを読む
高校生ぶりに見た
リバタリアンが2008年に挫折してることを考えるとアイアンマンがもっとリアリティ持って浮かび上がってくる
社会派かなって思ったら意外と物語として見れたが、その物語が社会的な構造(資本主義)に囲まれてるせいでどっちつかずな印象だった、『誰も知らない』みたいな。
主人公自身がその構造に気づいているかどうかを>>続きを読む