きむらさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

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序盤のパリ攻防で既に泣けてきた
8号機が回るところをカメラが回り込んでいくところとか本当に美しい。
今作Qよりも回りこみ多かった。
アスカがシンジに無理やり食べさせるとこも良かった

第三村は、世界と
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

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ワンダビジョンがこれをやりながらキャラクター世界のデータベースまで還ろうとしたら本当にすごい

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

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アスカの戦闘シーンがかっこいい
中学生以来見た
衒学的だと思ってたけど意外とちゃんとしてたのでちゃんと見れた

でもアスカがいる限りエヴァを終わらせれない、悲しい

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

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これがリベラルの目指している多様性?
欺瞞的にも感じる

でも、これまで解放史的にしか描かれなかったものがまぁ普通の青春映画になっているのは良かったと思う

あとやっぱり2人で褒め合うところは最高

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

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期待値上げすぎてて、あんまり乗れなかった。面白かった気もするしそうじゃなかった気もする

固有名詞の消費による連帯って、そこに実存的な必然を感じて運命的だとすら感じてしまうことがある。
でもそれは錯覚
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スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983年製作の映画)

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ジャバザハットのところは面白かったのに明らかにエンゲアに入ってから面白くなくなった

4も5もまあまあおもしろかったのに

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

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映画的な視線の交錯がない。見る見られるにおける緊張感はないのだけど、幽霊の存在の物質的な確かさ、とスクエアの画面が相まって緊張感を持続させるように感じた。
セリフもほとんどないし長回しも多いのに飽きな
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裸足の季節(2015年製作の映画)

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姉妹たちの過剰な行動力は来るべき見合いまでの刹那性を帯びている

どう動いてるかではなく何が動いているか
自然光っぽい光に照らされた姉妹たちの脚や髪が光と溶け合ってもはや別の質感になったりする。

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

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マインドハンターとワンハリの68年への眼差しが東海岸に向いたらこうなるのかな

アーロンソーキンが賞レースに向けて脚本書いた感あるがめちゃめちゃ面白かった

情報がいつでも少し多い感じが見ていて気持ち
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シャイニング(1980年製作の映画)

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キューブリック映画の視覚的なテクスチャの不在がリゲティペンデレツキを用いることによって音響的なテクスチャで補われている

そんな感じで見たので全然怖くなかった、、、

マネーボール(2011年製作の映画)

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野球が映画的に全く面白くないからブラピしか撮るものがない。
でも、だからこそブラピに移入できて脚本をドライブさせてると思う
脚本と演出によって野球の面白くなさを誤魔化してると感じた。


カタルシスA
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

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ラストの素直さと情緒と軽さは10年代前半に特有の感覚なんじゃないかって思う。

アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)

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細かいフラストレーションとその解放の繰り返しはギャンブルによる自転車操業

なんとなくみてるこっちもそれに同期していって、物語が共振した時に我々もそれに巻き込まれている。

ラストは、金とドーパミンの
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

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何かを描くための脚本というより、なにかを撮るための脚本という感じがした
何かはわかんないけど

思えばずっと移動してた気がする。家とかホームが不在してる感覚のなかで、遺産相続というお家騒動に巻き込まれ
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

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反出生主義って、"生まれちゃった"我々にはあんまり関係なくてこれから"生まれちゃう"人のことを議論しているのだけれど

この映画はあえて、生まれる前を描くことによって"生まれちゃう"かもしれない人を相
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美女と野獣(2017年製作の映画)

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あの縦のカメラワークはどうしてあんなに魅力的なのだろう

CURE キュア(1997年製作の映画)

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接触によるミメーシスの感覚は黒沢清の映画を見ればわかるのだが、わからない人にはわからないしきっともう古いのかもしれない

スパイの妻(2020年製作の映画)

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理解不能な他者とともに現前してくる社会の外部、宮台的に言うと"開かれ"なのだが、本作ではそれが主人公にポジティブに作用する。まぁわりとセカイ系っぽいと言えばそう、多分ちょっと違うけど。でも蒼井優の買い>>続きを読む

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

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ミュージックコングレートみたいだなと思ってたら基本的にミュージックコンクレートだった

普通に映画音響と言わずに原題の”Making waves”でよかったと思う

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

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IWの余生を送りながら殺されたサノスに比べて、というか比べるまでもなく、普通にヴィランとしてこっちのサノスは圧倒的に魅力がなくなってしまっていて本当に残念だった。

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

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あまりに人間的なバットマンの力はそのヒーロー性を剥奪しようとするが、そもそもバットマン自体が虚構でありそのフィクション性が主人公をバットマンにしている。

スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

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悪役のリアリズムを内面化したことによる重さがあって、それを倒したスパイダーマンがもう少し食らっても良かったと思う

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

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ミスターブルースカイでグルートが踊ってるところだけアガるけど、、、
ガーディアンズみんなの社会的なものに阻害されることによる傷をみんなで共有した上での理解しあってるところはそりゃあ良いですし全人類好き
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TENET テネット(2020年製作の映画)

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時間逆戻り設定でこれだけの上映時間なのに、半出生主義がラスボスでそれに対してがリアリティのない「リアリティ」という回答をされる

逆行の設定自体が、反出生主義あるいはニヒリズムの構造を描くことにしか用
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