mikokandoraさんの映画レビュー・感想・評価

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高速道路家族(2022年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

社会の歪みや格差、不条理を描かんとしているのはわかるが、キャラクターの背景描写が足りず、ただただ辛い。父親は明らかに亡くなっただろうに、残された家族は幸せに生きているという結末で物語のテーマはダメな父>>続きを読む

非常宣言(2020年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

これ「キャストの無駄遣い」…

前半はイムシワンのイかれ感(スマホの時のシワンくんのがよりイかれてたけど🥸)も、じわじわ感染の拡がるあたりもよかったんだけどなぁ。

いくら映画とはいえ実在の国家登場さ
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

3.5

クライムアクション系あんまり好みではないんだけど、このシリーズだし、ソンソック が出演となると見るよね。鍛えてるけど少しだけゆるっとしたとこ残したような体づくりがサイコパスチックなヤクザ感醸し出してて>>続きを読む

空気殺人~TOXIC~(2022年製作の映画)

3.5

韓国で実際に起きた加湿器殺菌剤による死亡事件を基にした社会派法廷劇であるとともに、ラストの大どんでん返しに唸らされるサスペンスエンタメ感もあり、暗くなりすぎないテンポの良さもあるよくできた映画だった。>>続きを読む

呪呪呪/死者をあやつるもの(2020年製作の映画)

3.8

試写会にて鑑賞。
韓ドラ 「謗法」 の続編。
ドラマ見てなくても楽しめて、ドラマを見てるとさらに楽しめる創り。
エンタメ感盛めのノンストップアクションホラーに仕上がっていて、オカルトホラーであるドラマ
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警官の血(2022年製作の映画)

3.4

チョ・ジヌンとチェウシクのケミが思いのほか良かったので、続編が見たいところ。もちろんパク・ヒスンにも出て頂いて。
ただ映画じゃなくても良いのかなという印象は否めない。

それにしてもチェウシクは前髪あ
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別れる決心(2022年製作の映画)

4.8

試写会にて鑑賞。
パク・チャヌクお得意の暴力や直接的なエロティシズムは削ぎとって、あとに残ったのは、愚かなのに美しいある愛の形。
ラスト10分から必死に堪えてたのにエンドロールのある仕掛けに、涙腺崩壊
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.7

アイスランドの静謐で広大な山間が舞台なのに閉鎖的で息苦しい不穏さが良い。キリスト教やギリシャ神話が下敷きだとしても、羊を人間に置き換えて考えれば、傲慢な人間の、シンプルなホラーに思えてくる。賛否両論あ>>続きを読む

20世紀のキミ(2022年製作の映画)

3.5

美しく儚い初恋の物語。
けれど
「どこかで見たような」感が付き纏うのが残念であった。

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

2.8


ショッキングな内容にも関わらず淡々と描かれている印象拭えず、冗長。

筧井の孤独よりも、榛村の生い立ちや、なぜ彼にとって殺人は「必要」なのか、そこを深堀する必要があった。
キルケゴールの「死に至
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少年の君(2019年製作の映画)

5.0

凄い作品だった。

脚本、演出、カメラワーク、俳優、全てにおいて完璧な大傑作。

大人を頼れない互いの隙間を埋めるように寄り添っていく2人の全てのカットが、心にしっかり刻まれて、全てのカットが愛おしい
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ガール・コップス(2019年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

そう古い映画ではないはずなのに、なんだろうこの演出と展開の古さ。
これはこれで良いのだろうけど。

ウィハジュン は犯人役でした。
ケーセッキofケーセッキだったけど
殺人鬼から逃げる夜に比べると
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コンジアム(2018年製作の映画)

3.0

YouTuberが廃精神病院にリアルタイム配信のために潜入するがそこで…みたいなシンプルモキュメンタリーホラー。

病院辿り着くまでの前半まるまるカットしてればもう少しピリッとしたのにな。

「来るぞ
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シャーク 覚醒(2021年製作の映画)

3.8

いじめられっ子が強くなる、ただひたすら特訓して拳で闘うだけ。そんなシンプルストーリーが案外面白かったりする。サイダー感味わえる!
何にも考えずに楽しみたい時にオススメ。
キム・ミンソクとウィ・ハジュン
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

記憶の彼方にあった 若草物語 が、久方ぶりに呼び起こされた。お国や時代違えど、女性が自立して生きていく難しさは変わらない。それでも力強く生きていく姉妹たちが愛おしい。

ザ・コール(2020年製作の映画)

3.8

手が込んだ展開で面白かった。ネタバレ禁止。とりあえずエンドロールが終わるまで見届けましょうとだけ。オジョンセさんも出てます。

最も普通の恋愛(2019年製作の映画)

3.0

コン・ヒョジン 主演と聞いて見ない訳にはいかない。相変わらず不機嫌顔な感じの役がまた良い。2人が惹かれ合う過程は丁寧に描かれていて良作。意外に重たい背景を持つ主人公だけど軽~く観られる。お酒飲みすぎだ>>続きを読む

恋愛の抜けたロマンス(2021年製作の映画)

3.3

主役2人の会話が心地よい。ソンソック沼の住人だけではなく、ラブストーリー好きにおすすめできる1作だけど、1人で見るべしな映画。

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.8

確かに''甘すぎる''のかもしれない。結末も、蛇足なのではないかとも思う。けれど、是枝裕和が伝えたかったのは、リアルで重苦しい現実ではなく、胸を抉られる辛い現実の中にも希望があって良いという、良い意味>>続きを読む

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.0

韓国ドラマ「恋愛体質」のイ・ビョンホン監督作品。潜入捜査のためにチキン屋を始めることになる設定も面白いし、軽妙なやりとりがかなり笑える。チキンが猛烈に食べたくなるアクションコメディ。

君の誕生日(2018年製作の映画)

3.6

「その時」から時が止まってしまったままの家族の日常を、静かに淡々と、そして丁寧に描いていて、どんな大きな事件であっても、時が経つと忘れてしまうものだけど、残された家族はそうではないという当たり前の事実>>続きを読む

ハード・ヒット 発信制限(2021年製作の映画)

3.0

「車から降りると爆発する」というシンプルな設定だけど、手に汗握る展開に引き込まれるように観た。チョ・ウジン、チ・チャンウクのキャスティングも良いが、ほんのり混ぜ込んできた社会問題が浅すぎたようにも感じ>>続きを読む

サムジンカンパニー1995(2020年製作の映画)

4.5

高卒お茶くみOLたちが、アイデンティティを守るため打ちのめされても打ちのめされても諦めずに大企業の不正に立ち向かうというお話。いや、最高に面白かった。
観終わったあとの爽快感たるや…。まさにサイダー感
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ハッピーログイン(2016年製作の映画)

3.6

どのキャラクターも魅力的で、オムニバスだけどそれぞれの物語のつなぎ方が上手い。
程よく切なく温かく心地よく。肩の力抜いて見られるラブストーリーだった。

幼い依頼人(2019年製作の映画)

3.5

2013年に韓国で実際に起きた漆谷継母児童虐待死亡事件がベースとなった作品。どんなホラーよりもずっとずっと怖かった。後半は目を背けたくなるような場面の連続。文化の差があっても児童虐待の現場は日本と変わ>>続きを読む

ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

3.2

オリジナルに良くも悪くも思い入れがあるせいか、私はキャラクターに愛情がわかず。恒夫もジョゼももっと嫌な奴でもっと人間くさく、でも愛さずにはいられないそんなキャラだったから。これはこれで美しくて良いのか>>続きを読む

ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)

3.5

THE韓国ノワール。テンポ良く無駄がない。物語自体もなかなか面白かった。さすが #チェイサー のホン・ウォンチャン。
日本人役は日本人が演じていて高ポイント。豊原功補、白竜も出演。
しかし火薬の量が半
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サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

4.0

エクストリームジョブ のイ・ビョンホン監督が脚本を書いた作品。特にアラフォー世代には刺さるね、コレ。恋愛体質で主演のチョンウヒ が、ジャンキー役で熱演。イ・ビョンホン作品にハズレ無し。

テロ、ライブ(2013年製作の映画)

3.0

生放送中、橋を爆破するという電話を受けたキャスター役をハ・ジョンウ が熱演。差し込まれるニュース映像以外完全なる密室劇で緊迫の展開。声のみ出演のキムデミョン もある意味主役。ただツッコミどころが多いの>>続きを読む

スタートアップ!(2019年製作の映画)

3.5

コメディとノワールのバランスが驚くほど良い。声出して笑って、それぞれの人生に泣く。とにかく パクジョンミンが圧倒的存在感。マブリーと互角に渡り合ってて良き。ノワール言ってもそれほどでもないのであまり難>>続きを読む

ソウォン 願い(2013年製作の映画)

4.0

韓国犯罪史上、最悪とも言われる ナヨン事件を基にした作品。事件の全容はショッキングで胸が痛むが、特筆すべきはソウォンを取り巻く人々の温かさと優しさに焦点化していること。怒りと共に希望の光もまた描かれた>>続きを読む

感染家族(2018年製作の映画)

4.0

これ、ゾンビ映画ですけど、ゾンビの皮かぶった純愛ラブストーリーです!

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

5.0

ゾンビ映画の可能性を拡げた金字塔。最後まで息つく場面なく、かつヒューマンタッチでもある。Kゾンビの先駆け作品。ゾンビ好きにはたまらない。

EXIT(2019年製作の映画)

5.0

1番好きな韓国映画、これなんですよね。余計な場面がひとつもない、こんなに簡潔にまとまったサバイバルパニック映画なかなかないと思う。観終わったあとの「人間てそう悪くない」という清涼感がたまらない。元気出>>続きを読む

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

4.0

ポン・ジュノが撮るとホラーでさえヒューマン色が出る。
疾走感あってとにかく面白い。

母なる証明(2009年製作の映画)

4.0

ポン・ジュノ、オリジナル脚本作品。コレ見た時の衝撃はいまだに忘れられない。結末のイヤミス感、賛否両論だけれど私は好き。韓国映画が好きならぜひ見ていただきたい。

パラサイトと比較すると伏線の粗さもある
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