miruさんの映画レビュー・感想・評価

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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.8

歪んだ愛を、説得力のあるお芝居で演じきった役者の方々に拍手
何一つ共感できるところなんてないのに、最後は泣いてしまった。

Summer of 85(2020年製作の映画)

4.0

ある少年のひと夏の恋。
美しいけどそれ以上に痛くて苦かった。

人は大切な人を失った時、その絶望とどうやって戦っていけばいいんだろう。
何度問いかけても、何をしてみても、きっとしばらくは胸の痛みは消え
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ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

4.5

三時間という長さも忘れて、ジョーとスーザンの嘘のない眼差しに魅せられてしまった。

家族を思うこと。恋人を思うこと。自分を愛してくれる全ての人を愛しく思うこと。
限られた人生の中で、誰かに愛を送り続け
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ハッシュ!(2001年製作の映画)

4.2

素晴らしい配役と素晴らしい演技だった…
本当にそこで登場人物たちが生きていて、それをカメラで切り取っただけなんじゃないかと思う程。

自分のお腹に命が宿って、新しい家族が増える。
私にはまだまだ想像で
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恋人たち(2015年製作の映画)

3.8

あまりにも小さな絶望の描き方がリアルで、目を背けたくなってしまったが、最後まで見て本当に良かった。
篠原篤さんの演じた妻を失った男。
どんな言葉をかけてあげることもできない。
ただ、ぎゅっと強く抱きし
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キツツキと雨(2011年製作の映画)

4.4

途中までげらげら笑いながら鑑賞
見終わったあとは、素敵なおくりものをもらったみたいな気分になった

悪い人たちが一人もいないこの世界に、とても救われる。
沖田さんの作品を見ると、行ったこともない田舎の
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

5.0

家族のたてる物音も、車が通る音も聞こえないくらい、気づけば集中して見ていた。

彼らは生きていた。
真実に怯えながら、過去を、物語では語りきれない世界を、見せてくれた。
今も、この瞬間に、同じ世界で生
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渚のシンドバッド(1995年製作の映画)

4.2

この映画が25年以上も前って本当?
時代の方が、やっとこの映画に追いついてきたって感じ。

ちょっとした会話の"間"に、相手の気持ちを想像したりして。
誰も傷つけたくないけど、自分の気持ちに嘘つくこと
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くれなずめ(2021年製作の映画)

4.1

友達としぬほど笑って、別れるときのあのちょっと悲しい感じ。でも、なんの根拠もないのに、また次会えるって思ってる。

6人が泣いたり笑ったりする度に、自分も笑ったり泣いたりして、ほんと振り回される映画だ
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

4.0

3回見て、やっと理解することができた。

重く苦しいけど、本当にこの映画が大好きだと心から思う。

その時抱えているものが、あまりにも大きすぎて、それが全てだと思ってしまう。けれど、本当に大切なことは
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his(2020年製作の映画)

3.8


幸せっていろんな悲しみや、葛藤を背負って成り立つものだと思った。

しゅんくんも、なぎさくんも、玲奈さんも、
それぞれ守りたいものや抱えてることがあるから、誰が悪いとか誰が良いとかじゃないな

ただ
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東京上空いらっしゃいませ(1990年製作の映画)

3.8

今見るとバブリーな感じ。
時代を感じる。

一昔前の映画を見たことがなかったので、カメラワークやセリフの言い回しが新鮮に思えた
節々でユウが"動かされている"感じがしたけれど、それが逆にユウの生き生き
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.5

永遠に続くことはないから美しく見える、なんて言葉にすれば少し哀しい。

二人が交した言葉も、見つめ合った時間も、たった数時間前のことなのに、朝になればまるで幻のよう。
美しい町と、美しい言葉たち。
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余命10年(2022年製作の映画)

4.5

大切な人がそばにいてくれることがどれだけありがたいことか気づかせてくれた。
映画館を出た後、周りの景色が少し違って見えた。
完全なハッピーエンドとは言えないかもしれないけれど、この映画が私を暖かい気持
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

5.0

全てが完璧だった。
希望を見出すことが、とても容易いことのように思えた。
どんな土地にも、花は咲く
どんな石も、磨けば宝石のように光を放つ

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