dongreeさんの映画レビュー・感想・評価

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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.8

シンデレラストーリーを駆け上がってスターになる女と、スターの地位から落ちぶれていく男。
お互いなくてはならない運命の存在だったからこそ、アリーの将来を台無しにしたくないジャックはこの道を選ぶしかなかっ
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.8

自分に金融の知識が足りなすぎて、この作品の内容を十分理解しきれなかったのが残念…。

こういうことが金融業界で起きていることに驚き。
だけど、いつかは崩壊するってことにマイケル以外誰も気付かなかったこ
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.8

スピード感とダイナミックさはやはりハリウッドという感じ。
簡単に死にすぎと思ったら、こっちは生き返ったり、かと思えばこっちは全然死なないし…笑
がっつり日本の歌謡曲流れていて面白かった。

42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)

3.9

先日のジャッキー・ロビンソンの日、メジャーの試合で選手全員が42の背番号を着たというニュースを見て、この映画を。

50年以上前の大リーグ、ひとりのオーナーの勇気ある決断とそれを貫く意志、それにひとり
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エベレスト3D(2015年製作の映画)

3.8

圧巻の映像美だった。
やっぱりスクリーンで見るべき映画。

どうしてそこまで全てを懸けられるんだろう。
それはきっと登頂した者にしか理解できない領域なんだろうと思う。

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.9

クリストファー・ノーラン監督が実話を映画にしたらこうなるのか、という感じ。

トレーニング デイ(2001年製作の映画)

3.8

権力を私物化した警官。
建前では、狼は狼でないと捕まえられないと言い、権力を笠に着ている。

一方、恐怖と欲に飲まれず、
警察としてのプライドを持った新人麻薬取締官。

周りは警察としての肩書きに従っ
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ゴッホ 真実の手紙(2010年製作の映画)

3.8

ゴッホとゴッホの近しい人が書いた実際の手紙を読み上げる形で、ゴッホの生涯に迫るドキュメンタリー。
ゴッホ役がベネディクト・カンバーバッチと豪華で、その演技も見る価値あり。

ゴッホに興味あれどそこまで
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

期待以上の良作だった!!
映画館で観るべきだったな…。

確かに家族であって愛してるのに、健聴者という別のコミュニティにもいるルビー。

夜、トラックの荷台で父娘2人きりのシーン。涙が止まらなかった。
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

やっと観られる日が来たノーラン監督最新作。
んー難しい!個人的にはノーラン史上いちばん難解だった。

事前に手に入れておいたパンフレットを読んで、もう一度挑戦したい。

トップガン(1986年製作の映画)

3.8

戦闘シーンかっこよすぎ!!
まるで身体の一部みたいに航空機を自由自在に扱い戦う姿に感心。

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.8

さすがジム・ジャームッシュ監督。この緩さが良い!

そんなにコーヒーとタバコの有害さばかり言われると飲みたくなくなる…笑(タバコはいらないけど)
それに、人間の醜さも。
人間とコーヒーとタバコには悪い
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.9

この後も人種差別は収まらないんだな…という絶望感を示す、この作品の終わり方。
それは最近のニュースを見ても実感するところ。

最後の実際に起きたデモやテロの映像には涙が出そうになった。ケガとかの物理的
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希望の灯り(2018年製作の映画)

3.8

人影のない閑散とした夜のスーパーに流れる「美しき青きドナウ」と、そこに踊るようにカットインしてくるフォークリフト。
最初から惹きつけられる独特な雰囲気のある作品だった。

ベルリンの壁崩壊後には「喜び
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グッド・ヴァイブレーションズ(2012年製作の映画)

3.8

この作品を観ようと思ったのは、『ベルファスト』鑑賞後、アイルランドの歴史に興味を持ったから。

ある日突然暴徒化する、昔からの知り合いから暴力を受けそうになる…など『ベルファスト』と類似するシーンもあ
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.9

9歳の少年と叔父との間に紡がれる関係性。そこでは会話や物語など、「言葉」に重点が置かれていた。

「なぜ録音するのか
平凡なことを不滅にできるって
最高にクールだから」
このセリフはまさにマイク・ミル
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塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

3.9

ディズニーの歌の中でも、ラプンツェルの歌はかなり上位に来るほど好き。

ストーリーも、塔から出るか出まいの葛藤の中で、怯えながらも進むラプンツェルのひとつひとつの心の機微に共感できた。

カメレオンと
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別離(2011年製作の映画)

3.8

アスガー・ハルファディ監督最新作が公開中とのことで、どんな監督なのか有名作品を鑑賞してみた。

終始、子どもが大人の都合と感情に振り回されてる。
悩ましい問題だけれど、子どもに全ての決定を任せるのは酷
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.2

すごくよかった!!
役者の演技が生き生きとしていたからか、脚本が良かったからか、初のモノクロでも飽きない。
むしろ監督のノスタルジックな気持ちを覗いているかのようで効果的だった。

セリフは金言だらけ
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つみきのいえ(2008年製作の映画)

3.9

おじいさん…切ない。
ひとり生きるとき、大切な思い出を持っていることは幸せでもあるけれど、余計に孤独を感じてしまう気がする。
否が応でも積み上げないといけないのが人生。

ほんとに一生って積み木みたい
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.9

「居心地の良い不幸より、幸福を選べ」
全ては理解できていないけれど、この言葉にはグッときた。

終始ルイの表情が物悲しげが忘れられない。
ルイが帰宅した嬉しさと、それが意味することの切なさ。
みんな個
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.9

面白かった!
終盤の船内侵入の緊張感から犯人の正体が明かされるまでの時間は、本当に引きつけられた。

けれど、個人的には鑑賞前にレビュー見ていたからどんでん返しを期待しずきてしまった…
十分に、そう来
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ANNA/アナ(2019年製作の映画)

3.8

アナがスタイル抜群でかっこいい!
アクションはもちろん、展開が巧み。何度も別の真相が明らかになって面白みが増す。
さすがリュック・ベンソン監督という感じだった。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

評価が高いだけあって、全く期待を裏切らないし、むしろ超えてきてた。
脚本が素晴らしい。

格差、弱肉強食、蹴落とし合い…エグい。
でもこれが現実社会なのかも。

最後の計画ってどうなっていくのかな。

ファーゴ(1996年製作の映画)

3.9

コーエン兄弟作品を初鑑賞。
これがコーエン兄弟なのか!?
クライムサスペンスとコメディが共存していた。こんな作品始めて。すごく引きつけられた。

極めて残忍な殺人シーンと、その合間に繰り広げられるコメ
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サマーフィーリング(2016年製作の映画)

3.9

『アマンダと僕』のミカエル・アース監督作品ということで期待を込めて鑑賞。

前作に引き続き、遺された者の喪失と再生を描いた静かな良作だった。

ミカエル・アース監督作品では大事な人を失った悲しみを、大
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オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

4.0

実話なのか…
住民や町を守るために人間の無力さを知りながらも立ち向かう男たち使命感と、家で待つ家族の苦悩。

使命感を持つことは、家族には辛い思いをさせることなんだな。
たくさん町や住民を救おうと行け
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.0

ウェス・アンダーソンの世界観を公開初日に満喫してきた!

いつものウェス流にも増し、磨きがかかった構図や色使いには唸らずにはいられない。
さらに今作では雑誌を下地にした映画という試みが面白いし、その他
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永遠の門 ゴッホの見た未来(2018年製作の映画)

3.8

今読んでる原田マハの小説『たゆたえども沈まず』からの繋がりで観賞。

まずはなんといっても圧倒的な映像美。
アルルを初めとしたパリの田舎の壮大な風景は凄い解放感で画面越しでも心洗われた。
そこを歩く場
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.6

ジム・ジャームッシュ監督のぶっ飛びB級ホラー映画。

監督がジム・ジャームッシュで、ビル・マーレイとアダム・ドライバー目当てということで最後までなんとか観賞できた笑

ぶっ飛び映画だから適当に観てたら
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ダンサー そして私たちは踊った(2019年製作の映画)

4.2

陽光が眩しい映像美に映える歌とダンス。
罵り合っても揺るぐことのない家族や仲間との関係。
未知の恋心が初めて湧き上がる瞬間。
何よりダンスを通して表現される社会への反抗。
印象に残るものがたくさんで、
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.0

悲惨で不快で耳を覆いたくなる。
観たことを後悔したと言ってもいいほど全くもって救いがなかった。
お母さんが生きてきた理由に対する答えがこんなにも理不尽だなんて。

「共にいることが何よりも大切」

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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.8

ラストの機関銃ぶっ放しの銃撃戦は見応え十分。こういう映画、定期的に観たくなる。
どうやらジェイソン・ステイサムは不死身らしい…!

荒野にて(2017年製作の映画)

4.1

チャーリーと馬はただただ前に進み続けていた。行き場所がないからと諦める女性とは反対に、無我夢中に手段を選ばず、孤独の中で寂しさを抱えながら自らの運命は自らで決めようとする少年の強さを描いた秀作。心にピ>>続きを読む

ホーム・アローン(1990年製作の映画)

3.7

面白かったー!
でも、子供の頃観た時はもっともっと面白い気がしたんだけど…
記憶の中で勝手に期待を膨らませすぎたのか、はたまた子供だったらから笑いのツボが浅かったのか…

泥棒に仕掛ける罠は巧妙でケビ
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.9

荒廃した社会と人間が生んだサイコパス。
人間の醜い部分が少しずつ少しずつ集まって、それがやがて塊となってしまったような。
誰がアーサーのことを1人の人間として尊重したのか愛したのか。
人が人格を持った
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