minさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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THE WAVE ウェイヴ(2008年製作の映画)

3.7

「独裁」をテーマとする実習がとんでもなく衝撃的すぎる結果となるまでを描いたドイツ映画。

日本の教育現場における「いじめ」という社会問題も異質なものを排除するという独裁に通じるところがあると感じた。ゆ
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ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

4.4

ついに満を辞して観た!

ジェシーが「必ず戻るとはかぎらないかもしれない犬」に成長していた。
Sunset のラストの未練タラタラな様は、まるで哀れな子犬だったのに(笑)

あー、面白い。面白すぎる。
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インビクタス/負けざる者たち(2009年製作の映画)

3.5

1995年のラグビーワールドカップ南アフリカ大会(優勝:南アフリカ)を描いた作品。モーガン・フリーマンとマッド・デイモンということで観たのだけど、監督はクリント・イーストウッドだったのね。

スポーツ
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21グラム(2003年製作の映画)

4.0

人は死ぬと21g軽くなる。

このこと以外にはレビューにもあらすじにも目を通さず観るべし。

主演3人の演技が凄まじい。中でもナオミ・ワッツがいい意味で驚き。

クレヴァニ、愛のトンネル(2014年製作の映画)

1.5

病院での待ち時間に観たんだけど、クレヴァニの緑のトンネルは本当に綺麗だったなぁ…こんな素敵な場所があるって知ることができて良かった。でもそれだけ。

他の人のレビューにあった「厨二病」がまさにそれ!禿
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秘密と嘘(1996年製作の映画)

3.8

皆さんのレビューから知った。
この映画には脚本がなかったことを。

こういうちょっとした社会派まじりの作品はイギリスはほんとうにうまいと思うけれど、それを超える役者のクオリティの高さが凄い上に脚本なし
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ジュリエットからの手紙(2010年製作の映画)

3.7

観光地ではないイタリアの田園風景が素敵。

ジュリエットへ宛てた手紙に返事が届くことは何かで聞いたことがあるけど、それを題材にした話だったのね。
ベタで王道な筋に美しい風景と美味しいワイン、週末の夜に
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

3.9

もう、1作目を観て続きが出てるって知ってたら観るしかないわよ。

あれから9年後にパリで再開した2人。
環境は変わっても2人の間の空気は変わらない。観ている側をやきもきさせるところまで変わらない(笑)
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

3.8

ほぼ会話。しかも一晩。なのになんだか見届けられずにいられない。
主人公たち以上に観てるほうがもどかしいこと極まりない!
目が合いそうで合わせないシーンを含め、なんてリアルなのだろう。

でも、こういう
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.7

パッチワークのような絵本のようなかわいらしい世界で愛の逃避行を敢行する少年と少女の話。

大人が想像するより子どもはずっと大人なんだけど、大人って自分が大人になると忘れちゃうのよね。

仲間っていいね
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ザ・フレーム(2014年製作の映画)

3.2

お互いの人生をテレビドラマとして視ていた男女が、やがてテレビ画面を通して語り合うという不思議な話。
トゥルーマン・ショーのような感覚にパラレルワールド的な要素をプラスした演出で仄暗い寓話的な印象になっ
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.0

「リリーのすべて」という邦題なものの、自分の中の内なる女性であるリリーがすべてになった男性の話。とにかく主演の2人の演技熱がすさまじい。体を張るとはまさにこのこと。しかも芸術。画も小物も役者も芸術だっ>>続きを読む

忠臣蔵(1958年製作の映画)

3.5

この時代の女優のなよる仕草はかなり美しい。

吉良を討ち、本懐を遂げた赤穂浪士一行が永代橋を渡るシーンで終わった演出も時代なのかなと。この後の赤穂浪士の切腹はナレーションや字幕でさえもアナウンスなし。
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.3

第二次世界対戦下、ドイツが誇る世界最強の暗号エニグマを解きあかしたイギリス人天才数学者の話。英国政府が50年以上ひた隠しにした天才数学者アラン・チューリングを演じるのは、ベネディクト・カンバーバッチ。>>続きを読む

ジャズ大名(1986年製作の映画)

3.7

ドリフのコントのセットみたいなところで繰り広げられるどんちゃん騒ぎのセッション。言葉をしのぐコミュニケーション、音!

古い映画だけどそんなに古く感じない不思議な感じ。

タモさんが出ていた(笑)

50/50 フィフティ・フィフティ(2011年製作の映画)

4.0

月曜の夜から泣いた。

主人公はガンの中でも珍しい脊髄の癌を患うこととなる27歳の青年。5年生存確率は50%でありそれがタイトルにもなっている。

クールで穏やかな主人公は、普段から感情を爆発させるこ
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ヤギと男と男と壁と(2009年製作の映画)

3.5

どうしよう…レビューはあらかた酷評の嵐なんだけど、個人的には嫌いじゃなかった。

これだけの豪華な役者をビシッと揃えて、こんなにもアホくさいことをぶちあげるのも相当勇気がいると思う。

ユアン・マクレ
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パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

3.6

アメリカの良心、ケヴィン・コスナーが脱獄犯役?で、ウエスタンな警官がクリント・イーストウッドなの?と思いながら見たら、そうか、そういうことか。

寝不足必至で次の日が辛いとわかっていても最後まで観ずに
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ボルベール <帰郷>(2006年製作の映画)

4.0

構成がとてもよく出来ていて、最後まで観終えてからもう一度観直して頭に?を浮かべつつ流れて行ったシーンたちを納得しながら再確認してしまった。

舞台はスペインのラ・マンチャ。
物語のテーマは酷くて暗くて
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誘惑のアフロディーテ(1995年製作の映画)

3.8

面白かった。
ただ、演出、構成含めて映画よりも舞台向きな感じがした。

運命の奇妙さや皮肉やいたずらや奇跡をギリシャ神話との掛け合いを交えて描いた物語…というと崇高な印象かもしれないけど、主人公は冴え
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タイピスト!(2012年製作の映画)

3.9

下手なファッション映画よりも心踊るような、古き良き時代のファッショナブルな画が111分に渡って溢れる映画。
とにかく、主演女優がキュートで、主人公の家族や友人夫妻をはじめ、脇を固める役者の配役もとても
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オーケストラ!(2009年製作の映画)

3.5

ユダヤ人排斥政策に従わず、楽団を追われたマエストロが、30年の時を経てかつてのオーケストラの楽団員を集めてパリで演奏する話。人種問題にまつわる辛い歴史を背景にしつつもコミカルなシーンもたくさんある作品>>続きを読む

宇宙人ポール(2011年製作の映画)

3.8

けっこういい役者を使っての贅沢なB級。
個人的にはけっこう好き!
「手軽なタイムトラベル」のシーンが地味だけどお気に入り。

元ネタを知らなくても普通に笑えると思うし、私も笑った。ストーリーもベタな王
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カルテット!人生のオペラハウス(2012年製作の映画)

3.8

引退した音楽家たちの終の住処「ビーチャムハウス」が舞台。資金難のハウスを存続させるべく、資金集めを兼ねて行うヴェルディの生誕記念ガラコンサートに奮闘する年老いた音楽家たちの物語。

あまりに淡々として
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

3.9

さんざん泣いた後に笑ってしまった。
あのカンカンと秘書にやられた。

私は昔からジャック・ニコルソンが大好きだと言っては、友人に趣味を疑われてきたけれど、やっぱり金は持っているが下品なオヤジを演じさせ
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パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト(2013年製作の映画)

4.0

劇中の" Io ti penso amore " は必聴。旋律も歌声も映像も素晴らしく美しかったです。
映画全体的にはロンドンの場末感がいい感じでした。
演奏中に次々にバイオリンの弦が切れていき、最後
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.2

170分のインド映画(ええっ!という衝撃的シーンで休憩タイムあり)。

貧富の差が大きく、若者の自殺が多いインド社会に一石を投じた一本で、超難関理系大学でエンジニアを目指す3人の学生の友情の物語。
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あと1センチの恋(2014年製作の映画)

4.0

邦題がよくつけられていて、まさにこのとおり。近すぎて逆にとてつもなく遠い男女2人の半生をたどるラブロマンス。

映画の冒頭シーンに微妙に戻る、ソード・フィッシュ系の手法は個人的に大好きなので、そのシー
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ウンベルトD(1952年製作の映画)

4.0

「年金上げろ」のデモから始まる話。
主人公は家賃を払うことができずアパートを追い出されそうな年金暮らしの老人。

あの手この手を試み彷徨う老人の傍らには1匹の犬。そして犬が名演。
この映画のレビューに
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自転車泥棒(1948年製作の映画)

4.0

戦後の貧しいイタリアが舞台。
質に入れていた自転車を買い戻すことにより、どうにかこうにか職にありついた主人公が勤務中に自転車泥棒にあい、それをひたすら血眼で探す話。

観るのが辛過ぎる。
ハリウッドは
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ヒット・パレード(1948年製作の映画)

4.5

真夜中放映を最後まで観てしまった。
この時代の映画ってストレートなエンターテイメント感が素敵。
セッションシーンは最高です。

ザ・ロック(1996年製作の映画)

3.0

NHKの放映で視聴。

化学兵器が出てきて頭脳系かと思ったら、ドンパチのガテン系。
タランティーノっぽいと思ってwikiを見たら、クエンティン・タランティーノ (リライトクレジットなし)ですって。
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マレーナ(2000年製作の映画)

4.5

久しぶりに映画で感情が様々に動いた。

少年という時代には大志だけでなく、ひたむきにならずにはいられない憧れの存在もまたその先の人生を歩むにあたって必要なのだ。女性の私にはそれ以上はわからないけれど。
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戦国自衛隊(1979年製作の映画)

3.0

けっこうハードな内容だったのね。
ラストシーンの銃×日本刀の皮肉さがなんとも。

ブロークン・トレイル 遥かなる旅路(2006年製作の映画)

3.5

久々の西部劇。だだ、ちょっと変わったストーリー。何百頭もの馬を移動させる行程で、ひょんなことから娼婦として売買される境遇の中国人女子たちを連れて長旅をすることとなったカウボーイが主人公で、悪役はこれま>>続きを読む

アイアン・ソルジャー(2014年製作の映画)

3.6

邦題が酷いし、パッケージのキャッチコピーも違う。

主人公はアフガニスタン帰りのアメリカ軍衛生兵の女性。
任務を終えて帰国したものの、幼い息子にすっかり顔を忘れられてる上に、元旦那の浮気相手は妊娠と色
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