ミナグチさんの映画レビュー・感想・評価

ミナグチ

ミナグチ

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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

3.9

オーストラリアで実際に起きた無差別銃乱射事件を元にした作品。穏やかなシーンが最悪の結末に向かって流れていく感触はとてもヒリついている。実際、犯人の動機は現在も不明とされており、何とも言えない絶望と無気>>続きを読む

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.0

繰り返し続ける2分間のタイムループ。同じ時間の中で、登場人物たちの展開する喜怒哀楽が観ている者の胸を突く。たった2分からは考えられない温かみのある作品。

戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

3.5

コワすぎ!が帰ってきた!本作も安定の白石ワールド炸裂でシリーズファン渇望、ファンサービス満点の最新作。目指せ全米1位!ハリウッドに殴り込みだ!

真・事故物件パート2 全滅(2022年製作の映画)

3.4

前作の陰惨な雰囲気を薄味に、スプラッタ・ロックンロールと言わんばかりに痛快なゴアシーンが炸裂。製作陣のやる気と嬉しそうな顔が画面越しに伝わる快作。

忌怪島/きかいじま(2023年製作の映画)

3.5

アナログな質感の恐怖とデジタルならではのザラ付きが交差する少し不思議な感覚で観れる村シリーズの最新作。悍ましい呪いと島の美しさのコントラストも印象的。

雑魚どもよ、大志を抱け!(2023年製作の映画)

3.8

昭和と平成の間、日本のどこかできっと存在した少年時代に還れる美しくも楽しい、切なくて小っ恥ずかしいジュブナイルムービー。とてもハートフルな気持ちを残してくれる秀作。

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.5

町から離れて湿地で育った少女に突如掛けられた殺人容疑。彼女は本当に人を殺したのか?優しく紐解かれる少女の人生が、真実と共に展開されていく。

レディ・サバイブ/フィアー・ザ・ナイト(2023年製作の映画)

3.3

場所はへんぴな田舎の一軒家、独身さよならガールズパーティをイケイケで開いてたら外から何者かからの狙撃!相手の目的は?生き残る方法は?正体不明の狙撃手と独身さよならガールズの闘いが始まる!

ダークグラス(2021年製作の映画)

3.6

「サスペリア」のダリオ・アルジェルト監督久々の新作。殺人鬼に狙われる盲目の主人公とその逃避行。独特の世界観とテンションがクセになるサスペンスホラー。

ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

3.7

全編ワンショット。少しずつ狂っていく女性たち、少しずつ積み重なる取り返しのつかない過ち。悪意のない狂気が暴発する。

キャラクター(2021年製作の映画)

3.8

Fukaseの演じるサイコ野郎がとにかくハマってて面白い。幸せな家族に贈りたいエンタメ傑作!

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.8

久しぶりにとんでもないスプラッターなゾンビ映画が出てきた。この映画のグロ描写はとにかくスゴい。唖然とする。観終わった時に口があんぐり開いちゃう。

ホーリー・トイレット(2021年製作の映画)

3.6

爆破寸前のトイレに閉じ込められた!このぶっ飛んだ設定に負けず劣らずのぶっ飛び展開が爽快。マジメ系おふざけバキュームムービーの誕生!

FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.7

地上600メートルに取り残された!高過ぎて爽快感すら覚える絶望のワンシチュエーションムービー。高所恐怖症の人は閲覧注意!

あくまのきゅうさい(2018年製作の映画)

3.2

子供の親殺しと言うとてもセンセーショナルな題材の作品。とても惜しい部分も多分にあれど60分ほどとサクッとした尺なので気になった人はとりあえず観てみては。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.5

ジョーダン・ピール監督最新作。前作までの浮く様なユニーク性が地に足を着け、息を呑むドッシリとした空気が重たいちょっと、いや大分不思議な作品。

スパイラル:ソウ オールリセット(2021年製作の映画)

3.6

新しい復讐劇が幕を開けるソウシリーズ新作。今回もゴアシーンてんこ盛り!物語の展開も先が読めない!手に汗焦る伏線だらけの90分から目を逸らすな!

#マンホール(2023年製作の映画)

3.5

マンホールに落っこちちゃったワンシチュエーションホラー。細かいツッコミ所はあれどハラハラドキドキできる一本。

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.9

「君の名は。」「天気の子」と比べると物語の見易さが磨かれた様に思う。個人的には前作の方が好み。

スマイル(2022年製作の映画)

3.8

笑顔が怖い!開幕からエンドロールまでソリッドなセンスが光る新たなアメリカンホラーの傑作!

佇むモンスター(2023年製作の映画)

3.6

溢れるクリエイティビティが劇中ビシャビシャのグシャグシャに散らかっている!なんて映画だとおっかなびっくり調べてみたらあの怪作「イヌ」の監督だったなんて、更にびっくり。

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.0

多様性の時代、それでも窮屈な社会で今を生きるトランスジェンダーの主人公。ストーリー展開と登場人物の描写が非常に丁寧で、難しい題材を素晴らしい一本の映画に纏め上げている。色んな問いの余韻が色濃く残る、忘>>続きを読む

台風クラブ(1985年製作の映画)

3.5

台風がやってくる!そんなソワソワ感やドキドキ感をテーマに爽やかな群像劇…かと思いきや狂気と乱舞の前衛的過ぎた青春映画。この危なさこそ若気の至りなのかも。色んな意味でテレビでは観れないだろうなぁ。

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

4.0

キャッチコピーは「禁断《タブー》が産まれる」。羊の子供、アダの存在は禁断《タブー》から産まれ、生まれた歪みは周りの人間を少しずつ巻き込んでいく。静かに進行する物語は、最終的に全てを正す冷たい定規の様に>>続きを読む

女子高生に殺されたい(2022年製作の映画)

3.7

折り重なったストーリーが丁寧に展開していく様はワクワクのてんこ盛り。タイトル通り女子高生に殺されたい欲望の果て、ラストは圧巻。

“それ”がいる森(2022年製作の映画)

3.5

まさかまさかのそれがそれだったなんてとびっくり仰天のそれ。昔夏休みにやってた邦画ホラーを思い出す懐かしい味わいの作品。

貞子DX(2022年製作の映画)

3.6

「リング」シリーズからソロデビューした「貞子」シリーズの中では個人的に一番面白かったかも。登場キャラも皆さん素敵。すっかりシュールなゆるキャラ化が定着した貞子の新しい活躍を見逃すな!

X エックス(2022年製作の映画)

3.6

A24が贈る蒸し暑い夜におすすめのクソッタレなホラー映画。どこにでもありそうなスプラッタームービーをどこにもなかった新しいベクトルで仕上げた怪作スプラッタームービー。とにかくA24は画に品があって綺麗>>続きを読む

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

3.5

主人公の少年が、大好きだった父親の遺した鍵を巡り、優しい大人達と触れ合う。まるで傷を庇い合う様な人の巡り合いがとても温かい。何もないより失望した方がずっといいと言う言葉がとても印象的。

きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.5

とんでも展開にCG炸裂!パワー全開で挑む、都市伝説「きさらぎ駅」の映像化。期待値はそんなに高くなかったものの元ネタを軸に解釈は新しく、これが意外にも最後まで楽しんじゃった一本。

鬼畜(1978年製作の映画)

3.8

子捨て、子殺しがテーマの松本清張「鬼畜」。何の罪もない子供、悲しい鬼畜の大人達。誰が一番悪いのか、今の邦画にはない重厚な一本。

N号棟(2021年製作の映画)

3.3

これはこれで面白かったけど内容が思いっきり団地版「ミッドサマー」だった。これの元になった幽霊団地騒動を描いて欲しかったかな。

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